JP2534295B2 - 非接触icカ―ドの識別方法 - Google Patents
非接触icカ―ドの識別方法Info
- Publication number
- JP2534295B2 JP2534295B2 JP63026800A JP2680088A JP2534295B2 JP 2534295 B2 JP2534295 B2 JP 2534295B2 JP 63026800 A JP63026800 A JP 63026800A JP 2680088 A JP2680088 A JP 2680088A JP 2534295 B2 JP2534295 B2 JP 2534295B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- identification
- signal
- main body
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車や人の入退管理システムや、料金収受シ
ステム等に適用可能な非接触ICカードの識別方法に関す
る。
ステム等に適用可能な非接触ICカードの識別方法に関す
る。
従来の非接触ICカード(以下ICカードという)を利用
した入退管理システム等では、第2図に示すように、識
別チェックを行なう識別装置本体10の制御部11に接続さ
れたアンテナ12によってICカード13の識別を行なうもの
となっているが、図示のようにアンテナ12の電波伝送可
能な範囲、すなわち検知エリア14内に不特定多数のICカ
ード13a,13b,13c,13dが混在している場合、一般にはア
ンテナ12に最も近いICカード13aしか識別できなかっ
た。
した入退管理システム等では、第2図に示すように、識
別チェックを行なう識別装置本体10の制御部11に接続さ
れたアンテナ12によってICカード13の識別を行なうもの
となっているが、図示のようにアンテナ12の電波伝送可
能な範囲、すなわち検知エリア14内に不特定多数のICカ
ード13a,13b,13c,13dが混在している場合、一般にはア
ンテナ12に最も近いICカード13aしか識別できなかっ
た。
第3図は、上記のようにアンテナ12の検知エリア14内
に不特定多数のICカード13a,13b,13c,13d等が混在して
いる場合、制御部11およびアンテナ12からなる識別装置
本体10とICカード13a,13bとの間の伝送シーケンスを示
す図である。
に不特定多数のICカード13a,13b,13c,13d等が混在して
いる場合、制御部11およびアンテナ12からなる識別装置
本体10とICカード13a,13bとの間の伝送シーケンスを示
す図である。
第3図において、ICカード13aは識別装置本体10に対
して最も近い距離に位置し、ICカード13bは二番目に近
い距離に位置するものとする。上記本体10からはICカー
ド13a,13bに対し、ICカードの存在確認用または識別コ
ード送信要求用の問い合わせ信号Aが出力される。この
問い合わせ信号AはICカード13a,13bが検知エリア14内
に存在しない場合には、常時または定期的に出力され
る。
して最も近い距離に位置し、ICカード13bは二番目に近
い距離に位置するものとする。上記本体10からはICカー
ド13a,13bに対し、ICカードの存在確認用または識別コ
ード送信要求用の問い合わせ信号Aが出力される。この
問い合わせ信号AはICカード13a,13bが検知エリア14内
に存在しない場合には、常時または定期的に出力され
る。
今、検知エリア14内に二枚のICカード13a,13bが存在
しているものとすると、この場合には、本体10からの問
い合わせ信号Aに対し、ICカード13aは識別コードBを
送信する。本体10が識別コードBを受信すると、その後
の問い合わせ信号Aの出力が中止され、識別チェックが
行なわれる。チェック完了後、次のICカードの識別コー
ドを受信するために再び問い合わせ信号Aの出力が再開
される。以下同様の動作を繰返す。
しているものとすると、この場合には、本体10からの問
い合わせ信号Aに対し、ICカード13aは識別コードBを
送信する。本体10が識別コードBを受信すると、その後
の問い合わせ信号Aの出力が中止され、識別チェックが
行なわれる。チェック完了後、次のICカードの識別コー
ドを受信するために再び問い合わせ信号Aの出力が再開
される。以下同様の動作を繰返す。
上記の従来例では次のような問題があった。すなわ
ち、二番目のICカード13bの識別コードBを受信するた
めに識別装置本体10から再度問い合わせ信号Aを送信す
ると、再び全てのICカード13a,13b…が問い合わせ信号
Aに対して各々の識別コードBを送信する。そのとき依
然としてICカード13aが制御装置本体10に一番近い位置
にあると、制御装置本体10は一番先に受信したICカード
13aからの識別コードBを受信した時点で次の処理であ
る識別データチェックに入るため、その後に制御装置本
体10に到達する二番目のICカード13b等から返される識
別コードBについては処理されない。したがって、制御
装置本体10では、ICカード13aが制御装置本体10に一番
近い位置にある限り、二番目のICカード13bから返され
る識別コードBについては識別データチェックがなされ
ずいつまでも次のICカード13bの識別を行うことができ
ない。また従来はICカード13の識別コードBを本体10へ
送信し、ここで識別チェックを行なうものとなっていた
為、ICカード13側ではその識別チェック効果が如何なる
ものであったかを確認できなかった。
ち、二番目のICカード13bの識別コードBを受信するた
めに識別装置本体10から再度問い合わせ信号Aを送信す
ると、再び全てのICカード13a,13b…が問い合わせ信号
Aに対して各々の識別コードBを送信する。そのとき依
然としてICカード13aが制御装置本体10に一番近い位置
にあると、制御装置本体10は一番先に受信したICカード
13aからの識別コードBを受信した時点で次の処理であ
る識別データチェックに入るため、その後に制御装置本
体10に到達する二番目のICカード13b等から返される識
別コードBについては処理されない。したがって、制御
装置本体10では、ICカード13aが制御装置本体10に一番
近い位置にある限り、二番目のICカード13bから返され
る識別コードBについては識別データチェックがなされ
ずいつまでも次のICカード13bの識別を行うことができ
ない。また従来はICカード13の識別コードBを本体10へ
送信し、ここで識別チェックを行なうものとなっていた
為、ICカード13側ではその識別チェック効果が如何なる
ものであったかを確認できなかった。
そこで本発明は、検知エリア内に不特定多数の非接触
ICカードが混在しているような場合であっても、各ICカ
ードを順次個別に識別することが可能であると共に、IC
カード側において上記識別チェック結果を確認可能な非
接触ICカードの識別方法を提供することを目的とする。
ICカードが混在しているような場合であっても、各ICカ
ードを順次個別に識別することが可能であると共に、IC
カード側において上記識別チェック結果を確認可能な非
接触ICカードの識別方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決し目的を達成するために次の
ような手段を講じた。すなわち、検知エリア内に混在す
る不特定多数の非接触ICカードを電波による信号授受に
より識別する方法において、識別装置本体からの問い合
わせ信号に対し、前記非接触ICカードより送信された識
別コードを上記本体にて識別し、その識別の結果である
「良」,「否」二種類の信号を前記非接触ICカードへ逆
送信し、ICカードが「否」信号を受信した場合には次の
問い合わせ信号に対し再度識別コードの送信を行ない、
「良」信号を受信した場合には一定期間だけ前記本体か
らの問い合わせ信号に対する識別コードの送信を行なわ
ないようにし、前記非接触ICカードを順次識別するよう
にした。
ような手段を講じた。すなわち、検知エリア内に混在す
る不特定多数の非接触ICカードを電波による信号授受に
より識別する方法において、識別装置本体からの問い合
わせ信号に対し、前記非接触ICカードより送信された識
別コードを上記本体にて識別し、その識別の結果である
「良」,「否」二種類の信号を前記非接触ICカードへ逆
送信し、ICカードが「否」信号を受信した場合には次の
問い合わせ信号に対し再度識別コードの送信を行ない、
「良」信号を受信した場合には一定期間だけ前記本体か
らの問い合わせ信号に対する識別コードの送信を行なわ
ないようにし、前記非接触ICカードを順次識別するよう
にした。
上記手段を講じたことにより次のような作用を呈す
る。識別装置本体で識別した結果に応じ、識別が「否」
であったときは再度識別コードの送信が行なわれるが、
識別が「良」であったときにはそのICカードからの応答
は行なわれないので、この場合は別のICカードからの応
答つまり識別コードの送信が行なわれることになる。し
かも、各ICカードには上記「良」,「否」信号が与えら
れるので、その信号内容から本体による識別チェック結
果を知り得るものとなる。
る。識別装置本体で識別した結果に応じ、識別が「否」
であったときは再度識別コードの送信が行なわれるが、
識別が「良」であったときにはそのICカードからの応答
は行なわれないので、この場合は別のICカードからの応
答つまり識別コードの送信が行なわれることになる。し
かも、各ICカードには上記「良」,「否」信号が与えら
れるので、その信号内容から本体による識別チェック結
果を知り得るものとなる。
第1図において、識別装置本体10に最も近い距離に位
置するICカード13aの識別チェックまでは従来と同じで
ある。識別チェック完了後、その識別チェックの結果で
ある良否判定信号C,DをICカード13aへ送信する。ここで
は、識別チェックの対象となったICカード13aへ良否判
定信号C,Dを送信する必要があるので、例えば良否判定
信号にICカード13aの固有ID番号を付加して送信する。
各ICカード13a,13b…では良否判定信号に付加された固
有ID番号と自己の固有ID番号とを比較することにより自
カード宛の良否判定信号であるか否か判断できる。ICカ
ード13aは否信号Cを受信した場合には次の問い合わせ
信号Aに対し、再度識別コードBの送信を行なう。良信
号Dを受信した場合には、ある一定期間にわたり本体10
からの問い合わせ信号に対しての識別コードBの送信を
行なわない。したがって本体10から一番近い位置にある
ICカード13aが自己の識別コードBの送信を行わない期
間に、再度本体10から問い合わせ信号を出力すれば、本
体10に二番目に近い距離に位置するICカード13bから応
答された識別コードBが本体10に一番先に受信されるた
め、ICカード13bの識別コードBについての識別データ
チェックがなされ、ICカード13bの識別コードBが識別
される。その結果、検知エリア4内における二種類のIC
カード13a,13bの識別が可能となる。
置するICカード13aの識別チェックまでは従来と同じで
ある。識別チェック完了後、その識別チェックの結果で
ある良否判定信号C,DをICカード13aへ送信する。ここで
は、識別チェックの対象となったICカード13aへ良否判
定信号C,Dを送信する必要があるので、例えば良否判定
信号にICカード13aの固有ID番号を付加して送信する。
各ICカード13a,13b…では良否判定信号に付加された固
有ID番号と自己の固有ID番号とを比較することにより自
カード宛の良否判定信号であるか否か判断できる。ICカ
ード13aは否信号Cを受信した場合には次の問い合わせ
信号Aに対し、再度識別コードBの送信を行なう。良信
号Dを受信した場合には、ある一定期間にわたり本体10
からの問い合わせ信号に対しての識別コードBの送信を
行なわない。したがって本体10から一番近い位置にある
ICカード13aが自己の識別コードBの送信を行わない期
間に、再度本体10から問い合わせ信号を出力すれば、本
体10に二番目に近い距離に位置するICカード13bから応
答された識別コードBが本体10に一番先に受信されるた
め、ICカード13bの識別コードBについての識別データ
チェックがなされ、ICカード13bの識別コードBが識別
される。その結果、検知エリア4内における二種類のIC
カード13a,13bの識別が可能となる。
このように本実施例によれば、ICカードの識別ミスや
抜けが無くなるため、入退管理システム等に適用するこ
とにより高セキュリティなシステムの構築が可能であ
る。
抜けが無くなるため、入退管理システム等に適用するこ
とにより高セキュリティなシステムの構築が可能であ
る。
なお上記実施例は二種類のICカードに対する識別方法
を述べたものであり、本方法を用いることにより不特定
多数のICカードの識別が可能となる。
を述べたものであり、本方法を用いることにより不特定
多数のICカードの識別が可能となる。
〔発明の効果〕 本発明によれば、識別装置本体からの問い合わせ信号
に対し、前記非接触ICカードより送信された識別コード
を上記本体にて識別し、その識別の結果である「良」,
「否」二種類の信号を前記非接触ICカードへ逆送信し、
ICカードが「否」信号を受信した場合には次の問い合わ
せ信号に対し再度識別コードの送信を行ない、「良」信
号を受信した場合には一定期間だけ前記本体からの問い
合わせ信号に対する識別コードの送信を行なわないよう
にし、前記非接触ICカードを順次識別するようにしたの
で、検知エリア内に不特定多数の非接触ICカードが混在
しているような場合であっても、各ICカードを順次個別
に識別することが可能であると共に、ICカード側におい
て上記識別チェック結果を確認可能な非接触ICカードの
識別方法を提供できる。
に対し、前記非接触ICカードより送信された識別コード
を上記本体にて識別し、その識別の結果である「良」,
「否」二種類の信号を前記非接触ICカードへ逆送信し、
ICカードが「否」信号を受信した場合には次の問い合わ
せ信号に対し再度識別コードの送信を行ない、「良」信
号を受信した場合には一定期間だけ前記本体からの問い
合わせ信号に対する識別コードの送信を行なわないよう
にし、前記非接触ICカードを順次識別するようにしたの
で、検知エリア内に不特定多数の非接触ICカードが混在
しているような場合であっても、各ICカードを順次個別
に識別することが可能であると共に、ICカード側におい
て上記識別チェック結果を確認可能な非接触ICカードの
識別方法を提供できる。
第1図は本発明の一実施例としてのアンテナと制御部と
からなる識別装置本体とICカードとの間の伝送シーケン
スを示す図である。第2図は非接触ICカードの識別シス
テムの概要を示す図、第3図は従来の識別方法における
伝送シーケンスを示す図である。 10……識別装置本体、13a,13b,13c,13d……ICカード、
A……問い合わせ信号、B……識別コード、C……
「否」信号、D……「良」信号。
からなる識別装置本体とICカードとの間の伝送シーケン
スを示す図である。第2図は非接触ICカードの識別シス
テムの概要を示す図、第3図は従来の識別方法における
伝送シーケンスを示す図である。 10……識別装置本体、13a,13b,13c,13d……ICカード、
A……問い合わせ信号、B……識別コード、C……
「否」信号、D……「良」信号。
Claims (1)
- 【請求項1】検知エリア内に混在する不特定多数の非接
触ICカードを電波による信号授受により識別する方法に
おいて、識別装置本体からの問い合わせ信号に対し、前
記非接触ICカードより送信された識別コードを上記本体
にて識別し、その識別の結果である「良」,「否」二種
類の信号を前記非接触ICカードへ逆送信し、ICカードが
「否」信号を受信した場合には次の問い合わせ信号に対
し再度識別コードの送信を行ない、「良」信号を受信し
た場合には一定期間だけ前記本体からの問い合わせ信号
に対する識別コードの送信を行なわないようにし、前記
非接触ICカードを順次識別するようにしたことを特徴と
する非接触ICカードの識別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026800A JP2534295B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 非接触icカ―ドの識別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026800A JP2534295B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 非接触icカ―ドの識別方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01201793A JPH01201793A (ja) | 1989-08-14 |
JP2534295B2 true JP2534295B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=12203385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63026800A Expired - Lifetime JP2534295B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 非接触icカ―ドの識別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534295B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2567809Y2 (ja) * | 1992-02-24 | 1998-04-08 | 神鋼電機株式会社 | 非接触icカード式ゲート装置 |
JP3201157B2 (ja) * | 1994-07-26 | 2001-08-20 | 松下電器産業株式会社 | Icカード装置 |
-
1988
- 1988-02-08 JP JP63026800A patent/JP2534295B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01201793A (ja) | 1989-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6456191B1 (en) | Tag system with anti-collision features | |
US20020004752A1 (en) | Portable terminal apparatus and related information management system and method with concurrent position detection and information collection | |
US7564375B2 (en) | System and method to associate geographical position data collected from a vehicle with a specific route | |
JPH04303289A (ja) | 道路料金収受システム、道路料金収受方法および無線機器 | |
JPH08186534A (ja) | 移動体通信方法 | |
JP2534295B2 (ja) | 非接触icカ―ドの識別方法 | |
CA1212738A (en) | Remote initialization of interconnected communications stations | |
US6583732B1 (en) | System for data transfer between moving objects and fixed stations | |
JP4377894B2 (ja) | モードs二次監視レーダ | |
JPH04315282A (ja) | 料金収受システム | |
JPS635286A (ja) | 遠隔識別装置におけるデ−タ伝送方式 | |
JPH04255090A (ja) | 車両入出管理用識別方式 | |
JP3518567B2 (ja) | データ通信装置 | |
JPH06131590A (ja) | 移動体識別装置 | |
JPS62203289A (ja) | 複数カ−ドの同時識別システム | |
JPS63220387A (ja) | 非接触式識別システム | |
JPS63273979A (ja) | 非接触カ−ドシステム | |
JPH05273338A (ja) | 移動体識別装置 | |
JP2855748B2 (ja) | タグ通信システム | |
JPS63266590A (ja) | 非接触出入管理システム | |
JP2538905Y2 (ja) | 非接触icカード | |
JPH08147509A (ja) | 無線通信装置および非接触自動改札機 | |
JP2969546B2 (ja) | Gps受信機を備えた移動体の位置管理方式 | |
JPH04304717A (ja) | 非接触パスゲートシステム | |
JPH0458178A (ja) | 移動体識別装置の交信方式 |