JP2532705B2 - アルカリ性のフェノ―ル性レゾ―ル樹脂バインダ―を含む鋳型造形用組成物 - Google Patents

アルカリ性のフェノ―ル性レゾ―ル樹脂バインダ―を含む鋳型造形用組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) この発明はバインダーと骨材物質を含む造型可能な組
成物、及びそれらから造型できる組成物を作る方法に関
する。更に具体的に言えば、この発明は鋳物用のバイン
ダー組成物、それと骨材を含む造型可能な組成物、及び
それから作られる金型の為の鋳物用中子、その製造方法
に関する。
(発明の背景) 鋳物用中子と金型用のバインダーまたはバインダー系
は従来から良く知られている。鋳物工場の技術では、金
属鋳造物を作るための鋳物用中子または金型は、通常砂
のような骨材とそれを結合するのに必要な量のバインダ
ーまたはバインダー系の混合物から作られる。典型的に
は、骨材とバインダーを混合した後、得られた混合物を
所望の形またはパターンに流し込むか、ブローする、さ
もなければ別の方法で造型し、それから触媒および/ま
たは熱を使って固体の硬化状態にキュアリングする。
鋳造用金型と鋳物用中子の製造に使われる樹脂バイン
ダーは、鋳造工場で必要としている迅速な硬化サイクル
を達成する為に高温で硬化されることが多い。しかしな
がら、近年、多くのエネルギーを必要とし、そして屡好
ましくない煙霧の発生をもたらす高温での硬化作業の必
要を避ける為に、低温で硬化する樹脂バインダーが開発
された。
樹脂バインダーの硬化を達成するために熱を必要とし
ないプロセスの一群は“コールド−ボックス”法と呼ば
れる。そのような方法では、バインダー成分は骨材、例
えば砂の上に被覆され、それから希望する形のボックス
(箱)の中にブローされる。バインダーの硬化は、ガス
状の触媒または硬化剤を造型された樹脂−被覆材料の中
を周囲温度で通すことによって行なわれる。
そのような“コールド−ボックス”法の一つは、バイ
ンダーとしてフェノール性レゾール樹脂のアルカリ性水
溶液を使用する。このバインダーは、造型された樹脂−
被覆材料の中を揮発性のエステルを通過させることによ
って硬化される。このプロセスは米国特許第4,468,359
号(再発行32,720)の中に詳細に記述されている。ここ
に参考として、その全体を引用する。エステル硬化法は
環境的見地からは従前の幾つかの方法より優れている。
しかしながら、この方法によって作られた鋳物用中子の
引張り強さは、他の“コールド−ボックス”法で作られ
たものより若干低い傾向がある。以前から研究者達は樹
脂に改質剤を加えることによってエステル硬化法を用い
て得られる鋳物用中子の強度を改良しようと努めてき
た。そのような改質剤には、米国特許第4,780,489号に
開示されているようなケトンアルコールとエーテルアル
コール、例えば、フルフリルアルコール、グリコールま
たはジグリコールのモノアルキルエーテルがある。
今、我々はエステル−硬化されたフェノール性のバイ
ンダー系に今まで使われたことがない、ある種のフェノ
キシエタノールがそのような系の硬化速度を速め、より
高い引張り強さを持った金型と鋳物用中子を与えること
を発見した。これは鋳物用中子を中子箱から取り外し、
取り扱う時に中子の破壊を減少する。更に、それらは低
いレベルでの有機物の放散と鋳型に湯を注ぐ時に発生す
るガスの容積を最小限化するのに役立つ。これはガスに
関連する製品の欠陥を減らす。
(発明の要約) この発明に従えば、次の要素: (a) フェノール性レゾール樹脂のアルカリ性水溶
液、該水溶液は重量で約40%から約75%の固形分を有
し、該フェノール性レゾールは約1.2:1から約2.6:1のア
ルデヒド:フェノールのモル比と約0.2:1から約1.2:1の
アルカリ:フェノールのモル火を有する;及び、 (b) フェノール性のレゾール樹脂に対して、その重
量の約1%〜6%の量の添加物、該添加物はアルカリ水
溶液に可溶性であり、次の一般式: Ar−O−CHR1−CHR2−OH を有し、上の式でArはフェニルまたは一つまたは一つ以
上のハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシまたはアルキル
基で置換されたフェニルであり、R1とR2は同一でも異な
っても良く、それぞれに水素、アルキルまたはアルコキ
シである; からなるバインダー組成物が提供される。
更に、この発明によれば、この発明のバインダーと粒
状の耐火性材料の混合物からなる鋳型造型用組成物と、
この鋳型造型用組成物を用いた鋳物用中子と金型を製造
する方法が提供される。
(好ましい具体例の記述) この発明の実施に用いられるフェノール性のレゾール
樹脂は当該技術に周知の方法によって作られる。一般
に、それらはモル過剰のアルデヒドをフェノールとアル
カリ性の条件下で反応させて作られる。樹脂の調製には
種々のフェノールを用いることができるが、好ましいフ
ェノール物質は無置換のフェノールである。同様に、普
通に用いられる、どのようなアルデヒドでも樹脂の調製
に用いることができる。好ましいアルデヒドはホルムア
ルデヒドである。
普通に用いられる塩基性の触媒は、どのようなもので
もフェノール性レゾール樹脂の調製に用いることができ
る。しかしながら、生成物の中で好ましいアルカリはKO
Hである。この理由から、KOHが樹脂の製造に用いられる
か、もしくは樹脂の調製の後に樹脂に加えられる。樹脂
のアルカリ度は樹脂中のフェノールに対するKOHのモル
比を使って表わされる。しかしながら、その他のアルカ
リを除外するのではなく、それら単独で、もしくはKOH
と組み合わせて用いることができる。
樹脂溶液中にKOH:フェノールのモル比は約0.2:1から
約1.2:1の範囲にある。KOH:フェノールの好ましいモル
比の範囲は約0.4:1から約0.9:1である。
アルデヒド:フェノールのモル比は約1.2:1から約2.
6:1である。好ましいアルデヒド:フェノールのモル比
の範囲は約1.5から約2.2:1である。上述の如く、この発
明のバインダーは水溶液である。水溶液の固形分含量は
重量で約40%から約75%の範囲にある。水の他に溶液は
更にまた添加物も含む。
この発明の実施に用いられる添加物は次の式を有する
フェノキシエタノールである: Ar−O−CHR1−CHR2−OH この式において、Arはフェニル基または一つもしくは
一つ以上のハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシまたはア
ルキル基で置換されたフェニル基である。式中のR1とR2
は同一でも異なっても良く、それぞれに水素、アルキル
またはアルコキシを表わす。
代表的な添加物には、フェノキシエタノール、1−フ
ェノキシ−2−プロパノール、2−(4−ブロモフェノ
キシ)エタノール、2−(4−クロロフェノキシ)エタ
ノールがある。この発明の実施にフェノキシエタノール
は特に有用な添加物である。
添加物はフェノール性のレゾール樹脂に対して、その
重量の少なくとも約1%の量で用いられる。好ましい濃
度は、フェノール性レゾール樹脂の約2重量%から約6
重量%であるが、しかも、もっと大きな濃度が、ある場
合には有利になることもある。添加物は、用いられた量
においてフェノール性レゾール樹脂のアルカリ性水溶液
に可溶なものでなければならない。
この発明のバインダーは鋳型造型用組成物を作るのに
有用である。そのような組成物は、粒状の耐火性物質と
その耐火性物質に対して重量で約0.5%から約8%のバ
インダーのアルカリ性水溶液とからなる。金型造型用組
成物の中で用いられる粒状の耐火性物質は、金型と鋳物
用中子の製造の為に鋳物産業で用いられているどのよう
な耐火性物質、例えば珪砂、クロム鉄鉱石砂、ジルコン
砂、オリビン砂、及びそれらの混合物でも良い。そのよ
うな砂を使う時は、バインダー溶液は砂に対して、その
重量の約1%から約3%の量存在することが望ましい。
その他に普通に用いられる添加物、例えば尿素、オル
ガノシランは、この発明のバインダー組成物の中で随意
的に用いることができる。カップリング剤として知られ
るオルガノシランは砂に対するバインダーの接着を増進
する。このタイプの有用なカップリング剤の例として
は、アミノシラン、エポキシシラン、メルカプトシラ
ン、ヒドロキシシラン及びウレイドシランがある。
この発明のバインダーを鋳物用中子と金型の製造に用
いる時は、鋳物砂のような耐火性物質をバインダーのア
ルカリ性水溶液と完全に混合する。混合は実質的にすべ
ての砂粒子がバインダー溶液で完全に且つ均一に被覆さ
れるまで行なう。バインダーで被覆された耐火性物質
は、次に普通良く行なわれている“コールド−ボック
ス”法で用いられているような通風換気された鋳物用の
中子箱または金型箱の中に入れる。
砂と樹脂の混合物は通風を良くした箱の中の材料の中
を揮発性のエステルを通すことによって硬化される。混
合物に通気するのに使われる好ましいエステルは蟻酸の
低級アルキルエステルである。当該技術の中で知られて
いるように、そのようなエステルは通常純粋な気体とし
てではなく、不活性なキャリヤーガス中の蒸気またはエ
アロゾルとして用いられる。そのような不活性のキャリ
ヤーガスはエステルと反応しないか、または製品の硬化
反応に悪影響を与えないようなものである。適当なガス
は空気、窒素またはアルゴンである。
以下の特定な実施例は本発明を具体的に説明するもの
である。これらの実施例は、いかなる点でも発明を限定
するものではない。特に指定しない限り、すべての部と
パーセンテージは重量に基づくものである。
実施例 1. 1,000部のフェノール、800部の45%KOH水溶液及び800
部の水の混合物に50%のホルムアルデヒド水溶液1,276
部を徐々に加えてレゾール樹脂を調製した。混合物の温
度を添加中80℃に保ち、添加が終わった後も更に2時間
その温度に保った。次に混合物を50℃で減圧下に加熱し
て水を除去し、最後に25℃で測定した屈折率が1.4912と
なるまで水の除去を続けた。混合物の粘度が25℃で測定
して160cpsとなるまで再び80℃で加熱した。混合物を冷
却し、それに16部のγ−アミノプロピルトリエトキシシ
ランを混合した。
アルカリ性のフェノール性レゾール溶液に種々の量の
フェノキシエタノールを添加した。Wedron530砂に各樹
脂試料をホバート ミキサーの中で被覆した。使用され
た樹脂の量は砂の重量の1.75%であった。次に被覆した
砂は標準のAFS(犬の骨の形をした)引張り試験用のコ
ア(鋳物用中子)を作って試験した。試験用コアはレッ
ドォード ラボラトリーの三腔のコールドボックス機械
の中に80ポンド/平行インチの空気圧でブローして調製
した。コアに蟻酸のメチルエステルと空気の70:30の混
合物を7秒間通気して硬化した。通気してから1分、30
分、1時間、24時間後にデトロイト試験機器会社のモデ
ルCST引張り強さ試験機を用いて引張り強さを測定し
た。いかなるフェノキシエタノールも加えてないバイン
ダーを用いて調製したコアに就いても比較試験を行なっ
た。表1に与えられた試験結果は、この発明のフェノキ
シエタノール添加物を用いて作ったコアが液体添加物無
しで作ったコアよりも優れた強度を持っていることを示
している。そのような改良された強度は、バインダーを
鋳造作業に用いる時に鋳物用中子の破損の量を減らすの
に重要である。
実施例 2 アルカリ性のフェノール系レゾール樹脂に加える添加
物(すべて、添加量は樹脂に対して、その重量の4%)
の種類を変えた以外は実施例1の一般手順を踏襲した。
添加物無しのバインダーを用いた比較試験も行なった。
表IIに与えられた結果は、フェノキシエタノールの種々
の誘導体もこの発明のバインダー組成物の中で同じく有
用な添加物であることを示している。
実施例 3 フェノール性レゾール樹脂に対して液体添加物とし
て、その重量の4%の量のフェノキシエタノールを用い
て実施例1と同じ手順を踏襲した。添加物としてフェノ
ール樹脂の重量の4%のフルフリールアルコールとブチ
ルカルビトールを用いた比較試験も行なった。表IIIに
与えられた結果は、この目的の為に以前用いられた添加
物よりもフェノキシエタノールの方が優れていることを
示している。
実施例 4 24.71部のフェノール、9.45部の50%ホルムアルデヒ
ド水溶液および0.84部の50%水酸化ナトリウム水溶液の
混合物を容器内で80℃に加熱した。必要に応じ冷却を用
いながら温度を80℃に10分間保持した。次に更に21.96
部の50%ホルムアルデヒド水溶液を25分間に亙って添加
し、その間必要に応じて冷却を用いながら温度を80℃〜
82℃に維持した。次いで混合物を3時間80℃に保持し、
50℃まで冷却し、23.34部の50%水酸化カリウム水溶液
を、混合物を冷却しながら温度を60℃以下に保つような
速度で添加した。次ぎに4.65部の水を添加し、混合物を
80℃に加熱し、25℃で測定した混合物の粘度が150cpsに
なるまでこの温度に保った。混合物を冷却し、それから
0.36部のγ−アミノプロピルトリエトキシシランを添加
した。アルカリ性のフェノール系レゾール樹脂の溶液を
種々の量のフェノキシエタノールと混合し、得られた樹
脂試料を実施例1に与えられた方法で試験用のコアを作
るのに用いた。フェノキシエタノールを含まず、代わり
にフルフリールアルコールとブチルカルビトールを含む
バインダーを用いて調製したコアに就いて比較試験を行
なった。表IVに与えられた結果は、フェノキシエタノー
ルがこの添加物を含むバインダーを用いて作ったコアの
引張り強さを増加するのに効果的であることを示してい
る。
このように、本発明によれば前述の対象淵、目的と有
利点を完全に満足する鋳物用バインダーが与えられるこ
とは明らかである。本発明は特定の具体例と一緒に記述
されてきたが、今まで述べてきたことに照らして多くの
修正法と変法が為し得ることは当該技術に熟練した者に
とって容易であることは明らかである。従って、前述の
そのような総ての代替法、修正法、変法は付随する特許
請求の精神と広い範囲の中に含めるつもりである。
本発明の実施態様は次の通りである。
1.(a) フェノール性レゾール樹脂のアルカリ性水溶
液:但し、該水溶液は重量で約40%から約75%の固形分
含量を有し、該フェノール性レゾールはモル比で約1.2:
1から約2.6:1のアルデヒド:フェノールと約0.2:1から
約1.2:1のアルカリ:フェノールを有する;及び、 (b) フェノール性のレゾール樹脂の重量に基づい
て、その少なくとも約1%の量の添加物:但し、該添加
物はアルカリ水溶液可溶性であって、次の一般式: Ar−O−CHR1−CHR2−OH を有し、上の式でArはフェニルまたは一つまたは一つ以
上のハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシまたはアルキル
基で置換されたフェニルであり、R1とR2に同じか、また
は異なることができ、それぞれ水素、アルキルまたはア
ルコキシである;上記(a)と(b)を含むバインダー
組成物。
2. 添加物がフェノール性レゾール樹脂の重量に基づい
て約2%から約6%の量存在する上記1記載のバインダ
ー組成物。
3. 添加物がフェノキシエタノールである上記1記載の
バインダー組成物。
4. アルデヒド:フェノールのモル比が約1.5:1から約
2.2:1の範囲にある上記1記載のバインダー組成物。
5. アルカリ性水溶液を調製するのに使われるアルカリ
が水酸化カリウム、水酸化ナトリウム及びそれらの混合
物からなる群から選ばれる上記1記載のバインダー組成
物。
6. アルカリ対フェノールのモル比が約0.4:1から約0.
9:1の範囲にある上記5記載のバインダー組成物。
7. 更にシランからなる上記1記載のバインダー組成
物。
8.(a) 粒状の耐火性物質; (b) 耐火性物質の重量を基準として約0.5%から約
8%のフェノール性のレゾール樹脂のアルカリ性水溶
液;但し、該水溶液は重量基準で約40%から約75%の固
形分含量を有し、該フェノール性のレゾールは、アルデ
ヒド対フェノールのモル比が約1.2:1から約2.6:1で、ア
ルカリ対フェノールのモル比が約0.2:1から約1.2:1であ
る:及び (c) フェノール性のレゾール樹脂の重量を基準とし
て、その少なくとも約1%の添加物;但し、該添加物は
アルカリ水溶液に可溶性であり、次の一般式: Ar−O−CHR1−CHR2−OH を有し、上の式でArはフェニルまたは一つまたは一つ以
上のハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシまたはアルキル
基で置換されたフェニルであり、R1とR2に同じか、また
は異なることができ、それぞれ水素、アルキルまたはア
ルコキシである; 上記(a)〜(c)を含む鋳型造型用組成物。
9. 粒状の耐火性物質が珪砂、クロム鉄鉱砂、ジルコン
砂、オリビン砂、及びそれらの混合物からなる群から選
ばれる上記8記載の鋳型造型用組成物。
10. フェノール性のレゾール樹脂のアルカリ性水溶液
が砂の重量に対して約1%から約3%の量存在する上記
9記載の鋳型造型用組成物。
11. 添加物がフェノール性レゾール樹脂に対して重量
で約2%から約6%の量存在する上記8記載の鋳型造型
用組成物。
12. 添加物がフェノキシエタノールである上記8記載
の鋳型造型用組成物。
13. アルカリ水溶液を調製するのに用いられるアルカ
リが水酸化カリウム、水酸化ナトリウム及びそれらの混
合物からなる群から選ばれる上記8記載の鋳型造型用組
成物。
14. アルカリ対フェノールのモル比が約0.4:1から約0.
9:1の範囲にある上記13記載の鋳型造型用組成物。
15. 更にシランからなる上記8記載の鋳型造型用組成
物。
16.(a) 粒状の耐火性物質を、その重量の約0.5%か
ら約8%の請求項1のバインダーと混合し; (b) 耐火性物質とバインダーの混合物を、通風換気
した鋳物用の中子箱または金型箱の中に入れ;そして (c) 鋳物用中子箱または金型箱の中の混合物に揮発
性のエステルを吹き込む: ことを含む鋳物用中子と鋳物用金型の製造方法。
17. 粒状の耐火性物質が珪砂、クロム鉄鉱砂、ジルコ
ン砂、オリビン砂、及びそれらの混合物からなる群から
選ばれる上記16記載の方法。
18. フェノール性レゾール樹脂のアルカリ性水溶液が
砂に対して、その重量の約1%から約3%の量存在する
上記16記載の方法。
19. 添加物がフェノール性レゾール樹脂に対して、そ
の重量の約2%から約6%の量存在する上記16記載の方
法。
20. 添加物がフェノキシエタノールである上記16記載
の方法。
21. アルカリ性水溶液を調製するのに用いられるアル
カリが、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム及びそれら
の混合物から選ばれる上記16記載の方法。
22. アルカリ対フェノールのモル比が約0.4:1から約0.
9:1の範囲にある上記21の方法。
23. 耐火性物質とバインダーの混合物が更にシランか
らなる上記16記載の方法。
24. 揮発性のエステルが蟻酸のメチルエステルである
上記16記載の方法。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 粒状の耐火性物質; (b) 耐火性物質の重量を基準として約0.5%から約
    8%のフェノール性のレゾール樹脂のアルカリ性水溶
    液;但し、該水溶液は重量基準で約40%から約75%の固
    形分含量を有し、該フェノール性のレゾールは、アルデ
    ヒド対フェノールのモル比が約1.2:1から約2.6:1で、ア
    ルカリ対フェノールのモル比が約0.2:1から約1.2:1であ
    る:及び (c) フェノール性のレゾール樹脂の重量を基準とし
    て、その約1%〜6%の添加物:但し、該添加物はアル
    カリ水溶液に可溶性であり、次の一般式: Ar−O−CHR1−CHR2−OH を有し、上の式でArはフェニルまたは一つまたは一つ以
    上のハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシまたはアルキル
    基の各置換されたフェニルであり、R1とR2は同じか、ま
    たは異なることができ、それぞれに水素、アルキルまた
    はアルコキシである; 上記(a)〜(c)を含む鋳型造型用組成物。
  2. 【請求項2】更にシランを含む請求項1記載の鋳型造型
    用組成物。
  3. 【請求項3】(a) 粒状の耐火性物質を、それの重量
    に基づいて約0.5〜約8%の量の(a)フェノール性レ
    ゾール樹脂のアルカリ性水溶液:但し、該水溶液は重量
    で約40%から約75%の固形分含量を有し、該フェノール
    性レゾールはモル比で約1.2:1から約2.6:1のアルデヒ
    ド:フェノールと約0.2:1から約1.2:1のアルカリ:フェ
    ノールを有する;及び、(b)フェノール性のレゾール
    樹脂の重量に基づいて、その約1%〜6%の量の添加
    物:但し、該添加物はアルカリ水溶液可溶性であって、
    次の一般式: Ar−O−CHR1−CHR2−OH を有し、上の式でArはフェニルまたは一つまたは一つ以
    上のハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシまたはアルキル
    基で置換されたフェニルであり、式中R1とR2に同じか、
    または異なることができ、それぞれ水素、アルキルまた
    はアルコキシである;上記(a)と(b)を含むバイン
    ダー組成物と混合し; (b) 耐火性物質とバインダーの混合物を、通風換気
    した鋳物用の中子または金型箱の中に入れ;そして (c) 鋳物用中子または金型箱の中の混合物に揮発性
    のエステルを吹き込む: ことを特徴とする鋳物用中子または鋳物用金型箱の製造
    方法。
  4. 【請求項4】耐火性物質とバインダーの混合物が更にシ
    ランを含む請求項3記載の方法。
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