JP2535447Y2 - 熱電対型温度測定装置 - Google Patents

熱電対型温度測定装置

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は熱電対型温度測定装置に
係り、例えばプラスチック成形装置や半導体拡散炉等に
用いられる熱電対型温度測定装置、更に詳しくは内蔵す
る温度補償装置の構成を改良した熱電対型温度測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱電対を用いた温度測定装置とし
ては、図8に示すように、前面操作パネル1の裏側に複
数の回路基板3を固定して構成した内器5を有底の筒型
ケース7内に挿入し、ケース7の底部(図8では隠れ
る)9に配置した複数の外部接続用の接続端子(図8で
は隠れる)11でそれら回路基板3を保持するとともに
回路基板3と接続する、所謂プラグイン構成のものが良
く知られている。図8中符号13はケース7に設けられ
た放熱用の通風孔である。ケース7内は、図9に示すよ
うに、その底部9に複数の接続端子11を配置し、接続
端子11からケース7内へばね接片(図示せず)を延ば
し、回路基板3の先端部に形成した接続電極(図9では
破線で示す)15をそのばね接片に圧接するようにして
回路基板11をケース7に挟持する構成となっている。
【0003】そして、熱電対(図9では図示せず)17
の金属素線17a、17bを座金19で抑えるようにし
てねじ21で特定の接続端子(以下冷接点端子と略称す
る)11a、11bに接続して使用する。このような温
度測定装置では、図10の概略図で示すように、熱電対
17で測定する測定対象23の測定温度をTxとし、熱
電対17の接続される冷接点端子11a、11bにおけ
る温度をTcjとした場合、熱電対17の実際の入力電
圧e(熱電対の起電力)は温度TxとTcjの関数すな
わちe(Tx、Tcj)で示され、近似的にはe≒α×
(Tx−Tcj)で示される。なお、符号αは熱電対1
7の種類によって決まる係数である。
【0004】従って、測定対象23の実際の温度は入力
電圧eを温度Tcjで補償して算出されるから、熱電対
17による測定対象23の温度測定のみならず、冷接点
端子11a、11b付近の温度測定も正確に行う必要が
ある。そこで、上述した熱電対型温度測定装置では、や
はり図9に示すように、回路基板3の先端から突出した
突出片25に補償温度測定素子としての例えば測温抵抗
体27を取付け、冷接点端子11a、11bの近傍に形
成した挿入孔29にその突出片25を遊びを持って挿入
し、回路基板3に形成された温度測定回路(図示せず)
によって熱電対17の入力電圧eを補正する温度補償装
置を搭載している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の熱電対型温度測定装置では、測温抵抗体27
による測定温度をTcとした場合、測定温度Tcが温度
Tcjに等しいことが理想的であるが、一般的に温度T
cは温度Tcjと異なるうえ、変化傾向が互いに異なり
易い。その第1の理由は、ケース7の底部9に取付けら
れた冷接点端子11a、11bがケース7の内部側に延
びて回路基板3に当接しているから、冷接点端子11
a、11bが回路基板3からの内部発熱の影響を受け易
いことによる。
【0006】第2の理由としては、底部9にかしめ加工
等によって取付けた接続端子11と底部9との間に僅か
ではあるが隙間(図9では見えない)が生じるし、測温
抵抗体27が挿入孔29に遊びを持って挿入されている
からこの部分にも隙間が形成され、温度測定装置の周辺
に空気の流れ(風の流れA)がある場合、その強さや方
向によって冷接点端子11a、11bおよび測温抵抗体
27が影響を受けるとともにその受ける影響の度合いが
異なるからである。例えば、図9に示すように、風の流
れAがケース7の上方から下方へ流れている場合、風が
底部9の外側で接続端子11に当って流過する一方、ケ
ース7の上側通風孔13から内部に流入した風が下側通
風孔13から流過するとともに、接続端子11と底部9
間の僅かな隙間や挿入孔29内の測温抵抗体27との隙
間を介して外部へ流れ出る。
【0007】そのため、図11Aに示すように、風の流
れAが弱い場合には、ケース7内部で暖められた空気が
挿入孔29と測温抵抗体27間の隙間を通って外部へ流
過し、その暖かい空気によって測温抵抗体27が暖めら
れて温度が上昇する。他方、冷接点端子11a、11b
は内部から流れ出る空気で暖められるものの、外部の空
気流によって多少冷却されるから、僅かに上昇して測温
抵抗体27ほど温度が上昇しない。
【0008】風の流れAが少し強くなると、挿入孔29
から流れ出る空気量が増加して測温抵抗体27が更に暖
められて温度が大きく上昇するものの、冷接点端子11
a、11bは内部から流出する発熱空気と少し強まった
外部空気流でバランスがとれ、安定時とほぼ同様な温度
となる。さらに、風の流れAが強くなると、測温抵抗体
27および冷接点端子11a、11bともに強い風によ
って冷却されて互いに大きな温度差となった状態で温度
が低下する。
【0009】そして、風の流れAの強さに応じて測温抵
抗体27および冷接点端子11a、11bの温度の上昇
差又は下降差のばらつきがそのまま補正した測定値PV
となって現れ、風の有無およびその強さによって測定値
PVがばらつき、測定誤差を生じさせる。もっとも、本
出願人に係る実開平3−19934号公報に開示されて
いるように、内部回路基板から突出する突出片に補償温
度測定素子を配置し、この補償温度測定素子にばね接触
片を取付けて冷接点端子と補償温度測定素子部間の熱伝
導を向上させるととともに、熱伝導が良好でないパッキ
ンをその突出片の付根に配置し、ケース内の温度が補償
温度測定素子に伝わり難くなるようにした提案もある。
【0010】しかし、これ構成は内部回路基板側から補
償温度測定素子への熱伝導をパッキンで抑えるものあ
り、上述した冷接点端子11a、11bの温度まで考慮
するものではなく、まだ改善の余地がある。本考案はこ
のような従来の欠点を解決するためになされたもので、
内部の発熱による補償温度測定素子および冷接点端子へ
の影響が同じような傾向で変化し、結果として補正した
測定値の誤差を小さくした熱電対型温度測定装置の提供
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本考案は、ケースと、このケースに外部に向け
て固定され温度測定信号を出力する熱電対の接続される
接続端子と、そのケース内に収納され補償温度信号とそ
の接続端子からの温度測定信号を処理する温度測定回路
の形成された回路基板と、その接続端子の近傍において
ケースに形成された挿入孔に挿入されるようにして回路
基板の端部から突出して配置され補償温度信号を出力す
る補償温度測定素子とを具備する熱電対型温度測定装置
において、そのケースの裏面側を接続端子および挿入孔
に対応して区画し、少なくともそれら接続端子および挿
入孔に対応する裏面側の各区画を塞ぎ板で塞いだ構成と
なっている。そして、本考案ではその塞ぎ板を回路基板
に固定するとよい。
【0012】
【作用】このような手段を備えた本考案では、ケースに
固定された熱電対用の接続端子とそのケースに形成され
た挿入孔に対応するケース裏面側の各区画を塞ぎ板で塞
いだので、風がケース内部で暖められてもケース内側か
ら接続端子部分および挿入孔部分の隙間を介して流出し
なくなり、挿入孔内に挿入した補償温度測定素子と熱電
対用の接続端子の温度バランスがくずれ難い。また、そ
の塞ぎ板を回路基板に固定する構成では、回路基板をケ
ースに挿入するとケース裏面側の各区画が自動的に塞が
れる。
【0013】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。なお、従来例と共通する部分には同一の符号を付
す。図1は本考案に係る熱電対型温度測定装置の一実施
例を示す断面図(一部側面で示す)である。図1におい
て、ポリカーボネート樹脂やABS樹脂等を有底の筒型
に成形加工してなるケース7は、筒部に通風孔13を、
開口部(図1中の右側)に係止フランジ31を有し、射
出形成機、試験装置等(図示せず)の操作盤の前面側か
ら底部9を先にして挿通され、係止フランジ31の裏面
をその操作盤に当接させるようにして適当な固定手段
(図示せず)によって固定されるようになっている。
【0014】ケース7の底部9には角型の貫通孔33が
縦横に複数個配列されており、図2に示すように、各貫
通孔33は底部9の外側において外部に露出するように
して接続端子11で塞がれている。図2中の符号35は
隣合う貫通孔33間において横方向に一体的に突設され
たフィン35である。ある特定の貫通孔33は接続端子
11で塞がれずに後述する挿入孔29になっており、こ
の挿入孔29を挟む接続端子11は熱電対の金属素線1
7a、17bが接続される冷接点端子11a、11bと
なっている。
【0015】各貫通孔33部分は、図3に示すように、
導電片をコ字状に屈曲させた第1および第2の電極板3
7、39が互いに重ねられるとともに先端をケース7内
方向へ突出するようにしてはめ込まれ、各貫通孔33内
の対向する内壁から一体的に突出する突起41を第2の
電極板39が把持し、それら第1および第2の電極板3
7、39が底部9に固定されている。底部9から外側へ
露出する第1の電極板37は、第2の電極板39より大
きく形成され、一端がケース7内側方向へL字型に屈曲
されるとともにその先端が内側に湾曲するように折り返
されてばね接片43となっている。
【0016】第1および第2の電極板37、39には、
底部9の外側からねじ21が座金19を介してねじ込ま
れて接続端子11を形成している。底部9の裏側は各貫
通孔33部分、すなわち第1および第2の電極板37、
39を囲むように仕切板45が碁盤の目のように一体的
に立設して各貫通孔33部分を区画しており、その内の
一辺にはばね接片43と第2の電極板39先端の間の相
当する位置に回路基板3の挿入されるスリット47が形
成されている。
【0017】図1に戻って、白金−白金ロジウム等の公
知の異種金属素線17a、17bどうしの一端を互いに
接続してなる熱電対17(図1では図示せず、図10参
照)は、金属素線17a、17bの他端が複数の特定の
接続端子11すなわち冷接点端子11a、11bに接続
されており、底部9において冷接点端子11a、11b
間の貫通孔33はケース7の内外を貫通する挿入孔29
となっている。従来公知の温度測定回路(図示せず)を
形成した回路基板3は、温度測定回路その他の回路に延
びる複数の接続電極15をその先端部に有しており、接
続端子11のばね接片43に接続可能になっている。
【0018】回路基板3の先端部からは挿入孔29の内
径より細い突出片25が突出しており、この突出片25
先端部に白金抵抗体をブロック状にパッケージ成形した
補償温度測定素子としての測温抵抗体27が固定され、
回路基板3上の温度測定回路に接続されている。この測
温抵抗体27は温度変化を電気信号の変化に変換する素
子であればよく、白金抵抗体以外に従来公知のサーミス
タ素子、ダイオード、IC等が利用できる。
【0019】回路基板3には、図1、図3および図5に
示すように、底部9における冷接点端子11a、11b
およびこれを挟む挿入孔29に相当する貫通孔33をケ
ース7の裏側から塞ぐ塞ぎ板49が半田付け等によって
固定されている。この塞ぎ板49は、例えば金属板等を
コ字状に屈曲して中間辺49aと両側の対向辺49b、
49cを有しており、冷接点端子11a、11bおよび
挿入孔29を区画する部分を塞ぐような位置に中間辺4
9aが位置するように、中間辺49aおよび対向辺49
b、49cの端から突出させた支持突起51を回路基板
3に挿通して半田付け等で固定されている。
【0020】しかも、塞ぎ板49の中間辺49aの片面
には弾力性が良好なパッキン53が仕切板45に当接す
るようにして貼付られている。そのため、ケース7の開
口部側から回路基板3を挿入し、回路基板3の先端部を
仕切板45のスリット47にはめるとともにばね接片4
3と第2の電極板39の間にはめると、図3に示すよう
に、接続電極15にばね接片45が圧接するようにして
ケース7に保持される一方、塞ぎ板49の中間辺49a
(正確にはパッキン53)が冷接点端子11a、11
b、挿入孔29を区画する部分を塞ぐように位置する。
【0021】このような構成の温度測定装置では、ケー
ス7内に回路基板3を挿入すると、回路基板3に配置し
た塞ぎ板49(パッキン53)が冷接点端子11a、1
1b、挿入孔29を区画する部分を内部から塞ぐので、
たとえ風がケース7内外を流れても、半導体素子、抵抗
体その他の発熱素子に基づく内部発熱によって暖められ
た風が冷接点端子11a、11bおよび測温抵抗体27
を通らなくなり、冷却用の風に起因する冷接点端子11
a、11bと測温抵抗体27の影響を小さく抑えること
ができる。従って、冷接点端子11a、11bから得ら
れた熱電対17からの起電力を測温抵抗体27からの補
償温度信号で補償して得られる測定値PVは、内部発熱
の影響および冷却用の風の流れAの影響を受け難くな
り、正確な測定値を得ることができる。
【0022】しかも、ケース7内に回路基板3を挿入す
ることによって塞ぎ板49(パッキン53)が冷接点端
子11a、11b、挿入孔29を区画する部分を自動的
に内部から塞ぐので、組立が簡単である。もっとも、本
考案では塞ぎ板49をケース7内側に直接固定すること
も可能である。ところで、図3からも分るように、塞ぎ
板49はばね接片45に相当する部分を塞いでいないか
ら、冷接点端子11a、11bおよび挿入孔29を区画
する部分を完全に塞いだ構成となっていないが、冷接点
端子11a、11b、挿入孔29の各区画部分のほとん
どを塞いだ構成となっているから、上述した効果を得る
のに支障はない。
【0023】ちなみに、図1の構成において本考案者
が、上述した図10と同様に安定状態、弱い風の状態、
少し強い風の状態および強い風の状態の下で実験したと
ころ、図6に示すように、冷接点端温度Tcjおよび補
償温度Tcについて互いに同じ下降傾向が得られるとと
もに、下降の程度も図10の場合よりも大幅に小さな値
に抑えることができたし、測定値PVの変動も小さな値
に抑えることができた。なお、上述した各実施例では、
挿入孔29を冷接点端子11a、11bで挟む構成とな
っていたが、挿入孔29の上側又は下側に冷接点端子1
1a、11bを連続的に又は多少離れて配置した構成に
おいても実施可能である。
【0024】また、図1の実施例は、塞ぎ板49を1枚
の回路基板3に取付ける構成を示したが、本考案はこれ
に限定されない。例えば2枚の回路基板3間に配置する
ことも可能である。すなわち、図7に示すように、操作
パネル(図7では図示せず)1の裏側に平行に配置され
た回路基板3、3について、冷接点端子11a、11b
および挿入孔29(いずれも図示せず)を区画する部分
を塞ぐ長方形の塞ぎ板55の上下から支持突起57を突
設させ、この支持突起57を回路基板3、3に挿通して
半田付け固定する構成を可能である。図7中符号59は
塞ぎ板53に貼付られた弾力性が良好なパッキンであ
る。
【0025】そして、上述した接続端子11は第1およ
び第2の電極板37、39、ねじ2および座金19等で
形成したが、本考案ではこれに限定されず、ケース7か
ら外部に向けて形成した接続端子であれば本考案の目的
達成が可能である。また、本考案において塞ぎ板49、
55の形状は任意であり、少なくとも冷接点端子11
a、11bおよび挿入孔29を区画する部分を塞げばよ
いし、パッキン53、59も必須ではない。もっとも、
パッキン53、59を用いれば底部9の内側の区画部分
を隙間なく完全に塞ぐことが可能である。
【0026】さらに、測温抵抗体27は回路基板3から
突出するように配置されていればよく、必ずしも突出片
25は必要ないし、突出片25を用いる構成においても
回路基板3から一体的に突設させる構成に限らず、スペ
ースの関係から測温抵抗体27等の補償温度測定素子を
取付けた補償基板を回路基板3に取付けることも可能で
ある。さらにまた、本考案は、上述したようにケース7
内に回路基板3を挿入するプラグイン構成に限定されな
いが、ケース7の底部9に形成した接続端子11に接触
するようにして回路基板3を挿入して接続するプラグイ
ン構成において特に有用である。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、熱電対の
接続される接続端子をケースに外部に向けて固定し、そ
の接続端子の近傍においてそのケースに挿入孔を形成
し、この挿入孔には内部の回路基板から補償温度測定素
子を挿入するとともに、ケースの裏面側をそれら接続端
子および挿入孔に対応して区画し、それら接続端子およ
び挿入孔に対応する裏面側の各区画を塞ぎ板で塞いだか
ら、熱電対用の接続端子や補償温度測定素子に対する内
部発熱や周囲の環境変化の影響を小さく抑えることが可
能となるうえ、その影響も接続端子および補償温度測定
素子で同じ傾向となり易い。そのため、熱電対からの起
電力を補償温度測定素子からの補償測定信号で補正した
測定値の誤差を小さくできる利点がある。また、その塞
ぎ板を回路基板に固定する構成では、回路基板をケース
に挿入するだけで自動的にケース裏面側の各区画を塞ぐ
ことができるから、組立が簡単となる。特に、本考案は
機器周辺の風から受ける接続端子および補償温度測定素
子への影響を小さくする点で有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る熱電対型温度測定装置の一実施例
を示す断面図(一部側面で示す)である。
【図2】図1の熱電対型温度測定装置を底部側から見た
図である。
【図3】図1の熱電対型温度測定装置における接続端子
部分を示す部分断面図である。
【図4】図1の熱電対型温度測定装置における接続端子
部分の区画を底部の裏面側から示す概略部分斜視図であ
る。
【図5】図1の熱電対型温度測定装置における回路基板
に取付けられた塞ぎ板を示す部分斜視図である。
【図6】図1の熱電対型温度測定装置において風に対す
る冷接点端子温度、補償温度および測定値の変化を示す
図である。
【図7】本考案の熱電対型温度測定装置の他の実施例を
示す要部部分断面図である。
【図8】熱電対型温度測定装置の一般的な概略構成を示
す斜視図である。
【図9】従来の熱電対型温度測定装置を示す断面図(一
部側面で示す)である。
【図10】熱電対型温度測定装置に熱電対を接続した状
態を示す概略接続図である。
【図11】図9の熱電対型温度測定装置において風に対
する冷接点端子温度、補償温度および測定値の変化を示
す図である。
【符号の説明】
1 操作パネル 3 回路基板 5 内器 7 ケース 9 底部 11 接続端子 11a、11b 冷接点端子(接続端子) 13 通風孔 15 接続電極 17 熱電対 17a、17b 金属素線 19 座金 21 ねじ 23 測定対象 25 突出片 27 補償温度測定素子(測温抵抗体) 29 挿入孔 31 係止フランジ 33 貫通孔 35 フィン 37 第1の電極板 39 第2の電極板 41 突起 43 ばね接片 45 仕切板 47 スリット 49、55 塞ぎ板 49a 中間辺 49b、49c 対向辺 51、57 支持突起 53、59 パッキン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 このケースに外部に向けて固定され温度測定信号を出力
    する熱電対の接続される接続端子と、 前記ケース内に収納され補償温度信号と前記接続端子か
    らの前記温度測定信号を処理する温度測定回路の形成さ
    れた回路基板と、 前記接続端子の近傍において前記ケースに形成された挿
    入孔に挿入されるようにして前記回路基板の端部から突
    出して配置され、前記接続端子近傍の温度に応じた前記
    補償温度信号を出力する補償温度測定素子と、 を有する熱電対型温度測定装置であり、 前記ケースの裏面側が前記接続端子および挿入孔に対応
    して区画され、 少なくとも前記接続端子および前記挿入孔に対応する裏
    面側の各区画を塞ぐ塞ぎ板と、 を具備することを特徴とする熱電対型温度測定装置。
  2. 【請求項2】 前記塞ぎ板が前記回路基板に固定されて
    なる請求項1記載の熱電対型温度測定装置。
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