JP2533454Y2 - エンジンに支持させる燃料タンクへのタンクステー溶接固定装置 - Google Patents

エンジンに支持させる燃料タンクへのタンクステー溶接固定装置

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JP2533454Y2
JP2533454Y2 JP1991086926U JP8692691U JP2533454Y2 JP 2533454 Y2 JP2533454 Y2 JP 2533454Y2 JP 1991086926 U JP1991086926 U JP 1991086926U JP 8692691 U JP8692691 U JP 8692691U JP 2533454 Y2 JP2533454 Y2 JP 2533454Y2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンに燃料タンク
を支持させるに当り、燃料タンクの底壁にタンクステー
を溶接にとり固定する装置に関する。
【0002】
【前提構造】本考案のエンジンに支持させる燃料タンク
へのタンクステー溶接固定装置は、例えば図1又は図3
に示すように、次の前提構造を有するものを前提とす
る。すなわち、燃料タンク1のタンク底壁2に、タンク
ステー3のステー上板部4をレーザ溶接部5により固着
する。そして、このタンクステー3の左右の各側部3a
・3bから、左右一対の各取付脚部6a・6bを下向き
に延出させる。又、この左右一対のうちの一方の取付脚
部6aの延出長さよりも、他方の取付脚部6bの延出長
さを長くする。さらに、この一方の取付脚部6aは、前
記ステー上板部4に対して、左右の各折下げ部4a・4
bと中央下部の折返し部4cとにより一連に形成する。
【0003】
【従来の技術】上記前提構造において、前記の左右一対
のうちの他方の取付脚部6bを構成するに当り、従来技
術では図3に示すものがある。すなわち、その他方の取
付脚部6bは、前記ステー上板部4に対して、折り下げ
られて一連に形成されている。この他方の取付脚部6b
は、一方の取付脚部6aよりも延出長さが長いので、エ
ンジンの振動により左右方向の振動モーメントが大きい
値となって作用し、この大きい振動モーメントに充分に
耐え得るように、その板厚t12が厚い厚板(例えば、厚
さ2.6mmの鉄板)で造られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】曲げ加工技術で周知の
通り、一方の取付脚部6aの中央下部の折返し部4cの
量180°の折返し加工は、その上部左右の各折下げ部
4a・4bの90°の折返し加工に比べて、遥かに困難
でコストが高くつく。その一因として、材料に割れを生
じないで曲げ得る最小の曲げ半径の成型限界を越えてし
まう事があげられる。そして、その折返し部4cの折返
し加工は、材料の板厚t11が厚くなるほど、指数関数的
に困難になる。上記の従来技術では、次の問題がある。 (イ)前記一方の取付脚部6aの折返し部4cは、他方
の取付脚部6bと一枚の厚板の折曲げにより一連に形成
されているため、他方の取付脚部6bの板厚t12に従っ
て、その板厚t11が厚くなる。このため、その折返し部
4cの折返し加工がとても困難なものになり、その加工
コストが非常に高くつく。 (ロ)前記一方の取付脚部6a及びステー上板部4も、
他方の取付脚部6bの板厚t12に従ってその板厚t11・
t13が厚くなるため、その重量が大きくなり、この分だ
けエンジンの重量が大きくなる。本考案は、タンクステ
ー溶接固定装置の製造コストを引き下げる事、及び軽量
化する事、を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記前提構造
において、上記課題を達成するために、例えば図1に示
すように、次の改良構造を追加したものである。すなわ
ち、左右一対のうちの他方の取付脚部6bは、タンクス
テー3とは別体に形成された分割ステー7の折下げ板部
7aで形成する。そして、この分割ステー7の分割ステ
ー上板部7bを、上記ステー上板部4に溶接部8により
固着する。又、この溶接部8は前記レーザ溶接部5と重
ならない位置に設ける。さらに、この分割ステー7は厚
板で形成するのに対し、上記タンクステー3は薄板で形
成する。
【0006】
【考案の効果】本考案は、上記のように構成され作用す
ることから、次の効果を奏する。 (イ)一方の取付脚部は、他方の取付脚部とは別体とし
て形成されるので、この他方の取付脚部に拘束されず
に、その板厚t1を自由に選べる。この一方の取付脚部
は、他方の取付脚部よりもその延出長さが短いため、エ
ンジンの振動から生じる左右方向の振動モーメントが小
さく、この小さい振動モーメントに耐え得る程度の板厚
t1の薄い薄板で造ることができる。これにより、この
一方の取付脚部の下部の折返し部の折返し加工が、板厚
t1が薄い分だけ指数関数的に容易になり、その加工コ
ストが大幅に安くなる。この折返し加工コストの大幅低
減は、分割ステーの別体形成及びこれの溶接によるコス
ト上昇分よりも大きい。このため、タンクステー溶接固
定装置のトータルの製造コストを引き下げる事ができ
る。 (ロ)一方の取付脚部とこれに一連に形成されたステー
上板部とを、薄くして軽量化できる。この分だけ、エン
ジンの軽量化に寄与できる。 (ハ)タンクステーのステー上板部のレーザー溶接部
と、分割ステーの分割ステー上板部の溶接部とに二つの
溶接部が干渉する場合には、溶接部の剥離やピンホール
後の酸化などの問題が起る。本考案では、レーザ溶接部
を避けた位置に溶接部を位置させる事により、上記の溶
接部の剥離やピンホール後の酸化などの問題を無くす事
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面で説明する。図
1(A)は燃料タンクのタンクステー溶接固定装置の要
部断面図、図1(B)は燃料タンクの底面図、図2は燃料
タンクを支持したエンジンの側面図である。図におい
て、エンジンはクランクケース11の上方にシリンダブ
ロック12を一体に形成するとともに、このシリンダブ
ロック12の上面にシリンダヘッド13及びヘッドカバ
ー14を順に載置固定して、エンジン本体10を形成し
てある。このエンジン本体10の上方には燃料タンク1
を固定してある。そして、その燃料タンク1のタンク底
壁2に、例えば厚さ1.6mm程度の薄鉄板のタンクス
テー3のステー上板部4をレーザ溶接部5により固着し
てある。このタンクステー3の左右の各側部3a・3b
から、左右一対の各取付脚部6a・6bを下向きに延出
させてある。そして、前記の左右一対の各取付脚部6a
・6bのうちの一方の取付脚部6aは、前記ステー上板
部4に対して、左右の各折下げ部4a・4bと中央下部
の折返し部4cにより、一連に形成してある。この一方
の取付脚部6aは、タンク固定金具9によりシリンダヘ
ッド13に固定される。又、その他方の取付脚部6b
は、前記タンクステー3とは別体として、例えば厚さ
2.6mm程度の厚板の分割ステー7の折下げ板部7a
で形成してある。そして、この分割ステー7の分割ステ
ー上板部7bを上記ステー上板部4に、前記レーザ溶接
部5と重ならない位置で溶接部8により固着してある。
この分割ステー7は、取付ボルト18cによりシリンダ
ヘッド13に下記マフラ取付ステー18aと共締め固定
される。図2に示すように、上記シリンダヘッド13の
排気ポート15と連通させたマフラ16をマフラカバー
17で覆って、側面から見て二等辺三角形の形状をした
マフラ取付ステー18a・18bで、上記エンジン本体
10に固定してある。このような形状のマフラ取付ステ
ー18a・18bは、急傾斜や振動の激しい使用条件で
のマフラ16の縦振動に十分耐えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例を示し、図1(A)は燃料タンク
のタンクステー溶接固定装置の要部断面図、図1(B)
は燃料タンクの底面図である。
【図2】本考案実施例を示し、図2は燃料タンクを支持
したエンジンの側面図である。
【図3】従来例を示し、図1(A)に相当する図であ
る。
【符号の説明】
1…燃料タンク、2…タンク底壁、3…タンクステー、
3a・3b…側部、4…ステー上板部、4a・4b…折
下げ部、4c…折返し部、5…レーザ溶接部、6a・6
b…取付脚部、7…分割ステー、7a…折下げ板部、7
b…分割ステー上板部、8…溶接部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク(1)のタンク底壁(2)に、タ
    ンクステー(3)のステー上板部(4)をレーザ溶接部(5)
    により固着し、このタンクステー(3)の左右の各側部
    (3a・3b)から、左右一対の各取付脚部(6a・6b)
    を下向きに延出させ、 この左右一対のうちの一方の取付脚部(6a)の延出長さ
    よりも、他方の取付脚部(6b)の延出長さを長くし、こ
    の一方の取付脚部(6a)は、前記ステー上板部(4)に対
    して、左右の各折下げ部(4a・4b)と中央下部の折返
    し部(4c)とにより一連に形成して構成したエンジンに
    支持させる燃料タンクへのタンクステー溶接固定装置に
    おいて、 前記の左右一対のうちの他方の取付脚部(6b)は、前記
    タンクステー(3)とは別体に形成された分割ステー(7)
    の折下げ板部(7a)で形成し、この分割ステー(7)の分
    割ステー上板部(7b)を、上記ステー上板部(4)に溶接
    部(8)により固着し、この溶接部(8)は前記レーザ溶接
    部(5)と重ならない位置に設け、 この分割ステー(7)は厚板で形成するのに対し、上記タ
    ンクステー(3)は薄板で形成して構成したことを特徴と
    するエンジンに支持させる燃料タンクへのタンクステー
    溶接固定装置。
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