JP2538206B2 - ディスクカ―トリッジ用ハブ並びにその製造方法 - Google Patents

ディスクカ―トリッジ用ハブ並びにその製造方法

Info

Publication number
JP2538206B2
JP2538206B2 JP61094148A JP9414886A JP2538206B2 JP 2538206 B2 JP2538206 B2 JP 2538206B2 JP 61094148 A JP61094148 A JP 61094148A JP 9414886 A JP9414886 A JP 9414886A JP 2538206 B2 JP2538206 B2 JP 2538206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
metal member
shaped metal
hub
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61094148A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62250571A (ja
Inventor
建吉 赤岡
晴男 芝
博志 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP61094148A priority Critical patent/JP2538206B2/ja
Publication of JPS62250571A publication Critical patent/JPS62250571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538206B2 publication Critical patent/JP2538206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業状の利用分野 本発明はハードケースを使用したディスクカートリッ
ジ、特にそのディスク状媒体の中央部に固定するハブ並
びにそのハブの製造方法に関する。
従来の技術 従来、フロッピディスクはドライブ(磁気記録再生装
置)に取り付けたり、取り外して保管や移動ができる交
換可能形の情報記録媒体として広く用いられている。こ
のようなフロッピディスクには、通常薄くて柔軟な塩化
ビニルなどのジャケットが、ディスク保護用のケースと
して用いられている。しかし、そのようなジャケットで
はディスクの保護が十分でないため、厚くて変形しにく
い強固なハードケースを採用し、そのハードケース内部
にディスクを回転可能に収容したものがディスクカート
リッジである。そのディスクは中央部にドライブの回転
時と係合するハブを備えている。このハブの基部を構成
するのが第2図に示すような円盤状金属部材10であり、
その一方のリング状主面12からハードケースのディスク
駆動用窓に嵌入してディスクの位置を決める樹脂成形壁
部材(図示なし)が突設し、回転体としてバランスのよ
い形状を形成する。そのために、円盤状金属部材10の中
心には駆動軸挿入用窓14があり、その主面12の幅方向中
間には円周に沿って、多数の対をなす樹脂注入穴16(16
a、16b)が等間隔に穿設されている。さらに他方のリン
グ状主面には同一円周に沿って、それらの対をなす樹脂
注入穴16を結ぶ凹部(図示なし)が多数等間隔にプレス
加工により配設されるため、主面12にはそれらの凹部に
対する位置に各凸部18が自然に形成されることになる。
そのような凸部18を連ねて、それらの上にリング状に壁
部材を樹脂成形によって突設させる工程では、樹脂は各
注入穴16から凹部に入って凝固し、それらを互いに架橋
する。したがって、樹脂成形壁部材は抜け止めを施され
たことになり、円盤状金属部材10に強固に保持されてい
る。なお、このハブの製造におけるような金属片に樹脂
成形を施す方法は、一般にアウトサート成形と言われ、
近来電子部品等で広く行なわれている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、そのような円盤状金属部材10に壁部材
を樹脂成形する製造工程では金型を用い、その中に円盤
状金属部材10を設置して固定しなければならないが、そ
の位置を正確に決定することが困難であり、作業性が劣
ると共に、金型開閉時に円盤状金属部材10が位置ずれを
起こし易く、ハブの形状精度が出ず、金型破損の危険性
が高くなる。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされた
ものであり、円盤状金属部材を改善することによって、
製作時の作業性に優れているディスクカートリッジ用ハ
ブと、形状精度が優れ、金型を破損することのないハブ
の製造方法とを提供することを目的とする。
問題点を解決するため手段 上記目的を達成するための手段を、以下実施例に対応
する第1図を用いて説明する。
このディスクカートリッジ用ハブはディスク状媒体の
中央部に固定するものであり、円盤状金属部材36と樹脂
部材とからなる。しかも、その円盤状金属部材36には外
周に1個の切り欠き62を設ける。
そして、上記ハブの製造方法では円盤状金属部材36を
樹脂成形用金型内に固定して樹脂部材を一体成形すると
いう工程を踏む。しかも、その円盤状金属部材36を金型
内に固定する際に、円盤状金属部材36の外周に設けた1
個の切り欠き62を金型内に設けた切り欠き62に対応する
突出部に挿入して位置決めする。
作用 上記手段は次のように作用する。
円盤状金属部材36の外周に少なくとも1個切り欠き62
を設けると、金型内における円盤状金属部材36の外周に
1個の切り欠き62を設けると、金型内で円盤状金属部材
36の位置を切り欠き62を基準にして決定することができ
るため、円盤状金属部材36の位置決めを素早く、正確に
行なえる。
又、円盤状金属部材36を金型内を固定する際、円盤状
金属部材36の外周に設けた1個の切り欠き62を金型内を
設けた切り欠き62に対応する突出部に挿入して位置決め
すると、金型内に設置した円盤状金属部材36を切り欠き
62の位置で固定できるため、金型開閉時などに円盤状金
属部材36が回転方向などに位置ずれを起こすことがな
い。
実施例 以下、添附図面に基づいて、本発明の実施例を説明す
る。
第1図は、第4図に示したハブの基部を構成する円盤
状金属部材の一主面を示す平面図である。第3図は、本
発明を適用した電子式スチルカメラ用のディスクカート
リッジの外観を示す平面図である。第4図は、第3図の
ハブ付近のみを示すA−A線拡大断面図である。図中、
20は上下のケースから成るハードケースである。そのハ
ードケース20内にはヘッド挿入用窓22、ディスク駆動用
窓24などが開けられている。なお、26、28はディスクカ
ートリッジをドライブに装着する際に用いる基準穴であ
る。このハードケース20の内部にはディスク30が回転可
能に収容されている。しかし、このままではヘッド挿入
用窓22やディスク駆動用窓24などからディスク30が外部
に露出する。そこで、塵埃の付着防止などを配慮して、
ヘッド挿入用窓22にはシャッター32を設け、ディスク駆
動用窓24にはディスク30の中心に備えたハブ34の一部を
臨ませている。
このハブ34の基部となるのが平行なリング状の2主面
を有する円盤状金属部材36である。その部材36の一方の
主面38は上ケース側に、他方の主面40は下ケース側にそ
れぞれ配置される。又、その中央には駆動軸挿入用穴42
があり、そのリング状主面の幅方向中間には円周に沿っ
て、多数の対をなす樹脂注入穴44(44a、44b)が等間隔
に穿設されている。さらに主面38には同一円周に沿っ
て、それらの対をなす樹脂注入穴44を結ぶ凹部46が多数
等間隔にプレス加工により配設される。そのため、主面
40にはその凹部46に対応する位置に凸部48が自然に形成
されることになる。この主面40は円周に沿って並んだ多
数の凸部48を境にして、内外二重のリング状の面部分に
区分されている。
それら凸部48上に、下ケースのディスク駆動用窓に嵌
入してディスク30の位置を決めるリング状の壁部材50を
樹脂成形によって突設するには、第5図に示すような金
型を用いる。そのような凸部48を連ねてそれらの上に、
リング状に壁部材50を樹脂成形によって突設する工程
で、樹脂は注入穴44から凹部46に入って凝固し、それら
を互いに架橋する。その結果、樹脂成形壁部材50は抜け
止めを施されたことになり、円盤状金属部材36に強固に
保持される。又、同時に樹脂成形によって、駆動軸挿入
用穴42の内周を被ってPGヨーク52に沿って突出する円筒
状の壁部材54も形成される。なお、第5図は第1図に示
す円盤状金属部材36のB−B線断面位置に対応し、図中
の56は固定側金型、58は可動側金型、60は可動側金型の
中駒である。このような金型中における円盤状金属部材
36に対する樹脂成形壁部剤50、54の一体化によりハブ34
が完成する。その際、円盤状金属部材36の外周に、第1
図に示すような半円形の切り欠き62を1個設けておく
と、金型内における円盤状金属部材36の位置はその切り
欠き62を基準にして決定することができるため、正確な
位置決めが素早く行なえる。又、金属開閉時などに切り
欠き62に可動側金型58からピンを挿入して、その位置を
固定しておくと、回転方向などに位置ずれを起こすこと
がないため、ハブ34の形状精度を出すことができると共
に、第6図に示すように円盤状金属部材36の樹脂成形壁
部材を突設する個所64に凸部48があっても、その凸部4
の隅部49で固定側金型58の隅部57を破損することもな
い。なお、第7図は第1図に示す円盤状金属部材36のC
−C線断面位置に対応する金型内でのハブ成形工程図で
ある。
上述したハブ34の樹脂成形壁部材50に対する抜け止め
用凹部46付近を含めた主面38の外方のリング状面部分を
フランジ部とし、そこにディスク30を接着剤を用いて張
り付けて固着する。その固着部65と円筒状壁部材54の外
側にキャップ66を被せて覆い、ディスク30の外れを防
ぐ。このキャップ66が上ケースに設けられたディスク駆
動用窓24に嵌入すると、ハードケース20内におけるディ
スク30の上ケースに対する位置が決定されることにな
る。
次に、本発明による円盤状金属部材の他の例を示して
おく。第8図、及び第9図は共に、第1図と同様に各円
盤状金属部材68、70の外周に、1個の切り欠きを設けた
ものであるが、いずれも切り欠き72、74の形状が異なっ
ている。
発明の効果 以上説明した本発明によれば、円盤状金属部材の外周
に1個の切り欠きを設けておくため、金型内で円盤状金
属部材の位置を切り欠きを基準にして決定でき、円盤状
金属部材の位置決めを素早く、正確に行なえる。それ
故、ハブ製作時の作業性が向上する。
又、円盤状金属部材を金型内に固定する際、円盤状金
属部材の外周に設けた1個の切り欠きを金型内に設けた
その切り欠きに対応する突出部に挿入して位置決めする
と、金型内に設置した円盤状金属部材を切り欠きの位置
で固定できる。それ故、金型開閉時などに円盤状金属部
材が回転方向などに位置ずれを起こすことがなく、ハブ
の形状精度が向上する。しかも、円盤状金属部材で金型
を破損する危険性もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第4図に示した円盤状金属部材の一主面を示
す平面図である。 第2図は、従来の円盤状金属部材の一主面を示す平面図
である。 第3図は、本発明を適用した電子式スチルカメラ用のデ
ィスクカートリッジの外観を示す平面図である。 第4図は、第3図のハブ付近のみを示すA−A線拡大断
面図である。 第5図は、第1図に示した円盤状金属部材のB−B線断
面位置に対応する金型内でのハブ成形工程図である。 第6図は、金型中に円盤状金属部材を設置したその抜け
止め用凹部付近を示す状態図である。 第7図は、第1図に示した円盤状金属部材のC−C線断
面位置に対応する金型内でのハブ成形工程図である。 第8図、及び第9図は、本発明による円盤状金属部材の
他の例を示す図である。 20……ハードケース、22……ヘッド挿入用窓、24……デ
ィスク駆動用窓、30……ディスク、32……シャッター、
34……ハブ、36、68、70……円盤状金属部材、38、40…
…主面、42……駆動軸挿入用穴、44……樹脂注入穴、46
……凹部、48……凸部、50……リング状樹脂成形壁部
材、54……円筒状樹脂成形壁部材、56……固定側金型、
58……可動側金型、60……中駒、62、72、74、78……切
り欠き、64……リング状樹脂成形壁部材の突設個所、65
……固着部、66……キャップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状媒体の中央部に固定される、円
    盤状金属部材と樹脂部材とからなるディスクカートリッ
    ジ用ハブにおいて、上記円盤状金属部材の外周に1個の
    切り欠きを設けることを特徴とするディスクカートリッ
    ジ用ハブ。
  2. 【請求項2】円盤状金属部材を樹脂成形用金型内に固定
    して樹脂部材を一体成形するディスクカートリッジ用ハ
    ブの製造方法において、上記円盤状金属部材を金型内に
    固定する際、円盤状金属部材の外周に設けた1個の切り
    欠きを金型内に設けた前記切り欠きに対応する突出部に
    挿入して位置決めすることを特徴とするディスクカート
    リッジ用ハブの製造方法。
JP61094148A 1986-04-23 1986-04-23 ディスクカ―トリッジ用ハブ並びにその製造方法 Expired - Lifetime JP2538206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61094148A JP2538206B2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23 ディスクカ―トリッジ用ハブ並びにその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61094148A JP2538206B2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23 ディスクカ―トリッジ用ハブ並びにその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62250571A JPS62250571A (ja) 1987-10-31
JP2538206B2 true JP2538206B2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=14102296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61094148A Expired - Lifetime JP2538206B2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23 ディスクカ―トリッジ用ハブ並びにその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2538206B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3498099B2 (ja) * 1993-04-27 2004-02-16 ソニー株式会社 記録媒体ディスク

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643909Y2 (ja) * 1982-11-01 1994-11-14 ソニー株式会社 磁気ディスク保護装置
JPS60159574U (ja) * 1984-03-29 1985-10-23 日本ビクター株式会社 可撓性磁気デイスク
JPS61113178A (ja) * 1984-11-07 1986-05-31 Hitachi Maxell Ltd 記録デイスク
JPS6277477U (ja) * 1985-11-05 1987-05-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62250571A (ja) 1987-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4698714A (en) Flexible magnetic disc cassette
US20030174640A1 (en) Disk cartridge forming member for disk cartridge, and method of manufacturing inner shell
US4688128A (en) Magnetic tape cassette having two layered portions
KR930006810B1 (ko) 내마모 웨어 버튼을 가지는 비디오 카세트의 테이프 스푸울
US4773614A (en) Tape cassette
EP0139146B1 (en) Recording disc cartridge
JP2538206B2 (ja) ディスクカ―トリッジ用ハブ並びにその製造方法
JPH075589Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3630268B2 (ja) 磁気テープカートリッジ用リール
JPS5843099Y2 (ja) カセツトデイスク
JPH0643909Y2 (ja) 磁気ディスク保護装置
JPH0240624Y2 (ja)
JPS5843569Y2 (ja) 蝶番機構
JPH073482Y2 (ja) 磁気ディスク体
JPH08224755A (ja) フロッピーディスクのハーフケース成形用金型
JPH0636550Y2 (ja) 磁気テープカセット
JPH09282835A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JPS61115282A (ja) 記録デイスク
EP0320492B1 (en) Recording disc cartridge
JPH0240630Y2 (ja)
JPH0548545B2 (ja)
JPH0513353B2 (ja)
JPH0333986Y2 (ja)
US4760482A (en) Outwardly tensioned magnetic disc cartridge
JPH0624051Y2 (ja) ディスクハブ