JP2536909Y2 - 仕分装置 - Google Patents

仕分装置

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JP2536909Y2
JP2536909Y2 JP1992085655U JP8565592U JP2536909Y2 JP 2536909 Y2 JP2536909 Y2 JP 2536909Y2 JP 1992085655 U JP1992085655 U JP 1992085655U JP 8565592 U JP8565592 U JP 8565592U JP 2536909 Y2 JP2536909 Y2 JP 2536909Y2
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guide
rotating shoe
rotating
guide rail
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俊臣 星
克己 石原
啓樹 篠原
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Toyo Kanetsu KK
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Toyo Kanetsu KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/74Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
    • B65G47/84Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
    • B65G47/841Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements
    • B65G47/844Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements the article-engaging elements being pushers transversally movable on the supporting surface, e.g. pusher-shoes

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は仕分装置に関し、特に、
スラットシュー型コンベヤからなる仕分装置のガイドレ
ール交差部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来周知の仕分装置として、ホイール浮
き出し式、押し出し式、傾倒式及び斜行ベルト、或はス
ラットシュー式等の種々の構造の仕分装置が知られてい
る。これらの仕分装置のうちスラットシュー式の仕分装
置は、外形や大きさの異なる物品を搬送するときに好適
であり、広く使用されている。
【0003】このスラットシュー型仕分装置は、図11
に示されるように、複数のスラット1を連設して形成さ
れた無端状の搬送面Xを備え、搬送面Xを図示されない
駆動チェーン等により図中上方から下方に矢印Z方向に
移動する構造となっている。各スラット1には、その長
手方向にスライド自在で、搬送面X下方に突出する張出
部材2を備える移動シュー3が遊嵌されている。張出部
材2は、例えばベアリング等により構成され、後述する
ガイドレールに沿って移動する。
【0004】搬送面Xの下面には、移動シュー3の張出
部材2を案内ずるガイドレール4が敷設されている。更
に、ガイドレール4は、図示されるように、図中搬送面
Xの左上端から右下端に向かうガイドレール4aと、右
上端から左下端に向かうガイドレール4bから構成され
ており、両ガイドレール4a及び4bは途中で交差する
構造となっている。
【0005】また、両ガイドレールの上流側端部には、
先端に、張出部材2をガイドレール4に導入するための
導入部材5a及び5bを連結したアクチュエータ6a及
び6bが配設されており、仕分け信号に基づいてアクチ
ュエータ6a、6bのいずれか一方を駆動して、導入部
材5a又は5bを矢印Ya又はYb方向に移動させるこ
とにより、搬送面Xの上流端部に到達した張出部材2
を、ガイドレール4a又は4bのいずれかに案内する。
張出部材2は、その後ガイドレール4a又は4bに沿っ
て矢印Z方向に移動するが、これに伴い搬送面X上に
は、搬送面全幅にわたって斜行する移動シュー3による
搬送路が形成される。
【0006】搬送面Xに供給された物品(図示せず)
は、移動シュー3により形成された搬送路に沿って搬送
面Xの右端或いは左端に移動させられ、仕分けられる。
ここで、ガイドレール4aと4bの交差部7では、張出
部材2を搬送面全幅にわたって斜行させるために、両ガ
イドレールの一部が、交点から張出部材2が通過できる
程度の長さにわたり欠落している。そして、この欠落部
8には、張出部材2を下流側のガイドレールに円滑且つ
確実に移行させるために、レール切換ポイントの如く回
転又は往復運動によりガイドレールの欠落部分を補うと
ともに、張出部材2の進行方向を変更する切換部材9が
配設される。
【0007】この切換部材9は種々の構造のものが知ら
れており、例えば特公昭59−11488号公報には、
図10に図示されるように、上流側(図中左側)のガイ
ドレール4a、4bの交差部側端部に爪状の端部9a、
9bを枢着して、左右いずれかの端部9a又は9bを支
軸10を回転中心として回動させることにより、張出部
材(図示せず)の下流側(図中右側)のガイドレール4
に向かう通路を切り換える機構が開示されている。
【0008】また、同公報には、図8及び図9に図示さ
れる切換機構も開示されている。スロットル遊星車輪1
1の両側にローラ12を並設して構成される張出部材2
は、搬送面下面の左右両端に配設された可動板13によ
り案内された後、図示されるように配設されたガイドレ
ール4に沿って、図中矢印方向に移動する。ここで、ガ
イドレール4は、交差部において、張出部材2の遊星車
輪11の幅より大きいが、2つのローラ12の間の距離
より小さい範囲をもって欠落しており、張出部材2は、
この欠落部8を通過しながら下流側のガイドレール4へ
と移行する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような切換機構は、種々の欠点を有する。即ち、図1
0に代表されるような、切換部材9a、9bを交差部に
配設して、機械的にガイドレールを切り換えることによ
り張出部材2を下流側のガイドレールに案内する機構で
は、搬送路の切り換え毎に切換部材9を作動させなけれ
ばならず、耐久性に問題があるばかりでなく、切り換え
毎に動作音が発生して騒音源となり作業環境を悪化させ
る。
【0010】また、切換部材9は一対の端部9a、9b
から構成されているために、ガイドレールの切り換えの
ためには、両端部間の開閉(回動)のタイミング制御が
重要であり、そのための機構も複雑なものになる。特
に、高速での切り換えに対応するためには、切換部材9
の駆動系の強化や、制御系の正確さが要求され、コスト
高となる。
【0011】更に、切換部材9をガイドレールの交差部
の全ての位置に配設しなければならないため、仕分装置
全体として高価なものになってしまう。一方、図8及び
図9に図示されるような切換機構では、図10のような
機械的切換部材9を必要としないために、前記のような
問題即ち、耐久性や騒音問題、あるいはコスト面での問
題は無いものの、欠落部8とそれに隣接するガイドレー
ル4との位置合わせが精密に行われないと、張出部材2
の先端がガイドレール頂点14に衝突して、張出部材2
の下流側のガイドレールへの移行が円滑に行われず、故
障の原因となる。搬送速度が高速である場合には、特に
問題となる。
【0012】本発明の目的は、前記課題を解決して、搬
送面上の物品の仕分けを、確実に且つ高速で行うことが
でき、切換に際して切換時の動作音も無く、また切換機
構が簡素で、低コストな仕分装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる上記課題
は、スラットを連結して成る搬送コンベヤ上の物品を仕
分け位置にてスラット長手方向へ移動させる移動手段を
具備し、前記移動手段に突設された張出部材が、コンベ
ヤ搬送面下方に敷設された、搬送面全幅にわたって斜行
して途中で交差する一対のガイドレールにより案内され
て前記移動を行うコンベヤの仕分装置において、前記張
出部材は、前記ガイドレール側に突出する支軸に回動自
在に懸装されるベアリング及び、長径部と短径部とを有
する回転シューとから構成されるとともに、前記ガイド
レールの交差部には、前記ベアリングを案内するベアリ
ングガイド及び、前記回転シューの長径部の方向決めを
行う回転シュー導入部と、該回転シューの短径部が通過
できる程度の幅を有し、回転シューを案内する回転シュ
ー通過部とからなる回転シューガイドが、同一中心線上
に積重して配設されていることを特徴とする仕分装置に
よって解決される。
【0014】また、同様の課題は、スラットを連結して
成る搬送コンベヤ上の物品を仕分け位置にてスラット長
手方向へ移動させる移動手段を具備し、前記移動手段に
突設された張出部材が、コンベヤ搬送面下方に敷設され
た、搬送面全幅にわたって斜行して途中で交差する一対
のガイドレールにより案内されて前記移動を行うコンベ
ヤの仕分装置において、前記張出部材は、前記ガイドレ
ール側に突出する支軸に外嵌されたベアリング及び該ベ
アリングの下方に回動自在に懸装着され、先端に少なく
とも1条のエッジ部を備える回転シューから構成される
とともに、前記ガイドレールの交差部には、前記ベアリ
ングを案内するベアリングガイド及び、前記回転シュー
のエッジ部長手方向の方向決めを行う回転シュー導入部
と、該エッジ部を案内する回転シューガイド壁及び回転
シューガイド溝とからなる回転シューガイドが、同一中
心線上に積重して配設されていることを特徴とする仕分
装置によっても解決される。
【0015】これにより、低コストで、簡単な構造によ
りコンべヤの高速搬送に適応可能な、円滑且つ確実に仕
分けを行うことのできる仕分装置を提供することができ
る。
【0016】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本考案の一実施
例を詳細に説明する。図1は、本考案に係る仕分装置の
切換機構を説明するための図であり、図11に示される
仕分装置の搬送面Xの下面に配設されるガイドレール4
の交差部7に相当する部分の拡大図である。
【0017】本考案に係る仕分装置は、図11に示され
る仕分装置と同様に、複数のスラット1を連設して形成
された無端状の搬送面Xを備え、搬送面Xを図示されな
い駆動チェーン等により図中上方から下方に矢印Z方向
に移動する構造となっている。各スラット1には、その
長手方向にスライド自在で、搬送面X下方に突出し、後
述される構造の張出部材2を備える移動シュー3が遊嵌
されている。
【0018】搬送面Xの下面には、移動シュー3の張出
部材2を案内するガイドレール4が敷設されている。更
に、ガイドレール4は、図示されるように、図中搬送面
Xの左上端から右下端に向かうガイドレール4aと、右
上端から左下端に向かうガイドレール4bから構成され
ており、両ガイドレール4a及び4bは途中で交差する
構造となっている。
【0019】また、両ガイドレールの上流側端部には、
先端に、張出部材2をガイドレール4に導入する導入部
材5a及び5bを連結したアクチュエータ6a及び6b
が配設されており、仕分け信号に基づいてアクチュエー
タ6a、6bのいずれか一方を駆動して、導入部材5a
又は5bを矢印Ya又はYb方向に移動させることによ
り、搬送面Xの上流端部に到達した張出部材2を、ガイ
ドレール4a又は4bのいずれかに案内する。アクチュ
エータ6a、6bは、エアシリンダやソレノイドバルブ
等により構成される。張出部材2は、その後ガイドレー
ル4a又は4bに沿って矢印Z方向に移動するが、これ
に伴い搬送面X上には、搬送面全幅にわたって斜行する
移動シュー3による搬送路が形成される。
【0020】搬送面Xに供給された物品(図示せず)
は、移動シュー3により形成された搬送路に沿って搬送
面Xの右端或いは左端に移動させられ、仕分けられる。
ここで、ガイドレール4aと4bの交差部7では、張出
部材2を搬送面全幅にわたって斜行させるために、両ガ
イドレールの一部が、交点から張出部材2が通過できる
程度の長さにわたり欠落し、この欠落部8には、図1に
示されるような構造のガイドレールが設けられている。
【0021】張出部材2は、搬送面Xの下面に突出する
支軸15に、長楕円状の回転シュー16及びベアリング
17が、両者の中心が一致するように重なり、各々独立
に回動自在に懸装された構造を有し(図2参照)、ガイ
ドレール4a又は4bに沿って、図中上方から下方に向
かって、矢印A方向又は矢印B方向に斜行するように移
動する。
【0022】尚、回転シュー16は、長楕円状の他に種
々の形状を採ることができ、例えば菱形、まゆ形、長方
形、角落としされた長方形、凸レンズを直径に沿って切
断したような、中央部から両先端に向かって狭窄するよ
うな形状等々が可能である。交差部7には、ベアリング
17が通過できる程度の幅を有し、ベアリング17を案
内するベアリングガイド18が配設される。また、回転
シュー16の短径部が通過できる程度の幅を有する回転
シュー通過部19と、回転シュー通過部19の上流側
(図中上方)端部20から上流側に向かって拡開する回
転シュー導入部21とから構成される回転シューガイド
22が、ベアリングガイド18に積重するように配設さ
れている。ところで、スラット(図示省略)は図中上方
から下方へと直進しているため、交差部7を通過する回
転シュー16は、支軸15の上端部(スラットに近い
側)が先行して下端部が遅れた状態、即ち紙面垂直方向
に関して傾斜した状態で回転シュー通過部19を移動す
る。その結果、回転シュー16は回転シュー通過部19
において、移動方向両側の回転シューガイド22間に挟
まれてロックされることがある。そこで、図示されるよ
うに、回転シュー通過部19において回転シュー16と
該回転シュー16の上流側の回転シューガイド22との
間に隙間が形成されるように回転シューガイド22を配
設することにより、ロック現象を防止することができ
る。
【0023】次に、このように構成された交差部7にお
ける張出部材2の移動について、ガイドレール4aに沿
って矢印B方向に移動する場合を例にして説明する。張
出部材2は、ベアリング17をガイドレール4aに当接
させながら、交差部7に案内される。この時、長楕円状
の回転シュー16は、その長径部先端を、図示されるよ
うに、ランダムなある方向に向けた状態で、交差部7の
上流部に到達する。張出部材2の下流側への移動ととも
に、ベアリング17は、ベアリングガイド18に沿って
矢印B方向へと案内される。それに伴って回転シュー1
6は、長楕円の長径部側面が回転シュー導入部21に当
接して、回転しながら下流側に移動し、その長径部が
アリングガイド18の中心線C上に位置するように方向
決めされて、回転シュー通過部19に案内される。その
後、回転シュー16は、回転シュー通過部19内を図中
交差部左側の回転シューガイド22上を摺動して、下流
側へと移動する。
【0024】ここで、交差部7の上流に、下流側に向か
って傾斜しながらガイドレール内方に突出し、回転シュ
ー16の短径部が通過できる程度の間隔を形成するじゃ
ま板23を配設することにより、回転シュー導入部21
に案内される前に、回転シュー16の長径部を中心線C
と平行になるように回転させて、図中張出部材2aの如
く予備的な方向決めを行ってもよい。この予備的な方向
決めにより、回転シュー16をより円滑に回転シュー導
入部21並びに回転シュー通過部19に導くことができ
る。
【0025】回転シュー導入部21により方向決めさ
れ、回転シュー通過部19に案内された回転シュー16
は、ガイドレール交差部7の交点の位置にある場合(図
中、回転シュー16が斜線で示された位置にある場合)
でも、その長径部先端が交差部下流側の回転シュー通過
部19aに達した時に、長径部の後部が上流側の回転シ
ュー通過部19内に残っているために、回転シュー16
は確実に下流側の回転シュー通過部19aに案内され、
交差部における直進性が確保される。
【0026】このように、張出部材2は、回転シュー1
6が回転シュー直進部19に案内されるとともに、ベア
リング17がベアリングガイド18に案内されるため
(図2参照)、交差部7における直進性を確保すること
ができ、上流側ガイドレールから下流側ガイドレールへ
の移行を円滑に且つ確実に行うことができる。張出手段
2は、図1及び図2に図示された構造の他に種々の構造
が可能で、例えば図3に図示されるように、搬送面下方
に突出する支軸15に、ベアリング17と長楕円状の回
転シュー16とを、回転シュー16の長径部を、該長径
部のいずれか一端が支軸15に緩嵌されるように偏心さ
せて重ね、各々独立に回動自在に懸装した構造としても
よい。ここで、張出部材2は、図示されるように、回転
シュー16の支軸15に緩嵌される側とは反対側の端部
が、ベアリング17の外端部よりも突出して、自由端の
如く支軸15を中心として回動する。この回動を規制す
るために、ベアリング17の上面に一対の回動規制部材
24を突設してもよい。
【0027】次に、このような構造の張出部材2の、ガ
イドレール交差部7における移動について図3を参照し
て説明する。交差部7は、図1に図示されたものと同様
の構造即ち、ベアリングガイド18と、回転シュー導入
部21及び回転シュー直進部19からなる回転シューガ
イド19とから構成されている。張出部材2は、ベアリ
ング17がガイドレール4a又は4bに沿って図中上方
から下方に斜行するように移動して、交差部7へと導か
れる。これに伴って、回転シュー16は、じゃま板23
及び回転シュー導入部21により、その長径部先端の方
向決めが行われた後、回転シュー通過部19を直進し
て、矢印A方向又は矢印B方向に移動する。
【0028】このように張出部材2は、図1の場合と同
様に、回転シュー16が回転シュー直進部19に案内さ
れるとともに、ベアリング17がベアリングガイド18
に案内されるため、交差部7における直進性が確保さ
れ、上流側ガイドレールから下流側ガイドレールへの移
行が円滑に行われる。本考案における切換機構は、上記
実施例に限るものではなく、種々の変更を加えることが
できる。
【0029】例えば、移動シュー3の張出部材2を、図
5に示されるように、搬送面下方に突出する支軸15に
ベアリング17を外嵌するとともに、支軸15の下方側
先端部には、断面V字形で、ベアリング17の直径程度
の全長を有するスケートエッジ状の回転シュー16を、
回動自在に懸装して構成する。ガイドレール交差部7に
は、回転シュー16の断面形状に対応する形状の回転シ
ューガイド壁25及び回転シューガイド溝26が設けら
れている。この回転シューガイド壁25及び回転シュー
ガイド溝26は、図7に示されるように、ベアリングガ
イド18と同一中心線Cを持つように配設されている。
回転シューガイド壁26の上流側端部には、上流側に向
かって漸次拡開する回転シュー導入部21が、回転シュ
ーガイド壁26に連続して配設される。
【0030】張出部材2のガイドレール交差部7におけ
る移動について、図7を参照して説明する。張出部材2
は、ベアリング17がガイドレール4a又は4bに沿っ
て図中上方から下方に斜行するように移動して、交差部
7へと導かれる。これに伴って、回転シュー16は、ス
プリング27により付勢された可動方向規制部材28及
び回転シュー導入部21により、スケートエッジ部が回
転シューガイド溝26に案内されるように長手方向の方
向決めが行われた後、その側面部が回転シューガイド壁
25を、またスケートエッジ部(先端部)が回転シュー
ガイド溝26を摺動するように移動して、ガイドレール
中心線Cに沿って矢印A方向又は矢印B方向へと直進す
る。
【0031】ここで、可動方向規制部材28の代わり
に、図1に示されるようなじゃま板を配設してもよい。
また、回転シューガイド溝26の上流側端部29を、実
際のガイド溝幅よりも広くなるように形成することによ
り、回転シュー16の案内をより容易にすることができ
る。このように張出部材2は、図1の場合と同様に、回
転シュー16が回転シューガイド壁25及び回転シュー
ガイド溝26に案内されるとともに、ベアリング17が
ベアリングガイド18に案内されるため、交差部7にお
ける直進性が確保され、上流側ガイドレールから下流側
ガイドレールへの移行が円滑に行われる。
【0032】回転シュー16のスケートエッジ状先端部
は、種々の形状を採ることができ、例えば図7に示され
るように、先端部を2本のスケートエッジを平行に並設
した形状に形成してもよい。この場合、ガイドレール交
差部7の回転シューガイド溝26は、図6に示されるよ
うに、回転シュー16のスケートエッジの形状に対応さ
せて2本のガイド溝が、ガイドレールの中心線Cに沿っ
て刻設される。
【0033】この場合も、張出部材2は、図5の場合と
同様な移動を示し、回転シュー16が回転シューガイド
壁25及び回転シューガイド溝26に案内されるととも
に、ベアリング17がベアリングガイド18に案内さ
れ、交差部7における直進性が確保されて、上流側ガイ
ドレールから下流側ガイドレールへの移行が円滑に行わ
れる。
【0034】
【考案の効果】以上述べたように、本考案のガイドレー
ル交差部構造によると、図10に代表されるような切換
部材を交差部に配設して、機械的にガイドレールを切り
換えることにより張出部材を下流側の一方のガイドレー
ルに案内する機構のように、搬送路の切り換え毎に切換
部材を作動させる必要がないために、切り換え時の動作
音の発生のない、静寂な作業環境を得ることができる。
また、切り換え箇所毎に切換部材を配設する必要もない
ために、仕分装置全体として安価なものとなる。
【0035】また、図8及び図9に図示されるガイドレ
ール構造に比べて、回転シューが回転シューガイドに、
ベアリングがベアリングガイドに案内されることによ
り、より正確な位置決めが行われるために、交差部にお
ける直進性が確保されて、上流側ガイドレールから下流
側ガイドレールへの移行を円滑に行うことができる。こ
のように本考案の如くガイドレール交差部を構成するこ
とにより、搬送面上の物品を、高速で、円滑且つ確実に
仕分けを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る仕分装置のガイドレール交差部
の一実施例の要部上面図である。
【図2】 図1に示されるガイドレール交差部のEE断
面矢視図である。
【図3】 本考案に係る仕分装置のガイドレール交差部
の他の実施例の要部上面図である。
【図4】 本考案に係る仕分装置のガイドレール交差部
の他の実施例の要部上面図である。
【図5】 図4に示されるガイドレール交差部のEE断
面矢視図である。
【図6】 本考案に係る仕分装置のガイドレール交差部
の他の実施例の要部上面図である。
【図7】 図6に示されるガイドレール交差部のEE断
面矢視図である。
【図8】 従来のガイドレール交差部の一例を示す斜視
図である。
【図9】 図8に示されるガイドレール交差部の上面図
であり、交差部における張出部材の移動を説明するため
の図である。
【図10】従来のガイドレール交差部の他の例を示す斜
視図である。
【図11】仕分装置の要部上面断面図である。
【符号の説明】
1 スラット 2 張出部材 3 移動シュー 4、4a、4b ガイドレール 5 導入部材 6 アクチュエータ 7 ガイドレール交差部 8 欠落部 9 切換部材 10 支軸 11 遊星車輪 12 ローラ 13 可動板 14 頂部 15 支軸 16 回転シュー 17 ベアリング 18 ベアリングガイド 19 回転シュー通過部 20 回転シュー通過部端部 21 回転シュー導入部 22 回転シューガイド 23 じゃま板 24 回動規制部材 25 回転シューガイド壁 26 回転シューガイド溝 27 スプリング 28 可動方向規制部材 29 回転シューガイド溝端部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラットを連結して成る搬送コンベヤ上
    の物品を仕分け位置にてスラット長手方向へ移動させる
    移動手段を具備し、前記移動手段に突設された張出部材
    が、コンベヤ搬送面下方に敷設された、搬送面全幅にわ
    たって斜行して途中で交差する一対のガイドレールによ
    り案内されて前記移動を行うコンベヤの仕分装置におい
    て、前記張出部材は、前記ガイドレール側に突出する支
    軸に回動自在に懸装されるベアリング及び、長径部と短
    径部とを有する回転シューとから構成されるとともに、
    前記ガイドレールの交差部には、前記ベアリングを案内
    するベアリングガイド及び、前記回転シューの長径部の
    方向決めを行う回転シュー導入部と、該回転シューの短
    径部が通過できる程度の幅を有し、回転シューを案内す
    る回転シュー通過部とからなる回転シューガイドが、同
    一中心線上に積重して配設されていることを特徴とする
    仕分装置。
  2. 【請求項2】 スラットを連結して成る搬送コンベヤ上
    の物品を仕分け位置にてスラット長手方向へ移動させる
    移動手段を具備し、前記移動手段に突設された張出部材
    が、コンベヤ搬送面下方に敷設された、搬送面全幅にわ
    たって斜行して途中で交差する一対のガイドレールによ
    り案内されて前記移動を行うコンベヤの仕分装置におい
    て、前記張出部材は、前記ガイドレール側に突出する支
    軸に外嵌されたベアリング及び該ベアリングの下方に回
    動自在に懸装着され、先端に少なくとも1条のエッジ部
    を備える回転シューから構成されるとともに、前記ガイ
    ドレールの交差部には、前記ベアリングを案内するベア
    リングガイド及び、前記回転シューのエッジ部長手方向
    の方向決めを行う回転シュー導入部と、該エッジ部を案
    内する回転シューガイド壁及び回転シューガイド溝とか
    らなる回転シューガイドが、同一中心線上に積重して配
    設されていることを特徴とする仕分装置。
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