JP2537445Y2 - 建物における合成樹脂製化粧縁材の取付装置 - Google Patents
建物における合成樹脂製化粧縁材の取付装置Info
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- JP2537445Y2 JP2537445Y2 JP1991060066U JP6006691U JP2537445Y2 JP 2537445 Y2 JP2537445 Y2 JP 2537445Y2 JP 1991060066 U JP1991060066 U JP 1991060066U JP 6006691 U JP6006691 U JP 6006691U JP 2537445 Y2 JP2537445 Y2 JP 2537445Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建物の幅木や廻り縁とし
て具体化される合成樹脂製化粧縁材の取付装置に係り、
殊更賃貸マンシヨンなどの壁クロスを工具類の必要な
く、所謂ワンタツチ式の軽快に能率良く貼り替え作業で
きるように工夫したものである。
て具体化される合成樹脂製化粧縁材の取付装置に係り、
殊更賃貸マンシヨンなどの壁クロスを工具類の必要な
く、所謂ワンタツチ式の軽快に能率良く貼り替え作業で
きるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、建物の合成樹脂製幅木として、
図4、5のように壁面(w)へ先に固定される取付ベー
ス(a)と、その後に取付ベース(a)へ表側から被着
一体化される化粧カバー(b)との組から成る箱型品は
公知であり、その2種類の何れも化粧カバー(b)の裏
向きに張り出す差込み凸条(1)を、取付ベース(a)
の対応する受け入れ凹条(2)へ、押し付ける如く嵌合
させるようになっている。
図4、5のように壁面(w)へ先に固定される取付ベー
ス(a)と、その後に取付ベース(a)へ表側から被着
一体化される化粧カバー(b)との組から成る箱型品は
公知であり、その2種類の何れも化粧カバー(b)の裏
向きに張り出す差込み凸条(1)を、取付ベース(a)
の対応する受け入れ凹条(2)へ、押し付ける如く嵌合
させるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記公知品
では取付ベース(a)と化粧カバー(b)とが完全に別
個独立しているため、幅木として数メートルの長尺であ
ることも相伴ない、その取付ベース(a)に対する化粧
カバー(b)の被着操作はもとより、特に取りはずし操
作を簡便に能率良く行ない難く、壁クロスの貼り替え作
業上著しく不便である。
では取付ベース(a)と化粧カバー(b)とが完全に別
個独立しているため、幅木として数メートルの長尺であ
ることも相伴ない、その取付ベース(a)に対する化粧
カバー(b)の被着操作はもとより、特に取りはずし操
作を簡便に能率良く行ない難く、壁クロスの貼り替え作
業上著しく不便である。
【0004】つまり、取付ベース(a)をその化粧カバ
ー(b)との寸法関係上、先に壁面(w)の正確な位置
へ固定しなければ、その後これを被覆する化粧カバー
(b)の下端部が、床面(f)と強く接触し過ぎたり、
或いは逆に床面(f)から浮上したりして、見苦しい状
態を惹起する結果となる。
ー(b)との寸法関係上、先に壁面(w)の正確な位置
へ固定しなければ、その後これを被覆する化粧カバー
(b)の下端部が、床面(f)と強く接触し過ぎたり、
或いは逆に床面(f)から浮上したりして、見苦しい状
態を惹起する結果となる。
【0005】又、図4の形態では化粧カバー(b)の差
込み凸条(1)並びに取付ベース(a)の受け入れ凹条
(2)が、その比較的に広い幅(s)を保っているた
め、その取付ベース(a)から化粧カバー(b)を取り
はずす際、いたづらに大きな引っ張り力が必要となり、
その凸条(1)や凹条(2)を不慮に欠損してしまうお
それがある。
込み凸条(1)並びに取付ベース(a)の受け入れ凹条
(2)が、その比較的に広い幅(s)を保っているた
め、その取付ベース(a)から化粧カバー(b)を取り
はずす際、いたづらに大きな引っ張り力が必要となり、
その凸条(1)や凹条(2)を不慮に欠損してしまうお
それがある。
【0006】他方、図5の形態では上記引っ張り力とし
て比較的に小さくても足りると考えられるが、但し化粧
カバー(b)の上端部が吊りフツク(3)として、取付
ベース(a)の上端部へ言わば捲き付け状態に掛止され
ているため、その下端部の凸条(1)を取付ベース
(a)の凹条(2)から取りはずすべく、強く引っ張る
時には、その吊りフツク(3)が必らずや欠損してしま
い、再使用できなくなる。
て比較的に小さくても足りると考えられるが、但し化粧
カバー(b)の上端部が吊りフツク(3)として、取付
ベース(a)の上端部へ言わば捲き付け状態に掛止され
ているため、その下端部の凸条(1)を取付ベース
(a)の凹条(2)から取りはずすべく、強く引っ張る
時には、その吊りフツク(3)が必らずや欠損してしま
い、再使用できなくなる。
【0007】何れにしても、取付ベース(a)と化粧カ
バー(b)とが別個独立しているため、点在分布する複
数個所において嵌合する必要があり、壁クロスの貼り替
え作業上、その化粧カバー(b)を気遣いなく、高能率
に着脱操作することができない。
バー(b)とが別個独立しているため、点在分布する複
数個所において嵌合する必要があり、壁クロスの貼り替
え作業上、その化粧カバー(b)を気遣いなく、高能率
に着脱操作することができない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような諸問
題の改良を企図しており、建物における合成樹脂製化粧
縁材の取付装置として、建物の壁面へ先に固定される取
付ベースと、その後取付ベースへ表側から被着一体化さ
れる化粧カバーとの組から成り、上記取付ベースの一端
部と化粧カバーの基端部とを、薄肉な又は/及び軟質な
ヒンジによって、起伏的な回動自在に枢支連続させ、そ
のヒンジから建物の床面又は天井面と弾力的に接触し得
る軟質なシールリツプを連続一体に張り出す一方、上記
化粧カバーの先端部を取付ベースの他端部よりも一定量
だけ長く張り出し、且つ一定角度だけ裏向きに屈曲させ
ることにより、壁クロスの切り離し端部を被覆化粧し得
る張り出し屈曲片として、その張り出し屈曲片の先端か
ら壁クロスと弾力的に接触し得る軟質なシールリツプを
一体的に張り出すと共に、同じく化粧カバーの先端部付
近と取付ベースの他端部付近との何れか一方から差込み
凸条を一体的に張り出し、残る他方にその凸条と嵌脱自
在に嵌合する受け入れ凹条を対応形成して、上記化粧カ
バーをヒンジの支点廻りに伏倒操作することにより、壁
クロスの貼り替え作業を行なえる一方、同じく化粧カバ
ーをヒンジの支点廻りに起立させて、上記凸条と凹条と
を嵌脱自在に嵌合することにより、その先端部の上記張
り出し屈曲片が壁クロスの切り離し端部を被覆化粧する
ように定めたことを特徴とするものである。
題の改良を企図しており、建物における合成樹脂製化粧
縁材の取付装置として、建物の壁面へ先に固定される取
付ベースと、その後取付ベースへ表側から被着一体化さ
れる化粧カバーとの組から成り、上記取付ベースの一端
部と化粧カバーの基端部とを、薄肉な又は/及び軟質な
ヒンジによって、起伏的な回動自在に枢支連続させ、そ
のヒンジから建物の床面又は天井面と弾力的に接触し得
る軟質なシールリツプを連続一体に張り出す一方、上記
化粧カバーの先端部を取付ベースの他端部よりも一定量
だけ長く張り出し、且つ一定角度だけ裏向きに屈曲させ
ることにより、壁クロスの切り離し端部を被覆化粧し得
る張り出し屈曲片として、その張り出し屈曲片の先端か
ら壁クロスと弾力的に接触し得る軟質なシールリツプを
一体的に張り出すと共に、同じく化粧カバーの先端部付
近と取付ベースの他端部付近との何れか一方から差込み
凸条を一体的に張り出し、残る他方にその凸条と嵌脱自
在に嵌合する受け入れ凹条を対応形成して、上記化粧カ
バーをヒンジの支点廻りに伏倒操作することにより、壁
クロスの貼り替え作業を行なえる一方、同じく化粧カバ
ーをヒンジの支点廻りに起立させて、上記凸条と凹条と
を嵌脱自在に嵌合することにより、その先端部の上記張
り出し屈曲片が壁クロスの切り離し端部を被覆化粧する
ように定めたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本考案の上記構成によれば、取付ベースの一端
部と化粧カバーの基端部とが、ヒンジを介して起伏的な
回動自在に枢支連続されており、別個独立していないた
め、建物の壁面に対する取付け上、取付ベースと化粧カ
バーとの寸法関係を特に考慮する必要がなく、その取付
作業を極めて能率良く正確に行なえるほか、相互の嵌脱
自在に嵌合する凸条と凹条を、取付ベースの他端部付近
と化粧カバーの先端部付近に1条づつとして対応形成す
れば足り、それだけ両者の着脱操作を軽快に行なえるこ
ととなる。
部と化粧カバーの基端部とが、ヒンジを介して起伏的な
回動自在に枢支連続されており、別個独立していないた
め、建物の壁面に対する取付け上、取付ベースと化粧カ
バーとの寸法関係を特に考慮する必要がなく、その取付
作業を極めて能率良く正確に行なえるほか、相互の嵌脱
自在に嵌合する凸条と凹条を、取付ベースの他端部付近
と化粧カバーの先端部付近に1条づつとして対応形成す
れば足り、それだけ両者の着脱操作を軽快に行なえるこ
ととなる。
【0010】又、壁クロスの貼り替えに際しては、化粧
カバーの先端部を表側へ引っ張り、その凸条と凹条との
嵌合状態を解いて、ヒンジの支点廻りに伏倒操作すれば
良く、そうすれば壁クロスが全体的な開放状態に露呈す
るため、これを支障なく便利に貼り替えることができ
る。
カバーの先端部を表側へ引っ張り、その凸条と凹条との
嵌合状態を解いて、ヒンジの支点廻りに伏倒操作すれば
良く、そうすれば壁クロスが全体的な開放状態に露呈す
るため、これを支障なく便利に貼り替えることができ
る。
【0011】その場合にも、化粧カバーは依然として取
付ベースと連続した状態にあるため、壁クロスの貼り替
え完了後に、再度化粧カバーをヒンジの支点廻りに起立
させて、その凸条と凹条とを嵌合することにより、上記
化粧カバーを取付ベースの被覆状態に固定一体化するこ
とができる。
付ベースと連続した状態にあるため、壁クロスの貼り替
え完了後に、再度化粧カバーをヒンジの支点廻りに起立
させて、その凸条と凹条とを嵌合することにより、上記
化粧カバーを取付ベースの被覆状態に固定一体化するこ
とができる。
【0012】特に、化粧カバーの先端部が張り出し屈曲
片として、取付ベースの他端部よりも一定量だけ長く張
り出し延長され、且つ一定角度だけ裏向きに屈曲されて
いるため、上記壁クロスの切り離し端部を表側からの目
視不能に被覆化粧することができ、しかもその屈曲片の
先端から一体的に張り出す軟質なシールリツプが、壁ク
ロスと弾力的に接触して、その貼り替えられる壁クロス
の厚み変化を自づと効果的に吸収できると共に、上記取
付ベースと化粧カバーとの向かい合う相互間隙へ、塵埃
などの侵入するおそれも防止し得るのである。
片として、取付ベースの他端部よりも一定量だけ長く張
り出し延長され、且つ一定角度だけ裏向きに屈曲されて
いるため、上記壁クロスの切り離し端部を表側からの目
視不能に被覆化粧することができ、しかもその屈曲片の
先端から一体的に張り出す軟質なシールリツプが、壁ク
ロスと弾力的に接触して、その貼り替えられる壁クロス
の厚み変化を自づと効果的に吸収できると共に、上記取
付ベースと化粧カバーとの向かい合う相互間隙へ、塵埃
などの侵入するおそれも防止し得るのである。
【0013】他方、上記取付ベースと化粧カバーとを回
動自在に枢支連続するヒンジからは、建物の床面又は天
井面と弾力的に接触する軟質なシールリツプが連続一体
に張り出されているため、これによって床面又は天井面
の不陸状態を初め、これらに貼り付けられた床クロスや
カーペツトなどの敷物、又は天井クロスの厚み変化など
も自づと効果的に吸収できることとなる。
動自在に枢支連続するヒンジからは、建物の床面又は天
井面と弾力的に接触する軟質なシールリツプが連続一体
に張り出されているため、これによって床面又は天井面
の不陸状態を初め、これらに貼り付けられた床クロスや
カーペツトなどの敷物、又は天井クロスの厚み変化など
も自づと効果的に吸収できることとなる。
【0014】
【実施例】以下、図示の実施例に基いて本考案の構成を
詳述すると、その幅木として具体化した本考案の取付使
用状態を表わした図1、2において、(A)は硬質な塩
化ビニール樹脂やその他の合成樹脂から、例えば約55
mmの広幅な垂直板片(11)と約4mmの狭幅な水平
板片(12)とを備えた断面ほぼL字型に造形された取
付ベースであり、その垂直板片(11)のフラツトな裏
面が建物の壁面(W)へ固定一体化されることになる。
詳述すると、その幅木として具体化した本考案の取付使
用状態を表わした図1、2において、(A)は硬質な塩
化ビニール樹脂やその他の合成樹脂から、例えば約55
mmの広幅な垂直板片(11)と約4mmの狭幅な水平
板片(12)とを備えた断面ほぼL字型に造形された取
付ベースであり、その垂直板片(11)のフラツトな裏
面が建物の壁面(W)へ固定一体化されることになる。
【0015】その固定手段として、図1、2では両面接
着テープ(13)を示しているが、これに代る図3のよ
うな釘(14)や、その他の手段を採用しても勿論良
い。
着テープ(13)を示しているが、これに代る図3のよ
うな釘(14)や、その他の手段を採用しても勿論良
い。
【0016】(15)は上記取付ベース(A)における
垂直板片(11)の上端部付近から表側へ、連続一体に
張り出された断面チヤンネル型の凹条であり、後述する
化粧カバーの差込み凸条を受け入れる。(16)は取付
ベース(A)の下端部をなす上記水平板片(12)の張
り出し先端部に付属一体化された軟質な塩化ビニール樹
脂やその他の合成樹脂から成るシールリツプであり、そ
の先細りの鰭形態を呈しつつ、下方へ張り出すことによ
って、建物の床面(F)や床クロス、カーペツトなどの
敷物と弾力的に接触作用し得る。
垂直板片(11)の上端部付近から表側へ、連続一体に
張り出された断面チヤンネル型の凹条であり、後述する
化粧カバーの差込み凸条を受け入れる。(16)は取付
ベース(A)の下端部をなす上記水平板片(12)の張
り出し先端部に付属一体化された軟質な塩化ビニール樹
脂やその他の合成樹脂から成るシールリツプであり、そ
の先細りの鰭形態を呈しつつ、下方へ張り出すことによ
って、建物の床面(F)や床クロス、カーペツトなどの
敷物と弾力的に接触作用し得る。
【0017】他方、(B)は上記取付ベース(A)の全
体を表側から被覆する化粧カバーであって、取付ベース
(A)と同一又は類似の硬質な合成樹脂から、その上記
垂直板片(11)とほぼ平行に延在するカバー本体片
(17)と、そのカバー本体片(17)の上端部から上
記取付ベース(A)における垂直板片(11)の上端部
よりも、一定量(h)だけ上方へ長く張り出し、且つ一
定角度(θ)だけ裏向きに屈曲する張り出し屈曲片(1
8)とを備えた断面形状に造形されており、しかもその
カバー本体片(17)の下端部(基端部)が上記シール
リツプ(16)と同一の軟質な合成樹脂から成るヒンジ
(19)を介して、取付ベース(A)の水平板片(1
2)と枢支連続されている。
体を表側から被覆する化粧カバーであって、取付ベース
(A)と同一又は類似の硬質な合成樹脂から、その上記
垂直板片(11)とほぼ平行に延在するカバー本体片
(17)と、そのカバー本体片(17)の上端部から上
記取付ベース(A)における垂直板片(11)の上端部
よりも、一定量(h)だけ上方へ長く張り出し、且つ一
定角度(θ)だけ裏向きに屈曲する張り出し屈曲片(1
8)とを備えた断面形状に造形されており、しかもその
カバー本体片(17)の下端部(基端部)が上記シール
リツプ(16)と同一の軟質な合成樹脂から成るヒンジ
(19)を介して、取付ベース(A)の水平板片(1
2)と枢支連続されている。
【0018】つまり、取付ベース(A)と化粧カバー
(B)はその軟質な合成樹脂のヒンジ(19)を介し
て、上記した押出断面形状に同時成形されており、これ
により化粧カバー(B)が取付ベース(A)に対して、
そのヒンジ(19)の支点廻りに約90度だけ、起伏的
な回動操作を行なえるように連続されているわけであ
る。
(B)はその軟質な合成樹脂のヒンジ(19)を介し
て、上記した押出断面形状に同時成形されており、これ
により化粧カバー(B)が取付ベース(A)に対して、
そのヒンジ(19)の支点廻りに約90度だけ、起伏的
な回動操作を行なえるように連続されているわけであ
る。
【0019】この点、図1、2から示唆されるように、
取付ベース(A)の上記シールリツプ(16)とヒンジ
(19)が、同じ軟質な合成樹脂から連続一体物を成し
ており、しかもそのヒンジ(19)は屈曲しやすく薄肉
化されてもいる。但し、そのヒンジ(19)を支点とし
て、化粧カバー(B)を起伏的に回動操作し得る限りで
は、その薄肉化を省略して、単に軟質化するだけでも良
く、又ヒンジ(19)を半硬質な合成樹脂製として、そ
の屈曲しやすく薄肉化するにとどめることも可能であ
る。
取付ベース(A)の上記シールリツプ(16)とヒンジ
(19)が、同じ軟質な合成樹脂から連続一体物を成し
ており、しかもそのヒンジ(19)は屈曲しやすく薄肉
化されてもいる。但し、そのヒンジ(19)を支点とし
て、化粧カバー(B)を起伏的に回動操作し得る限りで
は、その薄肉化を省略して、単に軟質化するだけでも良
く、又ヒンジ(19)を半硬質な合成樹脂製として、そ
の屈曲しやすく薄肉化するにとどめることも可能であ
る。
【0020】(20)は上記取付ベース(A)の凹条
(15)と対応する差込み凸条であって、化粧カバー
(B)におけるカバー本体片(17)の上端部(先端
部)付近から裏側へ、連続一体に張り出されており、上
記凹条(15)と嵌脱自在に嵌合するようになってい
る。その差込み凸条(20)は言わば1条のレール形態
をなしており、これを受け入れる受け入れ凹条(15)
の開口幅も、冒頭に述べた公知品に比して狭く定められ
ており、図1から示唆されるように、相互の咬み合う楔
作用を行ない、その嵌合しやすいにも拘らず、一旦嵌合
した状態では不慮に離脱しないようになっている。
(15)と対応する差込み凸条であって、化粧カバー
(B)におけるカバー本体片(17)の上端部(先端
部)付近から裏側へ、連続一体に張り出されており、上
記凹条(15)と嵌脱自在に嵌合するようになってい
る。その差込み凸条(20)は言わば1条のレール形態
をなしており、これを受け入れる受け入れ凹条(15)
の開口幅も、冒頭に述べた公知品に比して狭く定められ
ており、図1から示唆されるように、相互の咬み合う楔
作用を行ない、その嵌合しやすいにも拘らず、一旦嵌合
した状態では不慮に離脱しないようになっている。
【0021】この点、図1、2では凸条(20)を化粧
カバー(B)から張り出す一方、その受け入れ凹条(1
5)を取付ベース(A)に対応形成しているが、図3の
変形例から明白なように、その凸条(20)と凹条(1
5)とを逆に設置してもさしつかえない。
カバー(B)から張り出す一方、その受け入れ凹条(1
5)を取付ベース(A)に対応形成しているが、図3の
変形例から明白なように、その凸条(20)と凹条(1
5)とを逆に設置してもさしつかえない。
【0022】何れにしても、上記取付ベース(A)と化
粧カバー(B)は別個独立しておらず、ヒンジ(19)
によって枢支連続されているため、その差込み凸条(2
0)と受け入れ凹条(15)も1条づつで足り、それだ
け相互の着脱操作を行ないやすくなる。
粧カバー(B)は別個独立しておらず、ヒンジ(19)
によって枢支連続されているため、その差込み凸条(2
0)と受け入れ凹条(15)も1条づつで足り、それだ
け相互の着脱操作を行ないやすくなる。
【0023】上記化粧カバー(B)の張り出し屈曲片
(18)は取付ベース(A)における垂直板片(11)
の上端部よりも、一定量(h)だけ上方へ長く張り出し
延長されており、且つ一定角度(θ)だけ裏向きに屈曲
しているため、後述する壁クロスの切り離し端部が見苦
しく露呈してしまうことを、その張り出し屈曲片(1
8)によって被覆化粧することができる。
(18)は取付ベース(A)における垂直板片(11)
の上端部よりも、一定量(h)だけ上方へ長く張り出し
延長されており、且つ一定角度(θ)だけ裏向きに屈曲
しているため、後述する壁クロスの切り離し端部が見苦
しく露呈してしまうことを、その張り出し屈曲片(1
8)によって被覆化粧することができる。
【0024】(21)は上記張り出し屈曲片(18)の
張り出し先端部に付属一体化されたシールリツプであっ
て、上記取付ベース(A)のシールリツプ(16)と同
じ軟質な合成樹脂から、先細りの鰭形態に造形されてお
り、その裏側への張り出しによって、後述の壁クロスと
弾力的に接触作用し得るようになっている。このシール
リツプ(21)も化粧カバー(B)のカバー本体片(1
7)と一体同時に成形されること、勿論である。
張り出し先端部に付属一体化されたシールリツプであっ
て、上記取付ベース(A)のシールリツプ(16)と同
じ軟質な合成樹脂から、先細りの鰭形態に造形されてお
り、その裏側への張り出しによって、後述の壁クロスと
弾力的に接触作用し得るようになっている。このシール
リツプ(21)も化粧カバー(B)のカバー本体片(1
7)と一体同時に成形されること、勿論である。
【0025】尚、図3から併せて示唆されるように、化
粧カバー(B)の表面には塩化ビニール樹脂やその他の
合成樹脂から成る化粧シート(22)を貼り付けること
が、好ましい。
粧カバー(B)の表面には塩化ビニール樹脂やその他の
合成樹脂から成る化粧シート(22)を貼り付けること
が、好ましい。
【0026】上記のように構成された幅木の使用に当っ
ては、その取付ベース(A)の垂直板片(11)を建物
の壁面(W)へ固定する。そうすれば、その取付ベース
(A)には予じめ化粧カバー(B)が枢支連続されてい
るため、その化粧カバー(B)も自づと正確に壁面
(W)へ支持される結果となり、又取付ベース(A)の
下端部からは軟質な合成樹脂のシールリツプ(16)が
張り出されているため、これによって床面(F)の不陸
を初め、その床クロス(23)やカーペツトなどの敷物
の厚み変化などを吸収することができ、幅木自身と床面
(F)などとの上下相互間に空隙が見苦しく露呈するこ
とを、確実に防止し得るのである。
ては、その取付ベース(A)の垂直板片(11)を建物
の壁面(W)へ固定する。そうすれば、その取付ベース
(A)には予じめ化粧カバー(B)が枢支連続されてい
るため、その化粧カバー(B)も自づと正確に壁面
(W)へ支持される結果となり、又取付ベース(A)の
下端部からは軟質な合成樹脂のシールリツプ(16)が
張り出されているため、これによって床面(F)の不陸
を初め、その床クロス(23)やカーペツトなどの敷物
の厚み変化などを吸収することができ、幅木自身と床面
(F)などとの上下相互間に空隙が見苦しく露呈するこ
とを、確実に防止し得るのである。
【0027】そして、上記取付ベース(A)に対しては
図1のように、その凹条(15)へ化粧カバー(B)の
凸条(20)が嵌合され、その化粧カバー(B)によっ
て取付ベース(A)の全体が表側から完全に被覆化粧さ
れるのである。その場合、化粧カバー(B)の上端部か
らはやはり軟質な合成樹脂のシールリツプ(21)が張
り出されているため、これによって壁クロス(24)の
厚み変化なども、自づと弾力的に吸収することができる
ほか、塵埃などが取付ベース(A)と化粧カバー(B)
との向かい合う相互間隙へ侵入するおそれも防止し得
る。
図1のように、その凹条(15)へ化粧カバー(B)の
凸条(20)が嵌合され、その化粧カバー(B)によっ
て取付ベース(A)の全体が表側から完全に被覆化粧さ
れるのである。その場合、化粧カバー(B)の上端部か
らはやはり軟質な合成樹脂のシールリツプ(21)が張
り出されているため、これによって壁クロス(24)の
厚み変化なども、自づと弾力的に吸収することができる
ほか、塵埃などが取付ベース(A)と化粧カバー(B)
との向かい合う相互間隙へ侵入するおそれも防止し得
る。
【0028】上記壁クロス(24)の貼り替え作業を行
なうに際しては、図1から図2の状態へと変化する如
く、上記化粧カバー(B)を表側へ引っ張ることによっ
て、その凸条(20)と取付ベース(A)の凹条(1
5)との嵌合状態を解き、化粧カバー(B)をそのヒン
ジ(19)の支点廻りに伏倒操作するのである。
なうに際しては、図1から図2の状態へと変化する如
く、上記化粧カバー(B)を表側へ引っ張ることによっ
て、その凸条(20)と取付ベース(A)の凹条(1
5)との嵌合状態を解き、化粧カバー(B)をそのヒン
ジ(19)の支点廻りに伏倒操作するのである。
【0029】そうすれば、壁クロス(24)が言わば全
体の開放状態に露呈するので、これを支障なく貼り替え
ることができ、その完了後に再度化粧カバー(B)をヒ
ンジ(19)の支点廻りに起立させて、その凸条(2
0)が取付ベース(A)の凹条(15)と嵌合するよう
に押し付け、その取付ベース(A)の被覆状態に固定一
体化するのである。その状態では、壁クロス(24)の
切り離し端部も上記化粧カバー(B)の張り出し屈曲片
(18)によって、自づと美麗に被覆化粧される結果と
なる。
体の開放状態に露呈するので、これを支障なく貼り替え
ることができ、その完了後に再度化粧カバー(B)をヒ
ンジ(19)の支点廻りに起立させて、その凸条(2
0)が取付ベース(A)の凹条(15)と嵌合するよう
に押し付け、その取付ベース(A)の被覆状態に固定一
体化するのである。その状態では、壁クロス(24)の
切り離し端部も上記化粧カバー(B)の張り出し屈曲片
(18)によって、自づと美麗に被覆化粧される結果と
なる。
【0030】尚、幅木として具体化した本考案の実施例
につき説示したが、上記取付ベース(A)やその化粧カ
バー(B)の全体を、上下の逆向きとして建物の壁面
(W)へ同様に固定することにより、本考案をそのまま
廻り縁として使用することも可能である。
につき説示したが、上記取付ベース(A)やその化粧カ
バー(B)の全体を、上下の逆向きとして建物の壁面
(W)へ同様に固定することにより、本考案をそのまま
廻り縁として使用することも可能である。
【0031】その場合には、取付ベース(A)の水平板
片(12)が建物の天井面に臨み、そのシールリツプ
(16)は天井面と弾力的に接触することになる。そし
て、その廻り縁として実施したとしても、上記と同様な
操作を加えることにより、壁クロス(24)の貼り替え
作業を工具類の必要なく、所謂ワンタツチ式の軽快に能
率良く行なえること、言うまでもない。
片(12)が建物の天井面に臨み、そのシールリツプ
(16)は天井面と弾力的に接触することになる。そし
て、その廻り縁として実施したとしても、上記と同様な
操作を加えることにより、壁クロス(24)の貼り替え
作業を工具類の必要なく、所謂ワンタツチ式の軽快に能
率良く行なえること、言うまでもない。
【0032】
【考案の効果】以上のように、本考案では建物の壁面
(W)へ先に固定される取付ベース(A)と、その後取
付ベース(A)へ表側から被着一体化される化粧カバー
(B)との組から成り、上記取付ベース(A)の一端部
と化粧カバー(B)の基端部とを、薄肉な又は/及び軟
質なヒンジ(19)によって、起伏的な回動自在に枢支
連続させ、そのヒンジ(19)から建物の床面(F)又
は天井面と弾力的に接触し得る軟質なシールリツプ(1
6)を連続一体に張り出す一方、上記化粧カバー(B)
の先端部を取付ベース(A)の他端部よりも一定量
(h)だけ長く張り出し、且つ一定角度(θ)だけ裏向
きに屈曲させることにより、壁クロス(24)の切り離
し端部を被覆化粧し得る張り出し屈曲片(18)とし
て、その張り出し屈曲片(18)の先端から壁クロス
(24)と弾力的に接触し得る軟質なシールリツプ(2
1)を一体的に張り出すと共に、同じく化粧カバー
(B)の先端部付近と取付ベース(A)の他端部付近と
の何れか一方から差込み凸条(20)を一体的に張り出
し、残る他方にその凸条(20)と嵌脱自在に嵌合する
受け入れ凹条(15)を対応形成して、上記化粧カバー
(B)をヒンジ(19)の支点廻りに伏倒操作すること
により、壁クロス(24)の貼り替え作業を行なえる一
方、同じく化粧カバー(B)をヒンジ(19)の支点廻
りに起立させて、上記凸条(2 0)と凹条(15)とを
嵌脱自在に嵌合することにより、その先端部の上記張り
出し屈曲片(18)が壁クロス(24)の切り離し端部
を被覆化粧するように定めてあるため、冒頭に述べた従
来技術の諸問題を確実に改良することができ、壁クロス
(24)の貼り替え作業を工具類の必要なく、しかも所
謂ワンタツチ操作式の軽快にすばやく行なえる効果があ
る。
(W)へ先に固定される取付ベース(A)と、その後取
付ベース(A)へ表側から被着一体化される化粧カバー
(B)との組から成り、上記取付ベース(A)の一端部
と化粧カバー(B)の基端部とを、薄肉な又は/及び軟
質なヒンジ(19)によって、起伏的な回動自在に枢支
連続させ、そのヒンジ(19)から建物の床面(F)又
は天井面と弾力的に接触し得る軟質なシールリツプ(1
6)を連続一体に張り出す一方、上記化粧カバー(B)
の先端部を取付ベース(A)の他端部よりも一定量
(h)だけ長く張り出し、且つ一定角度(θ)だけ裏向
きに屈曲させることにより、壁クロス(24)の切り離
し端部を被覆化粧し得る張り出し屈曲片(18)とし
て、その張り出し屈曲片(18)の先端から壁クロス
(24)と弾力的に接触し得る軟質なシールリツプ(2
1)を一体的に張り出すと共に、同じく化粧カバー
(B)の先端部付近と取付ベース(A)の他端部付近と
の何れか一方から差込み凸条(20)を一体的に張り出
し、残る他方にその凸条(20)と嵌脱自在に嵌合する
受け入れ凹条(15)を対応形成して、上記化粧カバー
(B)をヒンジ(19)の支点廻りに伏倒操作すること
により、壁クロス(24)の貼り替え作業を行なえる一
方、同じく化粧カバー(B)をヒンジ(19)の支点廻
りに起立させて、上記凸条(2 0)と凹条(15)とを
嵌脱自在に嵌合することにより、その先端部の上記張り
出し屈曲片(18)が壁クロス(24)の切り離し端部
を被覆化粧するように定めてあるため、冒頭に述べた従
来技術の諸問題を確実に改良することができ、壁クロス
(24)の貼り替え作業を工具類の必要なく、しかも所
謂ワンタツチ操作式の軽快にすばやく行なえる効果があ
る。
【0033】即ち、本考案の上記構成では取付ベース
(A)とその化粧カバー(B)とが別個独立しておら
ず、ヒンジ(19)を介して予じめの一体品に枢支連続
されており、その建物の壁面(W)へ先に固定された取
付ベース(A)に対して、上記ヒンジ(19)の支点廻
りに化粧カバー(B)を伏倒操作すれば、壁クロス(2
4)の全体が開放状態に露呈するため、その壁クロス
(24)をすばやく便利に貼り替え作業することができ
る。
(A)とその化粧カバー(B)とが別個独立しておら
ず、ヒンジ(19)を介して予じめの一体品に枢支連続
されており、その建物の壁面(W)へ先に固定された取
付ベース(A)に対して、上記ヒンジ(19)の支点廻
りに化粧カバー(B)を伏倒操作すれば、壁クロス(2
4)の全体が開放状態に露呈するため、その壁クロス
(24)をすばやく便利に貼り替え作業することができ
る。
【0034】そして、上記化粧カバー(B)の先端部は
張り出し屈曲片(18)として、取付ベース(A)の他
端部よりも一定量(h)だけ長く張り出し延長されてお
り、且つ一定角度(θ)だけ裏向きに屈曲されているた
め、上記壁クロス(24)の貼り替え完了後に、その化
粧カバー(B)をヒンジ(19)の支点廻りに起立させ
て、上記差込み凸条(20)と受け入れ凹条(15)と
を嵌合すれば、取付ベース(A)が化粧カバー(B)に
よる被覆状態に固定一体化されると同時に、その化粧カ
バー(B)の張り出し屈曲片(18)によって、上記壁
クロス(24)の切り離し端部も被覆化粧されることと
なり、壁クロス(24)の貼り替え作業性とその化粧効
果に著しく優れる。
張り出し屈曲片(18)として、取付ベース(A)の他
端部よりも一定量(h)だけ長く張り出し延長されてお
り、且つ一定角度(θ)だけ裏向きに屈曲されているた
め、上記壁クロス(24)の貼り替え完了後に、その化
粧カバー(B)をヒンジ(19)の支点廻りに起立させ
て、上記差込み凸条(20)と受け入れ凹条(15)と
を嵌合すれば、取付ベース(A)が化粧カバー(B)に
よる被覆状態に固定一体化されると同時に、その化粧カ
バー(B)の張り出し屈曲片(18)によって、上記壁
クロス(24)の切り離し端部も被覆化粧されることと
なり、壁クロス(24)の貼り替え作業性とその化粧効
果に著しく優れる。
【0035】上記ヒンジ(19)を支点として起伏的に
回動操作される化粧カバー(B)の先端部が、建物の壁
面(W)へ先に固定される取付ベース(A)の他端部に
比して、一定量(h)だけ長く張り出すと共に、一定角
度(θ)だけ裏向きに屈曲する張り出し屈曲片(18)
として造形されているからこそ、上記効果を達成できる
わけである。
回動操作される化粧カバー(B)の先端部が、建物の壁
面(W)へ先に固定される取付ベース(A)の他端部に
比して、一定量(h)だけ長く張り出すと共に、一定角
度(θ)だけ裏向きに屈曲する張り出し屈曲片(18)
として造形されているからこそ、上記効果を達成できる
わけである。
【0036】しかも、その張り出し屈曲片(18)の先
端からは壁クロス(24)と弾力的に接触し得る軟質な
シールリツプ(21)も張り出されているため、上記貼
り替えられる壁クロス(24)の厚み変化を自づと効果
的に吸収することができ、上記取付ベース(A)と化粧
カバー(B)との向かい合う相互間隙へ、塵埃などの侵
入するおそれも防止し得る効果がある。
端からは壁クロス(24)と弾力的に接触し得る軟質な
シールリツプ(21)も張り出されているため、上記貼
り替えられる壁クロス(24)の厚み変化を自づと効果
的に吸収することができ、上記取付ベース(A)と化粧
カバー(B)との向かい合う相互間隙へ、塵埃などの侵
入するおそれも防止し得る効果がある。
【0037】又、上記のように取付ベース(A)とその
化粧カバー(B)とは、ヒンジ(19)によって回動自
在に枢支連続されているため、一方の差込み凸条(2
0)と他方の受け入れ凹条(15)としても、その1条
づつを対応形成するだけで、両者を安定良く固定一体化
することができ、上記取付ベース(A)と化粧カバー
(B)とが別個独立する型式に比し、その着脱操作も所
謂ワンタツチ式の軽快に行なえることとなる。
化粧カバー(B)とは、ヒンジ(19)によって回動自
在に枢支連続されているため、一方の差込み凸条(2
0)と他方の受け入れ凹条(15)としても、その1条
づつを対応形成するだけで、両者を安定良く固定一体化
することができ、上記取付ベース(A)と化粧カバー
(B)とが別個独立する型式に比し、その着脱操作も所
謂ワンタツチ式の軽快に行なえることとなる。
【0038】他方、取付ベース(A)と化粧カバー
(B)との枢支連続するヒンジ(19)からは、建物の
床面(F)又は天井面と弾力的に接触し得る軟質なシー
ルリツプ(16)が連続一体に張り出されているため、
その床面(F)や天井面の不陸状態を初め、床クロスや
カーペツトなどの敷物の厚み変化を自づと吸収できる効
果もある。
(B)との枢支連続するヒンジ(19)からは、建物の
床面(F)又は天井面と弾力的に接触し得る軟質なシー
ルリツプ(16)が連続一体に張り出されているため、
その床面(F)や天井面の不陸状態を初め、床クロスや
カーペツトなどの敷物の厚み変化を自づと吸収できる効
果もある。
【図1】建物の幅木として具体化した本考案の取付使用
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図2】その化粧カバーを伏倒操作した状態の断面図で
ある。
ある。
【図3】図1に対応する本考案の変形例を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】従来の幅木を示す取付使用状態の断面図であ
る。
る。
【図5】従来の別な幅木を示す取付使用状態の断面図で
ある。
ある。
(15)・凹条 (16)・シールリツプ (19)・ヒンジ (18)・張り出し屈曲片 (20)・凸条 (21)・シールリツプ (A)・・取付ベース (B)・・化粧カバー (F)・・床面 (W)・・壁面
Claims (1)
- 【請求項1】建物の壁面(W)へ先に固定される取付ベ
ース(A)と、その後取付ベース(A)へ表側から被着
一体化される化粧カバー(B)との組から成り、 上記取付ベース(A)の一端部と化粧カバー(B)の基
端部とを、薄肉な又は/及び軟質なヒンジ(19)によ
って、起伏的な回動自在に枢支連続させ、 そのヒンジ(19)から建物の床面(F)又は天井面と
弾力的に接触し得る軟質なシールリツプ(16)を連続
一体に張り出す一方、 上記化粧カバー(B)の先端部を取付ベース(A)の他
端部よりも一定量(h)だけ長く張り出し、且つ一定角
度(θ)だけ裏向きに屈曲させることにより、壁クロス
(24)の切り離し端部を被覆化粧し得る張り出し屈曲
片(18)として、その張り出し屈曲片(18)の先端
から壁クロス(24)と弾力的に接触し得る軟質なシー
ルリツプ(21)を一体的に張り出すと共に、 同じく化粧カバー(B)の先端部付近と取付ベース
(A)の他端部付近との何れか一方から差込み凸条(2
0)を一体的に張り出し、残る他方にその凸条(20)
と嵌脱自在に嵌合する受け入れ凹条(15)を対応形成
して、 上記化粧カバー(B)をヒンジ(19)の支点廻りに伏
倒操作することにより、壁クロス(24)の貼り替え作
業を行なえる一方、同じく化粧カバー(B)をヒンジ
(19)の支点廻りに起立させて、上記凸条(20)と
凹条(15)とを嵌脱自在に嵌合することにより、その
先端部の上記張り出し屈曲片(18)が壁クロス(2
4)の切り離し端部を被覆化粧するように定めたことを
特徴とする建物における合成樹脂製化粧縁材の取付装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991060066U JP2537445Y2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 建物における合成樹脂製化粧縁材の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991060066U JP2537445Y2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 建物における合成樹脂製化粧縁材の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055990U JPH055990U (ja) | 1993-01-29 |
JP2537445Y2 true JP2537445Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=13131343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991060066U Expired - Lifetime JP2537445Y2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 建物における合成樹脂製化粧縁材の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537445Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2532190B2 (ja) * | 1992-03-19 | 1996-09-11 | ミサワホーム株式会社 | 幅 木 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53133429U (ja) * | 1977-03-29 | 1978-10-23 | ||
JPS5489818U (ja) * | 1977-12-06 | 1979-06-25 | ||
JPS57178641U (ja) * | 1981-05-08 | 1982-11-12 | ||
JPH077482Y2 (ja) * | 1989-01-14 | 1995-02-22 | 松下電工株式会社 | 巾 木 |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP1991060066U patent/JP2537445Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH055990U (ja) | 1993-01-29 |
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