JP2532591Y2 - 容 器 - Google Patents
容 器Info
- Publication number
- JP2532591Y2 JP2532591Y2 JP1995009786U JP978695U JP2532591Y2 JP 2532591 Y2 JP2532591 Y2 JP 2532591Y2 JP 1995009786 U JP1995009786 U JP 1995009786U JP 978695 U JP978695 U JP 978695U JP 2532591 Y2 JP2532591 Y2 JP 2532591Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inward curl
- cylindrical body
- container
- top plate
- inward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は、棒状チョコレー
ト、そうめん、スパゲッティ等の棒状物や、緑茶および
紅茶の葉や、コーヒー豆、スナック菓子等を入れる容器
に関する。
ト、そうめん、スパゲッティ等の棒状物や、緑茶および
紅茶の葉や、コーヒー豆、スナック菓子等を入れる容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような容器は、図5および
図6に示すように、上端が開口しかつ下端が閉鎖された
有底円筒状容器本体(10)と、容器本体(10)の上端に被せ
られる垂直断面略逆U字形の蓋(11)とよりなる。
図6に示すように、上端が開口しかつ下端が閉鎖された
有底円筒状容器本体(10)と、容器本体(10)の上端に被せ
られる垂直断面略逆U字形の蓋(11)とよりなる。
【0003】容器本体(10)は、円筒状内壁(12a) とその
外周面に密着させられた円筒状外壁(12b) とからなる長
筒状体(12)と、長筒状体(12)の下端開口を閉鎖する底板
(13)とよりなる。内壁(12a) 上端は外壁(12b) 上端より
も上方に突出せしめられている。また、内壁(12a) の上
端開口は、中蓋やメンブレン片で閉鎖するようにしても
よい。外壁(12b) の下端は内壁(12a) の下端よりも下方
に突出しており、この突出部下端に、断面略円形の内向
きカール(14)が全周にわたって一体的に形成されてい
る。底板(13)は平板状で、外壁(12b) 内に上方から強制
嵌入されかつ周縁部が内向きカール(14)に接着剤で接着
されることにより、長筒状体(12)に固定されている。
外周面に密着させられた円筒状外壁(12b) とからなる長
筒状体(12)と、長筒状体(12)の下端開口を閉鎖する底板
(13)とよりなる。内壁(12a) 上端は外壁(12b) 上端より
も上方に突出せしめられている。また、内壁(12a) の上
端開口は、中蓋やメンブレン片で閉鎖するようにしても
よい。外壁(12b) の下端は内壁(12a) の下端よりも下方
に突出しており、この突出部下端に、断面略円形の内向
きカール(14)が全周にわたって一体的に形成されてい
る。底板(13)は平板状で、外壁(12b) 内に上方から強制
嵌入されかつ周縁部が内向きカール(14)に接着剤で接着
されることにより、長筒状体(12)に固定されている。
【0004】蓋(11)は、短円筒状体(15)と、短円筒状体
(15)の上端開口を塞ぐ天板(16)とよりなる。短円筒状体
(15)の周壁上端には断面略円形の内向きカール(17)が、
全周にわたって一体的に形成されている。天板(16)は平
板状で、短円筒状体(15)内に下方から強制嵌入されかつ
周縁部が内向きカール(17)の下端に接着剤(18)で接着さ
れることにより、短円筒状体(15)に固定されている。蓋
(11)は容器本体(10)の内壁(12a) における外壁(12b) よ
りも上方に突出した部分に被せられ、短円筒状体(15)下
端が外壁(12b) 上端に受けられるようになっている。
(15)の上端開口を塞ぐ天板(16)とよりなる。短円筒状体
(15)の周壁上端には断面略円形の内向きカール(17)が、
全周にわたって一体的に形成されている。天板(16)は平
板状で、短円筒状体(15)内に下方から強制嵌入されかつ
周縁部が内向きカール(17)の下端に接着剤(18)で接着さ
れることにより、短円筒状体(15)に固定されている。蓋
(11)は容器本体(10)の内壁(12a) における外壁(12b) よ
りも上方に突出した部分に被せられ、短円筒状体(15)下
端が外壁(12b) 上端に受けられるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
容器には次のような問題があった。すなわち、蓋(11)の
短円筒状体(15)の上端部に外斜め上方から力が加わった
場合、図7に示すように、短円筒状体(15)の上端部が内
側に折れ曲り、その結果天板(16)が内向きカール(17)か
ら剥離するという問題があった。また、天板(16)に下向
きの力が加わった場合、天板(16)が内向きカール(17)か
ら簡単に剥離するという問題があった。
容器には次のような問題があった。すなわち、蓋(11)の
短円筒状体(15)の上端部に外斜め上方から力が加わった
場合、図7に示すように、短円筒状体(15)の上端部が内
側に折れ曲り、その結果天板(16)が内向きカール(17)か
ら剥離するという問題があった。また、天板(16)に下向
きの力が加わった場合、天板(16)が内向きカール(17)か
ら簡単に剥離するという問題があった。
【0006】この考案の目的は、上記問題を解決した容
器を提供することにある。
器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案による容器は、
上端が開口するとともに下端が閉鎖された筒状容器本体
と、容器本体の上端に着脱自在に被せられる垂直断面略
逆U字形の蓋とよりなり、蓋が、上端に全周にわたる断
面略円形の内向きカールが設けられた筒状体、および筒
状体内に下方から強制嵌入されかつ周縁部が内向きカー
ルに接着された天板からなる容器において、天板の周縁
部に、内向きカールと所定範囲にわたって面接触する円
弧状縁部が設けられ、円弧状縁部が内向きカールに接着
されているものである。
上端が開口するとともに下端が閉鎖された筒状容器本体
と、容器本体の上端に着脱自在に被せられる垂直断面略
逆U字形の蓋とよりなり、蓋が、上端に全周にわたる断
面略円形の内向きカールが設けられた筒状体、および筒
状体内に下方から強制嵌入されかつ周縁部が内向きカー
ルに接着された天板からなる容器において、天板の周縁
部に、内向きカールと所定範囲にわたって面接触する円
弧状縁部が設けられ、円弧状縁部が内向きカールに接着
されているものである。
【0008】この容器によれば、蓋の筒状体の上端部に
外斜め上方から力が加わった場合、筒状体の上端部が内
側に折れ曲るとともに内向きカールが開くように変形す
るが、天板の円弧状縁部が内向きカールに所定範囲にわ
たって面接触した状態で接着されているので、円弧状縁
部を介して天板の円弧状縁部を除いた中央部に内向きの
力が加わることになり、この中央部が変形することによ
り上記力が吸収され、円弧状縁部が内向きカールから剥
離するのが防止される。また、天板に下向きの力が加わ
った場合、筒状体の内向きカールが下方に伸びるように
変形するとともに、天板が下方にたわむように変形する
ことにより上記力が吸収され、さらに円弧状縁部が内向
きカールに合わせて変形し、その結果円弧状縁部が内向
きカールから剥離するのが防止される。
外斜め上方から力が加わった場合、筒状体の上端部が内
側に折れ曲るとともに内向きカールが開くように変形す
るが、天板の円弧状縁部が内向きカールに所定範囲にわ
たって面接触した状態で接着されているので、円弧状縁
部を介して天板の円弧状縁部を除いた中央部に内向きの
力が加わることになり、この中央部が変形することによ
り上記力が吸収され、円弧状縁部が内向きカールから剥
離するのが防止される。また、天板に下向きの力が加わ
った場合、筒状体の内向きカールが下方に伸びるように
変形するとともに、天板が下方にたわむように変形する
ことにより上記力が吸収され、さらに円弧状縁部が内向
きカールに合わせて変形し、その結果円弧状縁部が内向
きカールから剥離するのが防止される。
【0009】
【考案の実施の形態】以下、この考案の実施の形態を、
図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、
図5および図6に示すものと同一物および同一部分には
同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、
図5および図6に示すものと同一物および同一部分には
同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】図1および図2において、蓋(1) の天板
(2) は垂直断面略ハット形で、内向きカール(17)に所定
範囲にわたって面接触する円弧状縁部(2a)と、円弧状縁
部(2a)の内周縁に連なりかつ上面が内向きカール(17)の
上端と同一高さ位置ある中央水平部(2b)とよりなる。そ
して、天板(2) は、短円筒状体(15)内に下方から強制嵌
入されかつ円弧状縁部(2a)が内向きカール(17)に接着剤
(18)で接着されることにより、短円筒状体(15)に固定さ
れている。
(2) は垂直断面略ハット形で、内向きカール(17)に所定
範囲にわたって面接触する円弧状縁部(2a)と、円弧状縁
部(2a)の内周縁に連なりかつ上面が内向きカール(17)の
上端と同一高さ位置ある中央水平部(2b)とよりなる。そ
して、天板(2) は、短円筒状体(15)内に下方から強制嵌
入されかつ円弧状縁部(2a)が内向きカール(17)に接着剤
(18)で接着されることにより、短円筒状体(15)に固定さ
れている。
【0011】このような構成において、蓋(1) の短円筒
状体(15)の上端部に外斜め上方から力が加わった場合、
図3に示すように、短円筒状体(15)の上端部が内側に折
れ曲るとともに内向きカール(17)が開くように変形する
が、天板(2) の円弧状縁部(2a)が所定範囲にわたって内
向きカール(17)に面接触した状態で接着されているの
で、円弧状縁部(2a)を介して天板(2) の中央水平部(2b)
に内向きの力が加わることになり、中央水平部(2b)が変
形することにより上記力が吸収され、円弧状縁部(2a)が
内向きカール(17)から剥離するのが防止される。また、
蓋(1) の天板(2)に下向きの力が加わった場合、図4に
示すように、短円筒状体(15)の内向きカール(17)が下方
に伸びるように変形するとともに、天板(2) の中央水平
部(2b)が下方にたわむように変形することにより上記力
が吸収され、さらに円弧状縁部(2a)が内向きカール(17)
に合わせて変形し、その結果円弧状縁部(2a)が内向きカ
ール(17)から剥離するのが防止される。
状体(15)の上端部に外斜め上方から力が加わった場合、
図3に示すように、短円筒状体(15)の上端部が内側に折
れ曲るとともに内向きカール(17)が開くように変形する
が、天板(2) の円弧状縁部(2a)が所定範囲にわたって内
向きカール(17)に面接触した状態で接着されているの
で、円弧状縁部(2a)を介して天板(2) の中央水平部(2b)
に内向きの力が加わることになり、中央水平部(2b)が変
形することにより上記力が吸収され、円弧状縁部(2a)が
内向きカール(17)から剥離するのが防止される。また、
蓋(1) の天板(2)に下向きの力が加わった場合、図4に
示すように、短円筒状体(15)の内向きカール(17)が下方
に伸びるように変形するとともに、天板(2) の中央水平
部(2b)が下方にたわむように変形することにより上記力
が吸収され、さらに円弧状縁部(2a)が内向きカール(17)
に合わせて変形し、その結果円弧状縁部(2a)が内向きカ
ール(17)から剥離するのが防止される。
【0012】
【考案の効果】この考案の容器によれば、上述のよう
に、蓋の筒状体の上端部に外斜め上方から力が加わった
場合や、天板に下向きの力が加わった場合に、天板の円
弧状縁部が内向きカールから剥離するのが防止される。
に、蓋の筒状体の上端部に外斜め上方から力が加わった
場合や、天板に下向きの力が加わった場合に、天板の円
弧状縁部が内向きカールから剥離するのが防止される。
【図1】この考案の実施の形態を示す一部切欠き正面図
である。
である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】蓋の短円筒状体の上端部に外斜め上方からの力
が加わった場合の状態を示す図2相当の図である。
が加わった場合の状態を示す図2相当の図である。
【図4】蓋の天板に下向きの力が加わった場合の状態を
示す図2相当の図である。
示す図2相当の図である。
【図5】従来例を示す一部切欠き正面図である。
【図6】図5の部分拡大図である。
【図7】蓋の短円筒状体の上端部に外斜め上方からの力
が加わった場合の状態を示す図6相当の図である。
が加わった場合の状態を示す図6相当の図である。
(1) 蓋 (2) 天板 (2a) 円弧状縁部 (10) 容器本体 (15) 短円筒状体 (17) 内向きカール
Claims (1)
- 【請求項1】 上端が開口するとともに下端が閉鎖され
た筒状容器本体と、容器本体の上端に着脱自在に被せら
れる垂直断面略逆U字形の蓋とよりなり、蓋が、上端に
全周にわたる断面略円形の内向きカールが設けられた筒
状体、および筒状体内に下方から強制嵌入されかつ周縁
部が内向きカールに接着された天板からなる容器におい
て、 天板の周縁部に、内向きカールと所定範囲にわたって面
接触する円弧状縁部が設けられ、円弧状縁部が内向きカ
ールに接着されている容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009786U JP2532591Y2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 容 器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009786U JP2532591Y2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 容 器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08410U JPH08410U (ja) | 1996-02-27 |
JP2532591Y2 true JP2532591Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=18529192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995009786U Expired - Lifetime JP2532591Y2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 容 器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532591Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107449150B (zh) * | 2017-08-18 | 2023-10-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 具有卷边结构的水箱外壳及热泵热水机 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP1995009786U patent/JP2532591Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08410U (ja) | 1996-02-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961001 |