JP2538775B2 - エア―ド―ム - Google Patents

エア―ド―ム

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JP2538775B2
JP2538775B2 JP61256159A JP25615986A JP2538775B2 JP 2538775 B2 JP2538775 B2 JP 2538775B2 JP 61256159 A JP61256159 A JP 61256159A JP 25615986 A JP25615986 A JP 25615986A JP 2538775 B2 JP2538775 B2 JP 2538775B2
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秀二 重光
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 産業上の利用分野 本発明は、シート材から成るドームの下側開口縁部を
地面上に気密状態に設置すると共に、該ドーム内に空気
を送り込んで内部空気圧を外気圧より高くして構成した
エアードームに関するものである。
従来の技術 一般に、建築現場等では騒音や埃を発散し、特に都市
の住宅密集地域等においては周囲の環境に多大の悪影響
を与えるため、エアードーム等により覆って外部と遮断
させる必要がある。
そのため、従来、実公昭37−7260号公報に開示されて
いるように、内部の空気圧を外気圧より大きくして膨ら
ませた主体皮膜の下側開口縁をステープル金物により地
面に打ち付けて定着させ、気密を保つための敷膜を上記
開口縁の外側に取り付けたものがあった。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来のエアードームは、ハウスの
下側開口縁の形状変形が不可能であったり、連続的な移
動が簡単には出来ないため、内部での作業がやりにくく
て作業能率が悪かったり、敷膜を土手形により十分に押
さえる必要があり、この押さえが不十分であると、主体
皮膜の内部空気圧により空気漏れが生じて気密が保持で
きない等の問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、ドームの下側開口
縁を作業現場の状況に応じて自由な形状に形成できるだ
けでなく、作業現場の移動に応じて連続的に移動させる
ことができ、また、安定した気密状態を確保することが
でき、さらに、ドーム内の空気圧によりスソシートを地
面に効果的に押さえて、土等による押さえを簡単にする
ことがかのうなエアードームを提供することにある。
[発明の構成] 本発明のエアードームは、シート材から成るドームの
下側開口縁部を地面上に気密状態に設置すると共に、該
ドーム内に空気を送り込んで内部空気圧を外気圧より高
くして構成したエアードームにおいて、上記ドームの下
側開口縁部の全周に亘って定着に十分な重量を有するチ
ェーンを連結したことを特徴とする。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図におよび第2図において、1は略球状の形をし
たドームであって、例えば第3A図に示すように、プラス
チック製のシート材1aとその内側に遮音シート材1bを積
層して構成してある。これらのシート材1aおよび遮音シ
ート材1bは、日光を良く透過するように、透明または半
透明な材料が良い。尚、特に遮音性能を必要としない場
合には、遮音シート1bは省略してもよい。上記遮音シー
ト材1bは、例えば第3B図に示すように、多数の気泡室1
b′を有するシート材であって、一般に緩衝材として用
いられている気泡性プラスチックフィルム等を騒音対策
の条件に応じて多層に積層して構成するとよく、非常に
軽くて安価に構成することができる。しかし、本発明の
ドーム1は上記構造に限定するものではなく、軽量で透
光性を有するフレキシブルシート材料であって、必要に
応じて遮音効果を発揮できる材料であればいずれの材料
であってもよい。
上記ドーム1の一側には、例えばファスナー2aにより
開閉される出入口2が設けてある。この出入口2の材料
は透光性のない別の材料であってもよい。
上記ドーム1の下側開口縁部には定着機能を有するチ
ェーン3が適宜連結されている。該チェーン3は上記ド
ーム1を定着するのに十分な重量を有する。ただし、該
チェーン3は人力により移動可能な重さでもある。ま
た、ドーム1の下側開口部の内側には、第4A図に示すよ
うに、スソシート4が取付られ、第4B図に示すように、
土等を覆せて押え込むと共に、気密性を持たせるように
している。
本実施例のエアードームは以上のように構成されてい
るので、まず、作業現場を取囲むように上記チェーン3
をセットする。このチェーン3は、例えば、本実施例の
チェーンのように移動可能に構成されているので、第6A
図に示すように、付近に杭P等の障害物がある場合で
も、これを避けるように変形させてセットすることが可
能であるばかりでなく、第6B図に示すように、地面等に
凹凸があってもチェーンがこの凹凸に馴染んで安定して
定着せしめることができる。
上記定着部材3のセットが完了したら、これにドーム
1の下端開口部を接続する。尚、予めドーム1に定着部
材3を取付ておいてから、定着部材3をセットするよう
にしてもよい。
次に、第4B図に示すように、スソシート4に土を覆せ
てドーム1の下側開口部を押さえる。この覆土の作業
は、ドーム1の下側開口縁の下側を通して外部から手を
差入れて行なうことも可能であるが、ドーム1の中に入
った方が作業が楽である。ドーム1の中に入り易くする
ため、ドーム1内に空気を送り込んでドーム1を多少膨
らませておくのが良い。
ドーム1の中に空気を送り込む方法としては、例えば
第5図に示すように、ドーム1に空気取入口1cを設けて
おいて、外部に設置した送風機5のダクト5aをこれに接
続するか、又はダクト5aをドーム1の下側開口部から差
込んでもよい。尚、ドーム1内に送り込む空気には有害
ガスが含まれないように、ガス検知および警報装置等を
設けておくとよい。
以上のように、スソシート4に覆土して気密処理が出
来上がると、ドーム1の中に本格的に空気を送り込んで
外気圧より少し高めに保ち、エアードームを構成する。
尚、付近に土がない場合には、これに代えて砂利や粉
砕コンクリート等の適宜押込材料を使用してもよい。
エアードーム内での作業により特に多量の埃が発散す
る場合等には、例えば第5図に示すように、バグフィル
ター6等や吸気装置を設けて、エアードーム内の埃を排
出して、清浄な空気のみ外気に出すようにしてもよい。
尚、本発明における地面には、コンクリート面やアス
ファルト面等の土以外の作業現場基盤面を含む。
また、ドームは球形が構造的にも、また弱い風圧でも
安定しているが、本発明はこれに限定するものではな
く、山型、カマボコ型、円錐型、角錘型、等いずれの形
状であってもよい。
[発明の効果] シート材から成るドームの下側開口縁部を地面上に気
密状態に設置すると共に、該ドーム内に空気を送り込ん
で内部空気圧を外気圧より高くして構成したエアードー
ムにおいて、上記ドームの下側開口縁部の全周に亘って
定着に十分な重量を有するチェーンを連結したので、ド
ーム縁部付近に障害物が存在する場合に、チェーンを地
表面から持ち上げることなく、そのまま地表面上を横に
ずらせて上記障害物を避けるように移動させることが可
能であるばかりでなく、地表面に凹凸が存在しても、チ
ェーンがこの凹凸に馴染んでドームの縁部を地面に確実
に定着せしめることができ、その結果、気密状態を安定
して維持せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエアードームの縦断面図、第2図は出入口側か
ら見た外観図、第3A図はドームの拡大断面図、第3B図は
気泡性プラスチックシート材の切欠斜視図、第4A図はド
ームの下側開口部の構成を示す説明図、第4B図は気密処
理状態の断面図、第5図は作業風景を示す図、第6A図お
よび第6B図はチェーンによる定着状況を各々示す説明図
である。 1……ドーム、1a……プラスチックシート材、1b……遮
音シート材、1b′……気泡室、2……出入口、2a……フ
ァスナー、3……定着部材、4……スソシート、5……
送風器、5a……ダクト、6……バグフィルター、P……
杭。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材から成るドームの下側開口縁部を
    地面に気密状態に定着せしめると共に、該ドーム内に空
    気を送り込んで内部空気圧を外気圧より高くして構成し
    たエアードームにおいて、上記ドームの下側開口縁部の
    全周に亘って、ドームの定着に十分な重量を有するチェ
    ーンを連結したことを特徴とするエアードーム。
JP61256159A 1986-10-28 1986-10-28 エア―ド―ム Expired - Fee Related JP2538775B2 (ja)

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JP6000106B2 (ja) * 2012-12-14 2016-09-28 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 天井作業用養生装置
JP2018096153A (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 株式会社大同機械 騒音工事用エアーテントおよび騒音発生工事の遮音方法

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JPS5932413A (ja) * 1982-08-16 1984-02-21 土佐貿易株式会社 エアテントの固定および下部シ−ル構造

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