JP2534316Z - - Google Patents

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JP2534316Z
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Japan
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control unit
backhoe
boom
backhoe device
bucket
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本考案は全旋回型バックホーにおける旋回台の操縦部付近の構造に関する。 【0002】 【従来の技術】 特に小型の全旋回型バックホーでは、旋回台の左右中央に操縦部を配置し、旋
回台の前端に、バックホー装置(ブームの基部)を連結したものが多くある。 そして、近年では旋回台に操縦部とバックホー装置(ブームの基部)とを左右
に並べて配置することにより、ブームを略直立状態としアームを手前側に操作す
ることによって、小さな範囲で旋回台を旋回させるように構成した全旋回型バッ
クホーが提案されてきている。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】 前述のように、旋回台に操縦部とバックホー装置(ブームの基部)とを左右に
並べて配置した場合、ブームを略直立状態としアームを手前側に操作すると、ア
ームの先端のバケットが操縦部の横上側に位置することになるので、バケットか らこぼれた土が操縦部側に入り込んでくることがある。 【0004】 この場合、操縦部をキャビンにより略密室状に覆ってしまうことも考えられる
が、特に小型の全旋回型バックホーの場合には旋回台のスペースが小さいので、
旋回台にキャビンを設けるとこのキャビンも小さなものとなってしまい、キャビ
ン内の運転者に圧迫感を与えてしまう。又、狭い市街地内で作業を行うことが多
い小型の全旋回型バックホーでは旋回台にキャビンを設けた場合、特に全旋回型
バックホー自身の近くの地面付近の視界が狭くなってしまう。 本考案は旋回台に操縦部とバックホー装置(ブームの基部)とを左右に並べて
配置した全旋回型バックホーにおいて、操縦部での快適性及び視界を確保しなが
ら、バケットからこぼれた土が操縦部側に入り込んでくるのを防止することを目
的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】 本考案の特徴は以上のような全旋回型バックホーにおいて、次のように構成す
ることにある。つまり、 旋回台に操縦部とバックホー装置とを左右に並べて配置し、操縦部とバックホ
ー装置との間に操縦部とバックホー装置とを仕切る隔壁を備え、バックホー装置
側を透視可能な透視部を隔壁に備えて、隔壁の上端に屋根を片持ち状に支持し操
縦部側に延出すると共に、操縦部の操縦席の後端よりも後側に隔壁の後部を位置
させ、且つ、旋回台の後部に配置された原動部の上部に、隔壁の後部を入り込ま
せてある。 【0006】 【作用】 〔I〕 本考案のように構成すると、操縦部とバックホー装置とが隔壁及び屋根により
仕切られることになるので、ブームを略直立状態としアームを手前側に操作した
際に、操縦部の横上側に位置するバケットから土がこぼれても、この土が隔壁及
び屋根に遮られて操縦部側に入り込むようなことはない。 そして、旋回台の後部に配置された原動部の上部にまで隔壁の後部が入り込ん
でいるので、隔壁が旋回台の前側から後側にまで亘り前後に長いものになって、
バケットからこぼれた土が操縦部側に入り込むのを防止する機能がさらに高いも
のとなる。 【0007】 〔II〕 このような隔壁及び屋根を設けても操縦部の前方及び後方、操縦部におけるバ
ックホー装置とは反対側の横側方は開放されているので、操縦部の運転者が圧迫
感を受けるようなことはない。 そして、操縦部の運転者にとって、作業時の視界(特に全旋回型バックホー自
身の近くの地面付近の視界)が妨げられることはない。又、操縦部とバックホー
装置とを仕切る隔壁に透視部が形成されているので、操縦部からバックホー装置
側の横側方の視界も確保されており、操縦部からバックホー装置の状態等を容易
に目視できる。 【0008】 【考案の効果】 以上のように旋回台に操縦部とバックホー装置とを左右に並べて配置した全旋
回型バックホーにおいて、操縦部の運転者に圧迫感を与えないようにしながら、
バケットからこぼれた土が操縦部側に入り込んでくるのを未然に防止することが
できて、操縦部での快適性を向上させることができた。 そして、操縦部の前方及び後方、操縦部におけるバックホー装置とは反対側の
横側方が開放されている点、並びに、隔壁の透視部を通してバックホー装置側が
目視できる点により作業時の視界が確保されているので、作業性も充分なものと
なっている。 【0009】 【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図5に本考案に係る全旋回型バックホーを示している。この全旋回型バックホ
ーは、クローラ走行装置1を備えた走行機台2上に、縦軸芯周りで全旋回自在な 旋回台3を搭載し、旋回台3に操縦部4とバックホー装置5とを左右に並べて配
置しており、この後方側に原動部6を搭載している。 【0010】 バックホー装置5は、旋回台3から立設したブラケット7に旋回中心近くの横
軸芯周りで上下揺動自在に連結されるブーム8、ブーム8の先端部に枢支連結さ
れるアーム9、アーム9の先端部に枢支連結されるバケット10から構成されて
おり、ブーム8、アーム9及びバケット10をブームシリンダC1、アームシリ
ンダC2及びバケットシリンダC3により揺動駆動するように構成している。バ
ックホー装置5は図5及び図6に示すように、先端のバケット10を旋回台3の
外周部よりも平面視で旋回中心側に入り込ませた状態に折込み格納可能に構成し
ている。 【0011】 つまり、図5及び図6に示すようにブーム8を基端部8a、中間部8b及び先
端部8cに3分割し、中間部8b及び先端部8cを延出方向と略直交する縦向き
軸芯P1,P2周りで相対揺動自在に連結して、中間部8bの連結部分で平行四
連リンク機構を構成している。これにより、基端部8aと先端部8cとを平行姿
勢に維持しながら、オフセットシリンダC4により中間部8bを揺動させること
によって、図6に示すように先端部8c及びバケット10を左右にオフセット移
動可能に構成している。 そして、バケット10を操縦部4とは反対側にオフセットさせて、ブーム8及
びアーム9を折込み揺動することにより、前述のように旋回台3の内方側にバッ
クホー装置5を格納できるように構成している。 【0012】 以上のようにしてバケット10を旋回台3の上方箇所まで入り込ませると、入
り込み時に積載した土が、バケット10からブーム8の連結部分(基部)にこぼ
れ落ちるおそれがある。この場合、図1,5,6に示すように操縦部4とは反対
側のブーム8の部分に、バケット10よりも幅広の流下板11を設けており、流
下板11の下端側に、機体側ボンネット12に接触して屈曲可能なゴム垂れ13
を設けている。 【0013】 図1,5,6に示すようにバックホー装置5と操縦部4との間に、バックホー
装置5と操縦部4とを仕切る防護用の隔壁14を立設し、操縦部4の操縦席4a
の後端よりも後側に隔壁14の後部を位置させ、隔壁14の後部を原動部6の上
部に入り込ませており、この隔壁14に操縦者がバックホー装置5を目視するた
めの透視窓15(透視部に相当)を設けている。図1に示すように、隔壁14の
上端に屋根14cを片持ち状に支持し操縦部4側に延出している。 【0014】 図1及び図2に示すように、ブーム8に対してブームシリンダC1よりも外方
側に、格納状態のバケット10から落下する土を受止めて斜め下方に流下させる
保護カバー16を設け、ブームシリンダC1のシリンダロッド17に土が降りか
かるのを防止している。シリンダロッド17の先端におけるブーム8との連結用
のボス部17aに、保護カバー16をボルト連結しており、図3及び図4に示す
ようにブームシリンダC1の伸縮に伴って連動し、上下スライドするように構成
している。 【0015】 保護カバー16の下方側の操縦部4側の箇所に、隔壁14と平行な屈曲部16
aを形成して、こぼれ落ちた土が直接に透視窓15に当たるのを防止している。
ブームシリンダC1のシリンダ本体18側には、伸長時に屈曲部16aに連なっ
て防止作用を果たすガイド部材19を、保護カバー16のスライドを許容する状
態で設けている。 【0016】 図1及び図2に示すように、保護カバー16並びにガイド部材19の操縦部4
側の端縁に、ブーム8の揺動作用に伴って透視窓15に付着した土を掻き落とす
ゴム材等から成る弾性樹脂シート20を設けている。 以上のようにして、バケット10からこぼれた土がバックホー装置5と隔壁1
4の間から落下侵入し、ブーム8の連結部分(基部)や油圧配管部に堆積して損
傷を与えるような事態を少なくしながら、透視窓15を清掃するように構成して
いる。 【0017】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す
が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】 ブームシリンダの保護カバー及び隔壁、操縦部付近の正面図 【図2】 ブームシリンダの保護カバー付近の斜視図 【図3】 ブームを上昇させた状熊におけるブームシリンダの保護カバー付近の側面図 【図4】 ブームを下降させた状態におけるブームシリンダの保護カバー付近の側面図 【図5】 全旋回型バックホーの全体側面図 【図6】 全旋回型バックホーの全体平面図 【符号の説明】 3 旋回台 4 操縦部 4a 操縦席 5 バックホー装置 6 原動部 14 隔壁 14c 屋根 15 隔壁の透視部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 旋回台(3)に操縦部(4)とバックホー装置(5)とを左右
    に並べて配置し、前記操縦部(4)とバックホー装置(5)との間に前記操縦部
    (4)とバックホー装置(5)とを仕切る隔壁(14)を備え、前記バックホー
    装置(5)側を透視可能な透視部(15)を前記隔壁(14)に備えて、前記隔
    壁(14)の上端に屋根(14c)を片持ち状に支持し前記操縦部(4)側に延
    出すると共に、前記操縦部(4)の操縦席(4a)の後端よりも後側に前記隔壁
    (14)の後部を位置させ、且つ、前記旋回台(3)の後部に配置された原動部
    (6)の上部に、前記隔壁(14)の後部を入り込ませてある全旋回型バックホ
    ー。

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