JP3011515U - ベルトヘッド - Google Patents
ベルトヘッドInfo
- Publication number
- JP3011515U JP3011515U JP1994014231U JP1423194U JP3011515U JP 3011515 U JP3011515 U JP 3011515U JP 1994014231 U JP1994014231 U JP 1994014231U JP 1423194 U JP1423194 U JP 1423194U JP 3011515 U JP3011515 U JP 3011515U
- Authority
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- Japan
- Prior art keywords
- decorative plate
- belt
- rectangular groove
- belt head
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 飾り板の交換が容易なベルトヘッドを提供す
る。 【構成】 ベルトヘッド本体2の正面には矩形溝21と
矩形溝21の両側に続き一端が閉塞されたレール溝21
1が形成され、レール溝211の下面には貫通穴212
に収容されたボール213、圧縮スプリング214、封
止部材215によりストッパが形成されている。セミカ
バータイプ飾り板3またはオールカバータイプ飾り板4
の両側には下面に凹状穴を有するガイドレール3A、4
Aが両側に形成され、レール溝211にガイドレール3
A、4Aを嵌合すると凹状穴にボール213が嵌合して
セミカバータイプ飾り板3またはオールカバータイプ飾
り板4の位置決めが行われる。これにより、ベルトを着
用したまま飾り板を交換することが可能である。
る。 【構成】 ベルトヘッド本体2の正面には矩形溝21と
矩形溝21の両側に続き一端が閉塞されたレール溝21
1が形成され、レール溝211の下面には貫通穴212
に収容されたボール213、圧縮スプリング214、封
止部材215によりストッパが形成されている。セミカ
バータイプ飾り板3またはオールカバータイプ飾り板4
の両側には下面に凹状穴を有するガイドレール3A、4
Aが両側に形成され、レール溝211にガイドレール3
A、4Aを嵌合すると凹状穴にボール213が嵌合して
セミカバータイプ飾り板3またはオールカバータイプ飾
り板4の位置決めが行われる。これにより、ベルトを着
用したまま飾り板を交換することが可能である。
Description
【0001】
本考案は、ベルトヘッドに関する。
【0002】
腰ベルトは、ズボンを腰に係止するための大切な小物であり、洋服とのバラン スを取り装飾効果を有するとともに整然とした様子を維持する作用があるため、 特に男性の正装にとって不可欠である。 従来の市販のベルトは、ベルトの細長い帯状部分の主な色は黒および茶である 。一方、ベルトヘッドの正面の飾り板は、美観のため造形、模様、様式等が異な るものが多い。通常のベルトの販売形態では1つのベルトに1つのベルトヘッド が配置されているため、ユーザーは違うベルトヘッドが欲しいときに多数のベル トを購入しなくてはならない。しかし、多数のベルトを購入しても帯状部分の色 や材質は同じまたは近いということになるので費用が無駄になり、また収納スペ ースも多く必要になる。
【0003】 そこで、ベルトヘッドだけが販売され、ユーザーはベルトヘッドだけを購入し 、使用するとき帯状部分を交換するというベルト販売形態が市場に登場した。し かし、従来の帯状部分とベルトヘッドとの結合方式は、鋸状の歯で噛合わせるか または底側のボルトで強制的に位置決めするという方式であるため、ユーザーに とってはベルトヘッドの取替操作が不便であった。場合によっては、鋸状の歯の 開閉の頻度が多いためベルトが弛んだりしっかり締まらなくなったりするという 問題があった。この問題を解決するために、図1に示すように、ベルトヘッドの 図1に示す右側部分12を帯状部分13と結合し、左側部分11に飾り板を組込 むという二体式ベルトヘッドが考案された。これは、飾り板の取替操作を容易に するための新しい構造である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記の二体式構造のベルトヘッドはかなり前に実用化されたが、人気 がないため今日では市場から姿を消している。この理由は、二体式ベルトヘッド が以下のような欠点を有するためと思われる。 (1) ベルトヘッド本体を左右二つの部分に分けて製造するため、ベルトヘッド 本体が一体のものに比べて強度が低い。特に、飾り板の結合位置がベルトヘッド の中央であるため、腹の膨張と収縮により破壊応力が起きる。このため、長期の 使用によりベルトの弛みが生じたり、固定が不安定になったり、ベルトが外れる 等の現象が発生しうる。
【0005】 (2) 飾り板は、飾り板の後側に形成された突起などが帯状部分に形成された穴 に嵌合することにより帯上部分と結合するボタン作用を有する。このため、飾り 板を取替えるときには一端ベルトを外さなければならず、飾り板の交換に時間が かかり不便である。 (3) 二体式構造はベルトヘッドを左右二つの部分に分けて製造するので、ベル トヘッドの表面が分割され、デザインを変化させることができる有効面積も相対 的に狭くなる。このため、飾り板のデザインの自由度が制限され、装飾効果など の点でニーズを十分に満たすことができない。
【0006】 本考案の目的は、飾り板の取替操作が容易であり、かつベルトヘッドの耐久性 が高く、また飾り板のデザインの自由度の高いベルトヘッドを提供することにあ る。
【0007】
上記課題を解決するために、本考案によるベルトヘッドは、正面に設けられた 矩形溝、前記矩形溝に続いて前記矩形溝の両側に形成され一端が閉塞されたレー ル溝、および前記レール溝の上面または下面に設けられた貫通穴を備え、ベルト の帯状部分との結合部とボタン作用を有する部分とが一体に成形されたベルトヘ ッド本体と、 前記ベルトヘッド本体の前記矩形溝とほぼ同じ形であり前記矩形溝に嵌合可能 にやや小さく成形されたセミカバータイプ飾り板、または下部は前記ベルトヘッ ド本体の前記矩形溝と同じ形で前記矩形溝に嵌合可能にやや小さく成形されてお り上部は前記矩形溝より大きく前記ベルトヘッド本体の全体を覆うように成形さ れたオールカバータイプ飾り板とから構成され、 前記飾り板の前記矩形溝に嵌合される部分の両側には一端が閉塞された前記レ ール溝に対応して末端にノッチのある突起状のガイドレールがそれぞれ設けられ ており、前記ベルトヘッド本体には前記貫通穴の内部にボールおよび圧縮スプリ ングを収容し前記貫通穴の反レール溝側を封止して前記ボールの一部を前記貫通 穴のレール溝側から突出させることにより前記圧縮スプリングの弾性力を用いた 位置決めのストッパが形成されており、前記ベルトヘッド本体に前記飾り板を嵌 込むときには前記ガイドレールを前記レール溝に嵌合し、前記飾り板の前記ガイ ドレールに設けられた凹状溝に前記ボールが嵌合することにより前記飾り板の位 置決めが行われ、ベルトを着用したまま飾り板の取替えが可能であることを特徴 とする。
【0008】
本考案のベルトヘッドによると、ベルトヘッド本体の正面に矩形溝が設けられ 、矩形溝の両側には矩形溝に続くレール溝が備えられる。ベルトヘッド本体の表 面を装飾する飾り板は、セミカバータイプの飾り板では矩形溝とほぼ同じ形であ り、飾り板の両側にはガイドレールが形成されている。また、オールカバータイ プの飾り板では、両側にガイドレールを有し矩形溝に嵌合される部分が下部に形 成されており、上部はベルトカバー本体を覆うようになっている。レール溝にガ イドレールを嵌合することによりベルトヘッド本体への飾り板の取付けが行われ るため、ベルトヘッド本体から飾り板を取出しまたは挿入することにより、ベル トを着用したまま飾り板を取替えることができる。
【0009】 また、本考案のベルトヘッドの構造によると、一体に製造されるベルトヘッド 本体に帯状部分との結合部とボタン作用を有する部分とが設けられているので、 飾り板の取替えはベルトヘッド本体の強度に影響を与えない。これにより、ベル トヘッドの強度が確保され、安定したボタン作用が得られるとともに、ベルトが 弛みにくいという効果を有する。
【0010】 さらに、本考案のベルトヘッドの構造によると、ベルトヘッド本体の正面に矩 形溝が設けられ、飾り板は矩形溝とほぼ同じ形のセミカバータイプか、あるいは 下部が矩形溝に嵌合され上部がベルトヘッド本体を覆うオールカバータイプであ るため、デザイン上飾り板の面積にスペースの余裕がある。従って、ベルトヘッ ドのデザインの自由度が高く、多様な変化が可能である。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案の一実施例によるベルトヘッドを図2に示す。 ベルトヘッド本体2は、帯状部分との結合部とボタン作用を有する部分とが一 体に成形される(この部分は考案の主な作用との関係がないので図では省略する )。ベルトヘッド本体2の正面には矩形溝21が設けられ、矩形溝21の両側に は一端が閉塞されたレール溝211が備えられる。レール溝211の下方には貫 通穴212が配置されており、下方からこの貫通穴212内に貫通穴212の径 より小径のボール213と圧縮スプリング214とを挿入し、貫通穴212の下 端を封止部材215で封止すると、圧縮スプリング214の弾性力によりボール 213の一部が貫通穴212から突出する。すると、図4および図5に示すよう に、弾性を有する位置決めのストッパの作用が発揮される。このストッパ作用を 有する部分は、レール溝の上方に設けてもよい。
【0012】 次に、セミカバータイプ飾り板3およびオールカバータイプ飾り板4について 述べる。 セミカバータイプ飾り板3は、ベルトヘッド本体2の矩形溝21とほぼ同じ形 で矩形溝21に嵌合可能にやや小さく成形されている。オールカバータイプ飾り 板4は、下部はベルトヘッド本体2の矩形溝21と同じ形で矩形溝21に嵌合可 能にやや小さく成形され、上部はベルトヘッド本体2より大きくベルトヘッド本 体2を完全に覆うように成形されている。セミカバータイプ飾り板3またはオー ルカバータイプ飾り板4の矩形溝21に嵌合される部分の両側には、一端が閉塞 されたレール溝211に対応して末端にノッチのある突起状ガイドレール3A、 4Aがそれぞれ設けられている。このガイドレール3A、4Aをレール溝211 に嵌合することにより、ベルトヘッド本体2にセミカバータイプ飾り板3または オールカバータイプ飾り板4が嵌込まれる。例えば、セミカバータイプ飾り板3 と矩形溝21は図3(A)に示すように結合され、オールカバータイプ飾り板4 と矩形溝21は図3(B)に示すように結合される。また、図4および図5に示 すように、セミカバータイプ飾り板3またはオールカバータイプ飾り板4のガイ ドレール3A、4Aの下面にはそれぞれ凹状穴3B、4Bが形成されているので 、セミカバータイプ飾り板3またはオールカバータイプ飾り板4を矩形溝21に 挿入するとボール213の上部が凹状穴3B、4Bに嵌合し、セミカバータイプ 飾り板3またはオールカバータイプ飾り板4が正しく位置決めされる。従って、 セミカバータイプ飾り板3またはオールカバータイプ飾り板4の取替操作を容易 かつ迅速に行うことができる。
【0013】 例えば、セミカバータイプ飾り板3をオールカバータイプ飾り板4に交換する 場合について述べる。ベルトヘッド本体2の矩形溝21に挿入されたセミカバー タイプ飾り板3を引出すと、この引出す力によりボール213がベルトヘッド本 体2内に沈み、凹状穴3Bのストッパとしての作用が解除される。次に、新しい 飾り板であるオールカバータイプ飾り板4を押込むと、この押込む力によりボー ル213がベルトヘッド本体2内に沈むのでオールカバータイプ飾り板4の挿入 が可能となり、オールカバータイプ飾り板4が正しい位置まで挿入されるとスプ リング214の弾性力によりボール213が凹状穴4Bに嵌合してストッパとし て作用し、オールカバータイプ飾り板4の位置決めが行われて交換作業が終了す る。
【0014】 ユーザーがベルトヘッドを使用しているとき、ベルトヘッド本体2は帯状部分 と結合され、またベルトヘッド本体2のボタン作用を有する部分によってベルト が腰の周囲に巻かれている。本考案によれば、この状態でベルトを外すことなく 、セミカバータイプ飾り板3またはオールカバータイプ飾り板4を交換すること が可能である。
【図1】従来のベルトヘッドを示す分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例によるセミカバータイプ飾り
板およびオールカバータイプ飾り板を使用したベルトヘ
ッドの分解斜視図である。
板およびオールカバータイプ飾り板を使用したベルトヘ
ッドの分解斜視図である。
【図3】本考案の一実施例によるベルトヘッドを示す斜
視図であり、(A)はセミカバータイプ飾り板を使用し
た場合、(B)はオールカバータイプ飾り板を使用した
場合を示す。
視図であり、(A)はセミカバータイプ飾り板を使用し
た場合、(B)はオールカバータイプ飾り板を使用した
場合を示す。
【図4】本考案の一実施例によるベルトヘッドを示す断
面図である。
面図である。
【図5】図4に示すV部分の拡大断面図である。
2 ベルトヘッド本体 3 セミカバータイプ飾り板 3A ガイドレール 3B 凹状穴 4 オールカバータイプ飾り板 4A ガイドレール 4B 凹状穴 21 矩形溝 211 レール溝 212 貫通穴 213 ボール 214 圧縮スプリング 215 封止部材
Claims (1)
- 【請求項1】 正面に設けられた矩形溝、前記矩形溝に
続いて前記矩形溝の両側に形成され一端が閉塞されたレ
ール溝、および前記レール溝の上面または下面に設けら
れた貫通穴を備え、ベルトの帯状部分との結合部とボタ
ン作用を有する部分とが一体に成形されたベルトヘッド
本体と、 前記ベルトヘッド本体の前記矩形溝とほぼ同じ形であり
前記矩形溝に嵌合可能にやや小さく成形されたセミカバ
ータイプ飾り板、または下部は前記ベルトヘッド本体の
前記矩形溝と同じ形で前記矩形溝に嵌合可能にやや小さ
く成形されており上部は前記矩形溝より大きく前記ベル
トヘッド本体の全体を覆うように成形されたオールカバ
ータイプ飾り板とから構成され、 前記飾り板の前記矩形溝に嵌合される部分の両側には一
端が閉塞された前記レール溝に対応して末端にノッチの
ある突起状のガイドレールがそれぞれ設けられており、
前記ベルトヘッド本体には前記貫通穴の内部にボールお
よび圧縮スプリングを収容し前記貫通穴の反レール溝側
を封止して前記ボールの一部を前記貫通穴のレール溝側
から突出させることにより前記圧縮スプリングの弾性力
を用いた位置決めのストッパが形成されており、前記ベ
ルトヘッド本体に前記飾り板を嵌込むときには前記ガイ
ドレールを前記レール溝に嵌合し、前記飾り板の前記ガ
イドレールに設けられた凹状溝に前記ボールが嵌合する
ことにより前記飾り板の位置決めが行われ、ベルトを着
用したまま飾り板の取替えが可能であることを特徴とす
るベルトヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014231U JP3011515U (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | ベルトヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014231U JP3011515U (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | ベルトヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3011515U true JP3011515U (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=43147244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994014231U Expired - Lifetime JP3011515U (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | ベルトヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011515U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011021285A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Milk:Kk | ベルト留め具 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP1994014231U patent/JP3011515U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011021285A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Milk:Kk | ベルト留め具 |
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