JP2534611Y2 - 自動車用ドアウエザストリップ - Google Patents

自動車用ドアウエザストリップ

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JP2534611Y2
JP2534611Y2 JP1988155269U JP15526988U JP2534611Y2 JP 2534611 Y2 JP2534611 Y2 JP 2534611Y2 JP 1988155269 U JP1988155269 U JP 1988155269U JP 15526988 U JP15526988 U JP 15526988U JP 2534611 Y2 JP2534611 Y2 JP 2534611Y2
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door frame
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政博 野崎
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豊田合成 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のドアフレーム、特にフロントドア
のドアフレームの外周に沿って取付けるドアウエザスト
リップに関するものである。
[従来技術] 第1図に示すような自動車のフロントドア1Aおよびリ
ヤドア1Bにおいて、ドアフレーム11A、11Bの外周にはこ
れに沿って一連に、ドアフレーム11A、11Bと車体のドア
開口との間をシールするドアウエザストリップが取付け
られる。ドアウエザストリップ(以下、単にウエザスト
リップという)は一般にゴム製で、第5図に示すように
基部51と中空状のシール部52を備えている。そしてウエ
ザストリップ5の垂直部上端のコーナ部5Cは、直線状の
押出成形材5A、5Bの端末を金型による型成形で接続して
形成されている。
[本考案が解決しようとする課題] 第6図は従来のウエザストリップの第1図のII−II線
に沿う位置での断面を示すもので、フロントドア1Aのド
アフレーム11Aの垂直な後枠部111、即ちセンタピラー3
に沿う部分では、ドア閉時、ウエザストリップ5はその
シール部52の車内側の側面部が車体のセンタピラー3に
押付けられる。そしてドア開閉が繰返されるとシール部
52には破線で示す本来の姿勢から次第に基部51に対して
起立する方向に永久変形が生じる。一方、フロントドア
1Aのドアフレーム11Aの後枠部111と、リヤドア1Bのドア
フレーム11Bの前枠部112とは極めて近接して対向してお
り、かつフロントドア1Aがその前縁下部のヒンジを中心
として開閉されるとき、ドアフレーム11Aの後枠部111、
特にその上部は矢印Aの軌跡をとる。従ってウエザスト
リップ5が起立方向に永久変形をして高さが高くなる
と、特に型成形コーナ部5Cのシール部52の頂部がリヤド
ア1Bのドアフレーム11Bの前枠部112と干渉するおそれが
生じる。
そこで本考案は、かかる干渉が生じるおそれのないウ
エザストリップを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、第1図ないし第3図に示すように、フロン
トドア1Aのドアフレーム11Aに一連に取付けられるウエ
ザストリップ5のうち、ドアフレーム11Aの後部上端に
沿って取付けられる型成形コーナ部5Cの垂直部分に形成
されて側面部がセンタピラー3の上端に押付けられる中
空状のシール部52の頂部522の2個所に切込み6a、6bを
形成するとともに、頂部522の切込み6a、6b間を扁平状
としたことを特徴とする(請求項1)。
また本考案は、第4図に示すように、上記型成形コー
ナ部5Cの垂直部分のシール部52の頂部522に、シール部5
2の他の部分よりも厚肉の扁平な厚肉部7を形成したと
を特徴とする(請求項2)。
[作用効果] シール部52の頂部522に切込み6a、6bを形成して薄肉
としたことで、ドア閉時におけるセンタピラー3からの
反力は切込み6a,6bを形成した薄肉個所で折曲がること
で吸収され、頂部522にはこれを膨出せしめるような変
形は生じない。
また、シール部52の頂部522に厚肉部7を形成したこ
とで頂部522の剛性が大きくなり、上記と同様にシール
部52の頂部522にはこれを膨出せしめるような変形は生
じない。
従って、ドア開閉の繰返しにより型成形コーナ部5Cの
垂直部分のシール部52に起立方向に永久変形が生じて
も、あるいはウエザストリップの取付けに多少のバラツ
キがあっても、頂部522の高さは従来のウエザストリッ
プよりも低く維持することができ、上記したようなリヤ
ドア1Bのドアフレーム11Bとの干渉は生じない。
[実施例] 第5図に示すように、ウエザストリップ5は、垂直側
の押出成形材5Bの上端と、水平側の押出成形材5Aの後端
とが型成形コーナ部5Cで接続され、取付基部51と中空状
のシール部52を一連に備えた基本構造を有している。
第2図は、第1図に示すドア1A、1Bの各ドアフレーム
11A、11Bに取付けられたウエザストリップ5の第1図の
II−II線に沿う位置でのドア閉状態における断面を、第
3図は同位置でのウエザストリップ5のコーナ部の自由
状態での断面を示すものである。以下、フロントドア1A
のドアフレーム11Aに取付けられたウエザストリップ5
について説明すると、ドアフレーム11Aの後枠部111に取
付けられるウエザストリップの上端部は逆L字形の型成
形コーナ部5Cで形成されており(第5図)、その垂直部
分の中空状のシール部52は車内方向へ伸び出した形状と
なっている。伸び出した車内側の側面部521は第3図に
示すようにほぼ扁平状となっており、この部分がドア閉
時にセンタピラー3の上端に押付けられる。
シール部52の頂部522、即ち基部51のほぼ直上の部分
にはその中央部に間隔をおいて2個所に切込み6a、6bが
形成してある。シール部52の切込み6a、6b間の部分はほ
ぼ扁平な形状に形成してある。ウエザストリップ5はフ
ロントドア1Aのドアフレーム11Aの外周に設けたリテー
ナ12に基部51により保持される。
第2図に示すように、ドア閉時、型成形コーナ部5Cの
垂直部分のシール部52はセンタピラー3により押上げら
れる。このときシール部52は切込み6a、6bを形成した薄
肉の個所で折れ曲がり、これにより押上げ力が吸収され
て頂部522は更に突出することはない。従ってドア開閉
の繰返しでコーナ部5Cのシール部52が押上げられた形で
永久変形しても、またウエザストリップ5の取付けに若
干のバラツキがあっても、ドア開閉時、矢印A方向に移
動するシール部52の頂部522と、リヤドアフレーム11Bの
上部前端との干渉を回避することができる。
第4図に示す実施例では、先の実施例における型成形
コーナ部5Cのシール部52における切込み6a、6bに代え
て、頂部522の中央部に、シール部52の他の部分よりも
厚肉とした扁平な厚肉部7が形成してある。ドア閉時、
側面部521がセンタピラーにより押上げられたとき、頂
部522は膨出しようとするが厚肉部7は変形せずに扁平
形状を維持し、頂部522の車内側の端部が折れ曲がるこ
とで押上げ力が吸収される。従って先の実施例と同様の
効果が奏される。
上記切込み6a、6b、および厚肉部7は型成形コーナ部
5Cを型成形するときに容易に形成され得る。
このように本考案は、フロントドアのドアフレームの
外周に沿うウエザストリップにおいて、センタピラーの
上端と対向する型成形コーナ部の垂直部分のシール部の
頂部の2個所に他の部分よりも屈曲変形容易な切込みを
設けることにより、また上記頂部に他の部分よりも厚肉
で他の部分よりも屈曲変形しにくい厚肉部を形成するこ
とにより、ドア閉時における上記シール部の、リヤドア
フレームの前枠部との干渉を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車ドアの正面図、第2図および第3図は本
考案の第1の実施例を示すもので、第2図は第1図のII
−II線に沿う位置でのドア閉時のウエザストリップの断
面図、第3図は同位置でのウエザストリップの自由状態
の断面図、第4図は本考案の第2の実施例を示すもの
で、第3図と同位置でのウエザストリップの自由状態の
断面図、第5図および第6図は従来側を示すもので、第
5図はウエザストリップのコーナ部の斜視図、第6図は
第2図対応図である。 1A……フロントドア 1B……リヤドア 11A、11B……ドアフレーム 3……センタピラー 5……ドアウエザストリップ 5C……型成形コーナ部 51……基部 52……シール部 521……車内側の側面部 522……頂部 6a、6b……切込み 7……厚肉部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車フロントドアのドアフレームの外周
    に沿って一連に取付けるドアウエザストリップであっ
    て、ドアフレームの外周に保持せしめる基部と、基部よ
    り突出しドア閉時に車内側の側面部が車体に押付けられ
    る中空状のシール部を備え、ドアフレームの後部上端に
    沿って取付けられるコーナ部が型成形で形成されたドア
    ウエザストリップにおいて、上記側面部が車体のセンタ
    ピラーの上端に押付けられる型成形コーナ部の垂直部分
    のシール部には、その頂部の2個所に切込みを設けて屈
    曲容易となし、かつ頂部の上記両切込み間を扁平な形状
    としたことを特徴とする自動車用ドアウエザストリッ
    プ。
  2. 【請求項2】自動車フロントドアのドアフレームの外周
    に沿って一連に取付けるドアウエザストリップであっ
    て、ドアフレームの外周に保持せしめる基部と、基部よ
    り突出しドア閉時に車内側の側面部が車体に押付けられ
    る中空状のシール部を備え、ドアフレームの後部上端に
    沿って取付けるコーナ部が型成形で形成されたドアウエ
    ザストリップにおいて、上記側面部が車体のセンタピラ
    ーの上端に押付けられる型成形コーナ部の垂直部分のシ
    ール部にはその頂部に、該シール部の他の部分よりも厚
    肉の扁平な厚肉部を形成したことを特徴とする自動車用
    ドアウエザストリップ。
JP1988155269U 1988-11-29 1988-11-29 自動車用ドアウエザストリップ Expired - Lifetime JP2534611Y2 (ja)

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JPS5747521U (ja) * 1980-08-30 1982-03-17
JPS60146722A (ja) * 1984-01-05 1985-08-02 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd ドアウエザ−ストリツプ
JPS6112245U (ja) * 1984-06-28 1986-01-24 株式会社東芝 半導体装置

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