JP2533043Y2 - 提手付紙箱 - Google Patents

提手付紙箱

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JP2533043Y2
JP2533043Y2 JP2684591U JP2684591U JP2533043Y2 JP 2533043 Y2 JP2533043 Y2 JP 2533043Y2 JP 2684591 U JP2684591 U JP 2684591U JP 2684591 U JP2684591 U JP 2684591U JP 2533043 Y2 JP2533043 Y2 JP 2533043Y2
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JP
Japan
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JP2684591U
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JPH04121219U (ja
Inventor
憲一郎 川副
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THE PACK CO., LTD.
Original Assignee
THE PACK CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、重量物の梱包、運搬
に用いられる提手付紙箱に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、ミカンやリンゴ等の果物を
15kgあるいは20kg分をひとまとめに梱包して運
搬する際に一般に段ボール箱が用いられている。この段
ボ―ル箱は一対の対向側壁の上端部に手指差入孔が設け
られて、運搬時にこの手指差入孔に手指を差込むことに
より、箱の上端部を掴むことができ、運搬が行いやすく
なるものとなされている。
【0003】しかしながら、手指差入孔に手指を差込む
際には誤って収納物を傷付けてしまうことがあるし、輸
送、保管中にはこの手指差込孔から虫等が侵入すること
もある。
【0004】また、最近では例えば病院、診療所等の医
療機関において医療行為により排出されるガーゼ、脱脂
綿、注射器、注射針等の医療廃棄物を廃棄処理する際
に、紙製の廃棄処理箱が用いられている。ところが、こ
のような医療廃棄処理用箱は廃棄処理時には完全に密封
されていなければならないから、前記段ボール箱のよう
に運搬し易くするために手指差入孔を設けることはでき
ない。
【0005】あるいは収納物が段ボ―ル箱の内面に沿っ
た態様で収納されるようなものである場合には、手指差
入孔があってもこれを活用することができないし、強い
て手指差入孔を用いようとするためには手指を差し入れ
ることのできる内部空間を確保しておかなければならな
い。
【0006】この考案は、このような問題点に鑑みてな
されたもので、収納物に何ら悪影響を及ぼすことがない
ことはもとより、重量物の運搬にも十分耐えることがで
きると共に合理的に製作し使用することのできる提手付
紙箱を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】而して、上記目的を達成
するために、この考案は、提手を箱本体及び上蓋の各々
から連設された提手片を重ね合わせることにより形成さ
れるものとしている。すなわち、この考案に係る提手付
紙箱は、箱本体の上面開口を閉蓋しうるフラップ状の上
蓋と、箱本体の上方に突出する左右一対の提手とを備
え、該提手が箱本体の一対の対向側壁の上縁に上方突出
状に連設された提手主体片と、前記上蓋の左右両側辺に
連設され閉蓋状態において前記提手主体片に重合しうる
提手補助片とよりなる構成を採用している。
【0008】
【実施例】以下、この考案を図面に示す実施例に基いて
説明する。
【0009】(1)は上面が開口した段ボ―ルからなる
箱本体で、前後左右の四周側壁(2)(2)(2)
(2)の各下端縁から折目(20)(20)(20)
(20)を介して底蓋片(3)(3)(3)(3)が連
設され、これら底蓋片(3)(3)(3)(3)を組合
せることにより箱本体(1)の底面が形成されている。
【0010】(4)(4)は一対の対向側壁(2)
(2)の上端縁から折目(15)(15)を介して連設
された提手主体片で、中央部に横長楕円形の提手孔
(5)(5)が穿設されている。(6)は箱本体(1)
の上面開口を閉蓋するフラップ状の上蓋で、後側壁
(2)の上縁から折目(16)を介して連設されてい
る。(7)(7)は、上蓋(6)の左右両側辺から折目
(17)(17)を介して連設された提手補助片で、上
蓋(6)の閉蓋状態において提手主体片(4)(4)の
内面に対応して重合しうる形状に形成され、提手主体片
(4)と同様に中央部に横長楕円形の提手孔(5)
(5)が穿設されている。各提手補助片(7)は一側辺
が折目(18)を介して提手主体片(4)の一側辺に連
設され、上蓋(6)を閉じる際に、提手補助片(7)と
提手主体片(4)とが自動的に互いに二つ折状態となっ
て重合し、提手(8)を形成するものとなされている。
この紙箱は段ボ―ルから作製されているので、提手補助
片(7)と提手主体片(4)との間の折目(18)の延
長線上に切目(24)が設けられて、前記二つ折を行い
易くするものとなされている。
【0011】(9)は上蓋(6)の先端縁から折目(1
9)を介して連設された内方折曲げ片で、折目(19)
中央の近傍位置に折目(19)に平行な略コ字状の切目
(10)が設けられている。(11)は上蓋(6)が連
設された側壁(2)に対向する側壁(2)の上端に突設
された上蓋係止用舌片で、側壁(2)の上端部に切起こ
し形成された遊離部(12)の上端に折目(21)を介
して延設され、閉蓋状態において前記切目(10)に差
込んで上蓋(6)の閉蓋状態を保持するものである。
(13)(13)は、遊離部(12)を切起こし形成す
るための左右一対の切目、(14)は遊離部(12)と
側壁(2)との間の折目、(22)は側壁(2)の側端
から折目(23)を介して連設された胴貼り用接合片、
(25)は各側壁(2)間の折目である。
【0012】上記構成を有する紙箱は、図3に示す展開
状態から胴貼り用接合片(22)を対応する側壁(2)
に接合した偏平な折りたたみ状態で輸送、保管される。
使用に際しては、まず箱本体(1)を箱形態に組み立て
ると、図1に示すように上蓋(6)、提手主体片(4)
及び提手補助片(7)が上方に突出した状態が得られ
る。箱本体(1)に収納物を収納した後、上蓋(6)を
箱本体(1)の上面開口を閉蓋する方向に倒伏させる
と、提手主体片(4)(4)が互いに外方に拡開し、そ
の内面に提手補助片(7)(7)が自動的に重合され、
図2に示すように提手(8)が箱本体(1)の斜め上方
に突出する。そして、上蓋(6)の内方折曲片(9)を
折曲げて箱本体(1)の内方に差入れ、蓋片係止用舌片
(11)を切目(10)に差込むことにより梱包が完了
する。運搬の際には提手(8)(8)の提手孔(5)
(5)に手指を差入れて提手(8)(8)の上部を把持
することにより、この紙箱を提持しうる。また、提手
(8)(8)は吊下げ荷重が掛からない時には、斜め上
方に突出しているので、前記閉蓋状態のまま多数個の箱
を積重ねることも可能である。要すれば、提手主体片
(4)と提手補助片(7)とを箱本体(1)内に折込ん
で、互いの外面どうしが重合するものとし、提手(8)
(8)を箱本体(1)内に格納することも可能である。
【0013】なお、上記実施例において提手主体片
(4)と提手補助片(7)とが折目(18)を介して一
体に連設されているが、これらは分離状態にあっても何
ら支障はない。
【0014】
【考案の効果】この考案は、上述の次第で、提手が箱本
体の一対の対向側壁の上縁に上方突出状に連設された提
手主体片と、箱本体の上面を閉蓋するフラップ状の上蓋
の左右両側辺に連設され閉蓋状態において前記提手主体
片に重合しうる提手補助片とよりなるものであるから、
上蓋の閉蓋操作と同時に提手を箱本体の上方に自動的に
突出させることができ、梱包、運搬時の作業性を向上し
うると共に、運搬時の提持状態においては吊下げ荷重が
提手主体片のみならず、提手補助片にも分散されるため
に吊下げ強度も優れている。
【0015】また、提手主体片及び提手補助片のいずれ
をも、従来は切断廃棄されていた余剰部分に設けうるの
で、紙材を有効に活用でき、材料コストを上げることな
く上記のような効果を奏する提手付紙箱を提供できると
いう利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る提手付紙箱の蓋を開いた状態の
斜視図である。
【図2】同閉蓋状態の斜視図である。
【図3】同展開状態の平面図である。
【符号の説明】
1…箱本体 2…側壁 4…提手主体片 6…上蓋 7…提手補助片 8…提手

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱本体の上面開口を閉蓋しうるフラップ
    状の上蓋と、箱本体の上方に突出する左右一対の提手と
    を備え、該提手が箱本体の一対の対向側壁の上縁に上方
    突出状に連設された提手主体片と、前記上蓋の左右両側
    辺に連設され閉蓋状態において前記提手主体片に重合し
    うる提手補助片とよりなることを特徴とする提手付紙
    箱。
JP2684591U 1991-04-19 1991-04-19 提手付紙箱 Expired - Lifetime JP2533043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2684591U JP2533043Y2 (ja) 1991-04-19 1991-04-19 提手付紙箱

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JP2684591U JP2533043Y2 (ja) 1991-04-19 1991-04-19 提手付紙箱

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Publication Number Publication Date
JPH04121219U JPH04121219U (ja) 1992-10-29
JP2533043Y2 true JP2533043Y2 (ja) 1997-04-16

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ID=31911257

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JP2684591U Expired - Lifetime JP2533043Y2 (ja) 1991-04-19 1991-04-19 提手付紙箱

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JP2011140318A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Mitsuro Oda

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JPH04121219U (ja) 1992-10-29

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