JP2004010185A - 長手物体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、人手による張力調節が不要で生産効率が向上でき、高価な部品不使用でコストが掛からず、制御回路も簡素で工数が掛からない長手物体供給装置を提供することにある。
【解決手段】長手物体21を処理部3へ供給する長手物体供給装置1において、供給される途中の前記長手物体の張力を張力検出手段8,9で検出し、駆動手段INV2により前記長手物体にその供給方向とは逆方向のトルクを与え、このトルクを前記検出される張力の増加、減少に対応して減少、増加させる。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長手物体供給装置に関し、例えば包装紙原紙(未印刷状態。以下、原紙という。)等の長手物体を輪転機に供給するのに用いて好適な長手物体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、長手物体供給装置から供給される長手物体の張力、例えば輪転機の給紙装置から供給される原紙の張力は、次のようにして調節されていた。
【0003】
(1)原紙は引き取り側の力で給紙ボビンから引き出されるが、このとき、給紙ボビンに装備された摩擦抵抗の強さを手動で調節し、原紙の張力を調節する。
【0004】
(2)ベクトルインバータとPGセンサ(速度センサ)とを使用し、給紙ボビンを給紙方向へ回転させながら原紙に掛かる張力を調節する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記(1)の摩擦抵抗を使用した張力の調節は、巻き取り時間経過に伴ってボビン径が変化し給紙ボビンの回転速度が変化するために、随時、人手による摩擦抵抗の調節が必要であった。
【0006】
また、(2)のベクトルインバータとPGセンサとによる張力の調節は、これらが高価であり、また制御回路も複雑であるために、コストと工数とが掛かっていた。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、人手による張力調節が不要で生産効率を向上させることができ、また、高価な部品不使用でコストが掛からず、しかも制御手法が簡素で設計、設置、調節等に工数が掛からない長手物体供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、長手物体を処理部へ供給する長手物体供給装置において、供給される途中の前記長手物体の張力を検出する張力検出手段と、前記長手物体にその供給方向とは逆方向のトルクを与える駆動手段とを有し、該駆動手段は前記検出される張力の増加、減少に対応して前記トルクを減少、増加させることを要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1に本実施の形態の輪転機1の全体構成を示す。輪転機1は、給紙部2と、印刷部3と、引き取り部4と、巻き取り部5からなる。
【0011】
給紙部2は、給紙ボビン7と、これを回転させるモータM2と、このモータM2を駆動する給紙部インバータINV2と、ダンサー8と、これに配置された距離センサ9と、ダンサー8の前後のローラ10,11からなる。なお、図では「インバータ」を「INV」と略記する(以下同様)。
【0012】
印刷部3は、先頭のローラ13と、6本の印刷部ローラ14と、6本の印刷ボビン15と、これら印刷ボビン15を回転させるモータM1と、このモータM1を駆動する印刷部インバータINV1とからなる。
【0013】
引き取り部4は、引き取りローラ17と、これを回転させるモータM3と、このモータM3を駆動する引き取り部インバータINV3と、この引き取り部インバータINV3に接続された連動比微調整ボリウム18からなる。
【0014】
巻き取り部5は、巻き取りボビン19と、これを回転させるトルクモータTMと、このトルクモータTMを駆動するトルクモータ電源とからなる。
【0015】
給紙ボビン7には、原紙21が巻きつけられており、この原紙21は、ダンサー8を経て印刷部3に供給される。従来の輪転機では、この原紙21等の張力は、給紙ボビンに設けられている摩擦抵抗の強さを手動で調整したり、PGセンサ出力に対応してベクトルインバータ出力を変化させるなどで制御していた。
【0016】
本実施の形態では、給紙部インバータINV2で駆動されるモータM2で、給紙方向とは反対の方向に給紙ボビン7にトルクを掛け、原紙21に張力を与える。原紙21は、従来同様、ダンサー8を経て印刷部3に供給されるが、本実施の形態では、このダンサー8に距離センサ9が取付けられ、その検出信号が給紙部インバータINV2にネガティブフィードバックされている。これにより給紙部インバータINV2は原紙21の張力が一定になるよう給紙部モータM2を駆動する。
【0017】
なお、距離センサ9は電源を必要とするが、この電源は給紙部インバータINV2に内蔵されたインバータ内部電源22(+24Vdc)から供給される。また、給紙部インバータINV2は、運転信号を必要とするが、作業停止時やボビン変更時といった巻き取り動作が行われていない状態でも、原紙21には張力が掛かっている方が好ましいので、本実施の形態では、給紙部インバータINV2の運転指令入力端子DI1にコモン端子DCM1出力を供給し、運転指令が常時オン(印加)の状態としている。
【0018】
印刷部ローラ14が回転し、張力が発生すると、上述のとおりその張力は距離センサ9で検出され、この張力が一定になるように給紙部インバータINV2が給紙部モータM2を駆動する。このとき、印刷部ローラ14を駆動する印刷部モータM1及びこれを駆動する印刷部インバータINV1は、全印刷部ローラ14を同時に駆動するため、給紙部インバータINV2、モータM2に比べ、大きな容量のものが用いられる。なお、給紙部インバータINV2には、この印刷部インバータINV1の回転数(周波数)指令は供給されない。給紙部インバータINV2が距離センサ9のフィードバツク信号のみで張力一定制御を行うことがこの本実施の形態の特徴である。
【0019】
印刷部3には、前述のとおり6本の印刷ボビン15が配置されている。それぞれの印刷ボビン15を原紙21が通過していくとき、赤、青、黄色・・・等の模様色付けが行なわれる。ここでの仕上がり具合は、給紙部2における原紙21の張力一定制御の精度に依存する。張力が不安定な場合、模様ずれが発生し、不良製品となってしまう。
【0020】
6本の印刷ボビン15を経由した原紙21は、引き取り部インバータINV3で駆動されるモータM3に連結されている引き取りローラ17で引き出される。この引取りローラ17は、原紙21を引き出すだけであるため、巻き太りや巻き細りがなく、印刷部ローラ14と常に連動した回転運動を行えば良い。そのため、印刷部インバータINV1の回転数(周波数)指令のアナログ出力(DA1−C0M)を、引き取り部インバータINV3の回転数(周波数)指令入力(VRF2−ACM)に供給し、引き取り部インバータINV3の回転数(周波数)が印刷部インバータINV1の回転数(周波数)に比例する形の連動運転を行う。
【0021】
この連動運転の比率は、図5に示す手法により作業者が容易に調整可能である。ここで図5の内容について簡単に説明する。
【0022】
図5において、マスタ側INVは図1に示す印刷部インバータINV1であり、スレーブ側INVは図1に示す引き取り部インバータINV3である。INV3は、外部に連動比微調整ボリウム18(図1に図示)を装備しており、この連動比微調整ボリウム18は0−10Vを電源とする場合、連動比微調整ボリウム18の中心で5VをINV3に供給する。(電源は0−5Vでも良い。また、ボリウムではなく、直接電圧を入力したり、4〜20mAの電流にて入力してもかまわない。)
入力信号が中心(5V)の場合は、引き取り部インバータINV3は、印刷部インバータINV1の回転数(周波数)指令にしたがい、ゲイン1倍で出力周波数を出力する。例えば、印刷部インバータINV1からの回転数(周波数)指令が600rpm(4極の場合、周波数20Hz。以下同じ。)であれば、引き取り部インバータINV3は同じ回転数(周波数)の600rpm(20Hz)を出力する。
【0023】
ところが、連動比微調整ボリウム18を変化させ、端子VFR2への入力信号を変化させた場合、信号増加時には、ゲインを大きく、信号減少時は、ゲインを小さくすることができる。連動比微調整ボリウム18の最大可変値(0 or 10V)でのゲインをINV3の機能パラメータCd065で%で設定できる構成としているため、用途に応じて、連動比微調整ボリウム18の可変範囲と連動ゲインを容易に調整可能である。
【0024】
例えば、機能パラメータCd065に100%と設定すると、連動比微調整ボリウム18を最大として端子VFRへの入力を10Vとした場合、印刷部インバータINV1からの回転数(周波数)指令が例えば600rpm(20Hz)であれば、引き取り部インバータINV3はその100%増しの1200rpm(40Hz)を出力する。
【0025】
このように、機能パラメータCd065を一度設定すれば、後は作業者が連動比微調整ボリウム18を調整するのみで容易に連動ゲインを調整できる。このため、煩わしい機能パラメータ変更での調整が不要となる。
【0026】
印刷部3から引き出された印刷済みの原紙21は、最終の巻き取りボビン19で巻き取られる。本実施の形態では、巻き取り用モータはトルクモータ(滑りモータ)TMで構成した。トルクモータTMは、商用電源で駆動するが、その電圧をスライダックトランス等で変化させることにより、発生トルクを変化させることができる。ただし、巻き取り時間が経過すると、巻き太りが発生するため、巻き取り張力が変化しないように、スライダックトランスを調整し、手動でトルクを変化させなければならない。巻き取り部5も同じように張力を検出しインバータによる速度制御を行えば自動化は可能である。
【0027】
次に、供給される原紙21の張力を一定に制御するためのダンサー8および距離センサ9について、図2、図3を引用して説明する。まず、ダンサー8はその軸24の上下にスプリング23を配置したものであり、印刷部3からの引き取り張力が増加すると上方向に移動し、逆に低下すると下方向に移動する。このダンサー8は上下に変化して急峻な張力変化を吸収する役割もある。
【0028】
ダンサー軸24の上方には、このダンサー軸24の距離を検出する距離センサ9が装備されており、ダンサー8の移動状態を電圧信号で検出することができる。検出距離と距離センサ9の出力電圧特性は図4に示すとおりで、3mmで0V、16mmで10Vをリニアに出力する。なお、36は上側ストッパ、37は下側ストッパ、38はダンサーボビンである。
【0029】
以上、給紙部2から印刷部3、引き取り部4、巻き取り部5に至る輪転機1の全体構成を説明した。以下、本願発明のポイントである、給紙部2での張力一定制御について図6を参照して説明する。
【0030】
図6では、給紙部2と印刷部3のみを示している。図1に示した給紙部インバータINV2は、この図6に示すように、モータM2に3相スイッチング電圧を供給するPWM(パルス幅変調)出力部26、これに電圧指令を与える電圧指令制御部27、同じくPWM出力部26に運転指令と回転方向指令を与える運転指令・方向決定部28、及びインバータ内部電源22(+24Vdc)を備えている。
【0031】
給紙部インバータINV2は、PWM出力部26の3相スイッチング電圧出力でモータM2を駆動し、給紙ボビン7を回転させるが、この運転を行うための指令は運転指令操作部29の接点スイッチ30から与えられる。この接点スイッチ30がオン(導通)である間、運転指令・方向決定部28は、PWM出力部26に3相スイッチング電圧出力を指令する。
【0032】
また、モータM2の回転方向は、給紙部インバータINV2の3相スイッチング電圧の位相差(相回転)により決定することができるが、その指令は、回転方向指令操作部32の機能パラメータに従って決定される。
【0033】
回転方向指令操作部32での設定手法は、2種類用意してあり、回転方向指令操作部32の設定自体で回転方向を逆転と指定する場合は、機能パラメータCd130=2と設定し、回転方向指定を回転方向指令操作部32で行わず、外部からの接点信号で行なう場合は、機能パラメータCd630=2と設定する。機能パラメータCd630=2と設定した場合は、前記した運転指令操作部29の接点入力端子DI1‐DCM1が逆転方向の運転指令の入力部分となる。
【0034】
PWM出力部26への周波数(回転数)指令(図ではf指令と表記)は、周波数指令操作部33の機能パラメータCd029に周波数の単位で設定することで与えられる。PWM出力部26は、この指令に対応した周波数(回転数)の3相スイッチング電圧を出力する。
【0035】
PWM出力部26が出力する3相スイッチング電圧の最大値を定める電圧リミッタ指令は、基底電圧設定操作部34の機能パラメータCd005に電圧の単位で設定することで与えられる。電圧指令制御部27は、この電圧リミッタ指令と距離センサ9出力に従い、PWM出力部26に電圧指令(図ではV指令と表記)を供給し、PWM出力部26はこの指令に従った3相スイッチング電圧を出力する(詳細後述)。
【0036】
なお、図6中の回転方向指令操作部32、周波数指令操作部33、基底電圧設定操作部34は同一の装置に存在し、作業者によるキー入力操作で各機能パラメータを設定可能にしている。
【0037】
インバータの通常の基本構成は、3相交流電圧を受電し、コンバータにて直流変換後、PWM制御の電圧・周波数比一定制御にて負荷側モータを駆動するものであるが、本実施の形態では、
(1)周波数は低周波数固定
(2)回転方向指令は給紙方向と逆
(3)出力電圧は距離センサ9からのネガティブフィードバツクにて制御
(4)V/f一定制御ではなく、電圧Vと周波数fは完全に独立して制御
することを特長としている。
【0038】
なお、回転方向指令を逆回転としているが、原紙21の張力、即ち印刷部3からの引き取り張力に応じてPWM出力部26の出力電圧(トルクに寄与する)を可変制御するため、給紙方向と逆に回転することはなく、一定の張力(トルク)をもって給紙が行われる。
【0039】
また、このようにモータM2が回転方向指令に反して給紙方向に回転するため、周波数指令はあまり意味を持たない。つまり、周波数は制御せず、紙切れ等の異常時に急峻に逆方向に高速回転しないような値に設定することが望ましい。本実施の形態では、0.5Hzや1Hzの低周波数に設定した。
【0040】
回転方向と周波数指令が確定後、運転指令をオンすることでモータM2が給紙方向とは逆の方向に回転しようとする。しかし、印刷部3が停止または、給紙方向に引き取り動作を行っているため、給紙ボビン7は逆方向には回らず、給紙方向とは逆方向に引っ張り張力が発生する。
【0041】
するとダンサー8は上昇し、距離センサ9の出力は滅少方向に変化する(図4)。この距離センサ9からの信号は給紙部インバータINV2にフィードバックされ、VRF1端子から入力される。フィードバックされた距離センサ9からの信号は、電圧指令制御部27でPWM出力部26の出力電圧指令(V指令)に換算される。
【0042】
この換算比は、基底電圧パラメータCd005に設定した値を最大値として換算される。つまり、距離センサ9の最大値を10Vとした場合、10V入力で、基底電圧Cd005で設定したインバータ出力電圧を出すように換算される。本実施の形態では、基底電圧パラメータCd005を期待張力と発生トルクの関係から、約50V程度に設定している。従って、距離センサ9から最大値10Vが供給された場合、電圧指令制御部27は、50Vの電圧出力をPWM出力部26に指令する。
【0043】
このように距離センサ9からのフィードバック信号が給紙部インバータINV2の出力電圧に変換されると、PWM出力部26の出力電圧は、ダンサー8の位置により変化することになる。つまり、ダンサー8の位置に応じてフィードバック制御が行われることになる。
【0044】
この動作は、印刷部3が過引き取りでダンサー8が上昇した場合、
⇒ダンサー8の上昇で距離センサ9出力が低下し、PWM出力部26の出力電圧が減少する。
【0045】
⇒すると、モータM2のトルクが減少し、逆方向に引っ張る張力が低下し、ダンサー8が下降する。
【0046】
⇒ダンサー8が下降しすぎると、張力は低下し、距離センサ9出力が増加する。
【0047】
⇒すると、モータM2のトルクが増加し、逆方向に引っ張る張力が増加し、ダンサー8が上昇する。
【0048】
上記動作を繰り返し、やがて原紙21張力とダンサー8位置が安定した所で一定になる。この制御は、緩やかな制御ゲイン(処理周期)で実施するため、急峻な過渡変化による、ダンサー8の上下動ハンチングや原紙破れ等の異常が発生しない。
【0049】
このように、本実施の形態では、常にダンサー8の位置を安定にするように電圧指令についてフィードバツク制御が働く。
【0050】
また、周波数指令は、電圧指令とは完全に独立で常に一定の低周波数指令をPWM出力部26に与える。
【0051】
なお、本発明は、前記本実施の形態に限定されるものではなく、例えぱ次のような変形が可能なものである。
【0052】
(1)本実施の形態では、距離センサ9でダンサー8の上下動を検出したが、例えばポテンショメータ、差動トランス等でダンサー8の上下動を検出するようにしても良い。更には、本実施の形態ではこのダンサー8の上下動で原紙21に掛かっている張力を検出したが、例えば、ダンサー8の後のローラ11にロードセルを配置し、これでローラ11に掛かる圧力を検出することで、原紙21に掛かっている張力を検出するようにしても良い。
【0053】
(2)本実施の形態では原紙21を対象にしたが、電線、ワイヤーといった線状の長手物体、布地、ビニールシートといった幅のある長手物体も対象に出来る。
【0054】
(3)電圧リミッタ指令は、操作部による基底電圧パラメータ設定だけでなく、外部ボリウムから調整可能としても良い。
【0055】
最後に、本実施の形態の構成と請求項にいう構成の対応関係を述べておく。本実施の形態の原紙21が請求項にいう長手物体に当たる。以下同様に、印刷部が処理部に当たる。給紙部2が長手物体供給装置に当たる。ダンサー8及び距離センサ9が張力検出手段に当たる。給紙部インバータINV2が駆動手段に当たる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、長手物体を処理部へ供給する長手物体供給装置において、供給される途中の前記長手物体の張力を張力検出手段で検出し、駆動手段により前記長手物体にその供給方向とは逆方向のトルクを与え、このトルクを前記検出される張力の増加、減少に対応して減少、増加させる。
【0057】
この結果、人手による張力調整、或いは断紙または巻き取りボビン変更時の引き取り作業等が自動化でき、生産性の向上が実現する。
【0058】
また、張力調節が、処理側との回転数の連動信号のやり取り無しに実行され、制御要素も例えばインバータの出力電圧だけであるので、設計、設置、調整等が簡素で、工数が掛からない。
【0059】
また、制御検出要素が例えば距離センサだけであり、高価なベクトルインバータや速度センサ(PGセンサ)を使用しないので、コストも掛からない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の輪転機1の全体構成を示すブロック図である。
【図2】ダンサー8の右側面図である。
【図3】ダンサー8の正面図である。
【図4】距離センサ9の特性を示す図である。
【図5】連動比微調整ボリウム18によるマスタ側インバータ(印刷部インバータINV1)とスレーブ側インバータ(引き取り部インバータINV3)の連動比の調整を示す図である。
【図6】給紙部インバータINV2の構成等を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1 輪転機(本実施の形態)
2 給紙部
3 印刷部
4 引き取り部
5 巻き取り部
7 給紙ボビン
8 ダンサー
9 距離センサ
10,11,13 ローラ
14 印刷部ローラ
15 印刷ボビン
17 引き取りローラ
18 連動比微調整ボリウム
19 巻き取りボビン
21 原紙
22 インバータ内部電源
23 ダンサースプリング
24 ダンサー軸
26 PWM出力部
27 電圧指令制御部
28 運転指令・方向決定部
29 運転指令操作部
30 接点スイッチ
32 回転方向指令操作部
33 周波数指令操作部
34 基底電圧設定操作部
36 上側ストッパ
37 下側ストッパ
38 ダンサーボビン
M1〜M3 モータ
INV1 印刷部インバータ
INV2 給紙部インバータ
INV3 引き取り部インバータ
TM トルクモータ

Claims (1)

  1. 長手物体を処理部へ供給する長手物体供給装置において、
    供給される途中の前記長手物体の張力を検出する張力検出手段と、
    前記長手物体にその供給方向とは逆方向のトルクを与える駆動手段とを有し、
    該駆動手段は前記検出される張力の増加、減少に対応して前記トルクを減少、増加させることを特徴とする長手物体供給装置。
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