JP3029811U - フェイスマスク - Google Patents

フェイスマスク

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JP3029811U
JP3029811U JP1996002578U JP257896U JP3029811U JP 3029811 U JP3029811 U JP 3029811U JP 1996002578 U JP1996002578 U JP 1996002578U JP 257896 U JP257896 U JP 257896U JP 3029811 U JP3029811 U JP 3029811U
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face mask
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JP1996002578U
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勇 辰野
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MONTBELL CO., LTD.
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MONTBELL CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に心地よい着用感が得られ、眼鏡やゴーグ
ル等をかけて装着しても当該眼鏡やゴーグルのレンズが
息で曇ることを防止することが可能なフェイスマスクを
提供する。 【解決手段】 少なくとも鼻および口を覆う本体2と、
本体2内側の少なくとも口に対応する位置に設けられ、
着用者10に直接接触する接触部3と、を備え、本体2
と接触部3との間には、通気性のある空間4が形成され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、顔に装着することで外部からの保護を行うフェイスマスクに関する ものであり、特に、冬山登山、スキー、スケート等のウインタースポーツ、ある いはバイクツーリング等に使用する防寒用のフェイスマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、各種スポーツや、サイクリング、バイクツーリング等を寒冷地や冬 場に行う際には、顔に装着することで、顔を寒さから保護するフェイスマスクが 使用されている。このフェイスマスクとしては、ニット製のものや布製のもの等 があり、これらは主に鼻と口を覆うデザインとなっている。
【0003】 これら従来のフェイスマスクは、一般的に、これを構成する本体と口(唇)と が直接接触し合い、当該口から排出された息が前記本体を介して直接外部に放出 されるとともに、外部の空気が当該本体を介して直接口に到達する構成となって いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来のフェイスマスクは、着用者から排出される息が当 該フェイスマスクを構成する本体から、低温の外部に直接放出される構造を備え ているため、前記息がかかった部分(特に、口と接触する部分)が濡れ、着用感 が悪くなるという問題がある。また、眼鏡やゴーグル等をかけた状態でフェイス マスクを着用した際には、当該フェイスマスクから放出される暖かい息により、 眼鏡やゴーグル等のレンズが曇るという問題がある。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点を解決することを課題とするものであり、 常に心地よい着用感が得られ、眼鏡やゴーグルをかけて装着しても当該眼鏡やゴ ーグルのレンズが息で曇ることを防止することが可能なフェイスマスクを提供す ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、少なくとも鼻および口を覆う本体と、 当該本体内側の少なくとも口に対応する位置に設けられ、着用者に直接接触する 接触部と、を備え、前記本体と接触部との間には、通気性のある空間が形成され てなるフェイスマスクを提供するものである。
【0007】 前記接触部は、前記本体と所定の間隔を維持して前記空間を形成することがで きる。また、前記本体は、少なくとも鼻および口を覆う部分を、当該鼻および口 に対応した形状に形成することができる。
【0008】 そしてまた、前記接触部は、抗菌剤を含む通気性シートから形成することがで きる。さらに、前記通気性シートは、布であってもよい。また、前記抗菌剤は、 前記布を構成する繊維に練り込ませることができる。前記布としては、例えば、 ポリエステルニット地等が挙げられる。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0010】 図1は、本考案の実施の形態に係るフェイスマスクを装着した状態を側面から 見た一部切り欠き断面図、図2は、図1のII−II断面図、図3は、図1に示すフ ェイスマスクを内側から見た展開図である。
【0011】 図1ないし図3に示すフェイスマスク1は、目の下から首の前側を覆う本体2 と、本体2の内側(顔と対面する側)の口に対応する位置に設けられ、口と直接 接触する接触部3を備えて構成されている。
【0012】 前記本体2は、これを着用した際に、着用者10の鼻および口に対応する部分 が、鼻および口の形状に応答する立体的な形状となるように、曲線的に裁断され た2枚の布2Aおよび2Bを、この曲線部がつながるように縫い合わせ、この縫 い合わせ部7を中央部とした構成を備えている。そして、前記中央部分(着用者 10の顔面に配置される部分)が広く、左右両端部分(着用者10の後頭部に配 設される部分)に向けて徐々に狭く(細く)なるように構成されている。この構 成により、特に図1に示すように、着用者10の目の下から首の前側を確実に覆 うことができる。
【0013】 なお、本実施の形態では、本体2を、伸縮性および適度な通気性を備えると共 に、肌触りのよいポリエステルニット地によって形成した。
【0014】 さらに、本体2の上縁部、すなわち、目の下側に配置される縁部には、平ゴム 5が設けられている。この平ゴム5は、その適度な伸縮性によって、フェイスマ スク1を着用者10の様々な顔形にフィットさせ、この部分から冷たい空気が侵 入することを防止すると共に、フェイスマスク1を顔に固定させる役割を果たし ている。
【0015】 また、本体2の左右両側端部には、特に図3に示すように、一対のループ・フ ック式ファスナ8および9が設けられている。このループ・フック式ファスナ8 および9により、着用者10は、本体2の両端部を後頭部で互いに結合すること により、このフェイスマスク1を簡単に着用し、かつこれを取り外すことができ る。さらに、ループ・フック式ファスナ8および9は、アジャスタの役割も果た しており、着用者10の様々な頭部形状に対応することができるように、フェイ スマスク1の長さの調整を行うと共に、平ゴム5と同様に、フェイスマスク1を 顔に固定させる。
【0016】 前記接触部3は、本体2の内側の口に対応する部分に、本体2との間に空間4 (空気室)を形成して設けられている。具体的には、この接触部3は、口(唇) を完全に覆うことが可能な大きさの略正方形状を備えており、特に図2および図 3に示すように、その左右両側縁3Aおよび3Bが、本体2の後述する所定位置 2Cおよび2Dで各々縫い合わされ、かつ上下端縁は本体2と縫い合わされずに 開放された状態で設けられている。ここで、本体2の接触部3との縫い合わせ位 置2Cおよび2Dは、接触部3が着用者の口に当たる位置に配設され、本体2の 縫い合わせ位置2Cから2Dまでの平坦に展開したときの距離(幅)が、接触部 3の左側縁3Aから右側縁3Bまでの幅より長くなるように設定されている。し たがって、この接触部3を平坦に広げた際には、図1および図2に示すように、 本体2の縫い合わせ位置2Cと2Dとの間に存在する部分がたるみ、前述の曲線 的な裁断形状とあいまって、接触部3の面に対して外側に盛り上げることができ る結果、接触部3と本体2との間に空間4が形成される。なお、本体を接触部に 対してたるませるように縫合すれば、必ずしも本体を曲線状に裁断する必要はな い。
【0017】 なお、本実施の形態では、この接触部3も本体2と同様のポリエステルニット 地から形成したが、このポリエステルニット地を構成する糸には、抗菌剤を練り 込み、抗菌処理を施した。このため、直接口に接触する部分には、抗菌、防かび 効果が付与され非常に衛生的である。
【0018】 このフェイスマスク1を着用した際には、着用者10の排出する息は、図1に 示す矢印Xのように空間4を介して外に排出される。したがって、着用者10か ら排出された暖かい息は、空間4である程度冷却され、かつ湿気が取り除かれた 後、外部に排出されることになる。さらに前記息は、空間4内に一旦拡がった後 に、本体2から外部に排出されるため、従来のマスクに比べ、息を多方向に分散 されて排出させることができる。この結果、このフェイスマスク1をした状態で 眼鏡やゴーグル等をかけても、暖かい息が直接眼鏡やゴーグル等のレンズにかか ることがないため、レンズが曇ることを防止することができる。また、呼吸によ り接触部3が濡れても、前記空間4の存在により湿気が蒸散され易くなっている ため、快適な着用感を長期間に亘って得ることができる。
【0019】 一方、着用者10は、空間4である程度暖められた空気を吸い込むことになる ため、より保温効果を実感できるとともに、呼吸がし易くなるという効果も得ら れる。
【0020】 また、直接唇が接触する接触部3には、抗菌処理が施されているため、衛生的 に使用することができる。
【0021】 なお、本考案に係るフェイスマスクは、前述した構造に限らず、少なくとも鼻 および口を覆う本体を有し、この本体内側の少なくとも口に対応する位置に設け られ、着用者と直接接触するとともに、本体との間に空間を形成する接触部を備 えていれば、他の構造を有していてもよい。
【0022】 具体的には、例えば、図4に示すように、目および目の周りの部分が開けられ た筒状を有し、本体20および平ゴム5の伸縮性を生かして、頭から被って着用 する構造としてもよい。この構造のフェイスマスクは、前述したループ・フック 式ファスナ等の固定手段を使用しなくてもよい。また、鼻と口を覆う形状を備え た本体の左右両端に、耳に引っ掛けることが可能なゴムや紐等を配設した構造と してもよい。なお、これらの構造のフェイスマスクにも、前記と同様の接触部3 および空間4が形成されていることは勿論である。
【0023】 また、本実施の形態では、接触部3の左右両側縁3Aおよび3Bを本体2に縫 い合わせた場合について説明したが、これに限らず、本体2と接触部3との間に 空間4を形成することが可能であれば、接触部3の上下両側縁を縫い合わせても よく、外周縁のすべてを縫い合わせてもよい。そしてまた、接触部の形状は、少 なくとも口を覆うことが可能であれば、円形、楕円形、多角形等、任意に選択す ることができる。また、接触部3は、本体2に縫い合わせる他、所望の接着剤等 により接着してもよく、また、例えば、ループ・フック式ファスナー等、所望の 固定手段を用い、本体2に着脱自在に設けてもよい。
【0024】 さらにまた、本実施の形態では、接触部3として抗菌処理が施され、伸縮性お よび適度な通気性を備えた肌触りのよいポリエステルニット地を使用した場合に ついて説明したが、これに限らず、接触部3は、フェイスマスクの接触部として 支障を来さない材質であれば、他の布やシートを使用してもよい。
【0025】 そしてまた、本実施の形態では、フェイスマスクを頭に固定する固定手段の一 つとしてループ・フック式ファスナ8および9を使用したが、これに限らず、ボ タン、ホック、鉤フック等、他の固定手段を用いてもよい。
【0026】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案に係るフェイスマスクは、本体に、該本体と の間に空間を構成する接触部を設けたため、着用者の排出する息は、前記空間を 介して外に排出される。したがって、前記息は、前記空間である程度冷却され、 かつ湿気が取り除かれた後、多方向に分散されながら外部に排出されることにな る。この結果、本考案にかかるフェイスマスクを装着した状態で、眼鏡やゴーグ ル等をかけても、フェイスマスクから排出される息により、レンズが曇ることを 防止することができる。また、呼吸により接触部が濡れても、前記空間の存在に より湿気が蒸散され易くなっているため、快適な着用感を長期間に亘って得るこ とができる。そしてまた、着用者は、空間である程度暖められた空気を吸い込む ことができるため、より保温効果を実感できるとともに、呼吸がし易くなるとい う効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係るフェイスマスクを装
着した状態を示す一部切り欠き断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1に示すフェイスマスクを内側から見た展開
図である。
【図4】本考案の他の実施の形態に係るフェイスマスク
を装着した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 フェイスマスク 2 本体 3 接触部 4 空間 5 平ゴム 8、9 ループ・フック式ファスナ 10 着用者

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも鼻および口を覆う本体と、当
    該本体内側の少なくとも口に対応する位置に設けられ、
    着用者に直接接触する接触部と、を備え、前記本体と接
    触部との間には、通気性のある空間が形成されてなるフ
    ェイスマスク。
  2. 【請求項2】 前記接触部は、前記本体と所定の間隔を
    維持して前記空間を形成する請求項1記載のフェイスマ
    スク。
  3. 【請求項3】 前記本体は、少なくとも鼻および口を覆
    う部分が、当該鼻および口に対応した形状に形成されて
    なる請求項1または請求項2記載のフェイスマスク。
  4. 【請求項4】 前記接触部が、抗菌剤を含む通気性シー
    トから形成されてなる請求項1記載ないし請求項3のい
    ずれか一項に記載のフェイスマスク。
  5. 【請求項5】 前記通気性シートが、布である請求項4
    記載のフェイスマスク。
  6. 【請求項6】 前記抗菌剤は、前記布を構成する繊維に
    練り込まれてなる請求項5記載のフェイスマスク。
  7. 【請求項7】 前記布がポリエステルニット地である請
    求項5または請求項6記載のフェイスマスク。
JP1996002578U 1996-04-04 1996-04-04 フェイスマスク Expired - Lifetime JP3029811U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020193394A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 有限会社英賀 保護衣料

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