JP2538594Y2 - バッテリ把持装置 - Google Patents

バッテリ把持装置

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JP2538594Y2
JP2538594Y2 JP7225791U JP7225791U JP2538594Y2 JP 2538594 Y2 JP2538594 Y2 JP 2538594Y2 JP 7225791 U JP7225791 U JP 7225791U JP 7225791 U JP7225791 U JP 7225791U JP 2538594 Y2 JP2538594 Y2 JP 2538594Y2
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JP
Japan
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battery
clamp
movable
fixed clamp
movable clamp
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JP7225791U
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JPH0516179U (ja
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勉 神谷
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の生産ラインな
どにおいてバッテリ搭載設備に使用するバッテリ把持装
置に関し、特にバッテリ落下防止対策をしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の生産ラインでは、重量物のバッ
テリをロボットにより自動搭載する設備が使用されてい
る。その場合車体側の都合で、チャックをバッテリの底
面に回し込むことができないため、バッテリの対向側面
をはさみつけて摩擦力で保持している。すなわち図3に
示されるように、ロボットアーム21に支持される固定
クランプ22に、可動クランプ23がエアシリンダ装置
24により移動可能に設けられ、固定クランプ22と可
動クランプ23との間にバッテリ25をはさみつけて把
持するようにしている。またバッテリの搬送バンドとし
て、バッテリの下面を支持するように支持部材を構成
し、その全体を支持部材の一端を支点にして揺動可能に
し、さらにバッテリの上面を吸着パッドが吸引するよう
にしたものが、実開昭64−24690号公報に開示さ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のバッテリ自動搭
載設備では、バッテリの両サイドをはさみつける形式で
あるので、バッテリの自重で落下させる可能性があり、
そのような場合、車体を傷つけるという問題があった。
また、バッテリが搭載設備のはさみつけ状態から滑って
掴み姿勢が変化すると、バッテリを正常に車体に搭載で
きなくなってしまう。さらに揺動可能な支持部材と吸引
パッドとを備えた搬送バンドでは、作動が複雑であり、
しかも把持操作中にバッテリを落下させる危険性があ
る。この他、従来のいずれのバッテリ把持装置でも、バ
ッテリのターミナル部分の短絡保護をしておらず、バッ
テリの把持操作で短絡による思わぬ事故を生じることが
あった。そこで本考案は、バッテリ把持装置において、
バッテリの落下を確実に防止できるようにし、かつバッ
テリのターミナル部分での短絡を防止することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、バッテリ把持
装置において上記目的を達成したものであり、そのた
め、固定クランプと可動クランプとの間にバッテリをは
さみつけるようにし、可動クランプはクランプ可動装置
により移動できるようにし、さらに、把持状態のバッテ
リの側面上部位置と下面位置とに移動可能な落下防止爪
を設け、その落下防止爪の先端に落下検知センサを設け
た。
【0005】
【作用】上記のバッテリ把持装置では、固定クランプと
可動クランプとの間にバッテリをはさみつけた後、落下
防止爪をバッテリの下面に移動させる。このため、落下
防止爪により、バッテリの落下、又は滑りにより下降す
るのを阻止することができる。また落下防止爪の先端に
落下検知センサが設けられているので、バッテリの把持
状態が悪く、少しの下降があれば落下検知センサが信号
を発するので、それに基づきバッテリの把持状態を直す
作動に移ることが可能である。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図1、2により説明する。
バッテリ把持装置は、鉛直方向に配置される固定クラン
プ1と可動クランプ2との間にバッテリBをはさむよう
になっている。固定クランプ1の上端に水平部材3が連
結され、その水平部材3は可動クランプ2側に延びて、
それがロボットアームに連結されて移動されるようにな
っている。水平部材3に、伸縮シリンダ装置4が水平方
向に取付けられ、そのロッド先端が可動クランプ2に連
結され、伸縮シリンダ装置4の伸縮により、可動クラン
プ2を鉛直方向に保って固定クランプ1側へ、あるいは
その逆に移動できるようになっている。なお伸縮シリン
ダ装置4には、両側にガイドロッド4aが設けられてい
る。
【0007】固定クランプ1と可動クランプ2がバッテ
リBをはさみつける面の中央部辺りにそれぞれストッパ
5が突設され、固定クランプ1と可動クランプ2との間
にバッテリBをはさみつけた場合にバッテリBのターミ
ナルTが当って、バッテリBを傾けることなく把持でき
るようになっている。また各ストッパ5の下面にゴムな
どの絶縁材6が取付けられ、バッテリを把持した場合
に、各ターミナルT間が短絡しないようになっている。
さらに固定クランプ1と可動クランプ2のバッテリ当接
面にそれぞれ、摩擦材7が取付けられ、把持したバッテ
リが滑らないようにしている。なお絶縁材6は固定クラ
ンプ1側と可動クランプ2側とに設けたが、バッテリB
のターミナルTの位置関係から固定クランプ1のみか、
可動クランプ2のみに設けるようにしてもよい。
【0008】前記固定クランプ1に連結した水平部材3
の側部中央にバッテリの落下防止装置8が取付けられ
る。その構成は、伸縮シリンダ装置9が鉛直方向となる
ように水平部材3に取付けられ、それから下方に突出す
るロッドの先端にジョイント9aが取付けられ、ジョイ
ント9aは支持プレート10の貫通孔に嵌合される。支
持プレート10には伸縮シリンダ装置9の両側に位置す
る2本の連結ロッド11が連結され、両連結ロッド11
の上部にストッパ12が連結される。ストッパ12と伸
縮シリンダ装置9の上端との間にスプリング13が設け
られ、それはストッパ12をロッド伸長側に付勢するよ
うになっている。そして伸縮シリンダ装置9のロッドが
伸長したとき、ストッパ12が前記水平部材3に当たる
まで連結ロッド11と支持プレート10は下降し、その
位置でそれらの下降が規制されるようになっている。
【0009】伸縮シリンダ装置9のロッド先端のジョイ
ント9aの下面にブラケット14を介して落下防止爪1
5が揺動可能に軸支され、その落下防止爪15の他端側
に長孔16が設けられる。なお、ブラケット14は、ジ
ョイント9aが嵌合される支持プレート10の貫通孔よ
り大きく、伸縮シリンダ装置9のロッドの伸長により支
持プレート10はスプリング13により連結ロッド11
を介して押されて下降し、伸縮シリンダ装置9のロッド
が収縮するときは、ブラケット14が支持プレートをス
プリング13に抗して押し上げるようになっている。支
持プレート10に、ブラケット14の取付け位置より内
側の位置にブラケット14より下方に突出するブラケッ
ト17が設けられ、そのブラケット17の下端に突設し
たピン18が落下防止爪15の長孔16に嵌合される。
【0010】よって伸縮シリンダ装置9のロッドを伸長
すれば、スプリング13のスプリング力により連結ロッ
ド11、支持プレート10、落下防止爪15が下降す
る。伸縮シリンダ装置9の伸長によりストッパ12が水
平部材3に当った後にさらに伸長すると、ロッド先端の
ジョイント9aは支持プレート10の貫通孔から下側に
抜け出して所定長さ下降し、ピン18を有するブラケッ
トは下降しないので図1の1点鎖線の状態に落下防止爪
15を揺動させる。そしてこのように揺動した落下防止
爪15は、固定クランプ1と可動クランプ2に把持され
たバッテリBの下面に位置されるので、バッテリBの下
降を阻止することになる。なお伸縮シリンダ装置9のロ
ッドを収縮した状態では、落下防止爪15は図1に示さ
れる様に、把持状態のバッテリBの側面上部に位置され
る。
【0011】さらに、落下防止爪15の先端にスイッチ
等の落下検知センサ19が設けられ、把持状態のバッテ
リBが所定位置より下降していると落下検知センサ19
は押されて正常な把持状態ではないという信号を発する
ようになっている。すなわち図1に示されるように、バ
ッテリの底面が落下検知センサ19に当たらない状態が
正常な把持であり、把持のバッテリが少し下に位置すれ
ば、落下検知センサ19がON作動して異常を検出でき
るようになっている。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、把持状態のバッテリの
下面に落下防止爪を入り込ませるので、バッテリの落下
を阻止することができ、しかも落下防止爪に設けた落下
防止センサにより把持状態の少しの異常を検出できるの
でバッテリの落下を確実に防止でき、常に正常な状態に
バッテリを把持して所定の位置に搭載させることができ
る。またバッテリを固定クランプと可動クランプとの間
にはさみつけた状態では、ターミナル位置に絶縁材が設
けてあるので短絡するようなことがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバッテリ把持装置の側面図である。
【図2】本考案のバッテリ把持装置の正面図である。
【図3】従来のバッテリ把持装置の概略図である。
【符号の説明】
1 固定クランプ 2 可動クランプ 6 絶縁材 9 伸縮シリンダ装置 10 支持プレート 15 落下防止爪 19 落下検知センサ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の組立てなどで使用するバツテリ把
    持装置において、バッテリの1つの側面に当接する固定
    クランプ及び、その固定クランプに対向して移動可能な
    可動クランプと、可動クランプをバッテリの把持と戻し
    方向に移動させるクランプ可動装置と、前記固定クラン
    プと移動クランプとの間に把持したバッテリの側面上部
    位置と下面位置とに落下防止爪をリンク機構を介して伸
    縮シリンダ装置が移動できるように構成するとともに、
    落下防止爪の先端に落下検知センサを設けてなる落下防
    止装置と、を備えたことを特徴とするバッテリ把持装
    置。
  2. 【請求項2】 固定クランプと可動クランプの間に把持
    したバッテリのターミナル上方位置に相当する固定クラ
    ンプおよび/又は可動クランプの部所に、絶縁材が設け
    てある請求項1に記載のバッテリ把持装置。
JP7225791U 1991-08-14 1991-08-14 バッテリ把持装置 Expired - Lifetime JP2538594Y2 (ja)

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JP7225791U JP2538594Y2 (ja) 1991-08-14 1991-08-14 バッテリ把持装置

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JP7225791U JP2538594Y2 (ja) 1991-08-14 1991-08-14 バッテリ把持装置

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JPH0516179U JPH0516179U (ja) 1993-03-02
JP2538594Y2 true JP2538594Y2 (ja) 1997-06-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018126807A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 トヨタ車体株式会社 ワーク搬送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018126807A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 トヨタ車体株式会社 ワーク搬送装置

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JPH0516179U (ja) 1993-03-02

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