JP2536891B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2536891B2
JP2536891B2 JP63014699A JP1469988A JP2536891B2 JP 2536891 B2 JP2536891 B2 JP 2536891B2 JP 63014699 A JP63014699 A JP 63014699A JP 1469988 A JP1469988 A JP 1469988A JP 2536891 B2 JP2536891 B2 JP 2536891B2
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yoke
solenoid valve
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core
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克之 沼本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電磁弁に関し、とりわけ、ネジにより直
接取付け可能な取付け部が付設されている電磁弁に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第2図は従来のこの種の電磁弁を示し、樹脂によつて
外装が形成されたコイルの外周を囲んで磁気回路を形成
しているヨーク(14)の片側部を下方に延出して折り曲
げて取付け部(14a)を形成し、この部分にウエルドナ
ツト(15)を接合し、車載用フランジとしているもので
ある。
以上の構成になるものは、工作が容易で、ボルト締め
が1箇所であるため取付け工数も少なく、価格的にも有
利である。
第3図は従来の他の電磁弁であり、ヨーク(24)の両
側部の下端を延出し、外曲げにより取付け部(24a),
(24b)を形成し、これらにウエルドナツト(25)をそ
れぞれ接合してなるものである。
第4図は従来のさらに別の電磁弁を示し、ヨーク(3
4)を板金深絞り加工によつて形成したものであり、本
体下部に形成された取付け部(34a)は、3側面に囲ま
れた箱形になつており、3側面に囲まれた内部にウエル
ドナツト(35)が接合されている。
かかる構造になるものは、箱形構造であることから強
度的には全く問題がなく、かつ、ボルト締めも1箇所で
あつて取付け工数の点でも問題はない。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のような従来の電磁弁は、第2図のものでは、片
持ち状態で電磁弁本体を保持するため、衝撃力または大
きな連続振動を受けるような使用環境条件下では取付け
部の歪みにより振動の加速度が増幅され、誤動作を生じ
たり、取付け部が破損するなどの恐れがあった。これ
は、例えば、自動車のエンジン振動を直接受ける場所に
装着した場合、かかる不具合が顕著に現われる。
第3図に示したものでは、取付け部が2箇所のため、
ウエルドナツト(25)および締付け用ボルトがそれぞれ
2個必要で、取付け作業時間も2倍となる。また、取付
け部(24a),(24b)が外方へ向けて張出しているた
め、広く装着スペースが必要である。すなわち、価格と
レイアウトの点で不利であつた。
また、第4図のものでは、ヨークの深絞り加工は曲げ
加工と比較して加工工数が2倍以上となることから、製
造コストが高いという欠点があつた。
以上のように、従来の電磁弁は、強度、装着工数、装
着スペース、加工費のいずれかに問題があり、全ての点
で満足なものが得られなかつた。
この発明は上記の課題を解決するためになされたもの
で、強度は第3図、第4図のものと同等で、装着の工数
とスペースは第2図、第4図のものと同等で問題なく、
かつ、価格の面では第2図のものと同等に安価であると
いうように、従来品の利点を全て有し、従来品の欠点を
排除することができる電磁弁を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る電磁弁は、ヨークまたはヨークととも
に磁気回路を形成しているプレートの少なくとも2平面
の一部を内側に折曲げて互いに突合せ、この突合せ部を
ナツトまたはボルトで接合してなるものである。
〔作 用〕
この発明においては、ヨークまたはプレートの面を内
側に折曲げて競合するので、簡単な打抜きプレスと曲げ
加工で済み、強度も確保される。また、装着のスペース
や工数も少なく、安価である。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示し、樹脂により外装
成形されたコイル(1)の中心に磁性材料で作られたコ
ア(2)が配設されており、コア(2)と同軸上に一端
がバルブシート(7)、他端面がコア(2)と対向する
ように、可動鉄芯であるプランジヤ(3)が組み込まれ
ている。コイル(1)の外周部には磁気回路を形成する
ためのヨーク(4)と、ヨーク(4)からプランジヤ
(3)の間の磁気回路としてプレート(6)が配設され
ている。コア(2)とヨーク(4)は互いに接合され、
プレート(6)とヨーク(4)はカシメによつて互いに
結合されている。
そして取付け部は、ヨーク(4)の両側面をコイル
(1)の下面部分に一定の空間を設けて両側から内曲げ
して突合せて取付け部(4a),(4b)を形成し、この部
分に片側半円づつ切り欠いてウエルドナツト(5)のガ
イド部を作つて位置合せし、(5a)〜(5d)で示す部分
を溶接することにより、ヨーク(4)の内曲げ突合せに
よつて形成した取付け部(4a)と(4b)を接合し一体化
している。また、一方の取付け部(4a)には電磁弁をネ
ジ締結した際の回り止め(4c)も一体形成している。
以上の構成により、従来品で紹介した第3図または第
4図に等しい強度が確保され、装着スペースとしては第
2図または第4図の例と同様に狭い範囲に装着可能であ
り、搭載位置、方向のレイアウトの自由度が増す。
また、ヨーク(4)自体の加工難易度を考えても、簡
単な打抜きプレスと曲げ加工だけで形成し得るため、容
易であり、価格的にも従来品の第2図の例と同等で低価
格で製造可能である。従来から使用していたウエルドナ
ツト(5)がそのまま使用可能であり、かつ、ウエルド
ナツト(5)がヨーク(4)の取付け部(4a)と(4b)
の結合部材として活用しているので価格増の要因がな
い。また、取付け部(4a)と(4b)がウエルドナツト
(5)を介して結合したことにより、第4図のものと同
程度の取付け部強度が得られる。
さらに、ネジ締めの際の回り止め(4c)を取付け部に
形成したことにより、1箇所のネジ締めであつても安定
した固定が可能であり、搭載時のボルトの数量および工
数を節減することができる。
なお、上記実施例ではヨーク(4)の対向する2平面
を内側に折曲げ突合せて取付け部を形成したが、プレー
ト(6)の一部を折曲げ突合せて取付け部を形成しても
よい。また、取付け部の突合せ部をウエルドナツト
(5)を利用して結合したが、ボルトを用いて同様に結
合してもよい。いずれも同様の効果が得られる。
〔発明の効果〕
この発明は、以上の説明から明らかなように、ヨーク
またはプレートの少なくとも2平面を内側に折曲げ突合
せ、この突合せ部をナツトまたはボルトを用いて互いに
結合した取付け部構造により、剛性と強度を向上し、装
着のスペースと工数を削減し、かつ、加工費を低減した
取付け部を備え、ネジ締結タイプの安価で信頼性が高
く、かつ、小形なものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示し、(a)は側断面
図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は下面図
である。 第2図〜第4図はそれぞれ従来の電磁弁を示し、(a)
はそれぞれ側面図、(b)はそれぞれ正面図である。 (1)……コイル、(2)……コア、(3)……プラン
ジヤ、(4)……ヨーク、(4a),(4b)……取付け
部、(5)……(ウエルド)ナツト、(6)……プレー
ト。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルの軸芯部に配設されコアに接してい
    るヨークと、前記コアと同軸上に配設されたプランジャ
    に近接配置された前記ヨークとともに磁気回路を形成し
    ているプレートとを備えた電磁弁において、 前記コイルを囲む前記ヨークおよび前記プレートの4平
    面のうち少なくとも2平面の一部を互いに内側に折曲げ
    突合せてなる取付け部と、この取付け部の突合せ部に接
    合されたナットまたはボルトのいずれかを備えてなるこ
    とを特徴とする電磁弁。
JP63014699A 1988-01-27 1988-01-27 電磁弁 Expired - Lifetime JP2536891B2 (ja)

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