JP2535189B2 - サンバイザの取付構造 - Google Patents

サンバイザの取付構造

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JP2535189B2
JP2535189B2 JP62289517A JP28951787A JP2535189B2 JP 2535189 B2 JP2535189 B2 JP 2535189B2 JP 62289517 A JP62289517 A JP 62289517A JP 28951787 A JP28951787 A JP 28951787A JP 2535189 B2 JP2535189 B2 JP 2535189B2
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修一 山本
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、自動車の運転席及び助手席側に設けられる
サンバイザの取付構造の改良に関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種サンバイザの取付構造として、例えば特
公昭61−第17686号公報に示すものが存する。
該従来の取付構造は、サンバイザ本体の内部に合成樹
脂製の軸受部材を設けて、該軸受部材と車体側に設けら
れる取付シャフトを嵌合することにより、サンバイザ本
体を車体の所定個所に回動可能に取り付けるもので、具
体的には第5図に示す如く、サンバイザ本体1内に設け
られる軸受部材2に、上記取付シャフト6を嵌合する嵌
合孔3を形成すると共に、該嵌合孔3と交差連通する切
欠部4を形成して、該切欠部4に一対のラチェット爪5a
を有する逆U字状の板ばね材5を装着する一方、上記取
付シャフト6の先端外周面に、該各ラチェット爪5aと咬
合するラチェット歯7を形成して、取付シャフト6の先
端部を軸受部材2の嵌合孔3内に嵌合すると同時に、シ
ャフト6のラチェット歯7を板ばね材5のラチェット爪
5aと常時咬合させる構成となっている。
依って、斯る従来の取付構造にあっては、サンバイザ
本体1を回動すると、板ばね材5の各ラチェット爪5aが
拡開しながら、シャフト6のラチェット歯7と一ピッチ
毎に咬合して、サンバイザ本体1を所望角度まで回動す
ることを許容すると共に、ラチェット歯7とラチェット
爪5aの咬合状態により、サンバイザ本体1をその所望回
動位置に確実に保持できることとなる。
「発明が解決しようとする問題点」 然し乍ら、従来の取付構造は、サンバイザ本体1の如
何なる状態にあっても、取付シャフト6側のラチェット
歯7と板ばね材5側のラチェット爪5aが必ず咬合する構
成となっているので、サンバイザ本体1を車体天井と平
行する不使用状態から、日除けを可能とする所望角度ま
で回動する場合には、板ばね材5の各ラチェット爪5aの
拡開と、ラチェット歯7に対する一ピッチ毎の咬合を交
互に繰り返しながら、サンバイザ本体1を手動で所望角
度まで回動させなければならないため、回動操作が煩雑
となる大きな問題点を有していた。
又、サンバイザ本体1を使用状態から上記不使用状態
に復帰させる場合にはも、逆向きではあるが、同様な煩
雑回動操作が要求されることとなる。
従って、当該分野においては、回動操作の簡単な取付
構造の出現が強く望まれている。
「問題点を解決するための手段」 而して、本発明は、斯る従来の取付構造の問題点を有
効に解決するために開発されたもので、サンバイザ本体
内の軸受部材と取付シャフトを嵌合して、サンバイザ本
体を車体に回動可能に取り付ける取付構造を前提とし
て、軸受部材は、サンバイザ本体の内部に固定されるブ
ラケットと、該ブラケットに回転可能に支承される第1
回転体及び第2回転体とを備え、第1回転体は、内部に
上記取付シャフトの先端部を嵌合する嵌合孔を形成する
と共に、外周域に歯を有する部分と歯を有しない部分を
形成し、第2回転体は、外周全域に上記第1回転体の歯
と咬合する歯を形成し、且つ該第2回転体と上記ブラケ
ット間に、第2回転体に回転制動力を付与する制動用ば
ね部材を介設して、第1回転体の歯と第2回転体の歯の
咬合しない範囲内において、サンバイザ本体を自由回動
させる構成を採用した。
「作用」 依って、本発明にあっては、軸受部材の第1回転体の
歯と第2回転体の歯が咬合している範囲では、第2回転
体に付与される制動用ばね部材の回転制動力により、サ
ンバイザ本体を自由回動させることはできないが、第1
回転体の歯と第2回転体の歯の咬合しない範囲内では、
第1回転体の自由回転を保障して、サンバイザ本体を自
由回動することができるので、斯る自由回動可能範囲と
不可能範囲を適宜に設定することにより、サンバイザ本
体の回動操作の簡略化が可能となる。
「実施例」 以下、本発明を図示する一実施例に基づいて詳述すれ
ば、該実施例に係るサンバイザの取付構造は、第1図に
示す如く、後述する軸受部材と取付シャフト12の嵌合に
より、車体に回動可能に取り付けられるサンバイザ本体
11の下端部適所に凹部11aを形成する一方、車体天井を
画成するヘッダーガーニッシュ13にロック釦14を設け
て、該ロック釦14を上記凹部11aに係合することによ
り、サンバイザ本体11を車体天井と平行する不使用状態
にロックし、逆にロック釦14の係合を解除することによ
り、サンバイザ本体11を自重により下方に自由回動でき
る構成を採用している。
尚、上記ロック釦14は、具体的には図示しないが、捻
じりばね等のばね圧により、常時は凹部11aとの係合方
向に付勢されて、サンバイザ本体11を上方に回動すれ
ば、該凹部11aに自動的に係合し、逆にロック釦14を捩
じりばね等のばね圧に抗して操作すれば、凹部11aとの
係合が自動的に解除できる構成となっている。
又、サンバイザ本体11内に設けられる軸受部材15は、
第2図A・Bに示す如く、サンバイザ本体11の内部に固
定される略U字状のブラケット16と、該ブラケット16の
U字形状を画成する両側片16a・16a間に設けられる第1
回転体17及び第2回転体18とを備え、上部側に設けられ
る第1回転体17は、ブラケット16の両側片16a・16aに対
して単に回転可能に支承され、下部側に設けられる第2
回転体18は、ブラケット16の両側片16a・16aに対して支
持軸19を介して回転可能に支承される。
そして、前者の第1回転体17は、自身の外周域に歯17
aを有する部分と歯を有しない部分17bを形成する一方、
内部に上記取付シャフト12の先端部を嵌合する嵌合抗17
cを形成し、且つ該嵌合孔17cの壁面に凸条17dを形成し
て、該凸条17dと取付シャフト12の先端外周面に形成さ
れたキー溝12aの係合状態を得て、嵌合孔17cに対して取
付シャフト12を一体的に嵌合できる構成となっている。
他方、第2回転体18は、自身の外周全域に上記第1回
転体17の歯17aと咬合する歯18aを形成する一方、ブラケ
ット16の両側片16a・16aと自身の端面間に、波状又は皿
状を呈する制動用板ばね部材20を介設して、該制動用板
ばね部材20のばね圧により、回転制動力が付与される構
成となっている。
依って、斯る構成の取付構造にあっては、第3図に示
す如く、軸受部材15のブラケット16を螺子(図示せず)
等を介してサンバイザ本体11の内部に固定した後、上記
凸条17dとキー溝12aの係合状態を得て、取付シャフト12
の先端部を、軸受部材15を構成する第1回転体17の嵌合
孔17cに嵌合すれば、サンバイザ本体11が取付シャフト1
2に回動可能に取り付けられることとなる。
尚、斯るサンバイザ本体11の取り付けに際しては、第
4図Aに示す如く、車体天井と平行する不使用時におい
て、第1回転体17の歯17aが、第2回転体18の歯18aと咬
合しない状態に予めセットしておくものとする。
そして、サンバイザ本体11を下方に回動して使用に供
する場合には、記述したロック釦14の凹部11aに対する
係合を解除すると、サンバイザ本体11は自重により下方
に回動しようとするが、斯る状態にあっては、第1回転
体17の歯17aが、第2回転体18の歯18aに咬合せずに、歯
を有しない部分17bが第2回転体18の歯18aと対峙してい
るので、第1回転体17が回転抵抗を受けることなく自由
回転して、サンバイザ本体11の自重による自由回動を許
容することとなる。
然し、第1回転体17が所定角度回転すると、今度は第
4図Bに示す如く、該第1回転体17の歯17aが第2回転
体18の歯18aと咬合することとなるが、第2回転体18は
記述した如く制動用板ばね部材20により回転制動力が付
与されているので、第1・第2回転体17・18の歯17a・1
8a同士が咬合した時点では、サンバイザ本体11の自重に
よる自由回動が一旦阻止されることとなる。
そこで、その後は、上記制動用板ばね部材20の制動力
に打ち勝つ力で、サンバイザ本体11を手動で下方に回動
すると、第4図Cに示す如く、第1回転体17が第2回転
体18と咬合しながら回転して、日除けに必要な角度まで
回動することが可能となると共に、制動用板ばね部材20
の制動力で、サンバイザ本体11をその所望回動位置に確
実に保持できこととなる。
逆に、斯る使用状態から不使用状態に復帰させる場合
には、制動用板ばね部材20の制動力に打ち勝つ力で、サ
ンバイザ本体11を手動で上方に回動すると、第1回転体
17が第2回転体18と咬合しながら逆回転して、サンバイ
ザ本体11の回動を許容するが、第1回転体17の逆回転に
より、該第1回転体17の歯17aが第2回転体18の歯18aと
咬合しなくなると、今度は第2回転体18に付与されてい
る回転制動力が、第1回転体17に全く働かなくなるの
で、それ以降は第1回転体17の自由回動が保障されて、
サンバイザ本体11を極めて容易に上方に回動できること
となる。
そこで、後はサンバイザ本体11の凹部11aに、ヘッダ
ーガーニッシュ13側に設けられているロック釦14を自動
的に係合するだけで、車体天井と平行する不使用状態が
直ちに得られることとなる。
従って、本実施例にあっては、第1回転体17の歯17a
と第2回転体18の歯1aと咬合しない範囲内において、サ
ンバイザ本体11を自由回動させることができるので、不
使用状態から使用状態に至る途中位置までは、単なるロ
ック釦14の操作だけで、サンバイザ本体11を自重により
自由回動させ、その後必要に応じて、サンバイザ本体11
を手動で回動させるだけで、サンバイザ本体11を所望回
動位置に簡単に保持できることとなるので、サンバイザ
本体11の回動操作が頗る簡略化されることとなる。
又、使用状態から不使用状態に回動する場合にあって
も、同様に操作が簡略化されることは勿論である。
尚、上記実施例においては、制動用板ばね部材20のば
ね圧を適宜調整すれば、第1回転体17に対する回転抵抗
力を自由に設定できることは言うまでもない。
「発明の効果」 以上の如く、本発明に係る軸受部材は、サンバイザ本
体の内部に固定されるブラケットと、該ブラケットに回
転可能に支承される第1回転体及び第2回転体とを備
え、第1回転体は、内部に取付シャフトの先端部を嵌合
する嵌合孔を形成すると共に、外周域に歯を有する部分
と歯を有しない部分を形成し、第2回転体は、外周全域
に上記第1回転体の歯と咬合する歯を形成し、且つ該第
2回転体とブラケット間に、第2回転体に回転制動力を
付与する制動用ばね部材を介設したことを特徴とするも
のであるから、第1回転体の歯と第2回転体の歯が咬合
している範囲では、第2回転体に付与されている制動用
ばね部材の回転制動力により、サンバイザ本体を自由回
動させることはできないが、第1回転体の歯と第2回転
体の歯の咬合しない範囲内では、サンバイザ本体を自由
回動することができるので、斯る自由回動可能範囲と不
可能範囲を適宜設定することにより、サンバイザ本体の
回動操作の簡略化が初めて可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るサンバイザの取付構造を
示す要部外観図、第2図Aは軸受部材を示す正面図、同
図Bは同断面図、第3図は軸受部材を介してサンバイザ
本体を取付シャフトに取り付けた状態を示す要部斜視
図、第4図A・B・Cはサンバイザ本体の回動と第1・
第2回転体の関係を示す説明図、第5図は従来のサンバ
イザ取付構造を示す要部分解斜視図である。 11……サンバイザ本体、12……取付シャフト、15……軸
受部材、16……ブラケット、17……第1回転体、17a…
…第1回転体の歯、17b……歯を有しない部分、17c……
嵌合孔、18……第2回転体、18a……第2回転体の歯、2
0……制動用板ばね部材。
フロントページの続き (72)発明者 松野 隆治 東京都中央区日本橋2丁目3番18号 河 西工業株式会社内 (56)参考文献 特公 昭61−17686(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンバイザ本体内の軸受部材と取付シャフ
    トを嵌合して、サンバイザ本体を車体に回動可能に取り
    付ける取付構造において、上記軸受部材は、サンバイザ
    本体の内部に固定されるブラケットと、該ブラケットに
    回転可能に支承される第1回転体及び第2回転体とを備
    え、第1回転体は、内部に上記取付シャフトの先端部を
    嵌合する嵌合孔を形成すると共に、外周域に歯を有する
    部分と歯を有しない部分を形成し、第2回転体は、外周
    全域に上記第1回転体の歯と咬合する歯を形成し、且つ
    該第2回転体と上記ブラケット間に、第2回転体に回転
    制動力を付与する制動用ばね部材を介設して、上記第1
    回転体の歯と第2回転体の歯の咬合しない範囲内におい
    て、サンバイザ本体を自由回動させるように構成したこ
    とを特徴とするサンバイザの取付構造。
JP62289517A 1987-11-18 1987-11-18 サンバイザの取付構造 Expired - Lifetime JP2535189B2 (ja)

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JP2004098748A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Honda Motor Co Ltd 車両用サンバイザ
JP2007302034A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Shiroki Corp シェード装置

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