JP2537502B2 - 1−置換−1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンおよび類縁体 - Google Patents
1−置換−1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンおよび類縁体Info
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- JP2537502B2 JP2537502B2 JP62015037A JP1503787A JP2537502B2 JP 2537502 B2 JP2537502 B2 JP 2537502B2 JP 62015037 A JP62015037 A JP 62015037A JP 1503787 A JP1503787 A JP 1503787A JP 2537502 B2 JP2537502 B2 JP 2537502B2
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- C07F9/94—Bismuth compounds
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は1−置換−1,4,7−トリスカルボキシメチル
−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンおよび類塩体、
更に詳しくは、金属原子と錯体を形成しうる金属キレー
ト配位子であって、医療診断に有用な新規化合物に関す
る。
−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンおよび類塩体、
更に詳しくは、金属原子と錯体を形成しうる金属キレー
ト配位子であって、医療診断に有用な新規化合物に関す
る。
従来技術 金属キレート配位子は、診断医療において造影剤や緩
和(relaxation)増進剤として有用である。X線像映
(imaging)、放射性核種像映、超音波像映および磁性
共鳴像映はそれぞれ、キレート配位子に結合した金属原
子の使用によって高めることができる。たとえば、キレ
ート配位子は99mTc、111In、67Ga、140La、169Ybまたは
他の放射性金属イオンとキレート錯体とすることにより
放射性医療品となり得る。キレート配位子は、ランタニ
ド類、タンタル、ビスマスまたは分子量が沃素よりも大
きい他の元素の安定なアイソトープと複合し、得られる
錯体はX線を十分に吸収し、X線造影剤として作用する
ことができる。また、X線像映に有用な薬剤は超音波放
射を十分に吸収、反射または散乱せしめ、超音波剤(ul
trasound agent)として使用することができる。キレー
ト配位子を対称的電子基底状態を有する常磁性金属原子
(たとえばGd+3、Mn+2、またはFe+3と複合させると、得
られる錯体はスピン緩和触媒として有用で、磁性共鳴像
映(またはNMR像映としても公知)において造影剤とし
て使用される。キレート化剤を非対称的電子基底状態を
有する常磁性金属原子[たとえばジスプロシウム(II
I)、ホルミウム(III)およびエルビウム(III)]と
複合させると、得られる錯体は磁性共鳴像映または磁性
共鳴インビボ分光分析における化学移動剤として有用で
ある。キレート化剤をビスマスまたはタンタルと複合さ
せると、得られる錯体はX線像映の造影剤として有用で
ある。
和(relaxation)増進剤として有用である。X線像映
(imaging)、放射性核種像映、超音波像映および磁性
共鳴像映はそれぞれ、キレート配位子に結合した金属原
子の使用によって高めることができる。たとえば、キレ
ート配位子は99mTc、111In、67Ga、140La、169Ybまたは
他の放射性金属イオンとキレート錯体とすることにより
放射性医療品となり得る。キレート配位子は、ランタニ
ド類、タンタル、ビスマスまたは分子量が沃素よりも大
きい他の元素の安定なアイソトープと複合し、得られる
錯体はX線を十分に吸収し、X線造影剤として作用する
ことができる。また、X線像映に有用な薬剤は超音波放
射を十分に吸収、反射または散乱せしめ、超音波剤(ul
trasound agent)として使用することができる。キレー
ト配位子を対称的電子基底状態を有する常磁性金属原子
(たとえばGd+3、Mn+2、またはFe+3と複合させると、得
られる錯体はスピン緩和触媒として有用で、磁性共鳴像
映(またはNMR像映としても公知)において造影剤とし
て使用される。キレート化剤を非対称的電子基底状態を
有する常磁性金属原子[たとえばジスプロシウム(II
I)、ホルミウム(III)およびエルビウム(III)]と
複合させると、得られる錯体は磁性共鳴像映または磁性
共鳴インビボ分光分析における化学移動剤として有用で
ある。キレート化剤をビスマスまたはタンタルと複合さ
せると、得られる錯体はX線像映の造影剤として有用で
ある。
本発明の目的は、新しい金属キレート配位子を提供す
ることである。
ることである。
本発明の他の目的は、その金属キレート錯体が低オス
モル濃度を持つ金属キレート配位子を提供することであ
る。
モル濃度を持つ金属キレート配位子を提供することであ
る。
本発明の更に他の目的は、その金属キレート錯体が低
い急性毒性を持つ金属キレート配位子を提供することで
ある。
い急性毒性を持つ金属キレート配位子を提供することで
ある。
本発明の更に他の目的は、常磁性金属原子と複合させ
たときに、磁性共鳴像映において緩和触媒として良好な
効力を持つ金属キレート配位子を提供することである。
たときに、磁性共鳴像映において緩和触媒として良好な
効力を持つ金属キレート配位子を提供することである。
発明の構成と効果 これらの目的や、本発明実施者が理解する他の目的
は、下記式[I]の金属キレート配位子によって達成さ
れる。
は、下記式[I]の金属キレート配位子によって達成さ
れる。
式[I]において、および本明細書を通じて、用いる
記号の定義は以下の通りである。
記号の定義は以下の通りである。
Yは酸素または R1は水素、アルキル、アリールアルキルまたはアリー
ル、および R2は水素またはアルキルである。
ル、および R2は水素またはアルキルである。
本明細書を通じて用いる語句「アルキル」および「ア
ルコキシ」とは、直鎖および分枝鎖基の両方を指称し、
炭素数1〜の基が好ましく、メチルが最も好ましいアル
キル基である。
ルコキシ」とは、直鎖および分枝鎖基の両方を指称し、
炭素数1〜の基が好ましく、メチルが最も好ましいアル
キル基である。
本明細書を通じて用いる語句「アリール」とは、フェ
ニルおよび置換フェニルを指称する。好ましい置換フェ
ニル基は、1,2または3個のハロゲン、ヒドロキシル、
アルキル、アルコキシ、カルバモイルまたはカルボキシ
ルで置換したものである。
ニルおよび置換フェニルを指称する。好ましい置換フェ
ニル基は、1,2または3個のハロゲン、ヒドロキシル、
アルキル、アルコキシ、カルバモイルまたはカルボキシ
ルで置換したものである。
式[I]の金属キレート配位子およびその塩は、常磁
性金属原子と錯体を形成し、磁性共鳴像映の緩和増進剤
として使用することができる。これらの薬剤は、哺乳動
物宿主(たとえばヒト)に投与すると、磁性共鳴像影剤
(imager)からの無線周波数エネルギーの吸収によって
励起した体内のプロトンの緩和は触媒作用を示す。この
励起したプロトンの緩和速度の加速によって、宿主を磁
性共鳴像映剤と共に走査するとき、異なるコントラスト
の映像が提供される。磁性共鳴像映剤を用いて薬剤の投
与前後の各種時間の映像を記録し、また組織内の薬剤の
存在によって生じる映像の差異によって診断する。プロ
トン磁性共鳴像映において、配位子[I]と複合せしめ
る金属としては、カドリニウム(III)、マンガン(I
I)、クロム(III)および鉄(III)などの常磁性金属
原子(これらは全て対称的電子配置を持つ常磁性金属原
子)が好ましく、また常磁性が最も高く、毒性が低いと
いう事実からカドリニウム(III)が最も好ましい。
性金属原子と錯体を形成し、磁性共鳴像映の緩和増進剤
として使用することができる。これらの薬剤は、哺乳動
物宿主(たとえばヒト)に投与すると、磁性共鳴像影剤
(imager)からの無線周波数エネルギーの吸収によって
励起した体内のプロトンの緩和は触媒作用を示す。この
励起したプロトンの緩和速度の加速によって、宿主を磁
性共鳴像映剤と共に走査するとき、異なるコントラスト
の映像が提供される。磁性共鳴像映剤を用いて薬剤の投
与前後の各種時間の映像を記録し、また組織内の薬剤の
存在によって生じる映像の差異によって診断する。プロ
トン磁性共鳴像映において、配位子[I]と複合せしめ
る金属としては、カドリニウム(III)、マンガン(I
I)、クロム(III)および鉄(III)などの常磁性金属
原子(これらは全て対称的電子配置を持つ常磁性金属原
子)が好ましく、また常磁性が最も高く、毒性が低いと
いう事実からカドリニウム(III)が最も好ましい。
本発明の金属キレート配位子[I]をランタニド(原
子番号58〜71)と複合せしめ磁性共鳴像映または磁性共
鳴インビボスペクトルの化学移動剤として使用すること
ができる。
子番号58〜71)と複合せしめ磁性共鳴像映または磁性共
鳴インビボスペクトルの化学移動剤として使用すること
ができる。
本発明の金属キレート配位子[I]に対して上述の用
途が好ましいが、診断分野で操作する者が認識する点
は、当該配位子が適当な金属と複合して、X線像映、放
射性核種像映および超音波像映の造影剤としても使用し
うることである。
途が好ましいが、診断分野で操作する者が認識する点
は、当該配位子が適当な金属と複合して、X線像映、放
射性核種像映および超音波像映の造影剤としても使用し
うることである。
本発明配位子を像映用に使用するためには、先ず適当
な金属と複合させなければならない。この複合は当該分
野で公知の方法により行うことができる。たとえば、金
属をオキシドまたはハライドの形状で水に加え、等モル
量の配位子[I]で処理することができる。配位子は水
溶液で加えることができる。また必要に応じて、希酸ま
たは希塩基を加え、pHを中性に維持することができる。
100℃もの高い温度にて4時間までの加熱が必要な場合
が時折あるが、これは金属およびキレート化剤の濃度に
基づく。
な金属と複合させなければならない。この複合は当該分
野で公知の方法により行うことができる。たとえば、金
属をオキシドまたはハライドの形状で水に加え、等モル
量の配位子[I]で処理することができる。配位子は水
溶液で加えることができる。また必要に応じて、希酸ま
たは希塩基を加え、pHを中性に維持することができる。
100℃もの高い温度にて4時間までの加熱が必要な場合
が時折あるが、これは金属およびキレート化剤の濃度に
基づく。
また本発明配位子の金属錯体の医薬的に許容しうる塩
も、像映剤として有用である。これらの塩は、前記製造
の金属錯体が依然として溶解状態にある間に、塩基(た
とえば水酸化アルカリ金属、メグルミンまたはアルギニ
ン)を用いて金属錯体を中和することにより製造するこ
とができる。金属錯体の幾つかは、外形上未荷電のもの
で、対イオンなどのカチオンを要しない。かかる中性錯
体が荷電錯体より優先されるが、これはその低オスモル
濃度に基づき大きな生理的耐性の溶液を提供するためで
ある。
も、像映剤として有用である。これらの塩は、前記製造
の金属錯体が依然として溶解状態にある間に、塩基(た
とえば水酸化アルカリ金属、メグルミンまたはアルギニ
ン)を用いて金属錯体を中和することにより製造するこ
とができる。金属錯体の幾つかは、外形上未荷電のもの
で、対イオンなどのカチオンを要しない。かかる中性錯
体が荷電錯体より優先されるが、これはその低オスモル
濃度に基づき大きな生理的耐性の溶液を提供するためで
ある。
キレート錯体の殺菌水溶液は、哺乳動物(たとえばヒ
ト)に対して0.003〜1.0モルの濃度で、経口的、クモ膜
下(特に静脈注射)で投与することができる。たとえ
ば、磁性共鳴像映を用いて犬の脳損傷を視覚するのに、
配位子[I]のカドリニウム錯体を、0.05〜0.5ミリモ
ル/kg(動物体重)、好ましくは0.1〜0.25ミリモル/kg
の用量にて静脈注射で投与することかできる。腎臓を視
覚する場合の用量は、0.05〜0.25ミリモル/kgが好まし
い。心臓を視覚する場合の用量は、0.25〜1.0ミリモル/
kgが好ましい。配合物のpHは約6.0〜8.0、好ましくは約
6.5〜7.5である。生理的に許容しうる緩衝剤[たとえば
トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン]や他の生理
的に許容しうる添加剤(たとえばパラベン類などの安定
剤)を存在させてよい。
ト)に対して0.003〜1.0モルの濃度で、経口的、クモ膜
下(特に静脈注射)で投与することができる。たとえ
ば、磁性共鳴像映を用いて犬の脳損傷を視覚するのに、
配位子[I]のカドリニウム錯体を、0.05〜0.5ミリモ
ル/kg(動物体重)、好ましくは0.1〜0.25ミリモル/kg
の用量にて静脈注射で投与することかできる。腎臓を視
覚する場合の用量は、0.05〜0.25ミリモル/kgが好まし
い。心臓を視覚する場合の用量は、0.25〜1.0ミリモル/
kgが好ましい。配合物のpHは約6.0〜8.0、好ましくは約
6.5〜7.5である。生理的に許容しうる緩衝剤[たとえば
トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン]や他の生理
的に許容しうる添加剤(たとえばパラベン類などの安定
剤)を存在させてよい。
本発明化合物[I]は、式: の化合物を、式: (式中、Xは塩素、臭素または沃素などの容易に置換し
うる基) の反応性酸誘導体と反応させることにより、製造するこ
とができる。
うる基) の反応性酸誘導体と反応させることにより、製造するこ
とができる。
Yが酸素または (−NH−を除く)である本発明化合物[I]の製造の場
合、上述の化合物[II]と化合物[III]の反応は、pH
約9〜10の水中で行うのが好ましい(最も好ましいのは
pH約9.5)。反応は約50〜80℃に加温した場合に最も容
易に進行する。水酸化アルカリ金属または水酸化テトラ
アルキルアンモニウムなどの塩基を用いて、反応pHを調
整および維持することができる。反応の終了後(通常は
約6〜18時間)、冷却せしめ(約21℃に)、次いで酸性
化(たとえば塩酸使用)する。
合、上述の化合物[II]と化合物[III]の反応は、pH
約9〜10の水中で行うのが好ましい(最も好ましいのは
pH約9.5)。反応は約50〜80℃に加温した場合に最も容
易に進行する。水酸化アルカリ金属または水酸化テトラ
アルキルアンモニウムなどの塩基を用いて、反応pHを調
整および維持することができる。反応の終了後(通常は
約6〜18時間)、冷却せしめ(約21℃に)、次いで酸性
化(たとえば塩酸使用)する。
Yが−NH−である本発明化合物[I]の製造の場合、
上述の化合物[II]と化合物[III]の反応は、pH約8.5
〜9の水中で行うのが好ましく、反応温度を約45〜55℃
に維持する。反応においては、最初にわずか2当量ほど
の化合物[III]を加え、次いで反応の開始後約2〜3
時間から初めてさらに当量の化合物[III]を少量づつ
加えるのが好ましい。全反応時間は約8〜24時間が好ま
しい。モノ,ジ,トリおよびテトラ置換誘導体を含む反
応混合物から、選択沈殿、クロマトグラフィーおよび結
晶化などの通常の方法で、所望のトリ置換生成物を分離
することができる。
上述の化合物[II]と化合物[III]の反応は、pH約8.5
〜9の水中で行うのが好ましく、反応温度を約45〜55℃
に維持する。反応においては、最初にわずか2当量ほど
の化合物[III]を加え、次いで反応の開始後約2〜3
時間から初めてさらに当量の化合物[III]を少量づつ
加えるのが好ましい。全反応時間は約8〜24時間が好ま
しい。モノ,ジ,トリおよびテトラ置換誘導体を含む反
応混合物から、選択沈殿、クロマトグラフィーおよび結
晶化などの通常の方法で、所望のトリ置換生成物を分離
することができる。
本発明化合物を製造する他の合成法は、当業者にとっ
て自明である。たとえば、Yが R1がアルキル、アリールアルキルまたはアリールである
本発明化合物[I]は、Yが−NH−である対応化合物
[I]のアルキル化によって、製造することができる。
Yが−NH−である本発明化合物[I]は、Yが R1がベンジルである対応化合物[I]の脱ベンジル化に
よって、製造することができる。脱ベンジル化反応は、
接触水素添加で行うことができる。
て自明である。たとえば、Yが R1がアルキル、アリールアルキルまたはアリールである
本発明化合物[I]は、Yが−NH−である対応化合物
[I]のアルキル化によって、製造することができる。
Yが−NH−である本発明化合物[I]は、Yが R1がベンジルである対応化合物[I]の脱ベンジル化に
よって、製造することができる。脱ベンジル化反応は、
接触水素添加で行うことができる。
Yが酸素または−NH−である出発化合物[II]は公知
である。Yが R1がアルキル、アリールアルキルまたはアリール(以
下、これらの基をR1′と称す)である化合物[II]は新
規で、これ自体本発明の不可欠部を構成する。これらは
Yが−NH−である化合物[II]から、通常のアルキル化
法を用いて製造することができる。
である。Yが R1がアルキル、アリールアルキルまたはアリール(以
下、これらの基をR1′と称す)である化合物[II]は新
規で、これ自体本発明の不可欠部を構成する。これらは
Yが−NH−である化合物[II]から、通常のアルキル化
法を用いて製造することができる。
別法として、Yが である出発化合物[II]は先ず、ジエタノールアミンの
1,4,7−トリトシレートを4−置換1,4,5−トリアザヘプ
タンの1,7−ジトシレートと反応させて、式: (式中、Tsはトシル(p−トルエンスルホニル)基) の化合物を得ることにより、製造することができる。こ
の一般的方法(ポリアザ高分子シクロ化合物へ)は、
「Org.Synth.」(58、86頁、1978年)に記載されてい
る。4−置換1,4,7−トリアザヘプタン類は、米国特許
第3201472号に記載の方法を用いて製造することができ
る。
1,4,7−トリトシレートを4−置換1,4,5−トリアザヘプ
タンの1,7−ジトシレートと反応させて、式: (式中、Tsはトシル(p−トルエンスルホニル)基) の化合物を得ることにより、製造することができる。こ
の一般的方法(ポリアザ高分子シクロ化合物へ)は、
「Org.Synth.」(58、86頁、1978年)に記載されてい
る。4−置換1,4,7−トリアザヘプタン類は、米国特許
第3201472号に記載の方法を用いて製造することができ
る。
化合物[IV]からトシル基を脱離して、所望のYが である化合物[II]を得る。この脱離は、酸加水分解
(たとえば濃硫酸または臭酸を酢酸およびフェノールと
使用)または還元性開裂(たとえば水素化リチウムアル
ミニウムまたはナトリウム/液体アンモニアを使用)に
よって行うことができる。
(たとえば濃硫酸または臭酸を酢酸およびフェノールと
使用)または還元性開裂(たとえば水素化リチウムアル
ミニウムまたはナトリウム/液体アンモニアを使用)に
よって行うことができる。
別法として、Yが である出発物質[II]、対応する式: の化合物を還元(オキシ塩化リンまたは五塩化リンおよ
び亜鉛またはホウ水素化ナトリウム、水素化リチウムア
ルミニウム、またはボランを使用)することによって、
製造することができる。化合物[V]は、ジエチレント
リアミンと置換イミノジ酢酸のジエステル、すなわち
式: の化合物との閉環縮合により、製造することができる。
び亜鉛またはホウ水素化ナトリウム、水素化リチウムア
ルミニウム、またはボランを使用)することによって、
製造することができる。化合物[V]は、ジエチレント
リアミンと置換イミノジ酢酸のジエステル、すなわち
式: の化合物との閉環縮合により、製造することができる。
次に挙げる実施例は、本発明の特別な具体例である。
実施例1 4,7,10−トリスカルボキシメチル−1−オキサ−4,7,10
−トリアザシクロドデカンの製造:− 20mlの水中の8.00g(24.8ミリモル)の1−オキサ−
4,7,10−トリアザシクロドデカン硫酸塩の溶液に、6M−
水酸化カリウムを加えてpH9.1とする。クロロ酢酸(11.
66g、124ミリモル)を加え、pH9.5に調整し、溶液を45
℃に温ためる。pH9.5〜10に維持するのに必要な量で塩
基を加え、反応を15時間続ける。溶液を21℃に冷却し、
濃塩酸でpH2.0とし、溶液を蒸発乾固する。残渣を400ml
のエタノールで抽出し、濾過し、溶媒を蒸発する。固体
を水に溶解し、カチオン交換カラム(水素型、Dowex 50
×2)に通す。カラムを水洗し、配位子を0.5M−水酸化
アンモニウムで溶離する。溶媒を蒸発し、固体を水に再
溶解し、アニオン交換カラム(ホルメート型、AG1−X
8)に通す。カラムを十分に水洗し、配位子を0.5M−ギ
酸で溶離する。溶媒を減圧下で蒸発し、固体を水に再溶
解し、再蒸発する。粗固体をメタノールに溶解し、アセ
トンを加え、約5℃に冷却してゆっくりと沈殿せしめ
る。収量2.66gの極めて吸湿性で潮解性の固体を得る。
13C-NMR(D2O、ppm対TMS):175.4、170.7、65.3、58.
4、56.0、54.0、53.7、49.9、マススペクトル(FAB):m
/e348(M+H)および346(M−H)。
−トリアザシクロドデカンの製造:− 20mlの水中の8.00g(24.8ミリモル)の1−オキサ−
4,7,10−トリアザシクロドデカン硫酸塩の溶液に、6M−
水酸化カリウムを加えてpH9.1とする。クロロ酢酸(11.
66g、124ミリモル)を加え、pH9.5に調整し、溶液を45
℃に温ためる。pH9.5〜10に維持するのに必要な量で塩
基を加え、反応を15時間続ける。溶液を21℃に冷却し、
濃塩酸でpH2.0とし、溶液を蒸発乾固する。残渣を400ml
のエタノールで抽出し、濾過し、溶媒を蒸発する。固体
を水に溶解し、カチオン交換カラム(水素型、Dowex 50
×2)に通す。カラムを水洗し、配位子を0.5M−水酸化
アンモニウムで溶離する。溶媒を蒸発し、固体を水に再
溶解し、アニオン交換カラム(ホルメート型、AG1−X
8)に通す。カラムを十分に水洗し、配位子を0.5M−ギ
酸で溶離する。溶媒を減圧下で蒸発し、固体を水に再溶
解し、再蒸発する。粗固体をメタノールに溶解し、アセ
トンを加え、約5℃に冷却してゆっくりと沈殿せしめ
る。収量2.66gの極めて吸湿性で潮解性の固体を得る。
13C-NMR(D2O、ppm対TMS):175.4、170.7、65.3、58.
4、56.0、54.0、53.7、49.9、マススペクトル(FAB):m
/e348(M+H)および346(M−H)。
実施例2 1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカンの製造:− 方法I 166mlの脱イオン水中の36.8g(0.100モル)の1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカン・重硫酸塩の溶液を、6M
−水酸化カリウムでpH8.5に調整する。この溶液に18.9g
(0.200モル)のクロロ酢酸固体を加え、pHを8.5に再調
整する。温度を50℃に上げ、必要量の6M−水酸化カリウ
ムを加えて、pH8.5〜9.0に維持する。3時間後更に4.73
g(0.050モル)のクロロ酢酸を加え、pHを再調整する。
5時間後更に3.78g(0.040モル)のクロロ酢酸を加え、
pHを再調整する。この2回目の添加後に、50℃およびpH
8.5〜9.0で反応を16時間続ける。反応混合物を冷却し、
濃塩酸でpH2とし、混合物をメタノールで希釈する。混
合物を濾過し、濾液を蒸発する。固体を水に溶解し、カ
チオン交換カラム(水素型、Dowex 50×2−400)に通
す。カラムを十分に水洗し、0.5M−水酸化アンモニウム
で溶離して配位子を分離する。蒸発してアンモニウム塩
固体を得る。この塩を水に溶解し、アニオン交換樹脂
(Dowex AG1−X8)のカラムに通す。カラムを十分に水
洗し、配位子を0.5M−ギ酸水溶液で溶離する。溶媒の蒸
発後に得た固定をメタノールより晶出させて、8,2gの配
位子を無色固体で得る。13C-NMR(D2O、ppm対TMS):17
6.9、171.0、57.0、55.7、52.7、50.3、49.3、43.6。マ
ススペクトル(FAB):m/e345(M−H)および347(M
+H)。
ザシクロドデカンの製造:− 方法I 166mlの脱イオン水中の36.8g(0.100モル)の1,4,7,1
0−テトラアザシクロドデカン・重硫酸塩の溶液を、6M
−水酸化カリウムでpH8.5に調整する。この溶液に18.9g
(0.200モル)のクロロ酢酸固体を加え、pHを8.5に再調
整する。温度を50℃に上げ、必要量の6M−水酸化カリウ
ムを加えて、pH8.5〜9.0に維持する。3時間後更に4.73
g(0.050モル)のクロロ酢酸を加え、pHを再調整する。
5時間後更に3.78g(0.040モル)のクロロ酢酸を加え、
pHを再調整する。この2回目の添加後に、50℃およびpH
8.5〜9.0で反応を16時間続ける。反応混合物を冷却し、
濃塩酸でpH2とし、混合物をメタノールで希釈する。混
合物を濾過し、濾液を蒸発する。固体を水に溶解し、カ
チオン交換カラム(水素型、Dowex 50×2−400)に通
す。カラムを十分に水洗し、0.5M−水酸化アンモニウム
で溶離して配位子を分離する。蒸発してアンモニウム塩
固体を得る。この塩を水に溶解し、アニオン交換樹脂
(Dowex AG1−X8)のカラムに通す。カラムを十分に水
洗し、配位子を0.5M−ギ酸水溶液で溶離する。溶媒の蒸
発後に得た固定をメタノールより晶出させて、8,2gの配
位子を無色固体で得る。13C-NMR(D2O、ppm対TMS):17
6.9、171.0、57.0、55.7、52.7、50.3、49.3、43.6。マ
ススペクトル(FAB):m/e345(M−H)および347(M
+H)。
方法II 40mlの5%酢酸/水中の100mgの10%パラジウム/活
性炭および250mgの1−ベンジル−4,7,10−トリスカル
ボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン
(実施例4参照)の混合物を、35.8psiの水素下で16時
間振とうする。濾過および蒸発を行って粗配位子を得、
これをメタノール/アセトンより晶出させて、130mgの
所望の生成物を得る。
性炭および250mgの1−ベンジル−4,7,10−トリスカル
ボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン
(実施例4参照)の混合物を、35.8psiの水素下で16時
間振とうする。濾過および蒸発を行って粗配位子を得、
これをメタノール/アセトンより晶出させて、130mgの
所望の生成物を得る。
実施例3 1−メチル−4,7,10−トリスカルボキシメチル−1,4,7,
10−テトラアザシクロドデカンの製造:− 2.9mlのメタノール中の250mg(0.723ミリモル)の1,
4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザ
シクロドデカン(実施例2参照)の溶液に、220mg(1.5
9ミリモル)の炭酸カリウムを加える。得られる混合物
に308mg(2.17ミリモル、3当量)の沃化メチルを加え
る。短時間内で固体のほとんどが溶解する。21℃で15時
間後、多量の結晶が分離する。更にメタノール(2ml)
を加え、固体を溶解する。23時間後、更に102mg(0.72
ミリモル)の沃化メチルを加える。更に16時間後、溶液
を濃塩酸で酸性化し、揮発分を回転エバポレータにて除
去する。残渣をメタノールで抽出し、濾過し、メタノル
を蒸発する。残渣をメタノール/アセトンより2回晶出
させて、56mg(0.16ミリモル)の無色固体を得る。融点
215〜240°(分解)。13C-NMR(D2O、ppm対TMS):177.
2、171.1、57.2、56.5、54.1、52.6、50,1、49.9、43.
7。マススペクトル(FAB):m/e359(M−H)および361
(M+H)。
10−テトラアザシクロドデカンの製造:− 2.9mlのメタノール中の250mg(0.723ミリモル)の1,
4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザ
シクロドデカン(実施例2参照)の溶液に、220mg(1.5
9ミリモル)の炭酸カリウムを加える。得られる混合物
に308mg(2.17ミリモル、3当量)の沃化メチルを加え
る。短時間内で固体のほとんどが溶解する。21℃で15時
間後、多量の結晶が分離する。更にメタノール(2ml)
を加え、固体を溶解する。23時間後、更に102mg(0.72
ミリモル)の沃化メチルを加える。更に16時間後、溶液
を濃塩酸で酸性化し、揮発分を回転エバポレータにて除
去する。残渣をメタノールで抽出し、濾過し、メタノル
を蒸発する。残渣をメタノール/アセトンより2回晶出
させて、56mg(0.16ミリモル)の無色固体を得る。融点
215〜240°(分解)。13C-NMR(D2O、ppm対TMS):177.
2、171.1、57.2、56.5、54.1、52.6、50,1、49.9、43.
7。マススペクトル(FAB):m/e359(M−H)および361
(M+H)。
実施例4 1−ベンジル−4,7,10−トリスカルボキシメチル−1,4,
7,10−テトラアザシクロドデカンの製造:− A)5−ベンジル−2,8−ジオキソ−1,5,9−トリアザノ
ナン 10mlの水中の6.80g(95.7ミリモル)のアクリルアミ
ドの溶液に約5℃で、4.4ml(4.32g、40.3ミリモル)の
ベンジルアミンを滴下する。滴下終了後、温度を87℃ま
で6時間上昇させる。水を蒸発して、どろっとした油状
物を得る。油状物を約25mlのアセトンに溶解し、約15ml
のエーテルを加えて油状物を沈殿せしめる。この混合物
を16時間静置せしめ、この間に油状物は固化する。固体
を分離し、濾取し、50℃で6時間真空乾燥する。粗生成
物は重量9.75g(39.1ミリモル)、融点103〜106℃で、
精製しなくとも次反応への使用に好適である。
7,10−テトラアザシクロドデカンの製造:− A)5−ベンジル−2,8−ジオキソ−1,5,9−トリアザノ
ナン 10mlの水中の6.80g(95.7ミリモル)のアクリルアミ
ドの溶液に約5℃で、4.4ml(4.32g、40.3ミリモル)の
ベンジルアミンを滴下する。滴下終了後、温度を87℃ま
で6時間上昇させる。水を蒸発して、どろっとした油状
物を得る。油状物を約25mlのアセトンに溶解し、約15ml
のエーテルを加えて油状物を沈殿せしめる。この混合物
を16時間静置せしめ、この間に油状物は固化する。固体
を分離し、濾取し、50℃で6時間真空乾燥する。粗生成
物は重量9.75g(39.1ミリモル)、融点103〜106℃で、
精製しなくとも次反応への使用に好適である。
B)4−ベンジル−1,4,7−トリアザヘプタン 150mlの水中の38.7g(0.586モル)の水酸化カリウム
の溶液に5℃で、30.0g(0.120ml)の5−ベンジル−2,
8−ジオキソ−1,5,9−トリアザノナンを加える。得られ
る混合物に345mlの0.80M−次亜塩素酸カリウムを0.5時
間にわたって滴下する。溶液を21℃に温ため次いで85℃
に4時間加熱する。溶媒を減圧下で蒸発し、残渣をジク
ロロメタンで抽出し、濾過し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、蒸発して14.7gの粗生成物を得る。真空蒸
留を行い10.1gの所望トリアミンを無色液体で得る。沸
点110〜115℃(0.35mmHg)。13C-NMR(CDCl、ppm対TM
S):139.1、128.7、128.1、126.9、59.0、56.3、39.3。
マススペクトル(CI):m/e194(M+H)および192(M
−H)。
の溶液に5℃で、30.0g(0.120ml)の5−ベンジル−2,
8−ジオキソ−1,5,9−トリアザノナンを加える。得られ
る混合物に345mlの0.80M−次亜塩素酸カリウムを0.5時
間にわたって滴下する。溶液を21℃に温ため次いで85℃
に4時間加熱する。溶媒を減圧下で蒸発し、残渣をジク
ロロメタンで抽出し、濾過し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、蒸発して14.7gの粗生成物を得る。真空蒸
留を行い10.1gの所望トリアミンを無色液体で得る。沸
点110〜115℃(0.35mmHg)。13C-NMR(CDCl、ppm対TM
S):139.1、128.7、128.1、126.9、59.0、56.3、39.3。
マススペクトル(CI):m/e194(M+H)および192(M
−H)。
C)4−エンジル−1,7−ビス(p−トルエンスルホニ
ル)−1、4,7−トリアザヘプタン 110ml(0.8モル)のトリエチルアミンを有する250ml
のジクロロメタン中の141.2g(0.741モル)のp−トル
エンスルホニルクロリドの溶液に、75mlのジクロロメタ
ン中の68.0g(0.352モル)の4−ベンジル−1,4,7−ト
リアザヘプタンを滴下する。2時間後、溶液をpH9にて
水で3回洗い、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過
する。蒸発して油状物を得、これを約450mlの酢酸エチ
ルに溶解する。溶液を200mlのエーテルで希釈し、室温
で24時間静置しておく。混合物を更に約50mlのエーテル
で希釈し、更に1日冷却する。生成物が塊状結晶柱で晶
出し、これを濾過し、40℃で6時間真空乾燥して、第1
収得物140g(0.279モル)の無色固体で得る。融点87〜9
1℃。マススペクトル(CI):m/e502(M+H)および50
0(M−H)。
ル)−1、4,7−トリアザヘプタン 110ml(0.8モル)のトリエチルアミンを有する250ml
のジクロロメタン中の141.2g(0.741モル)のp−トル
エンスルホニルクロリドの溶液に、75mlのジクロロメタ
ン中の68.0g(0.352モル)の4−ベンジル−1,4,7−ト
リアザヘプタンを滴下する。2時間後、溶液をpH9にて
水で3回洗い、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過
する。蒸発して油状物を得、これを約450mlの酢酸エチ
ルに溶解する。溶液を200mlのエーテルで希釈し、室温
で24時間静置しておく。混合物を更に約50mlのエーテル
で希釈し、更に1日冷却する。生成物が塊状結晶柱で晶
出し、これを濾過し、40℃で6時間真空乾燥して、第1
収得物140g(0.279モル)の無色固体で得る。融点87〜9
1℃。マススペクトル(CI):m/e502(M+H)および50
0(M−H)。
D)1−ベンジル−4,7,10−トリス(p−トルエンスル
ホニル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン 窒素下の乾燥フラスコに、約3.9gの60%水素化ナトリ
ウム分散体を入れる。これをヘキサンで2回洗い、200m
lの乾燥ジメチルホルムアミドに懸濁する。混合物に20g
(40ミリモル)の4−ベンジル−1,7−ビス(p−トル
エンスルホニル)−1,4,7−トリアザヘプタンを5分に
わたって加える。初期反応がおさまった後、混合物を11
0℃に1時間加熱する。得られる温溶液に、100mlの乾燥
ジメチルホルムアミド中の22.6g(40ミリモル)のジエ
タノールアミン・トリトシレートを3.5時間にわたって
滴下する。更に0.5時間後、溶液を冷却せしめ、20mlの
メタノールを加える。次いで揮発分を回転エバポレータ
にて除去する。残渣を400mlの水と200mlのジクロロメタ
ンの混合物に溶解する。各相を分離し、水性相をジクロ
ロメタンで2回洗う。コンバインした有機画分を乾燥
(硫酸マグネシウム)し、濾過し、蒸発して黄色油状物
を得る。約100mlのメタノールを加えて、晶出させる。
混合物を−5℃で一夜保持し、生成物を濾取する。乾燥
後20.4gの無色固体を得る。融点208〜210℃。
ホニル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン 窒素下の乾燥フラスコに、約3.9gの60%水素化ナトリ
ウム分散体を入れる。これをヘキサンで2回洗い、200m
lの乾燥ジメチルホルムアミドに懸濁する。混合物に20g
(40ミリモル)の4−ベンジル−1,7−ビス(p−トル
エンスルホニル)−1,4,7−トリアザヘプタンを5分に
わたって加える。初期反応がおさまった後、混合物を11
0℃に1時間加熱する。得られる温溶液に、100mlの乾燥
ジメチルホルムアミド中の22.6g(40ミリモル)のジエ
タノールアミン・トリトシレートを3.5時間にわたって
滴下する。更に0.5時間後、溶液を冷却せしめ、20mlの
メタノールを加える。次いで揮発分を回転エバポレータ
にて除去する。残渣を400mlの水と200mlのジクロロメタ
ンの混合物に溶解する。各相を分離し、水性相をジクロ
ロメタンで2回洗う。コンバインした有機画分を乾燥
(硫酸マグネシウム)し、濾過し、蒸発して黄色油状物
を得る。約100mlのメタノールを加えて、晶出させる。
混合物を−5℃で一夜保持し、生成物を濾取する。乾燥
後20.4gの無色固体を得る。融点208〜210℃。
E)1−ベンジル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン・テトラ塩酸塩 方法I 約25mlのアンモニア中の2.0g(2.8ミリモル)の1−
ベンジル−4,7,10−トリス(p−トルエンスルホニル)
−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンのスラリーに窒
素下−77℃で、0.50g(22ミリモル、8当量)の金属ナ
トリウムを約5分にわたって少量づつ加える。青色混合
物を更に45分攪拌し、1.16g(2.2ミリモル)の塩化アン
モニウム固体で反応を抑える。アンモニアを蒸発せしめ
る。残渣に水(50ml)を加え、6M−水酸化カリウムを用
いてpH約12に調整する。混合物を30ml部のジクロロメタ
ンで3回抽出する。コンバインした有機画分を30ml部の
2M−塩酸で3回抽出する。減圧下で水を蒸発して残留固
体を得る。この残渣をメタノールで洗い、50℃で真空乾
燥して600mg(1.47ミリモル)の無色固体を得、これを
そのまま最終工程に用いる。
ン・テトラ塩酸塩 方法I 約25mlのアンモニア中の2.0g(2.8ミリモル)の1−
ベンジル−4,7,10−トリス(p−トルエンスルホニル)
−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンのスラリーに窒
素下−77℃で、0.50g(22ミリモル、8当量)の金属ナ
トリウムを約5分にわたって少量づつ加える。青色混合
物を更に45分攪拌し、1.16g(2.2ミリモル)の塩化アン
モニウム固体で反応を抑える。アンモニアを蒸発せしめ
る。残渣に水(50ml)を加え、6M−水酸化カリウムを用
いてpH約12に調整する。混合物を30ml部のジクロロメタ
ンで3回抽出する。コンバインした有機画分を30ml部の
2M−塩酸で3回抽出する。減圧下で水を蒸発して残留固
体を得る。この残渣をメタノールで洗い、50℃で真空乾
燥して600mg(1.47ミリモル)の無色固体を得、これを
そのまま最終工程に用いる。
方法II 1.1−ベンジル−3,11−ジオキソ−1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカン 2.5lの乾燥エタノール中の31.2gのジメチル−N−ベ
ンジルイミノジアセテートの溶液に窒素下還流状態で、
160mlの乾燥エタノール中の12.8gのジエチレントリアミ
ンを滴下する。トータル137時間の還流を行う。溶液を
減圧下で蒸発して黄色ペーストとする。アセトンでトリ
チュレートを行い、5.2gの所望の生成物を無色固体で得
る。
ザシクロドデカン 2.5lの乾燥エタノール中の31.2gのジメチル−N−ベ
ンジルイミノジアセテートの溶液に窒素下還流状態で、
160mlの乾燥エタノール中の12.8gのジエチレントリアミ
ンを滴下する。トータル137時間の還流を行う。溶液を
減圧下で蒸発して黄色ペーストとする。アセトンでトリ
チュレートを行い、5.2gの所望の生成物を無色固体で得
る。
13C-NMR(メタノール、ppm対TMS):173.6、139.0、13
0.5、129.6、128.8、64.0、46.3、38.7。
0.5、129.6、128.8、64.0、46.3、38.7。
マススペクトル(CI):m/e291(M+H)および289
(M−H)。
(M−H)。
2.1−ベンジル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン テトラヒドロフラン中の890mg(3.07ミリモル)の1
−ベンジル−3,11−ジオキソ−1,4,7,10−テトラアザシ
クロドデカンの懸濁液に窒素下、2.64mlの8M−ボラン/
メチルスルフィド錯体(21.1モル、7当量)を加える。
混合物を加熱還流して反応フラスコからメチルスルフィ
ドを留出せしめる。2時間後、12mlの1.8M−塩化水素酸
/メタノールを加えて反応を抑え、更に3時間還流す
る。揮発分を蒸発除去し、固体をメタノールに再懸濁
し、再蒸発する。生成物をメタノール/酢酸エチルより
晶出せしめる(収量455mg、37%)。マススペクトル(C
I):m/e263(M+H)。
−ベンジル−3,11−ジオキソ−1,4,7,10−テトラアザシ
クロドデカンの懸濁液に窒素下、2.64mlの8M−ボラン/
メチルスルフィド錯体(21.1モル、7当量)を加える。
混合物を加熱還流して反応フラスコからメチルスルフィ
ドを留出せしめる。2時間後、12mlの1.8M−塩化水素酸
/メタノールを加えて反応を抑え、更に3時間還流す
る。揮発分を蒸発除去し、固体をメタノールに再懸濁
し、再蒸発する。生成物をメタノール/酢酸エチルより
晶出せしめる(収量455mg、37%)。マススペクトル(C
I):m/e263(M+H)。
F)1−ベンジル−4,7,10−トリスカルボキシメチル−
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン 17mlの水中の3.5gの1−ベンジル−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン・テトラ塩酸塩の溶液のpHを、6.0M
−水酸化カリウムを用いて7に調整する。この溶液に3.
64gのクロロ酢酸を加え、pH9.5に再調整する。溶液を45
℃に温ため、必要に応じてpH調整を行い、pH9.5〜10に
維持する。6時間後熱源を取除き、溶液を1日中静置し
ておく。濃塩酸で溶液をpH3に酸性化し、500mlの水で希
釈し、Dowex 50X−2カチオン交換樹脂(H+型)に適用
する。水洗後、配位子を0.5M−アンモニア水で溶離す
る。溶媒の蒸発後、粗アンモニウム塩を水に再溶解し、
アニオン交換カラムに適用する。水洗後、配位子を0.2M
−水性ギ酸で溶離する。溶媒の蒸発後、粗生成物をメタ
ノール/アセトンより晶出して、2.0gの配位子を無色固
体で得る。マススペクトル(FAB):m/e437(M+H)お
よび435(M−H)。
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン 17mlの水中の3.5gの1−ベンジル−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン・テトラ塩酸塩の溶液のpHを、6.0M
−水酸化カリウムを用いて7に調整する。この溶液に3.
64gのクロロ酢酸を加え、pH9.5に再調整する。溶液を45
℃に温ため、必要に応じてpH調整を行い、pH9.5〜10に
維持する。6時間後熱源を取除き、溶液を1日中静置し
ておく。濃塩酸で溶液をpH3に酸性化し、500mlの水で希
釈し、Dowex 50X−2カチオン交換樹脂(H+型)に適用
する。水洗後、配位子を0.5M−アンモニア水で溶離す
る。溶媒の蒸発後、粗アンモニウム塩を水に再溶解し、
アニオン交換カラムに適用する。水洗後、配位子を0.2M
−水性ギ酸で溶離する。溶媒の蒸発後、粗生成物をメタ
ノール/アセトンより晶出して、2.0gの配位子を無色固
体で得る。マススペクトル(FAB):m/e437(M+H)お
よび435(M−H)。
実施例5 カドリニウム(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル
−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン)の製造:− 方法I 50mlの水中の9.05g(26.1ミリモル)の1,4,7−トリス
カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン(実施例3参照)の溶液に、4.74g(13.1ミリモル)
の酸化ガドリニウム固体を加える。混合物を90℃に4時
間加熱し、この間に固体のほとんどが溶解する。混合物
を濾過し、濾液を減圧下で蒸発乾固する。ゴム状残渣を
エタノールに2回溶解し、蒸発乾固する。無色固体残渣
をニトロメタンに溶解し、微孔性焼結ガラス漏斗で濾過
し、濾液を約1の水を保持している密閉容器内のフラ
スコに入れる。有機溶液に数日間にわたって水を拡散せ
しめ、無色固体の沈殿物を得る。沈殿物を濾取し、ニト
ロメタンで洗い、アセトンに再懸濁し、上記溶媒で十分
に洗い、次いで60℃で2日間真空乾燥して、10.7gの無
色固体を得る。
−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン)の製造:− 方法I 50mlの水中の9.05g(26.1ミリモル)の1,4,7−トリス
カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン(実施例3参照)の溶液に、4.74g(13.1ミリモル)
の酸化ガドリニウム固体を加える。混合物を90℃に4時
間加熱し、この間に固体のほとんどが溶解する。混合物
を濾過し、濾液を減圧下で蒸発乾固する。ゴム状残渣を
エタノールに2回溶解し、蒸発乾固する。無色固体残渣
をニトロメタンに溶解し、微孔性焼結ガラス漏斗で濾過
し、濾液を約1の水を保持している密閉容器内のフラ
スコに入れる。有機溶液に数日間にわたって水を拡散せ
しめ、無色固体の沈殿物を得る。沈殿物を濾取し、ニト
ロメタンで洗い、アセトンに再懸濁し、上記溶媒で十分
に洗い、次いで60℃で2日間真空乾燥して、10.7gの無
色固体を得る。
元素分析(配位子90.06%、水9.94%) 計算値:C30.25、H5.28、N10.08 実測値:C30.25、H5.48、N9.97 C/N=14.4 方法II 酢酸ガドリニウム・テトラ水和物(145.5mg)を3mlの
脱イオン水に溶解する。酢酸ガドリニウム溶液に、1M−
水性1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テト
ラアザシクロドデカンを加え、混合し、pH3に調整す
る。混合物を88℃で20分加熱し、1N−水酸化ナトリウム
でpH7.3に調整する。ペーパー薄層クロマトグラフィー
で遊離のガドリニウム分を測定する。遊離ガドリニウム
をキレート化するのに必要な量の2倍の1,4,7−トリス
カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンを加える。溶液をpH3に調整し、88℃で20分加熱し、
次いでpH7.3に調整する。遊離ガドリニウム分を測定
し、必要な1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカンを加える。試料を脱イオン
水で7mlに調整し、0.22μフィルター(ミリポア)に通
してバイアルに入れ、栓をして密閉する。
脱イオン水に溶解する。酢酸ガドリニウム溶液に、1M−
水性1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テト
ラアザシクロドデカンを加え、混合し、pH3に調整す
る。混合物を88℃で20分加熱し、1N−水酸化ナトリウム
でpH7.3に調整する。ペーパー薄層クロマトグラフィー
で遊離のガドリニウム分を測定する。遊離ガドリニウム
をキレート化するのに必要な量の2倍の1,4,7−トリス
カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンを加える。溶液をpH3に調整し、88℃で20分加熱し、
次いでpH7.3に調整する。遊離ガドリニウム分を測定
し、必要な1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカンを加える。試料を脱イオン
水で7mlに調整し、0.22μフィルター(ミリポア)に通
してバイアルに入れ、栓をして密閉する。
実施例6 ガドリニウム(III)(4,7,10−トリスカルボキシメチ
ル−1−オキサ−4,7,10−トリアザシクロドデカン)の
製造:− 30mgの4,7,10−トリスカルボキシメチル−1−オキサ
−4,7,10−トリアザシクロドデカン(実施例1参照)
を、0.7mlの100mM−酢酸ガドリニウムに加える。溶液を
pH3に調整し、88℃で20分加熱する。溶液をpH7.3に調整
すると、沈殿物が見られる。4,7,10−トリスカルボキシ
メチル−1−オキサ−4,7,10−トリアザシクロドデカン
(16mg)を加え、溶液をpH3に調整し、88℃で20分加熱
する。pH7.3に調整すると、わずかな沈殿物が見られ
る。20mgの4,7,10−トリスカルボキシメチル−1−オキ
サ−4,7、10−トリアザシクロドデカンを加え、溶液をp
H3.0に調整する。同条件下で再加熱して遊離ガドリニウ
ムを0.22±0.18%(放射性同位元素で標識したキレート
溶液のペーパー薄膜クロマトグラフィーで測定)に縮減
する。最終キレート溶液はpH7.3で透明。これを0.22μ
フィルター(ミリポア)に通してバイアルに入れ、密閉
する。
ル−1−オキサ−4,7,10−トリアザシクロドデカン)の
製造:− 30mgの4,7,10−トリスカルボキシメチル−1−オキサ
−4,7,10−トリアザシクロドデカン(実施例1参照)
を、0.7mlの100mM−酢酸ガドリニウムに加える。溶液を
pH3に調整し、88℃で20分加熱する。溶液をpH7.3に調整
すると、沈殿物が見られる。4,7,10−トリスカルボキシ
メチル−1−オキサ−4,7,10−トリアザシクロドデカン
(16mg)を加え、溶液をpH3に調整し、88℃で20分加熱
する。pH7.3に調整すると、わずかな沈殿物が見られ
る。20mgの4,7,10−トリスカルボキシメチル−1−オキ
サ−4,7、10−トリアザシクロドデカンを加え、溶液をp
H3.0に調整する。同条件下で再加熱して遊離ガドリニウ
ムを0.22±0.18%(放射性同位元素で標識したキレート
溶液のペーパー薄膜クロマトグラフィーで測定)に縮減
する。最終キレート溶液はpH7.3で透明。これを0.22μ
フィルター(ミリポア)に通してバイアルに入れ、密閉
する。
実施例799 mテクネチウム(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン)の製造:− 同容量の200mMの塩化カルシウムを200mMの1,4,7−ト
リスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロド
デカンを混合して、100mMのカルシウム(II)(1,4,7−
トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカン)を調製する。1.5mlの溶液を希水酸化ナトリ
ウムでpH8.8に調整し、150μlの0.88%塩化第一錫を加
え、混合する。テクネチウム−99mを加え、最終濃度20
μCi/mlを得、溶液をpH3に調整する。溶液を88℃で20分
加熱し、冷却し、pH7に調整する。3ml容量に調整後、こ
れを0.22μフィルターに通す。
4,7,10−テトラアザシクロドデカン)の製造:− 同容量の200mMの塩化カルシウムを200mMの1,4,7−ト
リスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロド
デカンを混合して、100mMのカルシウム(II)(1,4,7−
トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカン)を調製する。1.5mlの溶液を希水酸化ナトリ
ウムでpH8.8に調整し、150μlの0.88%塩化第一錫を加
え、混合する。テクネチウム−99mを加え、最終濃度20
μCi/mlを得、溶液をpH3に調整する。溶液を88℃で20分
加熱し、冷却し、pH7に調整する。3ml容量に調整後、こ
れを0.22μフィルターに通す。
実施例8 ガリウム(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン)の製造:− 1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン(69.3mg)および58.8mgの塩化カル
シウム、ジ水和物を水中で混合し、カルシウム(II)
(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン)を得る。90μCiの67のガリウムを
加える。溶液をpH3に調整し、88℃で20分加熱し、pH7.3
に調整する。
4,7,10−テトラアザシクロドデカン)の製造:− 1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン(69.3mg)および58.8mgの塩化カル
シウム、ジ水和物を水中で混合し、カルシウム(II)
(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカン)を得る。90μCiの67のガリウムを
加える。溶液をpH3に調整し、88℃で20分加熱し、pH7.3
に調整する。
実施例9 ビスマス(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン)の製造:− 24.2mgの硝酸ビスマスを100μlの1M−1,4,7−トリス
カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンおよび140μlの酸とコンバインして、50mMのビスマ
ス(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカン)を調整する。溶液を希水
酸化ナトリウムでpH3に調整する。硝酸ビスマスが溶解
するまで(約30分)、混合物を88℃で加熱する。溶液を
希水酸化ナトリウムでpH7.3に調整し、88℃でしばらく
して再加熱して、少量の沈殿物を溶解する。冷却する
と、溶液は透明となる。
4,7,10−テトラアザシクロドデカン)の製造:− 24.2mgの硝酸ビスマスを100μlの1M−1,4,7−トリス
カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンおよび140μlの酸とコンバインして、50mMのビスマ
ス(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカン)を調整する。溶液を希水
酸化ナトリウムでpH3に調整する。硝酸ビスマスが溶解
するまで(約30分)、混合物を88℃で加熱する。溶液を
希水酸化ナトリウムでpH7.3に調整し、88℃でしばらく
して再加熱して、少量の沈殿物を溶解する。冷却する
と、溶液は透明となる。
沈殿法による遊離ビスマスの測定およびX線蛍光分析
により、>99%のビスマスがキレート化されていること
が認められる。
により、>99%のビスマスがキレート化されていること
が認められる。
実施例10 (1,4,7−トリスカルボキシメチル−の1,4,7,10−テト
ラアザシクロドデカン)のクロム,鉄,マンガンおよび
ジスプロシウムキレートの製造:− それぞれ100mM溶液の塩化第二クロム、塩化第二鉄、
塩化マンガンおよび塩化ジスプロシウムの450μlを、5
0μlの1M−1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカンと混合し、pH4.5に調整す
る。溶液を88℃で20分加熱して、キレート化の速度を高
め、冷却し、次いでpH7に調整する。
ラアザシクロドデカン)のクロム,鉄,マンガンおよび
ジスプロシウムキレートの製造:− それぞれ100mM溶液の塩化第二クロム、塩化第二鉄、
塩化マンガンおよび塩化ジスプロシウムの450μlを、5
0μlの1M−1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカンと混合し、pH4.5に調整す
る。溶液を88℃で20分加熱して、キレート化の速度を高
め、冷却し、次いでpH7に調整する。
キレート化が起ったかどうかを決めるため、溶液を1m
M金属キレートの濃度まで希釈する。アリコートの緩和
性(relaxivity)を測定し、これを金属イオン単独の緩
和性と比較して、アリコートをテストする。データによ
ると明らかに、金属イオンがキレート化されていること
が証明される。緩和性は金属に結合する水分子の数に比
例する。キレート化剤は配位した水分子を置換して、緩
和性を低下する。金属キレートの緩和性を下記表に示
す。
M金属キレートの濃度まで希釈する。アリコートの緩和
性(relaxivity)を測定し、これを金属イオン単独の緩
和性と比較して、アリコートをテストする。データによ
ると明らかに、金属イオンがキレート化されていること
が証明される。緩和性は金属に結合する水分子の数に比
例する。キレート化剤は配位した水分子を置換して、緩
和性を低下する。金属キレートの緩和性を下記表に示
す。
表(20MHzにおける金属キレートの緩和性)金属キレート k1(モル-1・sec-1) ジスプロシウム(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチ
ル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン) −−−177 塩化ジスプロシウム −−−525 鉄(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカン) −−−530 塩化第二鉄 −−−3374 クロム(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,
7,10−テトラアザシクロドデカン) −−−422 塩化第二クロム −−−3270 マンガン(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン)(ナトリウム塩)
−−−1151 塩化マンガン −−−6250 実施例11 ガドリニウム(III)(4,7,10−トリスカルボキシメチ
ル−1−メチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン)の製造:− 酢酸ガドリニウム・テトラ水和物(102mg)を133mgの
4,7,10−トリスカルボキシメチル−1−メチル−1,4,7,
10−テトラアザシクロドデカンと混合する。混合物に25
0μCiの153ガドリニウムの硝酸を加える。溶液を1N−塩
酸でpH3に調整し、88℃で20分加熱する。溶液をpH7に調
整する。遊離ガドリニウム分は5.07%。別途配位子36mg
を加え、溶液をpH3に調整し、前記と同様に加熱する。
溶液をpH7.3に調整し、薄層クロマトグラフィーでテス
トする。遊離ガドリニウム分は0.14%であった。
ル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン) −−−177 塩化ジスプロシウム −−−525 鉄(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカン) −−−530 塩化第二鉄 −−−3374 クロム(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,
7,10−テトラアザシクロドデカン) −−−422 塩化第二クロム −−−3270 マンガン(III)(1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン)(ナトリウム塩)
−−−1151 塩化マンガン −−−6250 実施例11 ガドリニウム(III)(4,7,10−トリスカルボキシメチ
ル−1−メチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン)の製造:− 酢酸ガドリニウム・テトラ水和物(102mg)を133mgの
4,7,10−トリスカルボキシメチル−1−メチル−1,4,7,
10−テトラアザシクロドデカンと混合する。混合物に25
0μCiの153ガドリニウムの硝酸を加える。溶液を1N−塩
酸でpH3に調整し、88℃で20分加熱する。溶液をpH7に調
整する。遊離ガドリニウム分は5.07%。別途配位子36mg
を加え、溶液をpH3に調整し、前記と同様に加熱する。
溶液をpH7.3に調整し、薄層クロマトグラフィーでテス
トする。遊離ガドリニウム分は0.14%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07F 15/02 9450−4H C07F 15/02 // A61K 49/00 A61K 49/00 C 49/04 49/04 F 51/00 49/02 A (72)発明者 ジェイムス・ジェイ・ヘイガン アメリカ合衆国ニュージャージー、ホル ムデル、アードモア・プレイス 12番
Claims (22)
- 【請求項1】式、 [式中、Yは酸素または R1は水素、アルキル、アリールアルキルまたはアリー
ル、およびR2は水素またはアルキルである] で示される化合物、またはその塩。 - 【請求項2】Yが酸素である前記第1項記載の化合物。
- 【請求項3】Yが R1が水素である前記第1項記載の化合物。
- 【請求項4】Yが R1がアルキルである前記第1項記載の化合物。
- 【請求項5】Yが R1がメチルである前記第4項記載の化合物。
- 【請求項6】Yが R1がアリールアルキルである前記第1項記載の化合物。
- 【請求項7】Yが R1がベンジルである前記第1項記載の化合物。
- 【請求項8】Yが R1がアリールである前記第1項記載の化合物。
- 【請求項9】R2が水素である前記第1項記載の化合物。
- 【請求項10】R2がアルキルである前記第1項記載の化
合物。 - 【請求項11】R2がメチルである前記第10項記載の化合
物。 - 【請求項12】4,7,10−トリスカルボキシメチル−1−
オキサ−4,7,10−トリアザシクロドデカンである前記第
1項記載の化合物。 - 【請求項13】1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,
7,10−テトラアザシクロドデカンである前記第1項記載
の化合物。 - 【請求項14】1−メチル−4,7,10−トリスカルボキシ
メチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンである前
記第1項記載の化合物。 - 【請求項15】1−ベンジル−4,7,10−トリスカルボキ
シメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンである
前記第1項記載の化合物。 - 【請求項16】式: [式中、Yは酸素または R1は水素、アルキル、アリールアルキルまたはアリー
ル、およびR2は水素またはアルキルである] を有する金属キレート配位子と常磁性金属原子との錯
体、または該錯体の塩。 - 【請求項17】常磁性金属原子がガドリニウム、マンガ
ン、クロムまたは鉄である前記第16項記載の錯体。 - 【請求項18】金属キレート配位子が、4,7,10−トリス
カルボキシメチル−1−オキサ−4,7,10−トリアザシク
ロドデカンである前記第16項記載の錯体。 - 【請求項19】金属キレート配位子が、1,4,7−トリス
カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ンである前記第16項記載の錯体。 - 【請求項20】金属キレート配位子が、1−メチル−4,
7,10−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザ
シクロドデカンである前記第16項記載の錯体。 - 【請求項21】金属キレート配位子が、1−ベンジル−
4,7,10−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラア
ザシクロドデカンである前記第16項記載の錯体。 - 【請求項22】式、 [式中、R1′はアルキル、アリールアルキルまたはアリ
ールである] で示される化合物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US82172586A | 1986-01-23 | 1986-01-23 | |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62190175A JPS62190175A (ja) | 1987-08-20 |
JP2537502B2 true JP2537502B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=25234148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62015037A Expired - Lifetime JP2537502B2 (ja) | 1986-01-23 | 1987-01-22 | 1−置換−1,4,7−トリスカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンおよび類縁体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0232751B1 (ja) |
JP (1) | JP2537502B2 (ja) |
DE (1) | DE3772785D1 (ja) |
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US5316757A (en) * | 1984-10-18 | 1994-05-31 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Synthesis of polyazamacrocycles with more than one type of side-chain chelating groups |
US5362476A (en) * | 1984-10-18 | 1994-11-08 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Alkyl phosphonate polyazamacrocyclic cheates for MRI |
US5250285A (en) * | 1985-05-08 | 1993-10-05 | The General Hospital Corporation | Hydroxy-aryl metal chelates for diagnostic NMR imaging |
US5422096A (en) * | 1985-05-08 | 1995-06-06 | The General Hospital Corporation | Hydroxy-aryl metal chelates for diagnostic NMR imaging |
US4885363A (en) * | 1987-04-24 | 1989-12-05 | E. R. Squibb & Sons, Inc. | 1-substituted-1,4,7-triscarboxymethyl-1,4,7,10-tetraazacyclododecane and analogs |
US5271927A (en) * | 1986-02-13 | 1993-12-21 | Celltech Limited | Antibody conjugates with macrocyclic ligands |
DE3625417C2 (de) * | 1986-07-28 | 1998-10-08 | Schering Ag | Tetraazacyclododecan-Derivate |
IT1224416B (it) * | 1987-12-24 | 1990-10-04 | Bracco Ind Chimica Spa | Chelanti macrociclici e loro chelati |
US5279811A (en) * | 1987-02-18 | 1994-01-18 | The Du Pont Merck Pharmaceutical Company | Ester-substituted diaminedithiols and radiolabeled complexes thereof |
FR2614020B1 (fr) * | 1987-04-14 | 1989-07-28 | Guerbet Sa | Nouveaux ligands cycliques azotes, complexes metalliques formes par ces ligands, compositions de diagnostic contenant ces complexes et procede de preparation des ligands. |
FR2637895B1 (fr) * | 1988-10-14 | 1992-11-06 | Guerbet Sa | Nouveaux ligands cycliques azotes, complexes metalliques formes par ces ligands, compositions de diagnostic contenant ces complexes et procede de preparation des ligands |
US5064956A (en) * | 1987-06-24 | 1991-11-12 | The Dow Chemical Company | Process for preparing mono-n-alkylated polyazamacrocycles |
EP0466200B1 (en) * | 1987-07-16 | 1996-04-24 | Nycomed Imaging As | Aminocarboxylic acids and derivatives thereof |
US5531978A (en) * | 1987-07-16 | 1996-07-02 | Nycomed Imaging As | Aminopolycarboxylic acids and derivatives thereof |
GB8719041D0 (en) * | 1987-08-12 | 1987-09-16 | Parker D | Conjugate compounds |
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