JP2534503Y2 - 時計バンドの中留金具 - Google Patents

時計バンドの中留金具

Info

Publication number
JP2534503Y2
JP2534503Y2 JP1990048595U JP4859590U JP2534503Y2 JP 2534503 Y2 JP2534503 Y2 JP 2534503Y2 JP 1990048595 U JP1990048595 U JP 1990048595U JP 4859590 U JP4859590 U JP 4859590U JP 2534503 Y2 JP2534503 Y2 JP 2534503Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking member
watch band
clasp
locking
watch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990048595U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH049116U (ja
Inventor
泰 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP1990048595U priority Critical patent/JP2534503Y2/ja
Publication of JPH049116U publication Critical patent/JPH049116U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2534503Y2 publication Critical patent/JP2534503Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buckles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワンタッチでロック及びアンロックできる
新しいタイプの時計バンドの中留金具の改良に関する。
〔従来の技術とその課題〕
これまで、私達は時計バンドの中留金具についていく
つかの提案を行なってきた。それはこれまでのものが、
携帯中はずれたり、取りはずしが大変だという点を改良
したもので、SN方式の中留金具と呼んできた。
これは特開昭61−168302を基本特許とし、これまで何
点かに渡り関連特許を出してきたが、共通する点として
は、 ・中留金具を止めると同時にロックがかかり ・中留をはずすときには、このロックをはずして上蓋を
押しあげる操作をし ・この操作を2つついている操作ボタンを同時に押すこ
とでワンタッチでなし、 ・片方ずつ操作ボタンを押してもはずれないため、携帯
中ははずれない、 というものである。
第2図は、このSN方式についての考案で、実願昭61−
076139に例示したものである。
この図で、1は時計バンド、2は固定係止部材、4は
可動係止部材、6はロック係止部6aを備えた第一の操作
部材、8は押し上げ部8aを備えた第二の操作部材、9は
側板、10はバネ、12は中蓋、14は上蓋、16はロック部、
18は押し上げ部を受ける跳上げ部、20は係止結合のため
のスナップ片、22は仮掛金具である。
第3図は、実願平1−141605に例示したもので、基本
的な構成は変らず、前出の第2図(a)におけるロック
部16と跳上げ部18とが、兼用片24として一体化されてい
る。
第3図(a)の28は可動係止部材、第3図(b)の26
は固定係止部材である。第3図(b)で、30は第1の操
作部材、32は第2の操作部材、34は中蓋、36は側板、46
は仮掛ピン、第3図(a)で、38は上蓋、24は兼用片、
40はスナップ片、42は仮掛金具である。第3図(c)は
この中留金具を係止結合したときの断面図である。
この係止状態から両方の操作部材30、32を同時に押圧
すると、兼用片24のロックが外れるとともに押し上げ部
により押し上げられて、スナップ片40が係止点44から外
れ、係止状態が解かれる。
このとき、係止状態下で蓄えられていた弾性力(仮掛
金具42が仮掛ピン46に引掛かった状態でスナップ片40を
係止点44に押しつけることによって上蓋38に蓄えられた
弾性力)が解き放たれ、その力によって上蓋38が跳上
る。
小気味よく跳上ることによって、上に持ち上げられた
上蓋38をつまんで、仮掛金具42をはずす次の動作に移る
ことができる。
つまり操作性が流れるようにスムーズになる訳であ
る。
ところが、両操作部材30、32を同時操作するスピード
や扱い方は、使用者個々人によって違う。現状の機構で
は、その個人差によって、上蓋て小気味よく跳上った
り、単にスナップ片40がはずれるだけに終ったりする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案では、こうした問題を解決し、使用者の
操作の手際とは余り関係なく、誰れが操作しても小気味
よく上蓋が跳上ってはずれるように工夫したSN方式の中
留金具を提供することが目的である。
本考案では、上記目的を実現するために、SN方式の中
留金具に於いて、固定係止部材もしくは可動係止部材の
構成部材の一部に、スナップ係止とは別に各係止部材が
係止状態を解除する方向に力を及ぼす弾性部を設ける。
〔実施例〕
以下図面で詳述する。
第1図は本考案に基づく中留金具の1実施例で、第1
図(a)は可動係止部材の主要部である上蓋48を裏側か
ら見た見取図で、第1図(b)はその側面図、そして第
1図(c)は中留金具を留めたときの断面図である。
第1図(a)で、この上蓋48はムクのステンレス材料
50の裏側を、両側を残して削り取り、第1図(d)のよ
うに弾性に富むステンレスの素材から総抜き、曲げ加工
によって作った板材52を、スポット溶接で張り合わせて
作ったものである。
54は、第3図で見た兼用片とスナップ片とをさらに一
体化した一体化片で、56は連結部で、58が、2つの係止
部材の係止状態を解除する方向に働く弾性部で、この合
わせ材で作った上蓋48の板材52を利用し、そこに弾性機
能を付加的にもたせている。
第1図(b)に見るように、この弾性部58は、上蓋48
のムク材50の下面から出っ張っているが、第1図(c)
のように、仮掛金具60をつけて一体化片54を中蓋34に係
止結合したときには、この弾性部58は、仮掛金具60を押
さえる形で、弾性力を蓄えて納まっていることになる。
この状態から、両方の操作部材(図示せず)を同時操作
してこの係止状態を解除すれば、そのとき、もともとこ
の構造の中で、スナップ部54により生じている弾性力
に、この弾性部58の弾性力が加わって、上蓋50が勢いよ
く跳上がることになる。
しかも、ここでは、この弾性部58は全く付加的に別部
材を使って設けた訳でなく、SN方式の中留の他の構成部
材である一体化片54などと同体に形成しているため、ス
ペースをとらず、また、そのために素材・加工・組立て
上別のコストがかかることがない。
第4図は本考案の他の実施例で、第1図と同様に板材
を結合した上蓋62を、裏面側から見た見取り図である。
この場合は、板材64の連結部66に近い側に弾性部68、
70を設けている。このため、外観上この部分が余り目立
たず、装飾性やデザイン上よりよいものとなっている。
第5図は本考案のさらに他の実施例で、この場合は、
仮掛金具72に弾性部74を作り、上蓋(図示せず)が閉じ
たとき、仮掛金具72のフラット面76より突き出している
この弾性部74を押さえつける形となり、そこに弾性力が
蓄えられ、第1図の場合と同じ効果をもたらすようにな
っている。
この他、固定係止部材の中蓋の部分に同様の弾性部を
設けて、同じ効果を得ることもできる。
〔考案の効果〕
以上、本考案によれば、SN方式の中留金具において、
その中留金具の構成部材の一部分を使い、係止結合の解
除を助ける弾性機能部を設け、係止結合を解くとき、上
蓋が従来に増して勢いよく跳上るようにしたもので、中
留金具をはずすときに、気持ちよく、また次の仮掛金具
をはずすという行動にすぐに移れるようになっているた
め、たいへん便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による中留金具の一実施例で、第1図
(a)はその上蓋の見取り図、第1図(b)は上蓋の側
面図、第1図(c)は中留金具を係止結合したときの部
分断面図、第1図(d)は上蓋を構成するバネ材の見取
り図である。 第2図、第3図は従来のSN方式の中留金具の実施例で、
第2図は、スナップ片、跳上げ片、ロック片が別々にな
っているタイプであり、第2図(a)は可動係止部材、
第2図(b)は中蓋、第2図(c)は固定係止部材のそ
れぞれ外観見取り図である。 第3図は、ロック片と跳上げ片とを兼用片としたタイプ
で、第3図(a)は可動係止部材、第3図(b)は固定
係止部材のそれぞれ外観見取り図、第3図(c)は、係
止状態での部分断面図である。 第4図本考案の他の実施例の上蓋の見取り図、第5図は
本考案のさらに他の実施例で、仮掛金具の見取り図であ
る。 58、68、70、74……弾性部、48、62……上蓋、72……仮
掛金具。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計バンドの一方に装着された固定係止部
    材と、該時計バンドの他方に軸支された可動係止部材と
    を係止結合する時計バンドの中留金具であって、前記固
    定係止部材及び可動係止部材のうち一方を第1の係止部
    材とし、他方を第2の係止部材とするとき、前記第1の
    係止部材は、結合係止させるスナップ部と、引掛け作用
    をするロック部と、押し上げる力を受ける蹴上げ部とを
    有し、前記第2の係止部材は、前記時計バンドの巾方向
    に移動可能に対向配置され、かつ、それぞれが、前記時
    計バンドの巾方向外方へ付勢されている第1操作部材と
    第2操作部材とを有し、該第1操作部材は、前記ロック
    部と係合して係止するロック係止部を備え、前記第2操
    作部材は、前記蹴上げ部を押し上げる押上げ部を備え、
    前記第1操作部材との同時解除操作により前記第1の係
    止部材と前記第2の係止部材との係止結合を解除する構
    造の時計バンドの中留金具において、前記スナップ部の
    他に、前記2個の係止部材相互の係合を解く向きの力を
    生じる弾性部を、該係止部材の少なくとも一方に設けた
    ことを特徴とする時計バンドの中留金具。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の時計バンドの中留金具に
    おいて、係止部材に設ける該弾性部は、該係止部材の他
    の構成部材のいずれかと一体に形成されていることを特
    徴とする時計バンドの中留金具。
JP1990048595U 1990-05-11 1990-05-11 時計バンドの中留金具 Expired - Lifetime JP2534503Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990048595U JP2534503Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 時計バンドの中留金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990048595U JP2534503Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 時計バンドの中留金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH049116U JPH049116U (ja) 1992-01-27
JP2534503Y2 true JP2534503Y2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=31565546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990048595U Expired - Lifetime JP2534503Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 時計バンドの中留金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2534503Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0714616B1 (en) * 1994-05-20 2000-08-16 Citizen Watch Co. Ltd. Center binding metal buckle for band-shaped ornament

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0421451Y2 (ja) * 1986-05-20 1992-05-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH049116U (ja) 1992-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0447565B2 (ja)
WO2002074124A1 (fr) Dispositif de reglage de la longueur d'une parure en forme de bande
JPH0349702A (ja) ベルト留金―舌状体の組み合わせ体
JP2544865Y2 (ja) 時計バンドの中留具
JPH11206420A (ja) バックル・アセンブリ
JPH09314A (ja) 開動留め金を備えた腕輪留め具
JP2534503Y2 (ja) 時計バンドの中留金具
JPS63502407A (ja) ブレスレット用留め金
JPH0421451Y2 (ja)
JP2586663Y2 (ja) 時計バンドの中留構造
JPH0648148U (ja) 電気接続箱
JP2529063Y2 (ja) 時計バンドの中留金具
JPH088652Y2 (ja) 時計バンドの中留金具
JPH0430883Y2 (ja)
JP2556491Y2 (ja) ベビーカーの押棒
JPS6392Y2 (ja)
JPH0734766B2 (ja) 時計バンドの中留金具
JP4423932B2 (ja) 中留および腕時計
JPH0529607Y2 (ja)
JPH0212901Y2 (ja)
JPH105015A (ja) バンドの中留
EP0958186A1 (en) A device for interlocking two parts
JPS6244207A (ja) 時計バンドの止め具
JPS61501682A (ja) リンクバンド、特に腕時計バンド
JP3000158U (ja) 荷役用フォークの位置決め固定装置