JP2535735Y2 - 着磁ヨーク装置 - Google Patents

着磁ヨーク装置

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JP2535735Y2
JP2535735Y2 JP1989152687U JP15268789U JP2535735Y2 JP 2535735 Y2 JP2535735 Y2 JP 2535735Y2 JP 1989152687 U JP1989152687 U JP 1989152687U JP 15268789 U JP15268789 U JP 15268789U JP 2535735 Y2 JP2535735 Y2 JP 2535735Y2
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yoke
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、マグネット等を着磁する着磁ヨーク装置に
関する。
<従来技術及びその欠点> 第5図及び第6図は、小型ブラシレスモータの駆動用
に使用されるマグネット等を着磁する従来の着磁ヨーク
装置を示すものである。第5図は平面図、第6図はその
矢視Z−Z'おける断面図である。
ここで、1は磁性ヨーク体、1aは磁性ヨーク体1上の
マグネットを着磁する接触面、2は着磁電線、3はレジ
ン体であり、以上磁性ヨーク体1とレジン体3とで円柱
形の組立体が構成される。そして5は被着磁マグネット
である。
図示の着磁ヨーク装置は、偏平なリング状のマグネッ
ト5をその厚さ方向に、例えば4極着磁するものであ
り、磁性ヨーク体1のマグネット接触面1a及び着磁電線
2が第5図及び第6図に示す通り配設される。レジン体
3は着磁電線2を磁性ヨーク体1に対し絶縁して保持し
ている。着磁するマグネットの材質は、フェライト磁石
の他、希土類系磁石が主に使用される。着磁電圧は、通
常3〜5mm程度のマグネット肉厚の場合、0.5KV〜2KV程
度であり、着磁電線2を通して着磁ヨーク体に印加さ
れ、着磁の際10KA〜30KAの大電流が瞬時に通過する。こ
のとき、着磁電線2に衝撃力が働き、その力がレジン体
3や磁性ヨーク体1に伝わる。
この着磁操作を何回か繰り返していると着磁電線2を
取り囲み保持するレジン体3にヒビが入ったり、着磁電
線2との間に微小間隔が発生する。またレジン体3と磁
性ヨーク体1の接合面1bが軸方向及び半径方向に徐々に
剥離する。
これらが進行すると、加速度的に上述の状況が促進さ
れ、着磁の際の衝撃力によりレジン体3が軸方向及び半
径方向に動いてレジン体3内の着磁電線2が断線した
り、あるいは着磁電線2が、磁性ヨーク体1に接触して
絶縁が損なわれ、焼損や破裂する等の破損事故が発生す
る。
<目的> 本考案は上記事実に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、着磁作業を繰り返し行っても破損
することなく、耐久性、信頼性の優れた着磁ヨーク装置
を提供することである。
<考案の要約> 本考案によれば、環状の磁性ヨーク体と、該磁性ヨー
ク体に配設された着磁電線と、該着磁電線を絶縁して保
持するレジン体と、により構成される着磁ヨーク装置に
おいて、前記磁性ヨーク体と前記レジン体とから円柱形
の組立体が構成され、該組立体の端部に該レジン体が位
置し、該組立体の周面と少なくとも一端面とが樹脂製カ
バーによって覆われていることを特徴とする着磁ヨーク
装置が提供される。
かかる着磁ヨーク装置では、磁性ヨーク体とレジン体
からなる組立体の周面と少なくとも一端面が樹脂製カバ
ーで覆われている故に、着磁の際の着磁電線から発生す
る軸方向及び半径方向の衝撃力が上記カバーにより吸収
され、またレジン体のヒビ割れや着磁電線を取り囲むレ
ジン体周囲の間隙の生成、及びこれらの成長が効果的に
抑えられる。
また、本考案の着磁ヨーク装置においては、レジン体
と磁性ヨーク体の接合面に溝を設けるのが好ましい。か
く構成することにより、レジン体と磁性ヨーク体との接
合面積が大きくなり、結合力が増加するので、着磁の際
の衝撃振動による剥離が著しく少なくなる。
以上の如く、着磁作業を繰り返し行い着磁の際の衝撃
力を受けても、レジン体が磁性ヨーク体に軸方向及び半
径方向にしっかりと固着されるので、着磁電線が断線し
たり、絶縁が侵されたりして破損することがない。従っ
て、耐久性が高くなる。
<実施例> 以下、添付図面を参照して、本考案に従う着磁ヨーク
装置の実施例を説明する。
第1図及び第2図は、本考案の第1の実施例を示し、
第1図は着磁ヨーク装置の平面図、第2図は矢視X−X'
における断面図である。
構成部材は、既に従来例で説明した同一のものについ
ては、同一の番号が付してある。なお、以後に説明する
実施例の図についても同様とする。
第1の実施例において、磁性ヨーク体1の上端部1aは
被着磁マグネットの接触面として作用し、前述と同様に
偏平状のマグネットを4極着磁する着磁ヨーク装置とし
て用いられる。4は着磁ヨーク装置を覆う樹脂製カバ
ー、また1bは磁性ヨーク体1におけるレジン体3との接
合面に設けられた溝である。
樹脂製カバー4はマグネットとの接触面1aを除き、レ
ジン体3と磁性ヨーク体1の側面の実質上全体を覆って
いる。本実施例では、レジン体3として例えばエポキシ
樹脂の如き常温硬化性樹脂を用い、また樹脂製カバー4
の材質として例えばポリカーボネットの如き熱可塑性樹
脂を用いており、さらにカバー4についてはガラス繊維
を含有させ、弾性と機械強度の両面で、着磁の際の衝撃
力による対応を図っている。なお、レジン体3について
もガラス繊維を含有させるようにしてもよい。
なお、レジン体3及びカバー4は上記材質に限定され
ず、それらの材質の選定は自由である。また、樹脂製カ
バー4の、レジン体3及び磁性ヨーク体1への装着につ
いては、接着や溶着、あるいはモールド成形等、方法を
問わず、設計は自由である。
磁性ヨーク体1は比較的大径の本体部8と本体部8の
中央部から上方に突出する比較的小径の突出部10を有
し、本体部8においては、溝1bは磁性ヨーク体1の中心
に対して同心円状に複数個設けられ、また突出部10にお
いては溝1bは上下方向に間隙を置いて複数個設けられて
いる。この溝1bを含めてレジンを所要の通り充填固着す
ることにより、レジン体3とヨーク体1との接合面積が
大きくなり、結合力が高くなる。従って、着磁の際の衝
撃力によってレジン体3と磁性ヨーク体1との剥離が発
生しにくくなる。
なお、この溝1bも前述の樹脂製カバー4と同様に、形
状や数量、配置方法等本旨を逸脱しない範囲で設計自由
である。
第3図及び第4図は、第2の実施例を示し、第3図は
着磁ヨーク装置の平面図、第4図は矢視Y−Y'の断面図
である。
第2の実施例は、円筒状のリングマグネットをその外
周面に着磁する形態の装置であり、被着磁マグネット
が、磁性ヨーク体の内周面に装着される。
樹脂製カバー4は、磁性カバー体1とレジン体3とか
ら構成される円柱形の組立体を内包し、磁性ヨーク体1
におけるレジン体3との接合面、即ちヨーク体1の上端
面及び下端面に溝1bが設けられている。第1の実施例と
同様に、カバー4を設けることにより着磁ヨーク装置の
耐久性を高め、また溝1bを設けることによりレジン体3
の剥離防止を図っている。
なお、着磁の際は、マグネット5の内周面に磁性体の
補助棒(図示省略)が挿入され、これにより着磁特性の
向上が図られる。
以上、本考案に従う着磁ヨーク装置の各種実施例につ
いて説明したが、本考案にこれらの実施例に限定される
ことなく種々の変更や修正が可能である。
<考案の効果> 本考案の着磁ヨーク装置は、上述の構成を有するの
で、次の通りの効果を奏する。
磁性ヨーク体とレジン体とから構成される円柱形の組
立体の周面と少なくとも一端面とが樹脂製カバーによっ
て覆われ、この組立体の軸方向及び半径方向がしっかり
と固着されるため、繰り返しの使用に対して、着磁の際
の衝撃による劣化が進行せず、信頼性が高く耐久性のあ
る、安定した着磁が行える着磁ヨーク装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従う第1の実施例の着磁ヨーク装置
の平面図。 第2図は、第1図の着磁ヨーク装置における矢視X−X'
の断面図。 第3図は、本考案に従う第2の実施例の着磁ヨーク装置
の平面図。 第4図は、第3図の着磁ヨーク装置における矢視Y−Y'
の断面図。 第5図は、従来の着磁ヨーク装置の平面図。 第6図は、第5図の着磁ヨーク装置における矢視Z−Z'
の断面図。 1…磁性ヨーク体 1b…溝 2…着磁電線 3…レジン体 4…樹脂製カバー 5…マグネット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状の磁性ヨーク体と、該磁性ヨーク体に
    配設された着磁電線と、該着磁電線を絶縁して保持する
    レジン体と、により構成される着磁ヨーク装置におい
    て、 前記磁性ヨーク体と前記レジン体とから円柱形の組立体
    が構成され、該組立体の端部に該レジン体が位置し、該
    組立体の周面と少なくとも該レジン体が位置する一端面
    とが樹脂製カバーによって覆われていることを特徴とす
    る着磁ヨーク装置。
  2. 【請求項2】前記レジン体と前記磁性ヨーク体の接合面
    には溝が設けられている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の着磁ヨーク装置。
JP1989152687U 1989-12-28 1989-12-28 着磁ヨーク装置 Expired - Lifetime JP2535735Y2 (ja)

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