JP2535390B2 - 塗被量調節方法 - Google Patents

塗被量調節方法

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JP2535390B2 JP63206856A JP20685688A JP2535390B2 JP 2535390 B2 JP2535390 B2 JP 2535390B2 JP 63206856 A JP63206856 A JP 63206856A JP 20685688 A JP20685688 A JP 20685688A JP 2535390 B2 JP2535390 B2 JP 2535390B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、エアーナイフコーターで塗被液を塗被する
方法において、塗被量を精度よく且つ応答性よく自動調
整する方法に関するものである。
「従来の技術」 紙パルプ工場などにおいて、アート紙、コート紙、ノ
ーカーボン紙などの製品を製造するために、一般にエア
ーナイフコーターが多用されている。このコーターの工
程は、例えば塗被液をカラーロールまたはアプリケータ
ーロールによりシートに塗被し、エアーナイフノズルで
塗被層の表面を平滑化した後乾燥するという工程からな
る。
ところで、この形式のコーター装置において塗被量の
調節は、一般にエアーナイフノズルの風圧を調節するこ
とによってなされる。第4図に示すように、風圧調節機
構(1)の具体的手段は、圧縮空気を発生するためのブ
ロワー(2)の吹出口とエアーナイフノズル(3)との
間に配管された圧縮空気導管(4)に制御弁(5)を設
け、その開度を調節する構成となる。即ち、塗被量検出
装置(6)で検出された塗被量値を設定値と比較し、相
違があるときにはこの相違をなくす塗被量制御信号が風
圧設定器(7)に入力される。ここでは、塗被量制御信
号が設定風圧値を変更する旨の信号に変換された後、変
換後の信号が風圧調節計(8)に送られる。風圧調節計
では、風圧検出装置(9)で検出されたエアーナイフノ
ズル(3)の風圧値と設定値とを比較し、両者に差があ
るときには制御弁開度を調節することによって塗被量を
所定値にコントロールするという構成となる。
ところが、上記の如く塗被量を制御弁の開度で調節す
るときには、第5図に示すように、バルブ開度(横軸、
単位は%)と風圧(縦軸、単位はmmAq)とは、例えばバ
ルブ開度が35%位まではバルブの開度に対して風圧が急
激に変化し過ぎ、またバルブ開度が50%程度を越えてか
らは、バルブの開度を大きく変化させても風圧の方は余
り変化しなくなる。
いずれにしても、前期のようにバルブ開度と風圧とは
全く直線関係がなく、そのために塗被量調節の精度が悪
くなり、この精度が悪いことは、当然塗被紙の品質に影
響を及ぼすことになる。例えば、塗被量が過剰になる
と、塗被工程に於いてロール、シリンダー等を汚した
り、紙切れよる歩留り低下の原因となったりまた生産量
に狂いが生じる等の原因となる。一方、塗被量が不足す
ると目標とする印刷適性が得られないという問題を起こ
す。しかも、制御弁を開閉するためのシリンダー装置
は、作動に時間がかかり、塗被量調節の応答性を低下さ
せる原因ともなっているのが現状の問題である。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、エアーナイフコーターで規格外の製品を製
造することなく、製品が安定して得られる塗被量調節方
法を提供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明は、塗被量検出装置で検出される塗被量値を設
定値と比較し、両者に相違があるときにはこの相違をな
くすように、ブロワーを駆動しているモーターの回転速
度を回転速度制御手段で調節してエアーナイフコーター
のノズルの風圧を調節することによって塗被量を所定値
にコントロールすることを特徴とする塗被量調節方法で
ある。
また、モーターの回転速度を変化させるとエアーナイ
フコーターのノズルの風圧がほぼ直線的に変化する関係
を利用することを特徴とする塗被量調節方法である。
「作用」 本発明の塗被量調節方法を、第1図に基づきさらに詳
細に説明する。
第1図に示すように、本発明の塗被量調節方法の構成
は風圧調節機構(1)として、上記の第4図に示す従来
構成の場合の制御弁を使用せずに、代わりに回転速度制
御手段(10)の一実施例であるインバーターを使用し、
このインバーターと風圧調節計(8)とを配線するとと
もに、駆動モータ(11)とも配線することによって得ら
れる。なお、第1図に示すように、風圧検出装置(9)
から風圧調節計(8)に至るコントロールラインと、塗
被量検出装置(6)から風圧設定器(7)を経由して風
圧調節計に至るコントロールラインとは従来の構成の場
合と同様である。従って、これらの構成の説明は省略
し、その後の風圧調節計によってインバーターと駆動モ
ーターの回転速度を調節する構成について以下に説明す
る。
風圧調節計(8)では、風圧検出装置(9)で検出さ
れた風圧値と設定値とを比較し、両者に差があるときに
はこの差に応じてインバーター(10)に駆動モーター
(11)の回転速度の設定値を変更する旨の信号を送る。
そして、インバーターはこの信号によって駆動モーター
の回転速度を増減させてブロワー(2)の送風量を調節
し、結果的にエアーナイフノズル(3)の風圧が調節さ
れることになる。
なお、風圧調節機構としては、上記のインバーターと
駆動モーターとを組み合わせて使用する構成にのみ限定
されるものではなく、例えば駆動モーターとして直流モ
ーターを使用する場合には、電機子回路に挿入した抵抗
の値を変化することによりモーターの回転速度を制御す
る直列抵抗制御方式、界磁電流を変化して磁束を調節す
ることにより回転速度を制御する界磁制御方式、電機子
に加える電圧を変化することにより回転速度を制御する
電機子電圧制御方式なども組み合せて用いることができ
る。駆動モーターとして誘導モーターを使用する場合に
は、サイリスタの位相制御などで一次電圧を替え、トル
ク特性を変化する一次電圧制御方式、可変電圧、可変周
波数電源により一次入力の電圧、周波数を変化する一次
周波数制御方式、回転子回路の抵抗を変化してトルク特
性を比例推移する二次抵抗制御方式、二次出力を順変換
及び逆変換回路を通して電気的に返還するセルビウス方
式、二次出力を電動基軸に直結した補助モーターに与え
るクレーマー方式、一次電流を励磁電流成分と二次電流
成分にベクトル分解し、それぞれを独立に制御するベク
トル制御方式などが用いられる。また、同期モーターを
用いる場合には、インバーター、サイクロコンバーター
などと組み合せて用いることによって回転速度を制御す
ることができる。
いま、第2図に示すようにインバーターから駆動モー
ターに与える周波数を変化させると、これに応じて駆動
モーターの回転速度が変化し、風圧も変化する。第2図
に示すように、インバーターから駆動モーターに与えら
れる周波数の増減に応じて、本願発明の調節方法の場合
には使用可能な風圧は1000mmAqから5000mmAqとその範囲
は4000mmAqと非常に広範囲であり、しかも風圧値は直線
的に増減している。
一方、従来の場合には、第5図に示すように制御弁の
開度に応じて風圧は、1300mmAqから4150mmAqの範囲で変
化している。ところが、使用可能なのはバルブ開度値に
して27%から以上であるので、2300mmAqから4150mmAqと
上記の第2図の場合に比べて使用可能な風圧の範囲が18
50mmAqと非常に狭い上に、両者は全く直線関係がない。
従って、塗被量の精度も悪くなる。
さらに、運転コストという点から両者を比べた場合
に、従来の方式は最高風圧が達成できるように駆動モー
ターを常に最高速で回転させなければならず、それゆえ
運転コストが非常にかかることになる。一方、本願発明
の場合には、必要な風圧に応じて駆動モーターを任意の
回転速度に調節できる方式であり、無駄な損失が省ける
構成となっている。因に、両者の運転コストを使用電力
で比較した結果が第3図に示されているが、本願発明の
場合(A)には従来の場合(B)に比べて使用電力低減
化が画れて優れているかが明らかである。
「効果」 本発明の塗被量調節方法によると、エアーナイフコー
ターのブロワーを回転させている駆動モーターの回転速
度を直接に制御する方式であるので、風圧を広範囲に亘
ってほぼ直線的に、精度よく且つ応答性よく調節でき
る。
従って、従来のように規格外の製品を製造することな
く、製品を安定して得られる上に、使用電力の低減化が
画れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エアーナイフコーターのシートの塗被量調節
方法として、本願発明の風圧調節機構であるインバータ
ーを適用した場合の構成図である。第2図は、インバー
ターから駆動モーターに送られる周波数に応じて風圧が
どのように変化するかを示すグラフである。第3図は、
本願発明の構成の場合と従来の構成の場合との運転コス
トを使用電力で比較した結果である。第4図は、風圧調
節機構として制御弁の開度を調節する従来構成を示し、
また第5図は従来構成の場合のバルブ開度と風圧との関
係を示す。 (1):風圧調節機構 (2):ブロワー (3):エアーナイフノズル (4):圧縮空気導管 (5):制御弁 (6):塗被量検出装置 (7):風圧設定器 (8):風圧調節計 (9):風圧検出装置 (10):回転速度制御手段(インバーター) (11):駆動モーター

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗被量検出装置で検出される塗被量値を設
    定値と比較し、両者に相違があるときにはこの相違をな
    くすように、ブロワーを駆動しているモーターの回転速
    度を回転速度制御手段で調節してエアーナイフコーター
    のノズルの風圧を調節することによって塗被量を所定値
    にコントロールすることを特徴とする塗被量調節方法。
  2. 【請求項2】塗被量検出装置で検出される塗被量値を設
    定値と比較し、両者に相違があるときにはこの相違をな
    くすように、ブロワーを駆動しているモーターの回転速
    度を回転速度制御手段で調節してエアーナイフコーター
    のノズルの風圧を調節することによって塗被量を所定値
    にコントロールする塗被量調節方法であって、該モータ
    ーの回転速度を変化させるとエアーナイフコーターのノ
    ズルの風圧がほぼ直線的に変化する関係を利用して、該
    回転速度制御手段を調節することを特徴とする塗被量調
    節方法。
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