JP2534658Y2 - マスクバンドカバー及びそれを装着したマスクバンド - Google Patents

マスクバンドカバー及びそれを装着したマスクバンド

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JP2534658Y2
JP2534658Y2 JP2339592U JP2339592U JP2534658Y2 JP 2534658 Y2 JP2534658 Y2 JP 2534658Y2 JP 2339592 U JP2339592 U JP 2339592U JP 2339592 U JP2339592 U JP 2339592U JP 2534658 Y2 JP2534658 Y2 JP 2534658Y2
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mask band
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泰造 杉田
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鬼怒川パシフィック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はダイビングマスク用のマ
スクバンドに装着するカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】ダイビングマスクは、それに取付けられ
たマスクバンドを人の後頭部に巡らせることで顔面に装
着され、マスクバンドの弾性力によって保持される。
【0003】このマスクバンドは、両端部にそれぞれマ
スクの側部に取付けられる舌片状の取付部を有すると共
に、中央部が後頭部に当接する保持部とされたゴム、シ
リコン等からなる一体成形された帯状形状のものが一般
的である。しかし、単なる帯状のマスクバンドは装着時
にねじれ易く、且つマスクバンドの表面は滑りにくくな
っているため、髪に絡んだりして装着に手間がかかると
いう欠点があった。さらに、後頭部に接触する面積が限
られているため装着時の頭部の感触(フィット感)が良
くなく、しっかりと装着しようとしてマスクバンドを短
めに調節すると頭部がひきつれて痛くなり、反面、マス
クバンドを少し長めに調節するとマスクが簡単にずれて
しまうという欠点があった。
【0004】一方、このような単なる帯状形状のマスク
バンドの欠点を解消するものとして、後頭部に当たる部
分に幅広の押さえ部材を設けたものが考えられている。
すなわち、このマスクバンドは、後頭部に押し当てるの
に適当な大きさの略長方形の外形をしたウェットスーツ
生地等よりなる布製の押さえ部材を有し、この押さえ部
材の長手方向両端部に舌片状のシリコン製の取付部材を
固着したものである。
【0005】このマスクバンドによれば、後頭部に接触
する面積が増大し、しかもその押さえ部材の材質を柔ら
かい感触の良いものとすることができるので、装着時の
フィット感を向上させるこどできる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この押さえ
部材を設けた従来のマスクバンドは、布製の押さえ部材
の弾性力が弱いために使用中に押さえ部材が伸びてしま
い、マスク装着の安定感に欠けるという欠点があった。
【0007】上述の実状に鑑み、本考案の主たる目的
は、フィット感を向上させると同時に、使用中のマスク
バンドの保持力を増強させることにある。
【0008】また、本考案の別の目的は既存のマスクバ
ンドを利用することで安価に上記目的を達成することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本考案にかかるマスクバンドカバーは、可撓性の材
料からなり、人の後頭部に押し当てられる偏平な実質的
に長方形の外形を有し、その長手方向にダイビングマス
クの帯状のマスクバンドが挿通される孔が形成さると共
に、該孔内には該孔内面の対向する位置に該孔内面を互
い着脱自在に密着させる面ファスナーが設けられたこと
を特徴とする。
【0010】好適には、前記マスクバンドは、両端がそ
れぞれダイビングマスクの側部の取付具に着脱自在に取
付けられる舌片状の取付部とされると共にそれらの中間
が人の後頭部に位置する幅広の保持部とされ、該保持部
には開口が設けら、該開口を通って前記面ファスナーが
互いに密着するようにする。
【0011】
【作用】ダイビングマスクの装着時、マスクバンドカバ
ーは直接後頭部に当たり、フィット感を向上させる。ダ
イビングマスクを保持する力は実質的にはマスクバンド
が受け持ち、マスクバンドカバーが伸びてもマスク装着
が不安定になることはない。
【0012】面ファスナーは、非密着時はマスクバンド
カバーの孔へのマスクバンドの挿通を可能とする一方、
挿通後は互いに密着することでその孔を閉止してマスク
バンドを係止し、フィット感向上に寄与する。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面によって具体
的に説明する。図1は本考案の一実施例にかかるマスク
バンドカバーの斜視図、図2はそれをダイビングマスク
に装着した状態の斜視図、図3はこのマスクバンドカバ
ーを装着したマスクバンドの正面図である。
【0014】図1に示すように、本マスクバンドカバー
11は、人の後頭部に押し当てられる偏平な実質的に長
方形の外形を有しており、例えばウェットスーツ生地の
ような水に強い可撓性材料から製造される。マスクバン
ドカバー11は偏平な筒状になっており、それによって
長手方向に貫通した孔12が形成されている。この孔1
2にはマスクバンドが挿通される。この孔12内には孔
12の内面の対向する位置に孔12の内面を互い着脱自
在に密着させる面ファスナー13が二箇所取付られてい
る。面ファスナー13は、例えば多数の鈎状突起を有す
る雄片と、多数のループ状繊維を有する雌片とからな
り、押し付けることによって両者が係合して互いに密着
する一方で、所定の力以上で引き離すことで互いに分離
し得るものである。
【0015】ここで、図4に従来例にかかるマスクバン
ドを示す。図4に示すように、マスクバント14はゴ
ム、シリコン等の可撓性弾性材料からなる帯状の形状を
有し、両端がそれぞれダイビングマスク15の側部の取
付具16(図2参照)に着脱自在に取付けられる舌片状
の取付部17とされると共に、それらの中間が装着時に
人の後頭部に位置する保持部18とされている。保持部
18は取付部17よりも幅広に形成され、保持部18の
中央には開口19が開けられている。取付部17には複
数の突起20が形成されていて、ダイビングマスク15
の取付具16と係合する突起20の位置を変更すること
でバンド長さを調節することができるようになってい
る。
【0016】図示例のマスクバンドカバー11はこのマ
スクバンド14に適合させており、その外観形状におい
て長方形状の長手方向端部の幅を中央に比べて少し狭く
すると共に、孔12内に挿通されたマスクバンド14の
保持部18の開口19内に二つの面ファスナー13が位
置するようにそれらを位置決めしている。
【0017】このマスクバンドカバー11を使用するに
は、図3に示すように、面ファスナー13を非密着状態
としてその孔12にマスクバンド14を挿通し、その
後、面ファスナー13を互いに密着させる。そして、図
2に示すように、マスクバンド14の取付部17をダイ
ビングマスク15の取付具16に固定する。
【0018】而して、ダイビングマスク15を人の顔面
部に装着すると、マスクバンドカバー11は直接後頭部
に当たり、フィット感を向上させ、且つ頭部保温効果も
発揮する。また、ダイビングマスク15を保持する力は
実質的にはマスクバンド14が受け持ち、マスクバンド
カバー11による頭部との接触面積の増大と相埃って、
マスクバンドカバー11が伸びても、マスク装着が不安
定になることはない。一方、面ファスナー13は互いに
密着することでマスクバンドカバー11の孔12を閉止
してマスクバンド14を係止し、そのずれを防止してフ
ィット感向上に寄与している。
【0019】ここで、人への装着に際しては、マスクバ
ンドカバー11を持って装着することでマスクバンド1
4のねじれが防止され、容易に装着することができる。
また、マスクバンドカバー11はマスクバンド14の中
央部に取付られているだけであるので、マスクバンド1
4の持つ本来の機能が損なわれることがなく、例えばマ
スクバンドカバー11を取り付けたままでバンド長さの
調整を行うことが可能である。
【0020】また、収納時等使用していないときは、マ
スクバンド14を裏側に折り返して、マスクバンドカバ
ー11をダイビングマスク15の前面に位置させておけ
ば、マスクバンドカバー11は前面のマスクガラスの保
護具としても機能させることができる。
【0021】さらに、マスクバンドカバー11の一方の
表面とその裏側の第二の表面を同形に仕上げることによ
り、リバーシブルとすることができ、表裏で色彩や模様
を変えることで変化を楽しむことも可能である。
【0022】本考案ではマスクバンドは既存のものを利
用できるので、上記の効果を全体として安価に得ること
ができる。
【0023】尚、上述の図示例では図4に示すようなマ
スクバンド14に好適なものについて述べたが、本考案
のマスクバンドカバー11が適用できるマスクバンドは
これに限られるものではなく、孔12より幅狭のバンド
であればどのようなマスクバンドにも適用できることは
勿論である。また、面ファスナー13の取付位置や大き
さも図示のものに限られず、対象とされるマスクバンド
に応じて適宜選定し得るものである。例えば、孔12の
内面全面に渡って面ファスナー13を取り付ければ、ど
のようなマスクバンドにも対応させることができる。
【0024】
【考案の効果】以上、一実施例を挙げて具体的に説明し
たように本考案によれば、比較的安価に、マスクバンド
のフィット感を向上させる同時に使用中のマスクバンド
の保持力を増強させることが可能である。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例にかかるマスクバンドカバ
ーの斜視図
【図2】 本考案の一実施例にかかるマスクバンドカバ
ーをダイビングマスクに装着した状態の斜視図
【図3】 同じくこのマスクバンドカバーを装着したマ
スクバンドの正面図
【図4】 従来例にかかるマスクバンドの正面図
【符号の説明】
11:マスクバンドカバー 12:孔 13:面ファスナー 14:マスクバンド 15:ダイビングマスク 16:取付具 17:取付部 18:保持部 19:開口 20:突起

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の材料からなり、人の後頭部に押
    し当てられる偏平な実質的に長方形の外形を有し、その
    長手方向にダイビングマスクの帯状のマスクバンドが挿
    通される孔が形成さると共に、該孔内には該孔内面の対
    向する位置に該孔内面を互い着脱自在に密着させる面フ
    ァスナーが設けられたことを特徴とするマスクバンドカ
    バー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマスクバンドカバーに
    おいて、前記マスクバンドは、両端がそれぞれダイビン
    グマスクの側部の取付具に着脱自在に取付けられる舌片
    状の取付部とされると共にそれらの中間が人の後頭部に
    位置する幅広の保持部とされ、該保持部には開口が設け
    られ、該開口を通って前記面ファスナーが互いに密着す
    ることを特徴とするマスクバンドカバー。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のマスクバンドカバーに
    おいて、第一の表面とその裏側の第二の表面が同形に仕
    上げられて、リバーシブルとされたことを特徴とするマ
    スクバンドカバー。
  4. 【請求項4】 ダイビングマスクを人の顔面部に装着す
    るための概して帯状の可撓性マスクバンドであって、両
    端がそれぞれ該ダイビングマスクの側部の取付具に着脱
    自在に取付けられる舌片状の取付部とされると共に、そ
    れらの中間が人の後頭部に位置する保持部とされ、該保
    持部に請求項1に記載のマスクバンドカバーが着脱自在
    に装着されたことを特徴とするマスクバンド。
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