JP2535316Y2 - アイアン・ゴルフクラブセット - Google Patents

アイアン・ゴルフクラブセット

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JP2535316Y2 JP1989048213U JP4821389U JP2535316Y2 JP 2535316 Y2 JP2535316 Y2 JP 2535316Y2 JP 1989048213 U JP1989048213 U JP 1989048213U JP 4821389 U JP4821389 U JP 4821389U JP 2535316 Y2 JP2535316 Y2 JP 2535316Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、アイアン・ゴルフクラブセットに係わ
り、更に詳しくは特にクラブロフト角の小さいロングア
イアンを打ち易くしたアイアン・ゴルフクラブセットの
改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、アイアン・ゴルフクラブセットに於けるクラ
ブヘッドのフェイス・プログレッション(以下F.Pと言
う)は、ロングアイアンからショートアイアンに至るク
ラブ番手全体を通じて、略一定の大きさ(1mm〜3mmが多
い)に設定されている。
なお、上記のF.Pとは、第5図(a)〜第5図(c)
においてホーゼル1のセンターラインX−Xと、クラブ
ヘッド2のリーディングエッジ3との距離lを言う。
アイアン・ゴルフクラブにおいて、上記のF.Pは、打
球の方向に重要な影響を与え、例えば第5図(a)に示
すように、F.Pがホーゼル1のセンターラインX−Xか
ら右方向に突出してある場合(+方向と言う)には、ボ
ールQは矢印方向に高い打球となり、また第5図(b)
に示すように、F.Pがホーゼル1のセンターラインX−
Xと略一致している場合には、中程度の打球となり、更
に第5図(c)に示すようにF.Pがホーゼル1のセンタ
ーラインX−Xから左方向に位置する場合(−方向と言
う)には、ボールQは矢印方向に低い打球となる。
しかし、一般のゴルファーの場合にあっては、ロフト
角が小さいロングアイアンにあっては、F.Pが小さい方
が打球時にボールを捕らえ易く、打球も低めとなり、ロ
ングアイアンに最も要求される飛距離を得る上で有利と
なる。
一方、ロフト角が大きいショートアイアンにあって
は、F.Pが大きい方が打球は高くなり落下後のランも少
なく、ショートアイアンへの要求特性である狙ったポイ
ントへボールをより正確に止める上で有利である。
この要求特性は、クラブの番手が大きくなるほど重要
となる。
従って、従来F.Pが大きくクラブセット全体において
略一定のアイアン・ゴルフクラブセットにおいては、ロ
フト角が大きいショートアイアンは打ち易いが、ロフト
角が小さくロングアイアンになるほど打球がとらえ難
く、打ちずらいクラブとなり、ボールのジャストミート
の確率も低くなりがちであると言う問題があった。
また,逆にF.Pが小さく、略一定なアイアン・ゴルフ
クラブセットにおいては、上記と全く逆になってショー
トアイアンの方が不利となっていた。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる従来の問題点に着目して案出され
たもので、特にロフト角が小さくなるロングアイアン側
を打ち易くするように設計したアイアン・ゴルフクラブ
セットを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するため、フェイス・プロ
グレッションの最大と最小の差を2.0mm以下に設定し、
フェイス・プログレッションがゴルフクラブセットのク
ラブのロフト角に減小に従って一定ピッチで減少する場
合、そのピッチを0.1mm〜0.3mmに設定したことを要旨と
するものである。
また、この考案は、フェイス・プログレッションの最
大と最小の差を2.0mm以下に設定し、フェイス・プログ
レッションがゴルフクラブセットのクラブのロフト角の
減小に従って段階的に減少する場合、その段階差を0.2
〜1.0mmに設定したことを要旨とするものである。
前記フェイス・プログレッションがゴルフクラブセッ
トのクラブのロフト角の減小に従って段階的に減少する
場合、フェイス・プログレッションを、1番アイアンか
ら3番アイアンまでを一定とし、3番アイアンからピッ
チングウエッジまでは、一定割合で増大させたことを要
旨とするものである。
即ち、F.Pの段階差は、0.2mm〜1.0mm位が良い。即
ち、フェイス・プログレッション(F.P)の段差が、0.2
mmより大きかったり、0.1mm未満であった場合には、そ
のクラブの設計や、期待する弾道も得ることが出来ない
からである。
〔考案の作用〕
この考案は、上記のように構成され、アイアン・ゴル
フクラブセット、即ち1番〜9番及びピッチングウエッ
ジの全部または一部のフェイス・プログレッションを、
ロフト角が小さくなるクラブ番手に従って略一定の比率
もしくは段階的に小さくするように構成することで、ロ
ングアイアンにおいてもジャストミートの確率が高くな
り、従って、安心してスウィング出来、しかも大きな飛
距離を得ることが出来る。
〔考案の実施例〕
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説明す
る。
なお、以下の説明で、上記従来例と同一構成要素は同
一符号を付して説明する。
第1図及び第2図は、この考案を実施したアイアン・
ゴルフクラブセットのうちの一つのアイアン・ゴルフク
ラブであって、1はクラブシャフト1aが接続されるホー
ゼル、2はクラブヘッド、3はフェース4の下端に位置
するリーディングエッジ、5はソール部を示している。
また、ホーゼル1のセンターラインX−Xと、クラブ
ヘッド2のリーディングエッジ3との距離lがフェイス
・プログレッション(以下F.Pと言う)である。
次に、この考案にかかる第1実施例〜第3実施例を説
明すると、アイアン・ゴルフクラブセット、即ち1番〜
9番及びピッチングウエッジP.Wの全部または一部のF.P
を、ロフト角が小さくなるクラブ番手に従って略一定の
比率で小さくするように構成し、F.Pの減少ピッチは、
0.1mm〜0.3mmの範囲で行っている。
即ち、一定の変化率でフェイス・プログレッション
(F.P)が減少することにより、ショートアイアンから
ロングアイアンまで、それぞれのクラブ番手の機能に合
わせて打ち易く、かつコントロール性が良好となる。つ
まり、ショートアイアンからロングアイアンまでスムー
スに同じフィーリングで打球することが出来るものであ
る。
即ち、減少ピッチが、0.1mm未満の場合には、フェイ
ス・プログレッション(F.P)の変化が小さく、経験的
にショートアイアンからロングアイアンまでスムースな
フィーリングでショットすることが難しく、また0.3mm
を超える場合には、フェイス・プログレッション(F.
P)の変化が大きくなり、アイアンゴルフクラブセット
の途中から同じフィーリングで打球することが出来なく
なるものである。
例えば、#3:0mm、ピッチ0.35の場合、#8:1.75mm,#
9:2.1mm,#p:2.45mmとなり、#9の近傍から打ち難くな
る。即ち、#9のアイアンゴルフクラブでは打てないと
言うことではなく、#3のアイアンゴルフクラブと同じ
フィーリングで打球することが出来なくなると言うこと
である。
また、同じようなフィーリングでショートアイアンか
らロングアイアンまでショットすることが出来るフェイ
ス・プログレッション(F.P)の最大と最小の差は、2.0
mm以下が好ましい。次に、フェイス・プログレッション
(F.P)の各実施例(実施例1〜実施例3)を、以下の
表−1と、第3図を参照しながら説明する。
上記の実施例に於けるフェイス・プログレッション(F.
P)のピッチは、0.1mm〜0.3mmであり、好ましくは0.2mm
であり、この各実施例と、従来のフェイス・プログレッ
ション(F.P)が一定のアイアンゴルフクラブセットと
を比較したのが第3図である。
第3図において、A線が従来のアイアンゴルフクラブ
セットで、フェイス・プログレッション(F.P)が一定
であり、B線,C線,D線がこの考案の実施例1,実施例2,実
施例3の場合である。
実施例3では、アイアンゴルフクラブセット全体を、
一定の比率(0.2mm)ピッチでフェイス・プログレッシ
ョン(F.P)を大きくしたものであり、また実施例1,実
施例2は3番アイアンまではフェイス・プログレッショ
ン(F.P)が一定であり、3番からPWまでは、一定の比
率(0.2mm)ピッチでフェイス・プログレッション(F.
P)を大きくしたものである。
フェイス・プログレッション(F.P)の増減ヒッチ
が、0.2mmより大きかったり、0.1mm未満であった場合に
は、そのクラブの設計や、期待する弾道も得ることが出
来ない。また、#1〜#3を一定にすることは、一定ピ
ッチで長さが増減するクラブの場合、その番手間のピッ
チとクラブ長さとの比率が#1〜#3は、ミドルアイア
ンクラブ,ショートアイアンに比べて非常に小さいた
め、経験的なことから一定とするものである。
次に、この考案にかかる第4実施例〜第6実施例を説
明すると、アイアン・ゴルフクラブセット、即ち1番〜
9番及びピッチングウエッジP,Wの全部または一部のF.P
を、ロフト角が小さくなるクラブ番手に従って段階的に
小さくするように構成し、段階の差、即ちF.Pの差は、
0.2mm〜1.0mmの範囲にしている。
次に、このF.Pの各実施例(実施例4〜実施例6)
を、以下の表−2と、第4図を参照しながら説明する。
第4図において、(ニ)の線がF.Pが一定となってい
る従来のアイアン・ゴルフクラブセットを示しており、
(イ),(ロ),(ハ)がそれぞれ表−2に示した実施
例4〜実施例6に対応している。
実施例4(線(イ))は、#1(1番手)〜#3(3
番手)は、同一F.Pであり、#3と#4とのF.Pの差が0.
3mm,#4〜#6が同一F.Pであり、#6と#7とのF.Pの
差が0.3mm,#7〜#9及びP.Wが同一F.Pで、段階的にF.
Pが大きくなるように構成されている。
実施例5(線(ロ))は、#2と#3、#4と#5、
#6と#7、#8と#9がそれぞれ同一F.Pで、番手が
大きくなるにつれてそれぞれ0.2mm及び0.4mmの段階差を
もってF.Pが大きくなる。
実施例6(線(ハ))は、#1〜#4は、F.Pが0mm,
#5〜#7、#8〜#9及びP.Wがそれぞれ同一F.Pで、
番手が大きくなるにつれて段階差が1.0mmずつF.Pが大き
くなっている。
この考案は、アイアンゴルフクラブセットを上記のよ
うに構成することで、特にロフト角が小さくなるロング
アイアン側を打ち易くすることが出来るのである。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のように構成したので、スウィング
軌道の変化をカバーして、より適切なロフト角でボール
に接触出来るようになり、またショートアイアンからロ
ングアイアンまで、それぞれのクラブ番手の機能に合わ
せて打ち易く、かつコントロール性が良好となる。つま
り、ショートアイアンからロングアイアンまでスムース
に同じフィーリングで打球することが出来る効果があ
る。
更に、一般のゴルファーであってもロングアイアンの
ジャストミートの確率が高くなり、従って、安心してス
ウィングできる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は、この考案を実施したアイアンゴルフクラブの
ヘッド部の側面図、第2図はアイアンゴルフクラブの全
体斜視図、第3図はこの考案の第1実施例〜第3実施例
と従来のアイアンゴルフクラブセットとを比較したフェ
イス・プログレッションとロフト角とのグラフ説明図、
第4図はこの考案の第4実施例〜第6実施例と従来のア
イアンゴルフクラブセットとを比較したフェイス・プロ
グレッションとロフト角とのグラフ説明図、第5図
(a)〜(c)は、従来のアイアン・ゴルフクラブセッ
トに於けるクラブヘッドのフェイス・プログレッション
の説明図である。 1……ホーゼル、1a……クラブシャフト、2……クラブ
ヘッド、3……リーディングエッジ、4……フェース、
5……ソール部、X−X……センターライン、FP……フ
ェイス・プログレッション。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−13983(JP,A)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラブの番手が大きくなるに従ってロフト
    角が順次増大するアイアン・ゴルフクラブセットにおい
    て、 フェイス・プログレッションの最大と最小の差を2.0mm
    以下に設定し、フェイス・プログレッションがゴルフク
    ラブセットのクラブのロフト角の減小に従って一定ピッ
    チで減少する場合、そのピッチを0.1mm〜0.3mmに設定し
    たことを特徴とするアイアン・ゴルフクラブセット。
  2. 【請求項2】クラブの番手が大きくなるに従ってロフト
    角が順次増大するアイアン・ゴルフクラブセットにおい
    て、 フェイス・プログレッションの最大と最小の差を2.0mm
    以下に設定し、フェイス・プログレッションがゴルフク
    ラブセットのクラブのロフト角の減小に従って段階的に
    減少する場合、その段階差を0.2〜1.0mmに設定したこと
    を特徴とするアイアン・ゴルフクラブセット。
  3. 【請求項3】前記フェイス・プログレッションを、1番
    アイアンから3番アイアンまでを一定とし、3番アイア
    ンからピッチングウエッジまでは、一定割合で増大させ
    た請求項2に記載のアイアン・ゴルフクラブセット。
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