JP2536978Y2 - 複層ガラス窓 - Google Patents

複層ガラス窓

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JP2536978Y2
JP2536978Y2 JP1990098115U JP9811590U JP2536978Y2 JP 2536978 Y2 JP2536978 Y2 JP 2536978Y2 JP 1990098115 U JP1990098115 U JP 1990098115U JP 9811590 U JP9811590 U JP 9811590U JP 2536978 Y2 JP2536978 Y2 JP 2536978Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複層ガラス窓に関する。
[従来の技術] 二枚又はそれ以上のガラス板を乾燥剤を収納したスペ
ーサを介して隔置し、その四周を密閉して形成される複
層ガラスは、断熱性や防音性、防露性などに優れている
ほか、日射遮蔽性や安全性などの付加的機能も有してい
るため、省エネルギーや安全性が重視される今日的なニ
ーズによく適合し、業務用としてのみならず、一般家庭
用としても大きな需要が見込まれている。
一方、この種の複層ガラスは、単板構成のガラス板に
比べその厚み幅が三倍近くにも達するため、標準規格の
サッシに装着しようとしても、サッシのガラス板取付け
用の溝部が適合せず、サッシへの複層ガラスの直付けは
事実上不可能であった。
このため、上記タイプのサッシに対し複層ガラスを取
り付けようとするときは、サッシの前記溝部に挿着する
ことができる差込部と、複層ガラスの周縁部を挟持する
ようにして保持する保持部とを備えたアタッチメントが
用いられ、このアタッチメントを介することで前記サッ
シの側に複層ガラスが取り付けられていた。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前記サッシは、標準規格であるとはいいな
がらも、サッシの種類やメーカーによりガラス板取付け
用の溝部の溝幅寸法が一定しておらず、バラツキがあ
る。
このため、前記アタッチメントにおける差込部の両側
面には、非中空状の弾性部材からなるビード材を各別に
固設したり、例えば実開昭58−60781号公報に開示され
ているように弾性片を剥離可能に積層させてなるビード
材を各別に固設するなどして、アタッチメント自体をサ
ッシの溝幅寸法のバラツキによく対応させながらサッシ
に取り付けることができるようになっている。
しかし、このような対処法によっては、サッシ毎に異
なる溝部の溝幅寸法の製作公差とも思われるバラツキに
まで追随させることができず、差込部の溝部への挿入を
難しくしてサッシ自体を傷めたり、サッシへのアタッチ
メントの着脱を困難にするほか、サッシに挿着した後の
アタッチメントにがたつきが生ずるなどの不都合があっ
た。
さらに、サッシには、その種類やメーカーにより溝部
形状が異なっているものも多くあり、一種類のアタッチ
メントのみによっては、多くの種類のサッシに複層ガラ
スを取り付けることができない問題もあった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、従来技術の上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その構成上の特徴は、側壁部と底壁部とで断面
略形状を呈して形成された保持部と、複層ガラスを保
持させた前記保持部をサッシの側にその溝部を介して取
付け可能とすべく前記底壁部の外方に突設された差込部
とでアタッチメント本体を形成し、前記差込部の両側面
には、各別に固設されたビード材をそれぞれ有してなる
複層ガラス用装着アタッチメントと、該アタッチメント
の保持部に嵌め込まれた複層ガラスと、該アタッチメン
トの差込部が取付けられたサッシとを有する複層ガラス
窓であって、前記複層ガラス用装着アタッチメントの差
込部の一方の側面に固設される前記ビード材は、複層ガ
ラスを正しく位置決めしてこれを確実に支持する非中空
状の弾性部材により形成し、他方の側面に固設される前
記ビード材は、その膨らみを可変として前記溝部への適
合が可能な中空部と該中空部の複層ガラス側にサッシに
掛止する掛止部とを設けてなる中空弾性部材により形成
されていて、複層ガラス用装着アタッチメントがサッシ
に差込まれた際に前記中空部の掛止部近傍が押し潰され
て複層ガラス用装着アタッチメントがサッシに取付けら
れることにある。
[作用] このため、アタッチメント本体を構成している差込部
は、その一方の側面に固設されている非中空状の弾性部
材により形成されたビード材と、他方の側面に固設され
ている中空弾性部材により形成したビード材とを介する
ことで、サッシの溝部によく適合させて挿着することが
できる。
この場合、差込部の一方の側面に固設されているビー
ド材は、非中空状の弾性部材により形成されているの
で、複層ガラスを正しく位置決めしてこれを確実に支持
することができる。
また、差込部の他方の側面に固設されているビード材
は、中空部を設けてなる中空弾性部材により形成されて
いるので、中空部の膨らみを可変としてサッシの溝部の
溝幅や形状に柔軟に適合させて密着させることができ
る。
したがって、アタッチメント本体は、水密性を高めて
サッシの側に挿着支持させることができる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1、2図は、本考案の一実施例を示す縦断面図であ
り、標準規格のサッシ37に対し、乾燥剤35を収納したス
ペーサ34を介して隔置された例えば一対の板ガラス32,3
3を封着材36により四周を密閉してなる複層ガラス31を
標準規格のサッシ37にその溝部38を介して装着する際に
用いられる。
すなわち、両図によれば、所要の強度を有する金属材
等の適宜材料により一体形成されるアタッチメント本体
11は、側壁部13,13と底壁部14とで断面略形状を呈し
て形成された保持部12と、複層ガラス31をその長さ方向
に沿わせて保持させた前記保持部12をサッシ37の側にそ
の溝部38を介して取付け可能とすべく前記底壁部14にそ
の長さ方向に沿わせて外方に突設され、排水用溝18が設
けられている差込部17とを有して構成されている。
また、アタッチメント本体11における前記保持部12の
内側面には、ゴム等の弾性部材からなるシール材15がそ
の下底面に水抜き用溝部16を有して添設して配置されて
おり、前記差込部17の両側面19,20には、ゴム材や塩化
ビニール材等の耐候性に富む弾性部材からなるビード材
21,24が各別に固設して配置されている。この場合、ビ
ード材21,24のそれぞれは、保持部12を構成する底壁部1
4とサッシ37の上端面39との間に介在配置される掛止部2
2,25と、サッシ37の上端面39の側に開口部を有する溝部
38と差込部17との間に介在配置される挿入部23,26とを
有して形成されている。
そして、前記差込部17の一方の側面19に固設される前
記ビード材21は、複層ガラス31を正しく位置決めしてこ
れを確実に支持する非中空状の弾性部材により前記挿入
部23が形成されている。
また、前記差込部17の他方の側面20に固設される前記
ビード材24は、その膨らみを可変として前記溝部38への
適合が可能な中空部27を設けてなる中空弾性部材により
前記挿入部26が形成されている。
なお、前記差込部17の両側面19,20へのビード材21,24
の固設は、溶着やカシメ、接着等により行なうことがで
き、通常は、有機もしくは無機溶剤を用いての接着手法
により行なわれる。
本考案は、このようにして構成されているので、アタ
ッチメント本体11を構成している差込部17は、その一方
の側面19に固設されている非中空状の弾性部材により形
成されたビード材21と、他方の側面20に固設されている
中空弾性部材により形成したビード材24とを介すること
で、第2図に示すように、サッシ37の溝部38によく適合
させて挿着することができる。
この場合、差込部17の一方の側面19に固設されている
ビード材21は、非中空状の弾性部材により形成されてい
るので、複層ガラス31を正しく位置決めしてこれを確実
に支持することができる。
また、差込部17の他方の側面20に固設されているビー
ド材24は、中空部27を設けてなる中空弾性部材により形
成されているので、中空部27の膨らみを可変としてサッ
シ37の溝部38の溝幅や形状に柔軟に適合させて密着させ
ることができる。
したがって、アタッチメント本体11は、水密性を高め
てサッシ37の側に挿着支持させることができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、アタッチメント本
体を構成している差込部は、その一方の側面に固設され
ているビード材と、他方の側面に固設されているビード
材とを介することで、サッシの溝部によく適合させて挿
着することができる。
この場合、差込部の一方の側面に固設されているビー
ド材は、非中空状の弾性部材により形成されているの
で、複層ガラスを正しく位置決めしてこれを確実に支持
することができる。
また、差込部の他方の側面に固設されているビード材
は、中空部を設けてなる中空弾性部材により形成されて
いるので、中空部の膨らみを可変として溝部の溝幅や形
状が異なるサッシに対しても柔軟に適合させて密着させ
ることができる。
したがって、標準規格のサッシに対する複層ガラスの
取付け作業を能率的に行なうことができるほか、複層ガ
ラスを長期にわたり安定的にサッシの側に支持させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図
は、本考案に係るアタッチメントを用いてのサッシへの
複層ガラスの取付け状態を示す縦断面図である。 11…アタッチメント本体、12…保持部、13…側壁部、14
…底壁部、15…シール材、16…水抜き用溝部、17…差込
部、18…排水用溝部、19,20…側面、21…ビード材、22
…掛止部、23…挿入部、24…ビード材、25…掛止部、26
…挿入部、27…中空部、31…複層ガラス、32,33…板ガ
ラス、34…スペーサ、35…乾燥剤、36…封着材、37…サ
ッシ、38…溝部、39…上端面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁部と底壁部とで断面略形状を呈して
    形成された保持部と、複層ガラスを保持させた前記保持
    部をサッシの側にその溝部を介して取付け可能とすべく
    前記底壁部の外方に突設された差込部とでアタッチメン
    ト本体を形成し、前記差込部の両側面には、各別に固設
    されたビード材をそれぞれ有してなる複層ガラス用装着
    アタッチメントと、該アタッチメントの保持部に嵌め込
    まれた複層ガラスと、該アタッチメントの差込部が取付
    けられたサッシとを有する複層ガラス窓であって、前記
    複層ガラス用装着アタッチメントの差込部の一方の側面
    に固設される前記ビード材は、複層ガラスを正しく位置
    決めしてこれを確実に支持する非中空状の弾性部材によ
    り形成し、他方の側面に固設される前記ビード材は、そ
    の膨らみを可変として前記溝部への適合が可能な中空部
    と該中空部の複層ガラス側にサッシに掛止する掛止部と
    を設けてなる中空弾性部材により形成されていて、複層
    ガラス用装着アタッチメントがサッシに差込まれた際に
    前記中空部の掛止部近傍が押し潰されて複層ガラス用装
    着アタッチメントがサッシに取付けられることを特徴と
    する複層ガラス窓。
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JPS5860781U (ja) * 1981-10-19 1983-04-23 日本板硝子株式会社 ガラスの密封保持材
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