JP2535872B2 - フレアチュ−ブの製造方法 - Google Patents

フレアチュ−ブの製造方法

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JP2535872B2
JP2535872B2 JP62036181A JP3618187A JP2535872B2 JP 2535872 B2 JP2535872 B2 JP 2535872B2 JP 62036181 A JP62036181 A JP 62036181A JP 3618187 A JP3618187 A JP 3618187A JP 2535872 B2 JP2535872 B2 JP 2535872B2
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昌澄 大西
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフレアチューブの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、フレアチューブの製造は、一般に液圧バルジ加
工によっていた。しかしながら、この液圧バルジ加工に
よれば、素管を液密に保持するための高精度な成形型を
必要とするばかりか、大型の油圧ユニットが必要で、設
備コストが高くつくという問題があった。
ところで、最近、鋼管を局部的に円周方向に加熱した
後、両管端から圧縮荷重を加えて加熱部分を膨出させる
ことを、所定のピッチで繰り返すことによりフレアチュ
ーブを製造する技術が開発されている(特開昭59−1445
29号公報)。この方法によれば、成形型を必要としない
ため、設備コストの低減を図ることができると共に、任
意の大きさや肉厚の素管を対象とし得るという製造上の
自由度が得られるようになる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記新たなフレアチューブの製造方法
によれば、先に膨出成形した山(既成形山)に現在の加
熱部分から熱が伝達されるため、成形ピッチを小さくし
ようとすると、前記熱の影響により既成形山が座屈して
しまい、成形不能に落ち入り易いという問題があった。
また加熱後に圧縮荷重を加えるようにしているため、
加熱時間と圧縮時間とを個別に設定しなければならず、
思うように加工能率すなわち生産性を上げ得ないという
問題もあった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記従来の問題点を解決するため、素管の内
面または外面を冷却液に接触させながら、素管を高周波
コイルにより局部的に円周方向に加熱し、その加熱開始
と同時乃至加熱途中から素管に両端から圧縮方向の荷重
を加えて加熱部分を膨出させ、加熱終了とほヾ同時に前
記荷重を加えることを停止することを、素管の軸方向に
所定のピッチで繰り返すように構成したことを要旨とす
る。
本発明において、膨出成形を所定ピッチで繰り返す方
法は任意であり、素管を固定的にセットして高周波コイ
ルを移動させ、あるいは高周波コイルを固定状態として
素管を移動させる方法を採用することができる。
(作 用) 上記構成のフレアチューブの製造方法において、素管
が冷却液に常時接触しているので、既成形山に対する熱
影響を些少に抑えることができ、結果として成形ピッチ
を小さくしても既成形山の座屈が起こり難くなる。
また加熱途中から圧縮荷重を加えるようにしたので、
膨出部分が高周波コイルの内面に漸次接近し、この結
果、経時的に加熱効率が増して素管の塑性変形能が高ま
ることとなり、加熱終了とほヾ同時に膨出成形を終えて
も十分満足する膨出量が得られるようになる。しかも、
冷却液によって膨出成形後の山を直ちに強制冷却するこ
とができ、連続的に次の山の成形に移行することができ
て加工能率が著しく向上するようになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
第1図は、本発明にかゝるフレアチューブの製造方法
の第1実施例を示したものである。同図において、1は
加工対象である素管、2a,2bは前記素管1に軸方向の圧
縮荷重を加える上下一対のラム、3は前記一対のラム2
a,2b間に配設された高周波コイルで、一対のラム2a,2b
には、端面と側面とにそれぞれ開口する通液孔11a,11b
を設けると共に、一方のラム2aにおける通液孔11aの側
面への開口部を流入口12、他方のラム2bにおける通液孔
11bの側面への開口部を流出口13として構成し、なおか
つ一対のラム2a,2bの端部のそれぞれに素管1に嵌入し
得る保持部14a,14bを設け、この保持部14a,14bにシール
部材15を介して素管1を水密に保持するようにし、さら
に上方のラム2aに蒸気排出口17を設けてこれに図示を略
す逃し弁を介装した点にある。本第2実施例において、
前記流入口12および流出口13を図示を略す循環回路に接
続し、素管1内に冷却液16を循環させるようにする。な
お、高周波コイル3に関しては噴射孔を省略したものを
用いる。
かゝる構成により、素管1内に冷却液16を循環させな
がら、高周波コイル3に高周波電流を印加して素管1の
加熱を開始し、この加熱開始から所定時間経過後にラム
2aを下動させて素管1に軸方向の圧縮荷重を加え、さら
に所定時間経過後に高周波コイル3に対する高周波電流
の印加とラム2aの下動とを同時に停止する。この加熱停
止により、素管1の加熱部分に膨出成形された山5は、
素管1内を流動する冷却液16によって急速に冷却され
る。この結果、一山成形後、高周波コイル3を移動させ
て直ちに次の山の成形を行うことができ、加工能率の大
幅な向上を達成できる。なお加熱時においては、蒸気排
出口17から水蒸気を適宜排出することにより管内の圧力
調整を行う。
第2図は、上記第1実施例における一山成形の熱およ
び荷重サイクルを示したものである。同図から明らかな
ように、冷却範囲L2は著しく狭くなっており、加工能率
の向上効果の大きいことが理解できる。
以下、上記第1実施例を具体的に説明する。
使用素管1として、JIS STKM11A,外形34mm,肉厚1.0m
m,長さ130mmのものを用い、素管1内に冷却液を循環さ
せつゝ、周波数40KHz,40KWの発振器に結ぶ高周波コイル
3にて、電圧9.5KV,電流6.0Aの出力で1.5秒間加熱し
た。この加熱により膨出成形部の温度は最高800℃まで
到達した。一方、加熱開始1.0秒からラム2aを下降速度1
0mm/秒の速度で下動せしめ、加熱開始から1.5秒で加熱
を停止し、同時にラム2aの下動を停止する。その後高周
波コイル3を所定ピッチだけ移動させ、次の山を成形
し、かゝる動作を等ピッチで繰り返し、所定の山数を有
するフレアチューブを製作した。
上記第1実施例の具体例において、一山の成形に要す
る時間は、加熱1.5秒と移動(冷却を含む)2.0秒との合
計3.5秒であり、きわめて短時間に成形を完了させるこ
とができる。因みに特開昭59−144529号公報に示される
従来の方法によって同様の成形を行ったところ、一山の
成形に要する時間は、加熱1.5秒と、冷却10秒と移動2.0
秒との合計13.5秒であり、本法の成形時間の著しく短か
い(約1/5)ことが確認できた。
一方、成形ピッチに関し、座屈を起こすことなく成形
できる最小ピッチを求めたところ、本第2実施例で得た
フレアチューブのそれは9.5mmであるのに対し、上記従
来の方法によって得たフレアチューブのそれは10.5mmで
あり、本法の優れていることが確認できた。
第3図は、本発明にかゝるフレアチューブの製造方法
の第2実施例を示したものである。なお同図において、
前出の第1図に示した部分と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。本第2実施例の特徴とすると
ころは、一対のラム2a,2bを水平方向に配し、その素管
1の保持部を液槽21に収納すると共に高周波コイル3を
も液槽21に収納し、冷却液16中にて膨出成形するように
した点にある。
かゝる構成により、高周波コイル3に高周波電流を印
加して素管1の加熱を開始し、この加熱開始から所定時
間経過後にラム2aを左動させて素管1に軸方向の圧縮荷
重を加え、さらに所定時間経過後に高周波コイル3に対
する高周波電流の印加とラム2aの下動とを同時に停止す
る。この加熱停止により、素管1の加熱部分に膨出形成
された山5は、液槽12内の冷却液16によって急速に冷却
される。この結果、一山成形後、高周波コイル3を移動
させて直ちに次の山の成形を行うことができ、加工能率
の大幅な向上を達成できる。
第4図は、上記第2実施例における一山成形の熱およ
び荷重サイクルを示したものである。同図から明らかな
ように、前記第1実施例に対応する冷却範囲L2は実質0
となり、加工能率のより一層の向上を達成できる。
以下、上記第2実施例を具体的に説明する。
第1実施例と同一の素管を用い、第1実施例と同一の
容量の発振器に結ぶ高周波コイル3にて、電圧10KV,電
流6.5Aの出力で1.5秒間加熱した。この加熱により膨出
成形部の温度は最高800℃まで到達した。一方、加熱開
始1.0秒からラム2aを移動速度10mm/秒の速度で作動せし
め、加熱開始から1.5秒で加熱を停止し、同時にラム2a
の作動を停止する。その後高周波コイル3を所定ピッチ
だけ移動させ、次の山を成形し、かゝる動作を等ピッチ
で繰り返し、所定の山数を有するフレアチューブを製作
した。
上記第2実施例の具体例において、一山の成形に要す
る時間は、上記第1実施例の場合と同じく加熱1.5秒と
移動(冷却を含む)2.0秒との合計3.5秒であり、きわめ
て短時間に成形を完了させることができる。本第2実施
例の場合、冷却に要する時間をほとんど無視できるの
で、移動時間を短縮することにより、第1実施例の場合
よりもさらに成形時間を短縮し得ることはいうまでもな
い。なお、前記第1、第2実施例で加熱の途中から素管
1を軸方向に圧縮するようにしたが、本発明は、加熱開
始と同時に素管1を軸方向に圧縮するようにしても良い
ものである。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明にかゝるフレア
チューブの製造方法は、素管が冷却液に常時接触してい
るので、既成形山に対する熱影響を些少に抑えて、成形
ピッチの可及的縮小を達成でき、フレキシビリティに優
れたフレアチューブを製造できる効果が得られた。
また加熱開始と同時乃至加熱途中から圧縮荷重を加え
るようにしたので、加熱終了とほヾ同時に膨出成形を終
えても十分満足する膨出量が得られ、冷却液による強制
冷却の効果と相まって、一山の成形時間を著しく短縮す
ることが可能になり、生産性の大幅向上を達成できる効
果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかゝるフレアチューブの製造方法の第
1実施例を示す模式図、第2図は前記第1実施例におけ
る熱および荷重のサイクル線図、第3図は本発明にかゝ
るフレアチューブの製造方法の第2実施例を示す模式
図、第4図は前記第1実施例における熱および荷重のサ
イクル線図である。 1……素管 2a,2b……ラム 3……高周波コイル 16……冷却液

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素管の内面または外面を冷却液に接触させ
    ながら、素管を高周波コイルにより局部的に円周方向に
    加熱し、その加熱開始と同時乃至加熱途中から素管に両
    端から圧縮方向の荷重を加えて加熱部分を膨出させ、加
    熱終了とほヾ同時に前記荷重を加えることを停止するこ
    とを、素管の軸方向に所定のピッチで繰り返すことを特
    徴とするフレアチューブの製造方法。
JP62036181A 1986-08-21 1987-02-19 フレアチュ−ブの製造方法 Expired - Lifetime JP2535872B2 (ja)

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US07/124,961 US4821551A (en) 1986-11-25 1987-11-24 Method of manufacturing corrugate tube and molding apparatus thereof
EP87310401A EP0269433B1 (en) 1986-11-25 1987-11-25 Method of manufacturing corrugated tube and molding apparatus thereof
DE87310401T DE3787349T2 (de) 1986-11-25 1987-11-25 Verfahren zum Herstellen von Faltenrohren und Vorrichtung zu dessen Durchführung.

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