JP2533403Y2 - 自動車用アンテナ - Google Patents

自動車用アンテナ

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JP2533403Y2
JP2533403Y2 JP1989023947U JP2394789U JP2533403Y2 JP 2533403 Y2 JP2533403 Y2 JP 2533403Y2 JP 1989023947 U JP1989023947 U JP 1989023947U JP 2394789 U JP2394789 U JP 2394789U JP 2533403 Y2 JP2533403 Y2 JP 2533403Y2
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JP
Japan
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antenna
antenna element
back visor
visor
automobile
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JP1989023947U
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Inventor
慎一 田村
Original Assignee
田村プラスチック製品 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、自動車の美的外観を損なうことなく、又使
用時に邪魔とならない自動車用アンテナであって、バッ
クバイザーにアンテナ素子を目立たないように取付けた
ものに関する。
ロ 従来の技術 従来、バックバイザーにアンテナ素子を取付けた自動
車用アンテナとしては、例えば実開昭58-48107号公報に
記載された、アンテナ素子と回路内蔵ボックスを自動車
ウインドー用整流板(本考案におけるバックバイザーに
相当する)に貼着したものや、実開昭61-60509号公報に
記載された、エアスポイラーにアンテナを内蔵したも
の、或はエアスポイラーの下面にアンテナをプリント配
線、接着したものが知られている。
ハ 考案が解決しようとする課題 アンテナ素子及び回路内蔵ボックスを自動車ウインド
ー用整流板に貼着したものは、汚れをふき取る場合にア
ンテナ素子が邪魔になるし、又エアスポイラーの下面に
アンテナをプリント配線、接着したものは、エアスポイ
ラーを洗浄する際に、雑巾やスポンジが引っ掛かり易
く、アンテナ素子が剥れたり、切断したりしてしまうこ
とがある。
一方、アンテナ素子をエアスポイラーに内蔵したもの
は、そのような事態は発生しないものの、アンテナ素子
を着脱することができない。従って、自動車用アンテナ
の製造側は、送受信する電波の種類に適した自動車用ア
ンテナを提供しようとすると、多種類の自動車用アンテ
ナを製造しなければならないし、一方需要者側は、使用
途中でアンテナ素子を変更しようとすると、バックバイ
ザーごと交換しなければならないという不具合がある。
而もこの種の内蔵タイプのアンテナを製造する場合
は、工程が煩雑となり、コスト高になってしまう。
更にバックバイザーは、安全面から後方視界を妨げな
いことが必要なことから透光性を有したものが多いが、
上記従来のアンテナでは、アンテナ素子がバックバイザ
ー中央部で後方視界を遮るため、自動車の安全性が損な
われてしまう。
又アンテナ素子が、むき出しになっていたり、透けて
見えたりするため、折角のバックバイザーのデザインが
台無しになるばかりか、自動車全体の美観が損なわれる
という欠点もある。
ニ 課題を解決するための手段 本考案は、上記の課題を解決する自動車用アンテナを
提供するもので、その構成は、アンテナエレメントを弾
性部材によって包み込んだアンテナ部を自動車のリヤウ
インドーに装着するバックバイザーの後端縁に沿って一
体的に、且つ着脱可能に取り付けて成ることにある。
ホ 作用 アンテナ部が着脱可能であるため、他のアンテナ部と
の交換や修理等のメンテナンスを自由に行なうことがで
きる。
而も、アンテナエレメントが弾性部材によって包み込
まれ、保護されているため、バックバイザーをまるごと
水洗いしても支障がない。
更に、アンテナ部がバックバイザーの後端縁に沿って
一体的に取付けられているため、後方視界を十分に確保
できるし、その上美観にも優れている。
ヘ 実施例 第1図は本考案にかかる自動車用アンテナの斜視説明
図である。(1)は自動車用アンテナ、(2)はバック
バイザー、(3)はバックバイザーの後端縁全体に亙っ
てバックバイザーと一体的に取付けられアンテナ部、
(4)はアンテナエレメントに接続された同軸ケーブ
ル、(5)は自動車内の受信機、或いは送信機に接続す
るためのコネクタープラグ、(6)はアンテナ部をバイ
ザーへ固定するための止め具、(7)は側面(2a)の裏
面に取付けられた整合部を夫々示す。アンテナ部(3)
は、第3図に示すように、線状のアンテナエレメント
(3b)を、弾性部材の一例である塩化ビニル製のゴムモ
ール(3a)によって包み込み、バイザーの後端縁(2b)
を挾むようにして、着脱自在に取付けられている。第2
図はその取付状態を示す断面説明図である。
ゴムモール(3a)には、第5図に示すようにアンテナ
エレメントを包み込むための挿通孔(3d)が貫通形成さ
れるとともに、この挿通孔に通ずる切れ目(3c)が挿通
孔に沿って形成され、第6図に示すように、切れ目(3
c)からアンテナエレメント(3b)を挿脱できるように
なっている。
アンテナ部はこの他、アンテナエレメントを予めゴム
モールで被覆したものを用いることができる。
このように、アンテナエレメントは、ゴムモールで包
み込まれ、保護されているため、バックバイザーごと水
洗いをしても、破損することがないし、錆が発生するこ
ともない。
アンテナ部(3)には、その上から第4図に示す止め
具(6)が装着され、ビス(6a)及びナット(6b)によ
って、第1図に示すようにバイザー(2)へ着脱自在に
固定される。
そして、コネクタープラグ(5)を受信機、或いは送
信機へ接続すれば、受信或いは送信が可能となる。
第7図も本考案に係る自動車用アンテナの斜視説明図
であり、そのアンテナ部(10)には第8図に示すよう
に、2本のアンテナエレメント(10b),(10b)がゴム
モール(10a)で包み込まれており、TVからAMまでの幅
広い波長に対応できるようになっている。
本考案ではこのように、アンテナ部を着脱することが
できるため、アンテナエレメントの材質や太さを変更し
た送信または受信利得の異なるアンテナ部をオプション
で用意しておけば、送受信する電波の種類に最も適した
自動車用アンテナを提供することができる。
尚、弾性部材の材質や形状、アンテナ部の取付手段
は、本実施例のものに限定されることなく、使用する目
的や状況に応じて適宜変更可能である。
特に、バックバイザーと同色系統の色彩でゴムモール
を形成すれば、バックバイザーのデザインに融合させる
ことができるし、更に、アンテナ部をアンテナ機能を持
ち合わせていない他のバックバイザーに取付けることも
できる。
ト 考案の効果 本考案によれば、アンテナ部が着脱可能であるため、
送受信する電波の種類に最も適したアンテナ部に交換す
ることができ、応用範囲及び需要者の選択の幅が広が
る。
又アンテナを取替えたい場合でも、バックバイザーを
交換する必要がないし、バックバイザーが破損した場合
でも、アンテナ部は新しいバックバイザーに取付けれる
ことができるので経済的である。
その上アンテナエレメントは、弾性部材によって包み
込まれ、保護されているため、バックバイザーを水洗い
しても支障がない。
更にアンテナ部が、バックバイザーの後端縁に沿って
一体的に取り付けられているため、後方視界を十分に確
保でき自動車の安全性を向上できるし、バックバイザー
のデザインに融合して自動車の美観を損なわない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用アンテナで、バックバイ
ザー後端縁全体に亙ってアンテナ部を取り付けた状態を
示す斜視説明図、第2図はA-A線拡大断面図、第3図は
アンテナエレメントの装着状態を示す説明図、第4図は
止め具6の説明図、第5図はバックバイザーにゴムモー
ルを取り付けた状態を示す断面図、第6図はゴムモール
の切れ目からアンテナエレメントを挿入して被覆すると
ころを示す説明図、第7図は本考案に係る自動車用アン
テナで、2本のアンテナエレメントを被覆したアンテナ
エレメント入ゴムモールをバックバイザー後端縁に取り
付けた状態を示す斜視説明図、第8図はアンテナエレメ
ントを装着した状態を示す説明図、第9図はB-B線拡大
断面図である。 1,8……自動車用アンテナ、2,9……バックバイザー、2
a,9a……側面、2b,9b……後端縁、3,10……アンテナ
部、3a,10a……ゴムモール、3b,10b……アンテナエレメ
ント、3c……切れ目、3d……挿通孔、4……同軸ケーブ
ル、5……コネクタープラグ、6……止め具、6a……ビ
ス、6b……ナット、7………整合部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナエレメントを弾性部材によって包
    み込んだアンテナ部を、自動車のリヤウインドー上方に
    装着するバックバイザーの後端縁に沿って一体的に、且
    つ着脱可能に取り付けて成る自動車用アンテナ。
JP1989023947U 1989-03-02 1989-03-02 自動車用アンテナ Expired - Lifetime JP2533403Y2 (ja)

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JPH02116106U JPH02116106U (ja) 1990-09-18
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CN106797071B (zh) * 2015-02-05 2019-12-24 株式会社藤仓 车载用天线装置
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JPS5848107B2 (ja) * 1977-09-09 1983-10-26 日本信号株式会社 行先案内装置
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