JP2532516Y2 - エアサスペンション車用空圧回路 - Google Patents

エアサスペンション車用空圧回路

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JP2532516Y2
JP2532516Y2 JP4353191U JP4353191U JP2532516Y2 JP 2532516 Y2 JP2532516 Y2 JP 2532516Y2 JP 4353191 U JP4353191 U JP 4353191U JP 4353191 U JP4353191 U JP 4353191U JP 2532516 Y2 JP2532516 Y2 JP 2532516Y2
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静信 豆田
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エアサスペンション車
用空圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速走行の頻度が高い大型の観光
バス等では、懸架装置にエアスプリングを用いたいわゆ
るエアサスペンション車が主流となっている。エアサス
ペンション車はスプリングに圧縮性流体たる空気を用い
ているため、リーフスプリングを用いた通常のものに較
べて優れた乗り心地が得られる他、レベリングバルブを
用いることによって積載状態に拘らず一定車高を保てる
等の特長を有している。
【0003】図2には、エアサスペンションバスの懸架
装置の一例を概略的に示してある。同図において、1は
ゴム製のエアスプリングであり、シャシフレーム2と車
軸3間に介装されている。エアスプリング1にはメイン
タンク4からの配管5,6,7が接続しており、その管
路に設けられたレベリングバルブ8の作用によりシャシ
フレーム2と車軸3間の距離すなわち車高が一定に保た
れるようになっている。図中、9はエアスプリング1か
らメインタンク4への圧縮空気の逆流を防止するための
サプライバルブである。また、エアスプリング1には配
管10,11を介してサブタンク12が連結しており、
その管路に設けられた空圧作動式の電磁切換バルブ13
の作動によってエアスプリング1とサブタンク12とが
連通するようになっている。
【0004】図3に示すように、電磁切換バルブ13に
はエアスプリング1側の配管11に接続する第1ポート
14とサブタンク12側の配管10に接続する第2ポー
ト15とが形成されている他、車室内のスイッチでON
−OFF制御されるソレノイド16によって開閉駆動さ
れるコントロールバルブ17と、エアピストン18によ
って開閉駆動されるメインバルブ19とが内蔵されてい
る。第1ポート14とコントロールバルブ17とはパイ
ロットポート20により連通されており、コントロール
バルブ17の開放時(ソレノイド16の通電時)には、
図4に示すように、エアピストン18にエアスプリング
1のエア圧が作用し、メインバルブ19が開放されるよ
うになっている。図中、20と21とはコントロールバ
ルブ17とメインバルブ19とをそれぞれ閉鎖方向に付
勢するバルブスプリングである。尚、電磁切換バルブ1
3の作動圧すなわちエアピストン18がバルブスプリン
グ21の付勢力に抗して移動するエア圧は約2kg/c
2 である。
【0005】この懸架装置では、エアスプリング1とサ
ブタンク12とが連通されると圧縮される空気の総容量
が増大する。したがって、空車時には、乗り心地をよく
するため、エアスプリング1とサブタンク12とを連通
させてバネ定数を低くめ、積車時には、姿勢変化を少な
くするため、これらを遮断してバネ定数を高めることが
できるのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述したエアサスペン
ション車用の空圧回路には次の問題点があった。製造ラ
インで組み上げられたエアサスペンション車は、エアス
プリング1にメインタンク4からの圧縮空気が供給さ
れ、所定の車高となった後に走行を開始する。ところ
が、圧縮空気が供給される際に電磁切換バルブ13のソ
レノイド16がON状態となっていた場合、電磁切換バ
ルブ13内を流通するエア圧が作動圧より高くなった時
点でエアピストン18が移動し、図4に示すように配管
10,11間が遮断される。そのため、エアスプリング
1からサブタンク12側に圧縮空気が供給されず、サブ
タンク12の内圧が1気圧のままとなる。そして、例え
ば運転者が走行中に電磁切換バルブ13を作動させた時
点で、エアスプリング1からサブタンク12側に圧縮空
気が一気に流れ込み、車高の急激な低下が起きてしま
う。そして、車高の低下が高速走行時や段差乗越え時等
に起きた場合には、操縦安定性が阻害されたりあるいは
ボデーの下部を損傷する等の事態が招来されてしまうこ
とがあった。
【0007】本考案は上記状況に鑑みなされたもので、
サブタンク内に所定の値以上の圧縮空気が常時蓄えられ
るようにしたエアサスペンション車用空圧回路を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本考案ではこの課
題を解決するために、エアスプリングのバネ定数を変動
させるべく空圧作動式の電磁切換バルブにより当該エア
スプリングとサブタンクとを連通あるいは遮断させるよ
うに構成したエアサスペンション車用の空圧回路であっ
て、当該電磁切換バルブのパイロットエア供給路に連通
する側のポートに当該サブタンク側の配管を接続したこ
とを特徴とするエアサスペンション車用空圧回路を提案
するものである。
【0009】
【作用】パイロットエア供給路に連通するサブタンク内
のエア圧が電磁切換バルブの作動圧より高くならない場
合、エアスプリングとサブタンクとの遮断は起こらな
い。したがって、サブタンク内のエア圧は常に電磁切換
バルブの作動圧より高く保たれることになる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1には本考案に係るエアサスペンション
車用空圧回路の一実施例の要部を概略的に示してある。
同図に示すように、本実施例の電磁切換バルブ13に
は、パイロットポート20に連通する第1ポート14側
にサブタンク12からの配管10が接続し、第2ポート
15側にエアスプリング1からの配管11が接続してい
る。
【0011】以下、本実施例の作用を述べる。エンジン
が始動すると、圧縮空気が図示しないコンプレッサから
メインタンク4に供給され、更にレベリングバルブ8を
介してエアスプリング1に供給される。そして、電磁切
換バルブ13のソレノイド16がON状態でコントロー
ルバルブ17が解放されていた場合には、電磁切換バル
ブ13内を流通するエア圧が作動圧より高くなった時点
でエアピストン18が移動し、前述した従来のものと同
様に、配管10,11間が一時遮断される。ところが、
サブタンク12内のエア圧が電磁切換バルブ13の作動
圧より低い場合には、次の瞬間にパイロットポート20
内のエア圧も低下してエアピストン18が元位置に復帰
する。すると、メインバルブ19がバルブスプリング2
1の付勢力により開放され、エアスプリング1からサブ
タンク12への圧縮空気の供給が再開されるのである。
【0012】本実施例では、このようにしてエアピスト
ン18がメインバルブ19の閉鎖と開放とを繰り返し、
最終的にサブタンク12内のエア圧が電磁切換バルブ1
3の作動圧と等しくなるのである。その結果、サブタン
ク12内のエア圧は常に電磁切換バルブ13の作動圧以
上に保たれ、例え走行中に電磁切換バルブ13を作動さ
せても、エアスプリング1からサブタンク12側への圧
縮空気の流入量は少なくなり、車高の急激な低下が防止
されるのである。
【0013】以上で、具体的実施例の説明を終えるが、
本考案の態様はこの実施例に限るものではない。例え
ば、上記実施例は本考案をエアサスペンションバスに適
用したものであるが、エアサスペンショントラック等に
適用してもよい。
【0014】
【考案の効果】本考案に係るエアサスペンション車用空
圧回路によれば、電磁切換バルブのパイロットエア供給
路に連通する側のポートにサブタンク側の配管を接続す
るようにしたため、サブタンク内のエア圧が常に電磁切
換バルブの作動圧より高く保たれるようになり、走行中
における車高の急激な低下が防止されるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエアサスペンション車用空圧回路
の一実施例の要部を示す概略図である。
【図2】エアサスペンションバスの懸架装置の一例を示
す概略図である。
【図3】従来のエアサスペンション車用空圧回路の要部
を示す概略図である。
【図4】従来のエアサスペンション車用空圧回路の要部
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 エアスプリング 4 メインタンク 5,6,7,10,11 配管 8 レベリングバルブ 12 サブタンク 13 電磁切換バルブ 14 第1ポート 15 第2ポート 16 ソレノイド 17 コントロールバルブ 18 エアピストン 19 メインバルブ 20 パイロットポート 21,22 バルブスプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアスプリングのバネ定数を変動させる
    べく空圧作動式の電磁切換バルブにより当該エアスプリ
    ングとサブタンクとを連通あるいは遮断させるように構
    成したエアサスペンション車用の空圧回路であって、当
    該電磁切換バルブのパイロットエア供給路に連通する側
    のポートに当該サブタンク側の配管を接続したことを特
    徴とするエアサスペンション車用空圧回路。
JP4353191U 1991-06-11 1991-06-11 エアサスペンション車用空圧回路 Expired - Fee Related JP2532516Y2 (ja)

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JPH04135810U JPH04135810U (ja) 1992-12-17
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