JP2536047Y2 - 増幅器 - Google Patents

増幅器

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JP2536047Y2
JP2536047Y2 JP8022389U JP8022389U JP2536047Y2 JP 2536047 Y2 JP2536047 Y2 JP 2536047Y2 JP 8022389 U JP8022389 U JP 8022389U JP 8022389 U JP8022389 U JP 8022389U JP 2536047 Y2 JP2536047 Y2 JP 2536047Y2
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transistor
resistor
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讓治 笠井
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Onkyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、小電流領域での非直線歪みを低減したバイ
アス回路に特徴を有する増幅器に関する。
従来、増幅器中でも電力増幅器は、第5図に示すよう
に、第1、第2の出力トランジスタQ1、Q2のエミツタ同
志を直列接続したエミツタ抵抗r、rを介して接続し、
当該エミツタ抵抗r、rの接続中点を出力とするととも
に、上記第1、第2の出力トランジスタQ1、Q2のベース
にバイアス電圧VB、VBを供給するようにした構成を有す
る。図中、RLは負荷である。
また、第1、第2の出力トランジスタQ1、Q2として絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOS-FET)を用いた
ものとしては、第6図に示すように構成のものがある。
[考案が解決しようとする課題] 第5図に示すものは、第1、第2の出力トランジスタ
Q1、Q2のV−I特性(第1、第2の出力トランジスタQ
1、Q2のベース−出力間電圧V1、V2に対するエミツタ電
流I(Q1)、I(Q2)の特性)は、その小電流領域(湾
曲部)では第7図のI(Q1)、I(Q2)に示すように指
数関数に近くなるため、第1、第2の出力トランジスタ
Q1、Q2の合成特性は第7図のI0のようになり、小電流領
域において非直線歪が大きい また、第6図に示すものは、第1、第2のMOS-FETQ
1、Q2が第8図のI(Q1)、I(Q2)に示すように2乗
特性に近いため、この第1、第2のMOS-FETQ1、Q2がい
ずれも導通状態のとき、すなわち、小電流領域は第5図
に示すものに比べて非直線歪みは小さいが、大電流領域
はそのV−I特性(2乗特性)のために非直線歪みが大
きい。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る増幅器は、第1、第2の出力トランジス
タQ3、Q4のエミッタ同志を直列接続したエミッタ抵抗r
2、r2を介して接続し、当該エミッタ抵抗r2、r2の接続
中点を出力とするとともに、上記第1、第2の出力トラ
ンジスタQ3、Q4のベースに第1、第2の駆動トランジス
タQ1、Q2を介して被増幅信号を入力するようにした増幅
器において、上記第1、第2の駆動トランジスタQ1、Q2
をそれぞれ絶縁ゲート型電界効果トランジスタで構成す
るとともに、上記第1、第2の出力トランジスタQ3、Q4
のベースと上記出力との間が、上記第1、第2の出力ト
ランジスタQ3、Q4のベース−エミッタ間導通電圧よりも
僅かに低い電圧降下を持つ非線形抵抗素子と抵抗とを用
いた回路により接続され、上記第1、第2の駆動トラン
ジスタQ1、Q2のバイアス電流が、上記第1、第2の出力
トランジスタQ3、Q4のバイアス電流に比べて、十分大き
くなるように設定されたことを特徴とする。
[作用] 本考案の代表的な実施例を示す第1図において説明す
ると、 第1の駆動トランジスタQ1は第2図の[Q1]のような
V−I特性(2乗特性)を示し、また、第1の出力トラ
ンジスタQ3は第2図の[Q3]のようなV−I特性(指数
関数特性)を示す。
そして、第1のダイオードD1は第1の出力トランジス
タQ3のエミツタ・ベース電圧(導通)よりも小さい順方
向電圧(導通)を有するから、第1の出力トランジスタ
Q3が非導通状態にある小電流領域では絶縁ゲート型電界
効果トランジスタ(MOS-FET)で構成される第1の駆動
トランジスタQ1のV−I特性が支配的となる。
また、第1の出力トランジスタQ3導通状態にある大電
流領域では第1の出力トランジスタQ3のV−I特性が支
配的となる。
したがつて、第1の駆動トランジスタQ1、第1の出力
トランジスタQ3の合成特性は第2図の[Q1+Q3]のよう
になるため、小電流領域における非直線歪みが小さくな
り、また、大電流領域においても非直線歪が小さくな
る。
[実施例] 以下、第1図において本考案の実施例を説明する。従
来例と同等部分については詳細な説明は省略する。
Q3、Q4は第1、第2の出力トランジスタ、r2、r2はエ
ミツタ抵抗、RLは負荷である。
Q1、Q2は第1、第2の駆動トランジスタで、それぞれ
絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOS-FET)で構成
され、この第1、第2の駆動トランジスタQ1、Q2のソー
ス同志を直列接続した第1、第2、第3、第4の抵抗r
3、r1、r1、r3を介して接続し、そして、上記第1、第
4の抵抗r3、r3と並列に第1、第2の出力トランジスタ
Q3、Q4のエミツタ・ベース電圧VBE(導通)よりも小さ
い順方向電圧(導通)を有する第1、第2のダイオード
D1、D2をそれぞれ接続する。
この第1、第2のダイオードD1、D2としては、たとえ
ば、シリコンシヨツトキーバリアダイオードがある。
なお、本考案は上記の実施例に限られるものではな
く、本考案の構成要件を備えかつ以下の効果を有する限
り本考案の技術的範囲に属し、その範囲内で適宜設計変
更などしうるものであり、たとえば、上記実施例では、
第1、第2、第3、第4の抵抗r3、r1、r1、r3、第1、
第2のダイオードD1、D2によつてバイアス回路が構成さ
れているが、第4図に示すように構成してもよいこと明
らかである。
[考案の効果] 本考案は、小電流領域では第1の駆動トランジスタQ1
のV−I特性が支配的となり、したがつて、小電流領域
における非直線歪みが小さくなり、また、大電流領域に
おいても非直線歪が小さくなる、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の増幅器の一実施例の構成を示す図、第
2図は同、各トランジスタのV−I特性とその合成特性
を示す図、第3図は同、合成特性を示す図、第4図は
同、バイアス回路の他の実施例の構成を示す図、第5
図、第6図は従来の増幅器の構成を示す図、第7図、第
8図は同、合成特性を示す図である。 Q3、Q4……第1、第2の出力トランジスタ、Q1、Q2……
第1、第2の駆動トランジスタ、r3、r1、r1、r3……第
1、第2、第3、第4の抵抗、D1、D2……第1、第2の
ダイオード。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1、第2の出力トランジスタ(Q3)、
    (Q4)のエミッタ同志を直列接続したエミッタ抵抗(r
    2)、(r2)を介して接続し、当該エミッタ抵抗(r
    2)、(r2)の接続中点を出力とするとともに、上記第
    1、第2の出力トランジスタ(Q3)、(Q4)のベースに
    第1、第2の駆動トランジスタ(Q1)、(Q2)を介して
    被増幅信号を入力するようにした増幅器において、 上記第1、第2の駆動トランジスタ(Q1)、(Q2)をそ
    れぞれ絶縁ゲート型電界効果トランジスタで構成すると
    ともに、 上記第1、第2の出力トランジスタ(Q3)、(Q4)のベ
    ース−エミッタ間導通電圧よりも僅かに低い電圧降下を
    持つ非線形抵抗素子に直列又は並列に抵抗が接続された
    非線形な抵抗特性を有する回路によって、上記第1、第
    2の出力トランジスタ(Q3)、(Q4)のベースと上記出
    力との間が接続されたことにより、 上記第1、第2の駆動トランジスタ(Q1)、(Q2)のバ
    イアス電流が、上記第1、第2の出力トランジスタ(Q
    3)、(Q4)のバイアス電流に比べて、十分大きくなる
    ように設定されたことを特徴とする増幅器。
JP8022389U 1989-07-07 1989-07-07 増幅器 Expired - Lifetime JP2536047Y2 (ja)

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JPH0320519U JPH0320519U (ja) 1991-02-28
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