JP2533856B2 - ゴルフクラブセツト - Google Patents

ゴルフクラブセツト

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JP2533856B2 JP61194709A JP19470986A JP2533856B2 JP 2533856 B2 JP2533856 B2 JP 2533856B2 JP 61194709 A JP61194709 A JP 61194709A JP 19470986 A JP19470986 A JP 19470986A JP 2533856 B2 JP2533856 B2 JP 2533856B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゴルフクラブセット内の各番数のクラブに
よる打球の飛距離と方向の正確さ、それにスイング時の
フィーリングを調整したセットシステムに関する。
〔従来の技術〕
アマチュアゴルファーにとって解決すべき大きな課題
の一つとしてクラブヘッドのロフト即ちクラブ番数によ
る打球の飛距離と方向のどちらを優先し調整するかの問
題がある。
かかる課題の解決の手段の一つとしてクラブシャフト
自体の特性を調整することによって行なうことが試みら
れ、近年種々の合金元素を添加したアルミニウム、セラ
ミック・アモルファス、特殊鋼、カーボン、ボロン、ケ
ブラー、ウイスカ繊維等からなる種々の材質が開発され
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
シャフトの特性についてはかなりのデータが揃ってい
るにもかかわらず、シャフトそのもののセット組みに対
して科学的に対処されておらず、それぞれがバラバラな
セット組みになっており、アマチュアにとって大変対応
しづらいのが現状である。たとえば、ウッドシャフトと
してトルク角7〜8°のトルク角がバラバラのカーボン
シャフトを適宜個々のプレーヤの好みに合った長さにカ
ットして使用し、また、アイアンセットのシャフトとし
て、トルク角3〜6°のものを組み合わせて使用してい
る例が大変多い。また、反対にトルク角3〜5°のカー
ボンウッドセットにトルク角6〜8°のカーボンアイア
ンセットを組み合わせて使用している人も見受けられ
る。
要するに、トルク角というシャフトの特性を各クラブ
のロフトに合わせてシャフトを設計し、調整しているシ
ャフトセットは未だその例を見ない。
プレーヤの中には、特に新製品や高価な品物を揃えれ
ばゴルフプレーが上達するであろうという希望的セット
組みをする人が多く、個人毎のスイングデータ、主とし
てヘッドスピードに基づき、クラブの番数毎にシャフト
のトルクの特性を科学的に調整したクラブセットはな
い。たとえば、トルク角2°のシャフトをつけているク
ラブセットは大変なパワーを必要とする。この種のクラ
ブセットは、プロでもパワーのある人達には良いかもし
れないが、まだヘッドスピードのあまりない一般アマチ
ュアにとって、トルク角2°のクラブで飛距離を求める
ならば、まず体をこわすであろうし、飛距離も出にく
い。また、大変高価なものであり、経済的にも相当の負
担となる。
現在、シャフト材として優れた材質のものが開発され
てはいても、,理論的にはともかく、現実の問題とし
て、打球の飛距離と方向性は、使用する人の体力、特に
インパクト時のヘッドスピードと技量による要因が大き
い。しかしながら、アマチュアにとってのゴルフクラブ
の選択の基本は、ロングクラブはドライバーによって代
表されるように、打球方向の正確さというよりは打球の
飛距離が要求され、また、ショートクラブの場合は、ピ
ッチング用アイアンクラブのように打球の飛距離よりは
方向性の正確さが要求されることにある。
本発明は、体力的にも経済的にも無理のない健全な楽
しいゴルフを育てるために、大衆にわかり易いシステム
化したクラブセットを得るものであり、ゴルフをプレー
する際の各番数のクラブに要求される基本的な課題を、
シャフトの特性面から解決したゴルフクラブセットを得
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
これらの要求は、ゴルフクラブの打球の性質にクラブ
シャフトの特性が大きく影響する点に着目してクラブセ
ットの調整を行い、シャフトの特性とプレーヤによるス
イングの際のヘッドスピードがマッチした時に初めて達
成される。ここで重要なことは、自分にとって最も適し
たシャフトのトルク角のクラブシャフトの特性をクラブ
毎に調整することである。
本発明は、同一クラブの場合、シャフトの特性がヘッ
ドスピードに対して打球の飛距離と正確度に影響する点
に着目して、セット内のクラブのシャフトをクラブ番数
に応じてトルク角を調整したものをセット化することに
よって上記目的を達成したものである。
また、このクラブシャフトのトルク角の調整に際して
は、振動減衰率を併用することもできる。
このトルク特性を特定するための手段として、特定の
握り捩り力をシャフトに与えてシャフトが捩れる角度を
以て表現する。本発明におけるシャフトのトルク特性
は、クラブのグリップ側の先端から35mmの個所を固定
し、シャフトの細い側の先端から35mmの個所に1.4kg・c
mのトルク荷重を加えたとき、シャフトの捩れが進み、
それが静止した時の捩り角を以てトルク角として表わし
たものを使用する。
以下の第1票に、上記測定法によって得た107cmの長
さのトルク角を各材質毎に示す。
そして、シャフトのトルク角と飛距離との間には第2
表に示す関係がある。同表はロフト角が12°のウッドヘ
ッドと硬さがレギュラーのシャフトを用いたクラブを用
いて、ヘッドスピードが35〜38m/secでスイングしてス
ポルディング社製の球を打ったときの飛距離を示す。
このように、シャフトのトルク角が大きい場合の方が
打球の飛距離は大きい。しかしながら、打球方向の正確
さは逆の傾向を示す。
第1図は、本発明にいうシャフトの特性としてトルク
角を採用した場合のシャフト自体のセット化の例を示
し、ロングクラブには飛距離を大きく得ることができる
トルク角の大きいシャフトを用い、漸次ミドルクラブか
らショートクラブに至るにつれて、トルク角の小さいク
ラブシャフトを用いたゴルフクラブセットを構成するも
のである。
この場合、シャフト本体のトルク特性は、ウッド用,
アイアン用とそれぞれが同一長さのシャフトを希望トル
クセットとして、第1図の特に調整したものを、個々人
それぞれ好みの長さに応じてカットしていけば良い。勿
論、全て同一長さという場合もあり得る。
同図において、横軸はクラブヘッドのロフト角を示
し、縦軸はシャフトのトルク角を示し、図中のX,Y,Zの
それぞれの軸は初心者,中級者,上級者もしくは、非力
の人、普通、力の強い人への適用線を示す。
X線で示す初心者の場合には一般的にはヘッドスピー
ドも小さいので、打球の正確さそのものもさることなが
ら全クラブに亘って飛距離が要求される。従って初心者
用Xとしては、トルク角が上級者用Zあるいは中級者用
のY線に対して、その絶対値を変えて選択する。たとえ
ば、ロフト角が10°ロングクラブには、カーボン質のシ
ャフト材のトルク角が8°程度の大きいものを使用し、
順次クラブのロフト角が大になる毎にトルク角を小さく
し、ロフト角が55°のショートクラブの場合には、トル
ク角が5〜6°程度のカーボンスチールを使用すること
では全体重量や振動数の誤差が大きすぎ調整しづらいの
で、スチールとカーボンの併用は好ましくない。
また、Z線で示す上級者のようにロングクラブでも正
確さが要求される際には、たとえばスチールのようにト
ルク角が3〜4°程度のシャフトを使用し、ロフト角が
55°のショートクラブには、多層ハイカーボン質のよう
にトルク角が1.7〜1.5°程度の小さいシャフトを使用し
たり、また、Yに示す中級者の場合には上記の初心者X
と上級者Yとの中間にすることができると考えられる
が、やはり同一ベースの素材、たとえばカーボン繊維を
基本ベースとし、その上部にハイカーボンやケブラー,
強度の繊維等を多層として利用することにより、トルク
角を調整できる。特に、強度の繊維を多層の内部に接着
することにより、トルク特性が小さくなるので、ショー
トクラブほど強度の繊維を多く必要とする。
次に、シャフトのボールをヒットする部分のトルク角
の設計をする場合のポイントは、強さや巻き等によって
グリップ近くの後ろとヘッド近くの前の部分のトルク角
であるシャフトの捩れを調整することが重要であり、前
と後ろの2か所を一体化することで指定トルク角のシャ
フトができ上がる。
また、本発明におけるシャフトの特性としてトルク角
と共に振動減衰率を併せてセットの調整に用いることが
できる。
具体的にシャフトの振動減衰率を測定するためには、
完成クラブのグリップ端から50mmを固定し、ヘッド端部
を50mm押し下げた後、自由にした時の振動の減衰率をオ
シロスコープによって振動波形を求め、これをシャフト
の特性として使用することができる。この際の振動減衰
率は、ロフト毎のフィーリング感を得るのに大変重要で
ある。
とくに、上級者以上の人に対しては、ボールをヒット
した時自分の手元に伝わるフィーリングを重視する人が
多い見うけられる。こういう人達に対しては自分に伝わ
る振動の微妙なフィーリングの違いがショットに大きな
影響を与える。またフィーリングという感性の問題を科
学的に調整するためには、振動減衰率に変化をつけて調
整する方法が1番良い。
前述のトルクの問題よりもこの振動減衰率の問題の方
が上級者以上の人達にとって重要な意味をなす。たとえ
ば、ロングクラブはやや振動が伝わりショートクラブに
なればはっきり振動が伝わるような調整をしたゴルフク
ラブセットが良く、ミドルクラブはその中間で良い。
ショートクラブになればなるほどコントロール方向性
が重視されるのであり、上級者以上の人達にとって大き
な安心感を与えることができ、次のショットに良い影響
を与える。
第2図は、本発明に係るクラブセット化のための選択
要因として、シャフトの特性を選択する際振動減衰率を
採用した例を示す。トルク角をシャフトの特性とした第
1図の場合と同様に、初心者をX,中級者をY,上級者をZ
として示したものである。基本的セット組みとしては、
ウッド用として共通した長さで設計すれば良い。アイア
ン用も同じである。
初心者用Xの場合、クラブヘッドのロフト角の小さい
ロングクラブ用としては相対的に振動減衰率の大なるシ
ャフト、言い換えれば振動減衰時間の短いシャフトを採
用し、また、クラブヘッドのロフト角の大きいショート
クラブ用としては相対的に振動減衰率の中程度のシャフ
ト、言い換えれば振動減衰時間も中程度のシャフトを採
用する。
しかし、上級者用Zの場合には初心者用Xよりもその
絶対値において減衰率の小さいシャフトを採用し、中級
者Yの場合にはショートクラブは上級者用、ロングクラ
ブは初心者用を選択、採用する。
以上のようにして、シャフト自体を1本1本製作する
ものである。具体的には、ウッドはウッド用の同一長さ
に統一し、アイアンはアイアン用の同一長さに統一した
素管を基本ベースとし、次に各ロフト毎の希望振動減衰
に合わせて、1本ずつ製作すれば良い。このことは、現
在各ロフトに応じてロング用は長く、ショート用は短く
カットしているが、近い将来、ロングもミドルも同一長
さで統一され、ロフトのみの差で飛距離を調整するクラ
ブセットも当然出てくるし、その方が自然であるという
考え方も成り立つからである。要するに、シャフトのセ
ット組みは各々同一長さにして設計すれば良いが、各ロ
フトごとの長さを設定し設計すれば良い。
本発明におけるシャフト特性の選択は、トルク角によ
る調整と振動減衰率との組み合わせ、さらには、これに
重量等を組み合わせてセット化のためのシステムとする
ことが最高である。
またはシャフトのトルク角特性に変化をつけるために
は、カーボンをベースにしたものに基づいて行なうのが
大変便利である。特に、軽量強化の高伸度カーボン(軽
さと比強度=重さ当たりの強さ)と高弾性炭素繊維(反
発性が高くトルクに強い)との並行、斜交の多層の組合
せによりトルクと軽量化を変化させることができる。ま
た、さらにボロン・セラミック(アルミナ繊維),ケブ
ラー等を混成させることにより量や層の組合せで変化さ
せることが可能である。
〔発明の効果〕
本発明によって、各番数クラブの要求特性をより満足
することができ、しかも、初級者は初級者なりに、また
上級者は上級者なりに、クラブの特性に応じた球を打つ
ことが可能なシステムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシャフトの特性としてトルク角による
選択の態様を示す。 第2図はトルク角と組み合せる振動減衰率による選択の
態様を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セット内のクラブ番数毎に、それぞれのク
    ラブの要求特性に応じた特性を有するクラブシャフトを
    選択してセット化したゴルフクラブセットにおいて、ク
    ラブシャフトの特性をトルク角によって特定化し、クラ
    ブヘッドのロフトの大きさの順にシャフトのトルク角が
    小さくなるように選択してセット化したことを特徴とす
    るゴルフクラブセット。
  2. 【請求項2】クラブシャフトの特性をトルク角と共に振
    動減衰率とを組み合わせて特定化したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載のゴルフクラブセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0673560B2 (ja) * 1989-02-28 1994-09-21 株式会社シントミゴルフ ゴルフクラブセット
JPH0783779B2 (ja) * 1989-03-29 1995-09-13 株式会社シントミゴルフ ゴルフクラブセット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60139266A (ja) * 1983-12-28 1985-07-24 マルマンゴルフ株式会社 調和性を有するゴルフクラブのセツト

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