JP2535698B2 - ファクシミリ信号変換装置 - Google Patents

ファクシミリ信号変換装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ファクシミリ端末で送
信された画面に対して各種のファクシミリ信号変換を実
施するようにした通信網内に設置されるファクシミリ信
号変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ信号変換装置では,
ファクシミリ端末から送信されたMH符号またはMR符
号に誤りが検出された場合,そのまま伝送されていた。
または,MH符号またはMR符号に誤りが生じたライン
に対して前のラインを当該ラインに置換するようにした
前ライン置換が実施されていた。このため,通信網内に
ファクシミリ信号変換装置を設け,ファクシミリ端末で
送信された画面に対して各種のファクシミリ信号変換を
実施するファクシミリ信号変換装置において,MH符号
またはMR符号の誤りを検出したときに,サービスに応
じた複数のファクシミリ信号変換の中止・実行の判断を
行っているファクシミリ信号変換装置は存在しなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,ユーザは,フ
ァクシミリ端末から送信されたMH符号またはMR符号
の誤りによる画面の品質が,サービスごとに異なること
を希望することがある。例えば1ラインでも誤りの時に
は不達となるサービス,100ライン中10ラインまで
MH符号またはMR符号に誤りが生じても支障が生じな
いサービス,などサービスの内容に応じてファクシミリ
信号変換の実行または中止を決定するための基準値を変
化させたいことがある。しかし,従来,サービスに応じ
た複数のファクシミリ信号変換の実行または中止を決定
するための基準値を考慮し,それを利用して送信可能・
不可能の判断を行っていたファクシミリ信号変換装置は
存在しなかった。
【0004】本発明では,通信網内に,MH符号または
MR符号の誤りによる画面の品質判定を行い,複数のフ
ァクシミリ信号変換の実行または中止を決定するための
基準値をファクシミリ信号変換種別ごとに変化させ,サ
ービスに応じた複数の基準値によるファクシミリ信号変
換の中止・実行の判断を行うようにしかつそれを1つの
ファクシミリ信号変換装置で可能とすることを目的にし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来,MH符号またはM
R符号の誤りを検出したとき,サービスに応じた複数の
ファクシミリ信号変換の中止・実行の判断を行っていた
ファクシミリ信号変換装置は存在しなかったが,本発明
では,いろいろなファクシミリ信号変換種別ごとにファ
クシミリ信号変換の中止・実行を行なうための複数の判
断基準値を有し,該当するファクシミリ信号変換を中止
・実行するための判断を行うようにしている。
【0006】
【作用】複数の判断基準(ファクシミリ信号の変換を中
止とするか実行するかの)を,サービスに応じてもつよ
うにし,ユーザが望む最適なサービス品質を得ることが
できる。
【0007】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。以下では,複数のファクシミリ信号変換ごとに
サービスに応じた複数のファクシミリ信号変換の中止・
実行の判断基準値をファクシミリ信号変換装置に設ける
と仮定して説明を行う。
【0008】図1は,本発明が適用される通信網の構成
の一例である。図1において,101,102が電話,
103がファクシミリ端末,104が計算機,105が
交換機,106がファクシミリ信号変換装置,107が
それらを接続する通信回線である。
【0009】例えば,電話101とファクシミリ端末1
03とからファクシミリ画面を発信し,交換機105と
ファクシミリ信号変換装置108とにより各種ファクシ
ミリ信号変換に応じた複数のファクシミリ信号変換処理
を行い,ファクシミリ信号変換処理結果を計算機104
やファクシミリ端末103などへ送信することにより通
信網内において各種のファクシミリ信号変換処理を実施
する通信が行われる。
【0010】なお公衆電話網を用いてファクシミリのフ
ァクシミリ信号変換処理通信を行う場合について例示し
ているが,交換機が無く専用線を用いてファクシミリ信
号変換処理通信を行う場合についても同様に本発明は有
効である。また前記のように,サービスに応じた複数の
ファクシミリ信号変換の中止・実行の判断基準値をファ
クシミリ信号変換装置106に設けると仮定して説明し
ているが,ファクシミリ信号変換装置106に限定する
必要はなく,通信網内のいろいろな位置,すなわち交換
機105にサービスに応じた複数のファクシミリ信号変
換の中止・実行の判断基準値を設けることが可能であ
る。
【0011】ここで,ファクシミリ信号変換通信という
ものをファクシミリ信号網(Fネット)で実施されてい
る例で説明する。発信ファクシミリ端末と受信ファクシ
ミリ端末とで画面サイズが異なる場合,例えば発信ファ
クシミリ端末がB4サイズで受信ファクシミリ端末がA
4の画面サイズのように異なる場合,縮小ファクシミリ
信号変換が必要である。また,発信ファクシミリ端末が
G3端末で,受信ファクシミリ端末がG4端末の場合に
は,MH符号またはMR符号とMMR符号との符号変換
が必要となる(参考例:技術参考資料:“ファクシミリ
通信網ファクシミリ信号変換のインタフェース”,電気
通信協会発行,NTT編集,川出隆司:“ファクシミリ
通信網の技術的背景と高度化システムの開発”,小谷野
他:“高機能形蓄積変換装置(I−STOC)の方式設
計”,電気通信協会発行:NTT R&D,第38巻,
第12号(1989)など)。また,田中・香月編著「やさ
しい画像通信」:電気通信協会発行(昭和60年8月1
0日発行)にも記載されている。
【0012】通常のファクシミリ端末ではMH符号また
はMR符号の誤りに対しては前ライン置換を行うことを
実施していることが多いが,MH符号またはMR符号の
誤りが多過ぎる場合には,通信を切断することなどが行
われていることもある。このような場合,ファクシミリ
信号変換の中止・実行の判断基準値は従来ではただ1つ
である。
【0013】これに対して,本実施例では,ファクシミ
リ信号変換装置に信号変換中止を決定するための基準値
を設け,サービスに応じた複数のファクシミリ信号変換
の中止・実行の判断基準値を持つ点が大きく異なる。
【0014】以下に,ファクシミリ信号変換装置に具備
させるサービスに応じた複数のファクシミリ信号変換の
中止・実行の判断基準値を,MH符号またはMR符号の
誤り検出判断を例に採り説明する。
【0015】図2に,MH符号またはMR符号の誤りの
例(a) (b) (c) の3例を示す。×の記入してあるところ
がMH符号またはMR符号の誤りの発生している箇所と
仮定する。
【0016】例(a) は,1ページ内の1ラインのみMH
符号またはMR符号の誤りが生じている例である。例
(b) は,1ページ内の数ラインが適度に離れてMH符号
またはMR符号の誤りが生じている例である。例(c)
は,1ページ内の数ラインに集中的にMH符号またはM
R符号の誤りが生じている例である。
【0017】例(a) は,人が読む場合には,何の抵抗も
ないと思われるが,もし,文字認識などに入力される場
合には,1ラインでもMH符号またはMR符号に誤りが
生じた場合に認識できない行ができるか,認識率が少し
悪くなるなどの影響があると考えられる。
【0018】例(b) では,人が読む場合に少ししか抵抗
がない程度の問題と思われる。しかし,文字認識などに
入力された場合には,数ラインでMH符号またはMR符
号に誤りが生じ,認識できない行が多く,認識率がとて
も悪くなるなどの悪影響があると考えられる。
【0019】例(c) は,例(b) と異なり,人が読む場合
でも,文字認識などに入力される場合でも,読むこと,
認識すること共に不可能な行が生じると思われ,悪影響
が大きいと考えられる。
【0020】このように,MH符号またはMR符号の誤
り方によって,ファクシミリ信号変換に応じた複数のフ
ァクシミリ信号変換の中止・実行の判断基準値の内容が
異なることをユーザは望んでおり,適切な対応をする必
要がある。
【0021】次に,MH符号またはMR符号画品質判断
によるファクシミリ信号変換の中止・実行の判断基準値
の例について説明を行う。 i) MH符号またはMR符号画品質判断例その1 MH符号またはMR符号画品質判断によるファクシミリ
信号変換の実行・中止の例を次に示す。
【0022】ここで,MH符号またはMR符号に誤りが
生じたときのファクシミリ信号変換例として,文字認識
通信がファクシミリ通信網(Fネット)で実施されてい
る例で説明する。
【0023】オーダエントリや情報検索などに,コンピ
ュータの端末としてファクシミリ端末を用いる場合の一
形態として文字認識通信がある。具体的には,人が手書
きで記入した文字認識用シートをファクシミリ端末から
送信し,Fネット内の文字認識(パタン・コード変換)
装置でコード情報に変換して,コンピュータへコード情
報を送出する通信のことを文字認識通信と表現してい
る。
【0024】例えば,系列販売店でその日の売上を本社
に毎日報告するときなど,その日の販売内容や売上内容
などを文字認識用シートに記入してファクシミリ端末か
らFネットへ送信する。Fネットで受け取った文字認識
用シートはファクシミリ信号(パタンと呼ぶ)であり,
このままでは本社のコンピュータでは利用しにくいメデ
ィアである。このため,コンピュータで利用しやすいコ
ード情報へ前述のパタンを文字認識(パタン・コード変
換)して送信する。このようにすることにより,コンピ
ュータを設置している本社で系列販売店の収益など即座
に計算することが可能になる(参考例:小川 小林 広
山:“FICS−2 FDICファクシミリデータ変換
系装置”,日本電信電話公社発行:研究実用化報告書,
第32巻,第1号(1983))。また,短縮ダイヤルを文
字認識用シートで登録する装置が,田中・香月編著「や
さしい画像通信」:電気通信協会発行(昭和60年8月
10日発行)p.213 〜p.214 に記載されている。
【0025】このような文字認識通信において,ページ
先頭からγラインまでにnラインに誤りがあったとき,
画品質異常と判定する方法が挙げられる。nが小さいほ
ど,厳しい品質を要求することになり,ファクシミリ信
号変換の実行・中止が判断できる。例えば,1ページに
2〜5ライン誤りが生じたときには,文字認識率が悪く
なることが予想される。このように,ページ先頭からγ
ラインまでにnラインに誤りがあったとき,ファクシミ
リ信号変換の中止と判定する。この場合,γに比べてn
を小さくすることにより,文字認識通信が正常に実施さ
れることが多くなることが期待できる。
【0026】また,通常のファクシミリ端末で誤りが生
じたときに,復号誤りが起きた走査線を直前に正しく復
号された走査線で置き換える前ライン置換を行うことに
よりファクシミリ信号変換を正常に終了してしまうこと
があるが,文字認識通信においては,誤読の可能性,認
識不可能の可能性が多くなり,ファクシミリ信号変換上
好ましくない。このため,文字認識通信においては,通
常のファクシミリ信号変換に比較して厳しいMH符号ま
たはMR符号の誤りによるファクシミリ信号変換の中止
・実行の判断基準値が必要になることがわかる。 ii) MH符号またはMR符号画品質判断例その2 MH符号まはたMR符号画品質判断によるファクシミリ
信号変換の中止・実行の判断基準値の例を次に示す。
【0027】G3機から入力された画面をG4機へ送信
するファクシミリ信号変換を例として挙げる。G3機の
MH符号またはMR符号の誤り判断をする必要がある
が,このようなファクシミリ信号変換の時,前記i)程
に厳しいファクシミリ信号変換の中止・実行の判断基準
値を用いる必要はない。なぜなら,少しばかり誤りが混
入していても,人間が判読できるレベルは,機械(例:
文字認識装置)に比べて極めて大きいと考えられるため
であり,少し緩いMH符号またはMR符号の誤りの判定
基準値を用いてファクシミリ信号変換の実行・中止を判
断することが可能であると考えられる。この一例として
は特願昭62−15334号(画像品質の検定方式)が
挙げられる。この方法は,ページ先頭からγラインまで
にγ1 ,γ 2 ,・・・,γn ラインに誤りがあったとす
ると
【0028】
【数1】
【0029】として各ラインにおいてf(γ)を評価
し, f(γ)>f0 ならば画品質異常と判定する。具体的な数値例としては
α=100,β=0.05,f0 =2563を代入する
ことによりMH符号またはMR符号画品質判断が行わ
れ,ファクシミリ信号変換の実行・中止が判断できる。 iii ) MH符号またはMR符号画品質判断例その3 MH符号またはMR符号画品質判断によるファクシミリ
信号変換の中止・実行の判断の例を次に示す。
【0030】例えば,ファクシミリ通信網においては,
発信受信端末の画面サイズが異なるとき,自動的に画面
サイズ変換を行う機能がある。たとえば,G3機のB4
サイズ端末から,G3機のA4サイズ端末へ送信すると
きには,自動的に縮小変換を実施し,B4サイズをA4
サイズへ変換処理を行う。このようなファクシミリ信号
変換の時,前記i)程に厳しいファクシミリ信号変換の
中止・実行の判断基準値を用いる必要はない。なぜな
ら,少しばかり誤りが混入していても,人間が判読でき
るレベルは,前記ii)と同様に機械に比較して極めて大
きいと考えられるためであり,少し緩いMH符号または
MR符号の誤りの判定基準値を用いてファクシミリ信号
変換の実行・中止を判断することが可能である。図3は
フローチャートによって判断する一例を示す。
【0031】即ち,スタートの後に誤り検出がYESと
なったとすると,a)ワークカウンタwcの内容にプラ
ス1し,b)トータルカウンタtcの内容にワークカウ
ンタwcの内容をプラスし,c)リセット用カウンタr
cの内容を零にする。
【0032】そして,このとき tc≧P がNOであれば,スタートに戻り,YESであればファ
クシミリ信号変換を中止する。
【0033】またスタートの後に誤り検出がNOであれ
ば,d)ワークカウンタwcの内容にマイナス1し,
e)リセット用カウンタrcの内容にプラス1する。
【0034】そして,このとき rc≧L がNOであればスタートに戻り,YESであればf)ト
ータルカウンタtcの内容を零にし,g)リセット用カ
ウンタrcの内容を値「1」にして,スタートに戻る。
【0035】図3の場合の方法の具体的な数値例とし
て,P=48,L=128を代入することによりMH符
号またはMR符号画品質判断が行われ,ファクシミリ信
号変換の実行・中止が判断できる。
【0036】以上示したように,ファクシミリ信号変換
の中止・実行を決定するための判断基準値を有すること
により,ファクシミリ信号変換に応じたきめ細かな判定
が可能となり,ファクシミリ信号変換の質の向上が図
れ,ユーザに対しきめ細かいサービスが実現できる。
【0037】図4は,ファクシミリ信号変換処理手段を
実現するファクシミリ信号変換装置構成の一例である。
ファクシミリ信号変換装置106は,ファクシミリ信号
受信部1061,MH符号またはMR符号検出部106
2,ファクシミリ変換処理部1063,ファクシミリ変
換信号送信部1064,ファクシミリ信号変換中止処理
部1065からなる。また,MH符号またはMR符号検
出部1062は,MH符号またはMR符号誤り検出部1
0621と,ファクシミリ信号変換判断基準部1062
2からなり,当該MH符号またはMR符号誤り検出部1
0621とファクシミリ信号変換判断基準部10622
とからファクシミリ信号変換の実行か中止を判断する。
【0038】ユーザがファクシミリ端末からあるファク
シミリ信号変換を通信網へ要求する。例えば,文字認識
用シートを入力し,その文字認識用シートが通信網10
7を介して送信されたら,その文字認識用シートをファ
クシミリ信号受信部1061で受信する。受信したその
文字認識用シートをMH符号またはMR符号検出部10
62で復号化しながら,MH符号またはMR符号誤り検
出部10621でMH符号またはMR符号の誤りを検出
し,計測する。もし,図2に示す例(a) のような1行の
誤りの場合には文字認識として許容でき,例(b) や(c)
のような数行の誤りは文字認識として許容できないとす
ると,ファクシミリ信号変換判断基準部10622で例
(a) では文字認識として許容でき,例(b) (c) では文字
認識として許容できないとの判断を実施し,ファクシミ
リ信号変換の中止・実行を判断し,実行の場合には,フ
ァクシミリ変換処理部1063へ送出する。
【0039】ファクシミリ変換処理部1063では,M
H符号またはMR符号検出部1062でファクシミリ信
号変換実行が決定されたファクシミリ画面の文字認識用
シートを受信し,文字認識(ファクシミリパタンをコー
ドに変換)を実施する。文字認識されたコードは,ファ
クシミリ変換信号送信部1064へ送出される。
【0040】ファクシミリ変換信号送信部1064は,
例えば文字認識されたコード情報をセンタのコンピュー
タに送信することにより,一連のファクシミリ信号変換
は完了することになる。
【0041】前述のように,1ページのMH符号または
MR符号の誤りは,図2に示したように一様のものとは
言えない。ファクシミリ信号変換の実行・中止の判断
は,ファクシミリ信号変換判断基準部10622で行
い,中止の場合には,ファクシミリ信号変換中止処理部
1065へ送出する。
【0042】ファクシミリ信号変換中止の判断のとき,
ファクシミリ信号変換中止処理部1065では,例え
ば,ユーザに対して文字認識用シートが文字認識できな
かった旨をファクシミリ変換処理部1063から受信
し,ファクシミリ信号変換中止処理部1065で文字認
識できなかった旨をファクシミリ信号として作成し,フ
ァクシミリ変換信号送信部1064を介してユーザへ返
送することができる。これにより,該当するファクシミ
リ信号変換が中止されたことが判明する。以上により,
一連のファクシミリ信号変換は完了することになる。
【0043】以上は,文字認識通信を例に採り説明して
きたが,文字認識通信に限らず本発明は広範囲のファク
シミリ信号変換に適用することができる。例えば,G3
機からG4機へ送信するときのMH符号またはMR符号
の誤りのファクシミリ信号変換,G3機B4サイズから
G3機A4サイズへの縮小変換ファクシミリ信号変換,
G3機から発信されたファクシミリ画面を同報通信する
ときのファクシミリ信号変換などが考えられる。
【0044】これらのファクシミリ信号変換において,
図2に示す例(a) (b) (c) がいずれもファクシミリ信号
変換として許容できるとすると,ファクシミリ信号変換
判断基準部10622でファクシミリ信号変換の実行・
中止を判断し,例(a) (b) (c) を夫々実行と判断し,フ
ァクシミリ変換処理部1063へ送出する。
【0045】また,これらのファクシミリ信号変換にお
いて,例(a) (b) のような離散的な数行の誤りはファク
シミリ信号変換として許容でき,例(c) のような集中的
な行の誤りはファクシミリ信号変換として許容できない
とすると,ファクシミリ信号変換判断基準部10622
で例(a) (b) はファクシミリ信号変換として許容でき,
例(c) はファクシミリ信号変換として許容できない判断
を実施し,実行の場合には,ファクシミリ変換処理部1
063へ送出する。
【0046】このように,ファクシミリ信号変換に対応
したMH符号またはMR符号の誤り判断基準値をファク
シミリ信号変換判断基準部10622へ持たせることに
より,サービスに応じた複数のファクシミリ信号変換の
中止・実行の判断ができ,サービスに直結したきめ細か
なファクシミリ信号変換が実現できることがわかる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば,ファクシミリ信号変換
処理において,サービスに応じた複数の判断基準値,即
ちファクシミリ信号変換の中止・実行の判断基準値を有
することにより,ユーザが望む最適なサービス品質を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される通信網の一構成例である。
【図2】本発明で適用されるMH符号またはMR符号の
誤りの例である。
【図3】本発明で適用されるMH符号またはMR符号の
誤り判断手段の例を示す。
【図4】本発明の一実施例を示すファクシミリ信号変換
装置である。
【符号の説明】
101 加入電話 102 加入電話 103 ファクシミリ端末 104 計算機 105 交換機 106 ファクシミリ信号変換装置 107 通信回線 1061 ファクシミリ信号受信部 1062 MH符号またはMR符号検出部 10621 MH符号またはMR符号誤り検出部 10622 ファクシミリ信号変換判断基準部 1063 ファクシミリ変換処理部 1064 ファクシミリ変換信号送信部 1065 ファクシミリ信号変換中止処理部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ信号変換装置と通信回線と
    交換機とファクシミリ端末とからなる通信網において, 前記通信網内にファクシミリ信号変換中止を決定するた
    めの複数の基準値を設けると共に, 前記複数の基準値の中から1つの基準値を選択する手
    段, ファクシミリ端末から通信回線を介して受信した通信文
    のファクシミリ信号の符号誤りあるいは誤り頻度を計測
    する手段, 当該計測値が前記基準値以内の場合には前記通信文のフ
    ァクシミリ信号変換を行って,前記ファクシミリ信号変
    換した結果を送信する手段, 前記計測値が前記基準値より大きい場合にはファクシミ
    リ信号変換を中止する手段を設けたことを特徴とするフ
    ァクシミリ信号変換装置。
  2. 【請求項2】 前記ファクシミリ信号変換は,文字認識
    変換とし,ファクシミリパタン情報をコード化する変換
    であることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ信
    号変換装置。
  3. 【請求項3】 前記ファクシミリ信号変換は,前記通信
    文をサイズ変換する変換であることを特徴とする請求項
    1記載のファクシミリ信号変換装置。
  4. 【請求項4】 前記ファクシミリ信号変換は,前記通信
    文をMMR符号へ符号変換する変換であることを特徴と
    する請求項1記載のファクシミリ信号変換装置。
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