JP6895560B2 - 案内装置および仕分装置 - Google Patents

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Description

本発明は、仕分装置の移動体の被案内部を案内する案内装置、およびこの案内装置を用いた仕分装置に関する。
従来、例えば下記の特許文献1に記載された仕分装置が知られている。
この仕分装置は、物品を支持して搬送方向に搬送する複数の物品支持体を有する搬送手段と、物品支持体に対して搬送方向に交差する方向への移動により物品を押し出して仕分ける複数の押出体と、この押出体を物品支持体に対して移動させるために押出体が有する被案内部を案内する案内装置とを備えている。
案内装置は、通路交差部を介して交差するように設けられる2つの案内通路と、これら案内通路を切り換えて被案内部を案内する回動可能な一対の案内体とを備えている。そして、各案内体は、各案内通路の一側に位置し、通路交差部を通過する被案内部を案内している。
特開2007−238253号公報
このような案内装置においては、被案内部を案内する案内通路に通路交差部があるため、この通路交差部を通過する被案内部を円滑に案内することが望まれている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、被案内部を円滑に案内できる案内装置および仕分装置を提供することを目的とする。
求項記載の案内装置は、物品を搬送方向に搬送する搬送手段と、被案内部を有し、前記搬送手段に対して前記搬送方向に交差する方向に移動可能に設けられる移動体とを備える仕分装置に用いられ、前記移動体の前記被案内部を案内する案内装置であって、通路交差部、この通路交差部を介して設けられる第1の上流側通路部および第1の下流側通路部を有する第1の案内通路、およびこの第1の案内通路に交差するように前記通路交差部を介して設けられる第2の上流側通路部および第2の下流側通路部を有する第2の案内通路を備え、前記被案内部を案内する案内通路と、一対の第1の案内体を有し、一方の前記第1の案内体は、前記第1の案内通路の幅方向一側で、前記第1の上流側通路部から前記第1の下流側通路部に前記被案内部を案内する案内位置に回動可能とし、他方の前記第1の案内体は、前記第2の案内通路の幅方向一側で、前記第2の上流側通路部から前記第2の下流側通路部に前記被案内部を案内する案内位置に回動可能とする案内手段と、前記第1の案内通路の幅方向他側で、一方の前記第1の案内体に対向し、前記第1の上流側通路部から前記第1の下流側通路部に前記被案内部を案内する第1の案内位置と、前記第2の案内通路の幅方向他側で、他方の前記第1の案内体に対向し、前記第2の上流側通路部から前記第2の下流側通路部に前記被案内部を案内する第2の案内位置と、の間で回動可能とする第2の案内体とを備え、一対の前記第1の案内体の夫々と前記第2の案内体との回動範囲の少なくとも一部が上下方向に重なるものである。
請求項記載の案内装置は、請求項記載の案内装置において、一対の前記第1の案内体を連動して回動させる連動機構を備え、前記第2の案内体は、一対の前記第1の案内体とは独立して回転可能であるものである。
請求項記載の案内装置は、請求項または記載の案内装置において、一対の前記第1の案内体の回動軸の夫々は、前記第2の案内体の回動軸を挟んで、前記搬送手段の搬送方向左右に位置するものである。
請求項記載の案内装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の案内装置において、前記第1の案内体および前記第2の案内体は、いずれも鉛直軸回りに回動するものである。
請求項記載の仕分装置は、物品を搬送方向に搬送する搬送手段と、被案内部を有し、前記搬送手段に対して前記搬送方向に交差する方向に移動可能に設けられる移動体と、前記移動体の前記被案内部を案内する請求項1ないしいずれか一記載の案内装置とを備えるものである。
本発明によれば、被案内部を円滑に案内できる。
本発明の一実施の形態を示す仕分装置の概略平面図である。 同上案内装置および押出体の斜視図である。 同上案内装置の平面図である。 同上案内装置の図3A−A矢視の断面図である。 同上案内装置の側面図である。 同上案内装置の連動機構の平面図である。 同上案内装置の上流側案内体付近の斜視図である。 同上案内装置の上流側案内体付近の断面図である。 同上案内装置の第1の案内通路で被案内体を案内する状態の概略平面図である。 同上案内装置の図9B−B矢視の断面図である。 同上案内装置の図9C−C矢視の断面図である。 同上案内装置の上流側案内体および下流側案内体がそれぞれ被案内体によって切り換わる過程を示す概略平面図である。 同上案内装置の第2の案内通路で被案内体を案内する状態の概略平面図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1において、1は仕分装置で、この仕分装置1は、例えば比較的小さな物品Wを搬送方向Fに搬送しながら、仕分情報に基づいてその搬送中の物品Wを左右両側のいずれにも仕分けを行うことが可能な搬送仕分装置である。なお、仕分装置1の搬送方向Fからみて、上流側および下流側というとともに、コンベヤフレーム側である左右側を外側という。
仕分装置1は、物品Wを搬送方向Fに搬送する搬送手段2と、この搬送手段2に対する側方への摺動によって物品Wを搬送手段2上から分岐搬送手段3上に搬送方向Fに対して左右に押し出して仕分ける複数の押出体(移動シュー)4と、この押出体4の被案内部である上下方向の軸状のピン7を案内する案内装置5とを備えている。
なお、仕分装置1は、物品Wを搬送手段2の左右両側方へ仕分け可能なものであるから、搬送手段2の左右両側に分岐搬送手段3がそれぞれ連設されている。
搬送手段2は、互いに離間対向する左右一対の無端体であるチェーン11を有している。チェーン11は、複数の回転体であるスプロケット12に掛け渡され、駆動源であるモータ13からの動力で所定方向に回行する。
両チェーン11間には、チェーン11の回行に基づいて移動しながら物品Wを搬送方向Fに載置搬送する複数の物品支持体14が架設されている。なお、物品支持体14の形状は例えば円筒状である。また、チェーン11は、搬送方向長手状のカバー15によって覆われている。
押出体4は、搬送手段2の物品支持体14に沿ってこの物品支持体14の長手方向(搬送手段2の搬送方向Fと交差する方向)へ摺動(スライド)することにより、物品Wを物品支持体14上から分岐搬送手段3上に押し出して仕分けるものである。そして、押出体4は、搬送方向Fの上流側と下流側とで互いに隣り合う両物品支持体14間に挟持される被挟持部である被保持部21(図2参照)を有している。
被保持部21の上部には、物品支持体14上の物品Wに当接してこの物品Wを分岐搬送手段3上に押し出す押出部22が設けられている。なお、押出部22の形状は、平面視で三角状、台形状、円形状等、適宜選択可能である。また、被保持部21の下部には、案内装置5を有する案内手段25によって案内される被案内部であるピン7が下方に向かって突出状に固設されている。このピン7の形状は、本実施例では、上下方向に長手方向を有する丸軸状である。なお、押出体4の被案内部は、ベアリングを有さず、1本の軸部材であるピン7のみによって構成されている。
案内手段25は、押出体4のピン7を搬送方向Fに沿って案内する左右両側の直進案内レール26と、押出体4のピン7を搬送方向Fに対して傾斜する傾斜方向に沿って案内して押出体4を物品支持体14に対して摺動させる交差状、すなわち例えばX字状をなす2つの案内レール(傾斜案内レール)である分岐案内レール27と、これら両分岐案内レール27の交差位置(両分岐案内レール27によって案内されるピン7の移動経路が交差する交差位置)に配置された案内装置(案内ユニット)5とを有している。
なお、各分岐案内レール27の案内始端部の上流側には、直進案内レール26を移動する押出体4のピン7の移動方向を直進方向と分岐案内レール27側への傾斜方向とに選択的に切換可能な切換手段(図示せず)が配設されている。この切換手段は、例えばピン7を案内する回動案内体およびこの回動案内体を仕分情報に基づいて回動させる駆動体等にて構成されている。
次に、図2ないし図13に、押出体4のピン7を案内する案内装置5を示す。案内装置5は、ベース30と、このベース30上に配設された案内本体31と、この案内本体31の上流側に回動可能に設けられた第2の案内体32と、案内本体31の左右両側にそれぞれ回動可能に設けられた一対の第1の案内体33a,33bを有する案内手段33と、これら第1の案内体33a,33bの回動を連動させる連動機構34と、これら第1の案内体33a,33bの回動を所定の制動力で制動する制動手段35とを有している。
そして、ベース30は、例えば金属製で板状に形成されており、仕分装置1のコンベヤフレームに取付部材(図示せず)を介して設置される。ベース30の上面には、案内本体31とともに交差する分岐案内レール27の各端部がそれぞれ配設されている。
また、案内本体31は、例えば合成樹脂製で一体に形成されている。案内本体31は、この案内本体31の上面に形成されて押出体4のピン7を案内する案内通路40を有している。
案内通路40は、交差する分岐案内レール27に沿ってそれぞれ直線状に設けられる第1の案内通路41aと第2の案内通路41bとを有している。これら第1の案内通路41aと第2の案内通路41bとは、通路交差部42を介して交差状に設けられている。第1の案内通路41aは、通路交差部42を介して直線状に設けられる第1の上流側通路部43aおよび第1の下流側通路部44aを有している。第2の案内通路41bは、通路交差部42を介して直線状に設けられる第2の上流側通路部43bおよび第2の下流側通路部44bを有している。なお、第1の上流側通路43aおよび第2の上流側通路部43bは通路交差部42を基準として上流側に位置する上流側通路部であり、第1の下流側通路44aおよび第2の下流側通路部44bは通路交差部42を基準として下流側に位置する下流側通路部である。
したがって、案内通路40は、通路交差部42と、この通路交差部42へ向けて下流側が互いに接近するように設けられる第1の上流側通路部43aおよび第2の上流側通路部43bと、通路交差部42から下流側が互いに離反するように設けられる第1の下流側通路部44aおよび第2の下流側通路部44bとを有している。
案内本体31の上面には、両上流側通路部43a,43bの内側間に上流側案内部46が突設され、両下流側通路部44a,44bの内側間に下流側案内部47が突設され、第1の上流側通路部43aの外側から第2の下流側通路部44bの外側に亘って一側の外側案内部48が突設され、第2の上流側通路部43bの外側から第1の下流側通路部44aの外側に亘って他側の外側案内部49が突設されている。上流側案内部46、下流側案内部47および両外側案内部48,49には、案内本体31をベース30に固定するための複数のボルト50がそれぞれ挿通されている。
案内通路40は、押出体4のピン7を案内するように上方に開口する溝状に形成されており、ピン7の下端面(先端面)が対向する通路底面部53と、この通路底面部53の幅方向両側でピン7の側面を案内する通路側面部54とを有している。通路側面部54は、上流側案内部46の両外側面、下流側案内部47の両外側面、および両外側案内部48,49の内側面にそれぞれ形成されている。
案内本体31には、上流側案内部46の下流側の下部域から、両上流側通路部43a,43bの通路底面部54の下流域、通路交差部42に対向する両外側案内部48,49の内側面域、および通路交差部42の底面領域に亘って、第2の案内体32が回動可能に配置される開口部55が形成されている。この開口部55の底面はベース30によって閉塞されている。なお、開口部55と対向するベース30の位置も開口させることで、開口部55に塵埃が堆積することを防いでもよい。
上流側案内部46は、上流側および下流側がそれぞれ平面視三角形状とする略菱形状に形成されている。上流側案内部46の下流側の下部には開口部55に連通する凹部58が形成され、この凹部58に第2の案内体32が回動可能に配置されている。上流側案内部46の下流側の上部には凹部58に連通する円形の軸孔59が鉛直軸方向に沿って形成され、この軸孔59によって第2の案内体32が鉛直軸回りに回動可能に軸支されている。上流側案内部46の両側面の上流側には上下方向の長さが長い長側面46Lが形成され、上流側案内部46の両側面の下流側には下部側に凹部58が開口形成されているとともにこの凹部58の上部側に位置していて上下方向の長さが短い短側面46Sが形成されている。これら長側面46Lおよび短側面46Sによって上流側案内部46の通路側面部54を構成している。
上流側案内部46の上流側は平面視三角形状であることから、上流側案内部46の上流側の両外側面は両外側案内部48,49の上流側の内側面から離反しており、両上流側通路部43a,43bの上流側の通路幅がそれぞれ拡大されている。これにより、押出体4のピン7が一側の外側案内部48または他側の外側案内部49から離れた位置で搬送方向Fから移動してきても、そのピン7を、上流側案内体46と一側の外側案内部48との間の第1の上流側通路部43a、または上流側案内体46と他側の外側案内部49との間の第2の上流側通路部43bにそれぞれ取り込んで正しく案内することができる。
下流側案内部47は、通路交差部42側を頂部とする平面視三角形状に形成されている。下流側案内部47の上流側の先端上部側には、一方(一側)の第1の案内体33aまたは他方(他側)の第1の案内体33bが係合可能とする窪み部62が形成されている。下流側案内部47の上流側の先端下部側は、窪み部62よりも上流側に突出されていて、その窪み部62の下部側に下流側案内部47の両側面の通路側面部54が延設されている。すなわち、下流側案内部47の両側面には、窪み部62よりも下流側に上下方向の長さが長い長側面47Lが形成され、窪み部62の下部側に上下方向の長さが短い短側面47Sが形成されている。これら長側面47Lおよび短側面47Sが下流側案内部47の通路側面部54を構成している。
外側案内部48,49は、通路交差部42側を頂部とする平面視三角形状にそれぞれ形成されている。外側案内部48,49の通路交差部42に対向する内側面には、開口部55の開口縁に沿って切り欠かれて、第2の案内体32の側面が係合可能とする係合部65が形成されている。
外側案内部48,49の上面には、通路交差部42の両側域に、第1の案内体33a,33bを回動可能に配置する窪み状の配置部66a,66bがそれぞれ形成されている。これら配置部66a,66bは、外側案内部48,49の外側面および内側面の各上部側にそれぞれ開口されている。さらに、これら配置部66a,66bの高さ位置は、外側案内部48,49の最も高い位置よりも低く、かつ通路底面部53よりも高い位置とされている。
配置部66aの領域における一側の外側案内部48の内側面には、係合部65が設けられているとともに、この係合部65の上流側および下流側に第1の上流側通路部43aおよび第2の下流側通路部44bの各通路側面部54の下部側がそれぞれ設けられている。すなわち、一側の外側案内部48の内側面には、配置部66aよりも上流側および下流側に上下方向の長さが長い長側面48Lがそれぞれ形成され、配置部66aの下部側に上下方向の長さが短い短側面48Sが形成されている。これら長側面48Lおよび短側面48Sが一側の外側案内部48の通路側面部54を構成している。
同様に、配置部66bの領域における他側の外側案内部49の内側面には、係合部65が形成されているとともに、この係合部65の上流側および下流側に第2の上流側通路部43bおよび第1の下流側通路部44aの各通路側面部54の下部側がそれぞれ設けられている。すなわち、他側の外側案内部49の内側面には、配置部66bよりも上流側および下流側に上下方向の長さが長い長側面49Lがそれぞれ形成され、配置部66bの下部側に上下方向の長さが短い短側面49Sが形成されている。これら長側面49Lおよび短側面49Sが他側の外側案内部49の通路側面部54を構成している。
配置部66aの下流側で短側面48Sの上部側には、配置部66aの内側から長側面48Lの上部側に連続する傾斜状または湾曲状のガイド部67が形成されている。このガイド部67により、押出体4のピン7を一側の外側案内部48の短側面48Sから長側面48Lに円滑に案内することができる。同様に、配置部66bの下流側で短側面49Sの上部側には、配置部66bの内側から長側面49Lの上部側に連続する傾斜状または湾曲状のガイド部67が形成されている。このガイド部67により、押出体4のピン7を他側の外側案内部49の短側面49Sから長側面49Lに円滑に案内することができる。
配置部66a,66bには、第1の案内体33a,33bの回動を制動するための制動手段35を配設する貫通孔68が鉛直軸方向に沿ってそれぞれ形成されている。
配置部66a,66bの外側には、第1の案内体33a,33bの一部がそれぞれ配置される切欠部69がそれぞれ形成されている。
なお、案内本体31は、上流側案内部46、下流側案内部47、両外側案内部48,49がそれぞれ個別に形成されたものでもよいが、一体形成された場合は案内装置5の組み立てがより容易になる。
また、第2の案内体32は、例えば合成樹脂製で一体に形成されている。第2の案内体32は、上流側が平面視円弧状で、下流側が平面視三角形状に形成されている。第2の案内体32の上流側の上面には円形の軸部71が突設されている。
第2の案内体32は、案内本体31の開口部55に下方から挿入されて、第2の案内体32の上流側が上流側案内部46の凹部58に配置されるとともに、軸部71が上流側案内部46の軸孔59に回動可能に嵌合されている。さらに、第2の案内体32は、開口部55の底面を閉塞するベース30と上流側案内部46との間に配置されて、軸部71を中心とする鉛直軸回りに回動可能に保持されている。
第2の案内体32の両側面には、押出体4のピン7の側面を案内する第2の案内面部72a,72bが形成されている。これら第2の案内面部72a,72bは、上流側案内部46の通路側面部54(短側面46S)の下側に位置して、上流側案内部46の通路側面部54(短側面46S)と上下方向に重なるように配置されている。さらに、第2の案内面部72a,72bは、配置部66a,66bに配置される第1の案内体33a,33bと干渉しないように、配置部66a,66b(第1の案内体33a,33bの第1の案内面部)よりも少し低い高さ位置に配置されている。
そして、第2の案内体32は、第1の案内通路41aと第2の案内通路41bとが交差する通路交差部42に配置されているとともに、開口部55内で、軸部71を中心とした鉛直軸回りに、第1の案内体33a,33bとは関係(連動)なく、独立して回動可能としている。そして、第2の案内体32は、第1の案内通路41aの幅方向他側(他側の外側案内部49側)で、第2の上流側通路部43bを閉塞するとともに、第1の上流側通路部43aと第1の下流側通路部44aとの間で通路側面部54の一部を構成する側壁となり、かつ案内位置にある一方の第1の案内体33aに対向し、第1の上流側通路部43aから第1の下流側通路部44aに押出体4のピン7を案内する第1の案内位置(図2および図3等に示す位置)と、第2の案内通路41bの幅方向他側(一側の外側案内部48側)で、第1の上流側通路部43aを閉塞するとともに、第2の上流側通路部43bと第2の下流側通路部44bとの間で通路側面部54の一部を構成する側壁となり、かつ案内位置にある他方の第1の案内体33bに対向し、第2の上流側通路部43bから第2の下流側通路部44bに押出体4のピン7を案内する第2の案内位置(図13に示す位置)との間で回動可能としている。なお、ここで言う案内通路41a,41bの幅方向他側とは、案内通路41a,41bの幅方向両側のうち、上流側通路部43a,43bがそれぞれ開口する側部のことである。
第2の案内体32は、第1の案内位置(図2および図3等に示す位置)にあるとき、一側の第2の案内面部72aの上流側が上流側案内部46の通路側面部54(短側面46S)と上下方向に重なって配置されているとともに、第2の案内体32の下流側が他側の外側案内部49の係合部65に係合されていて、一側の第2の案内面部72aの下流側が他側の外側案内部49の通路側面部54(短側面49S)に略面一に連続されており、押出体4のピン7を第1の上流側通路部43aから第1の下流側通路部44aに案内可能とする。さらに、第2の案内体32は、第2の上流側通路部43bに突出されており、第2の上流側通路部43bを移動してくる押出体4のピン7が当接し、そのピン7から力を受けて第2の案内位置(図13に示す位置)に回動可能とする。
第2の案内体32は、第2の案内位置(図13に示す位置)にあるとき、他側の第2の案内面部72bの上流側が上流側案内部46の通路側面部54(短側面46S)と上下方向に重なって配置されているとともに、第2の案内体32の下流側が一側の外側案内部48の係合部65に係合されていて、他側の第2の案内面部72bの下流側が一側の外側案内部48の通路側面部54(短側面48S)に略面一に連続されており、押出体4のピン7を第2の上流側通路部43bから第2の下流側通路部44bに案内可能とする。さらに、第2の案内体32は、第1の上流側通路部43aに突出されており、第1の上流側通路部43aを移動してくる押出体4のピン7が当接し、そのピン7から力を受けて第1の案内位置(図2および図3等に示す位置)に回動可能とする。
また、第1の案内体33a,33bは、それぞれ例えば合成樹脂製で一体に形成されている。これら第1の案内体33a,33bは、回動軸75a,75bにそれぞれ固着される円筒状の軸取付部76、およびこの軸取付部76から側方に突出されたレバー部77をそれぞれ有している。一方の第1の案内体33aと他方の第1の案内体33bとは通路を挟んで左右対象とする形状に形成されている。
回動軸75a,75bは、案内本体31の切欠部69の位置に対応してベース30に設けられた孔79を貫通し、ベース30の下面側に配設されたベアリングホルダ80内のベアリング81で回動可能に支持されている。
第1の案内体33a,33bの軸取付部76は、案内本体31の両側の切欠部69にそれぞれ回動可能に配置されている。
第1の案内体33a,33bのレバー部77は、配置部66a,66b上にそれぞれ配置されるとともに、回動軸75a,75bを中心とする鉛直軸回りに回動可能とされている。
第1の案内体33a,33bのレバー部77は、このレバー部77の先端側から下流側に向けて突出する案内突部83を有する略L字形に形成されている。
第1の案内体33a,33bの案内突部83側の先端面を含むレバー部77の先端面には、押出体4のピン7の側面を案内する第1の案内面部84a,84bがそれぞれ形成されている。第1の案内面部84a,84bは、第2の案内体32の位置よりも上方に位置されていて、第2の案内体32に対して上下方向にずれた位置に配置されている。そのため、第2の案内体32と第1の案内体33a,33bとは回動時に干渉することはない。第1の案内面部84a,84bは、上流側と下流側との間で少し凸面状に湾曲した湾曲面状に形成されている。
そして、一方の第1の案内体33aは、第1の案内通路41aの幅方向一側(一側の外側案内部48側)で、第2の下流側通路部44bを閉塞するとともに、第1の上流側通路部43aと第1の下流側通路部44aとの間で通路側面部54の一部を構成する側壁となり、かつ第1の案内位置にある第2の案内体32に対向し、第1の上流側通路部43aから第1の下流側通路部44aに押出体4のピン7を案内する案内位置(図2および図3等に示す位置)と、この案内位置から平面視時計回り方向に回動した位置であって、第2の下流側通路部44bを開放して第1の上流側通路部43aに突出する開放位置(図13に示す位置)との間で回動可能とする。なお、ここで言う第1の案内通路41aの幅方向一側とは、第1の案内通路41aの幅方向両側のうち、第2の下流側通路部44bが開口する側部のことである。
一方の第1の案内体33aは、案内位置(図2および図3等に示す位置)にあるとき、第1の案内面部84aの上流側が一側の外側案内部48の通路側面部54(短側面48S)と上下方向に重なって配置されているとともに、レバー部77の先端の下流側である案内突部83が下流側案内部47の窪み部62に係合されていて、第1の案内面部84aが下流側案内部47の通路側面部54(長側面47L)の上部側に連続されるとともにその通路側面部54の下部側(短側面48S)と上下方向に重なって配置されており、押出体4のピン7を第1の上流側通路部43aから第1の下流側通路部44aに案内可能とする。さらに、一方の第1の案内体33aは、開放位置(図13に示す位置)にあるとき、第2の案内体32の上方に位置して、第1の上流側通路部43aに突出されており、第1の上流側通路部43aを移動してくる押出体4のピン7が当接し、そのピン7から力を受けて平面視反時計方向に回動することにより、案内位置(図2および図3等に示す位置)に回動可能とする。
同様に、他方の第1の案内体33bは、第2の案内通路41bの幅方向一側(他側の外側案内部49側)で、第1の下流側通路部44aを閉塞するとともに、第2の上流側通路部43bと第2の下流側通路部44bとの間で通路側面部54の一部を構成する側壁となり、かつ第2の案内位置にある第2の案内体32に対向し、第2の上流側通路部43bから第2の下流側通路部44bに押出体4のピン7を案内する案内位置(図13に示す位置)と、この案内位置から平面視反時計回り方向に回動した位置であって、第1の下流側通路部44aを開放して第2の上流側通路部43bに突出する開放位置(図2および図3等に示す位置)との間で回動可能とする。なお、ここで言う第2の案内通路41bの幅方向一側とは、第2の案内通路41bの幅方向両側のうち、第1の下流側通路部44aが開口する側部のことである。
他方の第1の案内体33bは、案内位置(図13に示す位置)にあるとき、第1の案内面部84bの上流側が他側の外側案内部49の通路側面部54(短側面49S)と上下方向に重なって配置されているとともに、レバー部77の先端の下流側である案内突部83が下流側案内部47の窪み部62に係合されていて、第1の案内面部84bの下流側が下流側案内部47の通路側面部54(長側面47L)に連続されているとともにその通路側面部54(短側面49S)と上下方向に重なって配置されており、押出体4のピン7を第2の上流側通路部43bから第2の下流側通路部44bに案内可能とする。さらに、他方の第1の案内体33bは、開放位置(図2および図3等に示す位置)にあるとき、第2の案内体32の上方に位置して、第2の上流側通路部43bに突出されており、第2の上流側通路部43bを移動してくる押出体4のピン7が当接し、そのピン7から力を受けて平面視時計方向に回動することにより、案内位置(図13に示す位置)に回動可能とする。
また、連動機構34は、回動軸75a,75bの下部に一端が固着されたリンクレバー87a,87b、およびこれらリンクレバー87a,87bの他端に両端がそれぞれ回動可能に連結されたリンクプレート88を有している。
そして、連動機構34は、他方の第1の案内体33bの開放位置から案内位置への回動に応じて一方の第1の案内体33aを案内位置から開放位置に回動させるとともに、一方の第1の案内体33aの開放位置から案内位置への回動に応じて他方の第1の案内体33bを案内位置から開放位置に回動させる。なお、連動機構34としては、このような平行リンクを用いた構造に限定されず、例えば複数のギヤ等を用いた構造でもよい。
また、制動手段35は、案内本体31の貫通孔68、この貫通孔68と同軸にそれぞれ形成されているベース30の貫通孔91およびベアリングホルダ80の貫通孔92に配設されている。制動手段35は、第1の案内体33a,33bのレバー部77の下面に当接する制動部材93、この制動部材93を上方に押圧するスプリング94、このスプリング94の下部を支えるワッシャ95、およびベアリングホルダ80の貫通孔92の下部側に螺着されてワッシャ95を支持する調整ねじ96を備えている。制動部材93は、例えばウレタンクッションなどの弾性を有する素材で形成されている。
そして、第1の案内体33a,33bの回動位置にかかわらず、制動部材93がレバー部77の下面に当接し、制動部材93自体の弾性およびスプリング94の弾性による押圧力と制動部材93とレバー部77の下面との摩擦抵抗とによる所定の制動力によって、第1の案内体33a,33bの回動を制動する。制動力は、調整ねじ96を回動してスプリング94による押圧力を変えることで任意に調整可能とする。
なお、制動手段35は、第1の案内体33a,33bに直接的に制動力を付加しているが、例えば、連動機構34に組み込み、第1の案内体33a,33bに対して間接的に制動力を付加してもよい。
次に、案内装置5の動作を説明する。
図9ないし図11は、押出体4のピン7が第1の案内通路41aに沿って移動する場合を示す。
この場合、第2の案内体32は、第1の案内通路41aに沿って移動するピン7により第1の案内通路41aの幅方向他側つまり他側の外側案内部49側に回動されていて、他側の外側案内部49の係合部65に係合し、第1の上流側通路部43aから第1の下流側通路部44aに亘って第2の上流側通路部43bを閉塞するとともに、第1の上流側通路部43aと第1の下流側通路部44aとの間で通路側面部54の一部を構成する側壁となり、かつ案内位置にある一方の第1の案内体33aに対向する第1の案内位置にある。この第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aの上流側は、上流側案内部46の一側の通路側面部54よりも内側に位置しており、上流側案内部46の下流側の端部付近で、第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aと上流側案内部46の一側の通路側面部54が略一致している。さらに、第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aの下流側は、第1の下流側通路部44aを構成する他側の外側案内部49の通路側面部54と略面一となって連続している。そして、上流側案内部46の一側の通路側面部54と、第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aと、第1の下流側通路部44aを構成する他側の外側案内部49の通路側面部54とが順に連続して配設されている。
さらに、一方の第1の案内体33aは、第1の案内通路41aに沿って移動するピン7によって回動されていて、第1の案内通路41aの幅方向一側つまり一側の外側案内部48側で、第1の上流側通路部43aから第1の下流側通路部44aに亘って第2の下流側通路部44bを閉塞するとともに、第1の上流側通路部43aと第1の下流側通路部44aとの間で通路側面部54の一部を構成する側壁となり、かつ第1の案内位置にある第2の案内体32に対向する案内位置にある。また、他方の第1の案内体33bは、連動機構34を介して一方の第1の案内体33aの回動に連動して回動されていて、第1の下流側通路部44aを開放して第2の上流側通路部43bに突出する開放位置にある。そして、第1の上流側通路部43aを構成する一側の外側案内部48の通路側面部54と、一方の第1の案内体33aの第1の案内面部84aと、第1の下流側通路部44aを構成する下流側案内部47の通路側面部54とが順に連続して配設されている。
したがって、通路交差部42に対して、第1の上流側通路部43aおよび第1の下流側通路部44aがそれぞれ開口され、第2の上流側通路部43bおよび第2の下流側通路部44bがそれぞれ閉塞されている。なお、上流側案内部46および第2の案内体32と一方の第1の案内体33aとの間には、ピン7が移動可能な間隙が確保されている。
そのため、ピン7は、第1の上流側通路部43a、通路交差部42、および第1の下流側通路部44aの順に案内されて移動する。
このとき、ピン7は、通常、そのピン7の移動方向下流側(搬送方向Fの下流側)に位置する一側の外側案内部48の通路側面部54、一方の第1の案内体33aの第1の案内面部84a、および下流側案内部47の通路側面部54に沿って接触しながら移動するが、物品Wとの接触による押出体4の位置の変化や押出体4の振動等の影響で、ピン7の移動方向下流側に位置する通路側面部54や一方の第1の案内体33aの第1の案内面部84aから離れた位置で移動する場合がある。
この場合、第2の上流側通路部43bが開口されていると、ピン7が第2の上流側通路部43bの開口縁部に衝突し、衝突音や振動が発生する虞がある。それに対して、図9および図10に示すように、第2の案内体32により、第2の上流側通路部43bを閉塞していて、第1の上流側通路部43aから第1の下流側通路部44aに押出体4のピン7を案内するため、ピン7は第2の上流側通路部43bの開口縁部に衝突することなく下流側の第1の下流側通路部44aに移動し、ピン7を円滑に案内することができる。
さらに、この場合、ピン7が、上流側案内部46の通路側面部54に沿って接触しながら移動し、この上流側案内部46の通路側面部54(短側面46S)から第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aに乗り移ることがある。その上流側案内部46の通路側面部54(短側面46S)と第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aとは上下方向に重なるように配置されているため、ピン7は、上流側案内部46の通路側面部54(短側面46S)のみとの接触状態から、上流側案内部46の通路側面部54(短側面46S)と第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aとの両方の接触状態を経て、第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aのみとの接触状態に順に移行し、これにより、乗り移りが円滑に行われ、乗り移り時の騒音や振動の発生を抑制することができる。
さらに、この場合、ピン7が、第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aから、第1の下流側通路部44aを構成する他側の外側案内部49の通路側面部54の下部側(短側面49S)に乗り移り、その後、その通路側面部54(長側面49L)の上部側に接触することがある。その通路側面部54(長側面49L)の上部側の上流端部には傾斜状または湾曲状のガイド部67が設けられているため、ピン7を通路側面部54(長側面49L)の上部側に円滑に導くことができる。これにより、ピン7は通路側面部54(長側面49L)の上部側の上流端部に衝突することなく通路側面部54(長側面49L)の上部側に移動し、ピン7を円滑に案内することができる。
なお、第2の案内体32は、独立して回動可能であるため、ピン7の通過後に、そのピン7との接触や振動等によって第1の案内通路41a内に突出するように回動することがあったとしても、次のピン7が第2の案内体32に当接することで、第2の案内体32が第1の案内位置に強制的に回動されて戻る。
また、図9および図11に示すように、ピン7が第1の上流側通路部43aを構成する一側の外側案内部48の通路側面部54に沿って接触しながら移動する場合には、この一側の外側案内部48の通路側面部54から一方の第1の案内体33aの第1の案内面部84aに乗り移り、さらに、一方の第1の案内体33aの第1の案内面部84aから、第1の下流側通路部44aを構成する下流側案内部47の通路側面部54に乗り移る。
このとき、一方の第1の案内体33aの第1の案内面部84aと、一側の外側案内部48の通路側面部54(短側面48S)および下流側案内部47の通路側面部54(短側面47S)とがそれぞれ上下方向に重なるように配置されているため、これらの間での乗り移りが円滑に行われ、乗り移り時の騒音や振動の発生を抑制することができる。
すなわち、ピン7は、一側の外側案内部48の通路側面部54(短側面48S)のみとの接触状態から、一側の外側案内部48の通路側面部54(短側面48S)と一方の第1の案内体33aの第1の案内面部84aとの両方の接触状態を経て、一方の第1の案内体33aの第1の案内面部84aのみとの接触状態に移行し、さらに、一方の第1の案内体33aの第1の案内面部84aと下流側案内部47の通路側面部54(短側面47S)との両方の接触状態を経て、下流側案内部47の通路側面部54(長側面47L)のみとの接触状態に移行するため、これらの間での乗り移りが円滑に行われ、乗り移り時の騒音や振動の発生を抑制することができる。
また、制動手段35によって制動力を付加しているため、ピン7との接触や振動等によって第1の案内体33a,33bの跳ね返りまたは位置ずれを抑制でき、ピン7が連続して第1の案内体33a,33bを回動させることを防止し、ピン7の案内を安定化できる。
したがって、第1の案内通路41aに沿って移動するピン7を円滑に案内することができ、騒音や振動の発生を抑制することができる。
また、第2の案内体32が第1の案内位置にあり、一方の第1の案内体33aが案内位置および他方の第1の案内体33bが開放位置にある状態で、押出体4のピン7が第2の案内通路41bに沿って移動してきた場合には、図12に示すように、ピン7が第2の上流側通路部43b内に突出している第2の案内体32の他側の第2の案内面部72bおよび他方の第1の案内体33bの第1の案内面部84bにそれぞれ当接し、ピン7から力を受けた第2の案内体32および他方の第1の案内体33bがそれぞれ回動(図12中の各矢印方向に回動)する。なお、ピン7は、第2の案内体32の他側の第2の案内面部72bと他方の第1の案内体33bの第1の案内面部84bとのどちらから先に当接しても構わないし、同時に当接しても構わない。
ピン7は、第2の案内体32および他方の第1の案内体33bをそれぞれ回動させながら、これら第2の案内体32と他方の第1の案内体33bとの間を移動していく。
ピン7から力を受けて回動する第2の案内体32は、図13に示すように、第2の案内通路41bの幅方向他側つまり一側の外側案内部48側に回動されて、一側の外側案内部48の係合部65に係合し、第2の上流側通路部43bから第2の下流側通路部44bに亘って第1の上流側通路部43aを閉塞するとともに、第2の上流側通路部43bと第2の下流側通路部44bとの間で通路側面部54の一部を構成する側壁となり、かつ案内位置に回動する他方の第1の案内体33bに対向する第2の案内位置に回動する。第2の案内位置に回動した第2の案内体32の他側の第2の案内面部72bの上流側は、上流側案内部46の他側の通路側面部54よりも内側に位置しており、上流側案内部46の下流側の端部付近で、第2の案内体32の他側の第2の案内面部72bと上流側案内部46の他側の通路側面部54が略一致している。さらに、第2の案内体32の一側の第2の案内面部72aの下流側は、第1の下流側通路部44aを構成する他側の外側案内部49の通路側面部54と略面一となって連続している。そして、上流側案内部46の他側の通路側面部54と、第2の案内体32の他側の第2の案内面部72bと、第2の下流側通路部44bを構成する一側の外側案内部48の通路側面部54とが順に連続して配設されている。
さらに、ピン7から力を受けて回動する他方の第1の案内体33bは、図13に示すように、第2の案内通路41bの幅方向一側つまり他側の外側案内部49側で、第2の上流側通路部43bから第2の下流側通路部44bに亘って第1の下流側通路部44aを閉塞するとともに、第2の上流側通路部43bと第2の下流側通路部44bとの間で通路側面部54の一部を構成する側壁となり、かつ第2の案内位置に回動する第2の案内体32に対向する案内位置に回動する。また、一方の第1の案内体33aは、連動機構34を介して他方の第1の案内体33bの回動に連動して回動され、第2の下流側通路部44bを開放して第1の上流側通路部43aに突出する開放位置に回動する。そして、第2の上流側通路部43bを構成する他側の外側案内部49の通路側面部54と、他方の第1の案内体33bの第1の案内面部84bと、第2の下流側通路部44bを構成する下流側案内部47の通路側面部54とが順に連続して配設されている。
なお、一対の第1の案内体33a,33bを用いて第1の案内通路41aと第2の案内通路41bとを切り換える構成であるため、例えば、他方の第1の案内体33bの第1の案内面部84bの摩耗等によって、ピン7から力を受けて回動する一方の第1の案内体33aに対して他方の第1の案内体33bの回動の同期が少しずれた(遅れた)としても、ピン7が一方の第1の案内体33aに干渉することはない。
したがって、通路交差部42に対して、第2の上流側通路部43bおよび第2の下流側通路部44bがそれぞれ開口され、第1の上流側通路部43aおよび第1の下流側通路部44aがそれぞれ閉塞されている。なお、上流側案内部46および第2の案内体32と他方の第1の案内体33bとの間には、ピン7が移動可能な間隙が確保されている。
そのため、ピン7は、第2の上流側通路部43b、通路交差部42、および第2の下流側通路部44bの順に案内されて移動する。
そして、上述した第1の案内通路41aでのピン7の案内動作と同様に、第2の案内通路41bに沿って移動するピン7を円滑に案内することができ、騒音や振動の発生を抑制することができる。
また、図13に示すように、第2の案内体32が第2の案内位置にあり、一方の第1の案内体33aが開放位置および他方の第1の案内体33bが案内位置にある状態で、押出体4のピン7が第1の案内通路41aに沿って移動してきた場合には、上述した切換動作と同様に、第2の案内体32が第1の案内位置に、一方の第1の案内体33aが案内位置に、および他方の第1の案内体33bが開放位置にそれぞれ切り換わる。
そして、案内装置5によれば、案内通路41a,41bの幅方向両側で第1の案内体33a,33bと第2の案内体32とが互いに対向し、これら第1の案内体33a,33bと第2の案内体32とで押出体4のピン7を上流側通路部43a,43bから下流側通路部44a,44bに案内するため、通路交差部42を通過するピン7を円滑に案内することができる。
すなわち、押出体4のピン7が第1の案内通路41aを移動するときには、第1の案内通路41aの幅方向両側で一方の第1の案内体33aと第2の案内体32とが互いに対向して、これら一方の第1の案内体33aと第2の案内体32とで押出体4のピン7を第1の上流側通路部43aから第1の下流側通路部44aに案内し、また、押出体4のピン7が第2の案内通路41bを移動するときには、第2の案内通路41bの幅方向両側で他方の第1の案内体33bと第2の案内体32とが互いに対向して、これら他方の第1の案内体33bと第2の案内体32とで押出体4のピン7を第2の上流側通路部43bから第2の下流側通路部44bに案内するため、ピン7が第1の上流側通路部43aの開口縁部または第2の上流側通路部43bの開口縁部に衝突するのを防止し、通路交差部42を通過するピン7を円滑に案内することができる。そのため、衝突による騒音や振動の発生を抑制することができる。
また、一対の第1の案内体33a,33bはこれらを連動させる連動機構34が必要であるが、第2の案内体32は独立して回動可能であればよいため、第2の案内体32を用いるのに簡単な構造で対応できる。
例えば、案内本体31の通路交差部42の付近に開口部55を設けるとともに、上流側案内部46に開口部55と連通する凹部58(さらに軸孔59)を設ければ、これら開口部55および凹部58に第2の案内体32を回動可能に配置できる。さらに、案内本体31をベース30に配設することにより、ベース30によって開口部55を閉塞し、ベース30と上流側案内部46との間に第2の案内体32を回動可能に保持できる。したがって、第2の案内体32を用いるのに簡単な構造で対応でき、組み立ても容易にできる。
なお、第2の案内体32は、上流側案内部46に回動可能に取り付ける構成に限らず、ベース30側に回動可能に取り付けてもよい。
あるいは、案内本体31には開口部55を設けず、上流側案内部46を案内本体31とは別体に設けて案内本体31の上面に取り付ける構成とし、案内本体31の上面と上流側案内部46との間に第2の案内体32を回動可能に保持するようにしてもよい。この場合、案内本体31の上方から第2の案内体32を組み立てることができ、組立性を向上できる。
さらに、第2の案内体32は、上述したように独立して回動可能であれば、簡単な構造で対応できるが、第1の案内体33a,33bと連動して回動するようにしてもよい。
また、第2の案内体32の第2の案内面部72a,72bは、通路側面部54(上流側案内部46の短側面46S)と上下方向に重なるように配置されているため、ピン7が、通路側面部54(上流側案内部46の短側面46S)のみとの接触状態から、通路側面部54(上流側案内部46の短側面46S)と第2の案内体32の第2の案内面部72a,72bとの両方の接触状態を経て、第2の案内体32の第2の案内面部72a,72bのみとの接触状態に順に移行し、これにより、乗り移りが円滑に行われ、乗り移り時の騒音や振動の発生を抑制することができる。
また、第1の案内体33a,33bの第1の案内面部84a,84bは、通路側面部54(外側案内部48,49の短側面48S,49S)と上下方向に重なるように配置されているため、ピン7が、通路側面部54(外側案内部48,49の短側面48S,49S)のみとの接触状態から、通路側面部54(外側案内部48,49の短側面48S,49S)と第1の案内体33a,33bの第1の案内面部84a,84bとの両方の接触状態を経て、第1の案内体33a,33bの第1の案内面部84a,84bのみとの接触状態に移行し、さらに、第1の案内体33a,33bの第1の案内面部84a,84bと通路側面部54(外側案内部48,49の短側面48S,49S)との両方の接触状態を経て、通路側面部54(外側案内部48,49の短側面48S,49S)のみとの接触状態に移行し、これにより、乗り移りが円滑に行われ、乗り移り時の騒音や振動の発生を抑制することができる。
また、第2の案内体32の第2の案内面部72a,72bと第1の案内体33a,33bの第1の案内面部84a,84bとは、上下方向にずれた位置に配設されているため、それぞれ回動する第2の案内体32と第1の案内体33a,33bとが干渉するのを防止できる。
なお、本実施の形態では、第2の案内体32の第2の案内面部72a,72bを下側、第1の案内体33a,33bの第1の案内面部84a,84bを上側として、これらを上下方向にずれた位置に配設しているが、逆に、第2の案内体32の第2の案内面部72a,72bを上側、第1の案内体33a,33bの第1の案内面部84a,84bを下側として、これらを上下方向にずれた位置に配設してもよい。この場合、第2の案内体32については、上流側案内部46の上面側に凹部58を設けることで、この上流側案内部46の上面側に回動可能に配置すればよい。第1の案内体33a,33bについては、案内本体31の下面側に配置部66a,66bを設けることで、この案内本体31の下面側に回動可能に配置すればよい。
また、案内通路40は上下方向に長手状のピン7のみを案内するため、通路の間隔を狭めることができ、案内装置5を小形化することができる。
なお、被案内部は、ピンとベアリングとが組み合わさったものでもよい。
1 仕分装置
2 搬送手段
4 移動体である押出体
5 案内装置
7 被案内部であるピン
32 第2の案内体
33 案内手段
33a,33b 第1の案内体
34 連動機構
40 案内通路
41a 第1の案内通路
41b 第2の案内通路
42 通路交差部
43a 上流側通路部としての第1の上流側通路部
43b 上流側通路部としての第2の上流側通路部
44a 下流側通路部としての第1の下流側通路部
44b 下流側通路部としての第2の下流側通路部
71 回動軸としての軸部
75a,75b 回動軸
F 搬送方向
W 物品

Claims (5)

  1. 物品を搬送方向に搬送する搬送手段と、被案内部を有し、前記搬送手段に対して前記搬送方向に交差する方向に移動可能に設けられる移動体とを備える仕分装置に用いられ、前記移動体の前記被案内部を案内する案内装置であって、
    通路交差部、この通路交差部を介して設けられる第1の上流側通路部および第1の下流側通路部を有する第1の案内通路、およびこの第1の案内通路に交差するように前記通路交差部を介して設けられる第2の上流側通路部および第2の下流側通路部を有する第2の案内通路を備え、前記被案内部を案内する案内通路と、
    一対の第1の案内体を有し、一方の前記第1の案内体は、前記第1の案内通路の幅方向一側で、前記第1の上流側通路部から前記第1の下流側通路部に前記被案内部を案内する案内位置に回動可能とし、他方の前記第1の案内体は、前記第2の案内通路の幅方向一側で、前記第2の上流側通路部から前記第2の下流側通路部に前記被案内部を案内する案内位置に回動可能とする案内手段と、
    前記第1の案内通路の幅方向他側で、一方の前記第1の案内体に対向し、前記第1の上流側通路部から前記第1の下流側通路部に前記被案内部を案内する第1の案内位置と、前記第2の案内通路の幅方向他側で、他方の前記第1の案内体に対向し、前記第2の上流側通路部から前記第2の下流側通路部に前記被案内部を案内する第2の案内位置と、の間で回動可能とする第2の案内体とを備え、
    一対の前記第1の案内体の夫々と前記第2の案内体との回動範囲の少なくとも一部が上下方向に重なる
    ことを特徴とする案内装置。
  2. 一対の前記第1の案内体を連動して回動させる連動機構を備え、
    前記第2の案内体は、一対の前記第1の案内体とは独立して回転可能である
    ことを特徴とする請求項記載の案内装置。
  3. 一対の前記第1の案内体の回動軸の夫々は、前記第2の案内体の回動軸を挟んで、前記搬送手段の搬送方向左右に位置する
    ことを特徴とする請求項または記載の案内装置。
  4. 前記第1の案内体および前記第2の案内体は、いずれも鉛直軸回りに回動する
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の案内装置。
  5. 物品を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    被案内部を有し、前記搬送手段に対して前記搬送方向に交差する方向に移動可能に設けられる移動体と、
    前記移動体の前記被案内部を案内する請求項1ないしいずれか一記載の案内装置と
    を備えることを特徴とする仕分装置。
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