JP2537275Y2 - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
- Publication number
- JP2537275Y2 JP2537275Y2 JP1991036685U JP3668591U JP2537275Y2 JP 2537275 Y2 JP2537275 Y2 JP 2537275Y2 JP 1991036685 U JP1991036685 U JP 1991036685U JP 3668591 U JP3668591 U JP 3668591U JP 2537275 Y2 JP2537275 Y2 JP 2537275Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- writing instrument
- gripping
- writing
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Pens And Brushes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシャープペンシル,ボー
ルペン等の筆記具に関する。
ルペン等の筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筆記具は筆記具軸体の握り部に凹
部を設け、この凹部にゴムなどの弾性筒を嵌め込み、前
記軸体に先具を取付けてなる。
部を設け、この凹部にゴムなどの弾性筒を嵌め込み、前
記軸体に先具を取付けてなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例にあって
は、筆記具軸体の握り部に凹部を設け、該凹部の外径よ
り若干小径の弾性筒を該凹部の外径よりさらに大径の筆
記具軸体を通じて、凹部に無理に押し広げて嵌め込む為
に、非常に手間がかかり全体として製造コストが高くな
るという課題がある。
は、筆記具軸体の握り部に凹部を設け、該凹部の外径よ
り若干小径の弾性筒を該凹部の外径よりさらに大径の筆
記具軸体を通じて、凹部に無理に押し広げて嵌め込む為
に、非常に手間がかかり全体として製造コストが高くな
るという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案筆記具は上記の課
題を解決するため、図1に示すように筆記具軸体1の握
り部の後端に係止部3を設け、該握り部に硬質樹脂ベー
ス筒4Aと軟質樹脂表皮筒4Bとにより構成された握り
筒4を嵌装し、前記筆記具軸体1にこの握り筒4を前記
係止部3とで係止する先具5を取付けてなる。
題を解決するため、図1に示すように筆記具軸体1の握
り部の後端に係止部3を設け、該握り部に硬質樹脂ベー
ス筒4Aと軟質樹脂表皮筒4Bとにより構成された握り
筒4を嵌装し、前記筆記具軸体1にこの握り筒4を前記
係止部3とで係止する先具5を取付けてなる。
【0005】
【作用】握り部の後端に設けた係止部3と、筆記具軸体
1に取付けた先具3との間に握り筒4が係止されている
ので、握り部に該握り筒4を無理に押し広げることもな
く、極めてスムーズに嵌め込むことが出来るので、手間
のかかる凹部への嵌め込みも不要になり、又、部品コス
トも弾性筒より握り筒4の方が安く上がり、全体として
製造コストを低減することができることになる。
1に取付けた先具3との間に握り筒4が係止されている
ので、握り部に該握り筒4を無理に押し広げることもな
く、極めてスムーズに嵌め込むことが出来るので、手間
のかかる凹部への嵌め込みも不要になり、又、部品コス
トも弾性筒より握り筒4の方が安く上がり、全体として
製造コストを低減することができることになる。
【0006】
【実施例】図1は本考案筆記具の第1実施例の側面図、
図2は第1実施例の部分分解側面図である。この第1実
施例はスチロール樹脂,ABS樹脂などのオレフィン系
樹脂製の筆記具軸体1の握り部2後端に係止部3を設
け、該握り部2にオレフィン系樹脂ベース筒4Aとスチ
レン−エチレン/ブチレン−スチレンのブロックポリマ
ー等の熱可塑性エラストマー製の表皮筒4Bとよりなる
握り筒4を嵌装し、筆記具軸体1にこの握り筒4を係止
部3とで係止する前記オレフィン系樹脂製の先具5を螺
着,嵌着,係着等,例えば螺着により着脱可能に取付け
てなる。
図2は第1実施例の部分分解側面図である。この第1実
施例はスチロール樹脂,ABS樹脂などのオレフィン系
樹脂製の筆記具軸体1の握り部2後端に係止部3を設
け、該握り部2にオレフィン系樹脂ベース筒4Aとスチ
レン−エチレン/ブチレン−スチレンのブロックポリマ
ー等の熱可塑性エラストマー製の表皮筒4Bとよりなる
握り筒4を嵌装し、筆記具軸体1にこの握り筒4を係止
部3とで係止する前記オレフィン系樹脂製の先具5を螺
着,嵌着,係着等,例えば螺着により着脱可能に取付け
てなる。
【0007】上記構成の第1実施例は、筆記具軸体1の
握り部2に握り筒4を嵌装し、該筆記具軸体1に先具2
を螺着により着脱自在に取り付けることにより握り筒4
は握り部2後端に設けた係止部3と先具5に係止される
ことになるので、握り部に凹部を設けなくてもよく、手
間のかかる凹部への嵌め込みも不要になり、全体として
製造コストを低減することができることになる。
握り部2に握り筒4を嵌装し、該筆記具軸体1に先具2
を螺着により着脱自在に取り付けることにより握り筒4
は握り部2後端に設けた係止部3と先具5に係止される
ことになるので、握り部に凹部を設けなくてもよく、手
間のかかる凹部への嵌め込みも不要になり、全体として
製造コストを低減することができることになる。
【0008】一方、軸体1及び先具5等の材質として塩
化ビニールそのものだけではなく、そのコーポリマー及
びその化合物またそのいずれかを含むものは最近、ヨー
ロッパで使用の規制対象になろうとしている。規制の理
由は塩化ビニールモノマーは発ガン性物質のため、長期
的な塩化ビニールとの接触は肝臓ガン、皮膚ガン、骨の
変質、中枢神経の障害になるとされているためである。
化ビニールそのものだけではなく、そのコーポリマー及
びその化合物またそのいずれかを含むものは最近、ヨー
ロッパで使用の規制対象になろうとしている。規制の理
由は塩化ビニールモノマーは発ガン性物質のため、長期
的な塩化ビニールとの接触は肝臓ガン、皮膚ガン、骨の
変質、中枢神経の障害になるとされているためである。
【0009】第1実施例及び第2実施例においては、塩
化ビニール以外の合成樹脂、例えばオレフィン系樹脂、
熱可塑性エラストマー、ABS樹脂等を使用しているの
で、前記規制対象から除外され、塩化ビニール使用によ
る障害をきたすおそれはない。
化ビニール以外の合成樹脂、例えばオレフィン系樹脂、
熱可塑性エラストマー、ABS樹脂等を使用しているの
で、前記規制対象から除外され、塩化ビニール使用によ
る障害をきたすおそれはない。
【0010】図3は第2実施例の側面図、図4は第2実
施例の部分分解側面図である。この第2実施例は第1実
施例において握り筒4と先具5との間にツバリング6を
嵌装した例であり,ツバリングが加わった以外は第1実
施例と同様である。
施例の部分分解側面図である。この第2実施例は第1実
施例において握り筒4と先具5との間にツバリング6を
嵌装した例であり,ツバリングが加わった以外は第1実
施例と同様である。
【0011】
【考案の効果】上述のように本考案によれば、筆記具軸
体1の握り部の後端に係止部3を設け、該握り部に握り
筒4を嵌装し、前記筆記具軸体1にこの握り筒4を前記
係止部3とで係止する先具5を取付けてなるので、手間
のかかる凹部への嵌め込みも不要になり、部品コストも
安くなり、全体として製造コストを低減することができ
る。
体1の握り部の後端に係止部3を設け、該握り部に握り
筒4を嵌装し、前記筆記具軸体1にこの握り筒4を前記
係止部3とで係止する先具5を取付けてなるので、手間
のかかる凹部への嵌め込みも不要になり、部品コストも
安くなり、全体として製造コストを低減することができ
る。
【図1】本考案筆記具の第1実施例の側面図である。
【図2】第1実施例の部分分解側面図である。
【図3】第2実施例の側面図である。
【図4】第2実施例の部分分解側面図である。
1 筆記具軸体 2 握り部 3 係止部 4 握り筒 4A ベース筒 4B 表皮筒 5 先具 6 ツバリング
Claims (4)
- 【請求項1】 筆記具軸体(1)の握り部の後端に係止
部(3)を設け、該握り部に硬質樹脂ベース筒(4A)
と軟質樹脂表皮筒(4B)とにより構成された握り筒
(4)を嵌装し、前記筆記具軸体(1)にこの握り筒
(4)を前記係止部(3)とで係止する先具(5)を取
付けてなる筆記具。 - 【請求項2】 握り筒(4)と先具(5)との間にツバ
リング(6)を嵌挿してなる請求項1の筆記具。 - 【請求項3】 握り筒(4)はオレフィン系樹脂ベース
筒(4A)に熱可塑性エラストマー表皮筒(4B)とよ
りなる請求項1,2のいずれかの筆記具。 - 【請求項4】 握り筒(4)はベース筒(4A)と表皮
筒(4B)をインジェクション成形又は押出成形により
一体構成としたことを特徴とする請求項1,2,3のい
ずれかの筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991036685U JP2537275Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991036685U JP2537275Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130891U JPH04130891U (ja) | 1992-12-01 |
JP2537275Y2 true JP2537275Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=31918597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991036685U Expired - Fee Related JP2537275Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537275Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018140574A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | ゼブラ株式会社 | グリップ取付構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5841199A (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-10 | 岡部株式会社 | 隧道コンクリ−ト覆工等の移動内型枠装置 |
JPH01271239A (ja) * | 1988-04-23 | 1989-10-30 | Toyo Polymer Kk | 握り易くした筆記具軸、ハブラシ軸、ひげそり軸などの握り軸体およびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5024852Y2 (ja) * | 1971-03-24 | 1975-07-25 |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP1991036685U patent/JP2537275Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5841199A (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-10 | 岡部株式会社 | 隧道コンクリ−ト覆工等の移動内型枠装置 |
JPH01271239A (ja) * | 1988-04-23 | 1989-10-30 | Toyo Polymer Kk | 握り易くした筆記具軸、ハブラシ軸、ひげそり軸などの握り軸体およびその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018140574A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | ゼブラ株式会社 | グリップ取付構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04130891U (ja) | 1992-12-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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