JP2532387B2 - コンミテ−タ - Google Patents
コンミテ−タInfo
- Publication number
- JP2532387B2 JP2532387B2 JP61135701A JP13570186A JP2532387B2 JP 2532387 B2 JP2532387 B2 JP 2532387B2 JP 61135701 A JP61135701 A JP 61135701A JP 13570186 A JP13570186 A JP 13570186A JP 2532387 B2 JP2532387 B2 JP 2532387B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- commutator
- lead wire
- adjacent
- wound around
- connecting piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主として偏平モータに用いるコンミテータ
に関するものである。
に関するものである。
従来の技術 この種のコンミテータは,実開昭56−101181号公報や
実開昭60−11657号公報等で知られているように種々な
ものが提案されている。どのコンミテータも、本体の外
面にコンミテータセグメントが配設され、その各コンミ
テータセグメントのフック状の接続片が隣接して環状に
並んでいる。
実開昭60−11657号公報等で知られているように種々な
ものが提案されている。どのコンミテータも、本体の外
面にコンミテータセグメントが配設され、その各コンミ
テータセグメントのフック状の接続片が隣接して環状に
並んでいる。
第5図にそのようなコンミテータの1つを用いた偏平
モータの従来の電機子の一例を示している。コンミテー
タaは環状に配設された巻線b群の中心に位置し、隣接
して環状に並んだコンミテータセグメントdの各接続片
eに各巻線bのリード線cが接続されている。この接続
は例えば連続して形成される巻線bのIとIIとの間の連
絡線をリード線cとし、そのリード線cの中間部(小ル
ープ)fを接続片eに巻き掛けてヒュージングすること
により行われる。
モータの従来の電機子の一例を示している。コンミテー
タaは環状に配設された巻線b群の中心に位置し、隣接
して環状に並んだコンミテータセグメントdの各接続片
eに各巻線bのリード線cが接続されている。この接続
は例えば連続して形成される巻線bのIとIIとの間の連
絡線をリード線cとし、そのリード線cの中間部(小ル
ープ)fを接続片eに巻き掛けてヒュージングすること
により行われる。
発明が解決しようとする問題点 しかし、環状に並んだ接続片eは隣接のものどうし近
接しているために、リード線cの隣接した接続片eに巻
き掛けた部分どうしが接触しやすいという問題がある。
そしてその接触部に小ループfの接続片eに対する巻き
掛け作業時やヒュージング作業時の被覆破壊によって裸
部分が生じていると電気的につながってショートしてし
まい品質不良となることがあり、歩留りを低下させてい
る。
接しているために、リード線cの隣接した接続片eに巻
き掛けた部分どうしが接触しやすいという問題がある。
そしてその接触部に小ループfの接続片eに対する巻き
掛け作業時やヒュージング作業時の被覆破壊によって裸
部分が生じていると電気的につながってショートしてし
まい品質不良となることがあり、歩留りを低下させてい
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、本体の外面に
複数のコンミテータセグメントが隣接して環状に配設さ
れ、それら各コンミテータセグメントに設けたフック状
の接続片にリード線が巻き掛けられるコンミテータにお
いて、前記各接続片の両側の前記各コンミテータセグメ
ントに形成されているリード線案内部を、隣接する一方
のコンミテータセグメント側と他方のコンミテータセグ
メント側とにおいて互いに高低差があるように形成した
ことを特徴とするものである。
複数のコンミテータセグメントが隣接して環状に配設さ
れ、それら各コンミテータセグメントに設けたフック状
の接続片にリード線が巻き掛けられるコンミテータにお
いて、前記各接続片の両側の前記各コンミテータセグメ
ントに形成されているリード線案内部を、隣接する一方
のコンミテータセグメント側と他方のコンミテータセグ
メント側とにおいて互いに高低差があるように形成した
ことを特徴とするものである。
作用 隣接する接続片の両側の前記コンミテータセグメント
に形成されているリード線案内部には、一方の接続片に
巻き掛けられたリード線と、他方の接続片に巻き掛けら
れたリード線が相近接して案内されているが、本発明に
おいてはリード線案内部に高低差を設け、一方のリード
線を高位置に、他方のリード線を低位置に案内して、こ
れらリード線部分どうしの接触を防いでいるので、それ
らリード線部分に裸部分が生じていても、電気的につな
がらせることはない。
に形成されているリード線案内部には、一方の接続片に
巻き掛けられたリード線と、他方の接続片に巻き掛けら
れたリード線が相近接して案内されているが、本発明に
おいてはリード線案内部に高低差を設け、一方のリード
線を高位置に、他方のリード線を低位置に案内して、こ
れらリード線部分どうしの接触を防いでいるので、それ
らリード線部分に裸部分が生じていても、電気的につな
がらせることはない。
実施例 第1図及び第2図に示す本発明の第1実施例について
説明する。本実施例のコンミテータは、合成樹脂製のス
リーブ状本体1の側周面にコンミテータセグメント2を
環状に配設し、各コンミテータセグメント2の一端にコ
ンミテータセグメント2よりも幅が小さいフック状の接
続片3を折曲形成したものである。
説明する。本実施例のコンミテータは、合成樹脂製のス
リーブ状本体1の側周面にコンミテータセグメント2を
環状に配設し、各コンミテータセグメント2の一端にコ
ンミテータセグメント2よりも幅が小さいフック状の接
続片3を折曲形成したものである。
各接続片3は、コンミテータの表面から突出すると共
に、隣接して環状に並んでいる。隣接する接続片3、3
間のリード線案内部4には高低差がつけられている。す
なわち一方の接続片3側の案内面Hを高位置に、他方の
接続片3側の案内面Lを低位置に形成している。詳述す
れば、リード線案内部4は、本体1の側周面とコンミテ
ータセグメント2とが面一な円筒面をなしており、隣接
する接続片3、3の一方の側の表面を図のように削り落
として前記低位置の案内面Lとし、削り落さない他方の
側を前記高位置の案内面Hとしている。
に、隣接して環状に並んでいる。隣接する接続片3、3
間のリード線案内部4には高低差がつけられている。す
なわち一方の接続片3側の案内面Hを高位置に、他方の
接続片3側の案内面Lを低位置に形成している。詳述す
れば、リード線案内部4は、本体1の側周面とコンミテ
ータセグメント2とが面一な円筒面をなしており、隣接
する接続片3、3の一方の側の表面を図のように削り落
として前記低位置の案内面Lとし、削り落さない他方の
側を前記高位置の案内面Hとしている。
巻線(図示せず)の各リード線10はその途中の小ルー
プ10aが接続片3に巻き掛けられる。このとき、接続片
3に巻き掛けられた小ループ10aは、接続片3の左側に
ある高位置案内面Hと右側にある低位置案内面Lとに案
内されて落ち着く。これによって接続片3に巻き掛けら
れた小ループ10aの左側部分と右側部分とが本体1の側
周面上で高低差を持つことになり、隣接する接続片3、
3に巻き掛けられた小ループ10a、10aは、低い右側部分
と高い左側部分とで隣接する。このため隣接する小ルー
プ10a、10aは、隣接する部分どうしたとえ重なることが
あっても前記高低差によって分離状態を保たれる。した
がって各リード線10aの小ループ10aどうしは、前記接続
片3への巻き掛け作業時やヒュージング作業時の被覆破
壊によって裸になっていたとしても、互いに接触し裸部
分で電気的につながってしまうようなことが解消され
る。
プ10aが接続片3に巻き掛けられる。このとき、接続片
3に巻き掛けられた小ループ10aは、接続片3の左側に
ある高位置案内面Hと右側にある低位置案内面Lとに案
内されて落ち着く。これによって接続片3に巻き掛けら
れた小ループ10aの左側部分と右側部分とが本体1の側
周面上で高低差を持つことになり、隣接する接続片3、
3に巻き掛けられた小ループ10a、10aは、低い右側部分
と高い左側部分とで隣接する。このため隣接する小ルー
プ10a、10aは、隣接する部分どうしたとえ重なることが
あっても前記高低差によって分離状態を保たれる。した
がって各リード線10aの小ループ10aどうしは、前記接続
片3への巻き掛け作業時やヒュージング作業時の被覆破
壊によって裸になっていたとしても、互いに接触し裸部
分で電気的につながってしまうようなことが解消され
る。
第3図、第4図に示す本発明の第2実施例は、隣接す
る接続片3、3間のリード線案内部4において、一方の
接続片3の側面にコンミテータセグメント2の表面から
立上がる段部として高位置の案内面Hを形成し、他方の
接続片3の側はコンミテータセグメント2の表面そのま
まを低位置の案内面Lとしてある。
る接続片3、3間のリード線案内部4において、一方の
接続片3の側面にコンミテータセグメント2の表面から
立上がる段部として高位置の案内面Hを形成し、他方の
接続片3の側はコンミテータセグメント2の表面そのま
まを低位置の案内面Lとしてある。
この高低差を持った案内面H、Lは第1実施例と同じ
作用効果を発揮するが、第1実施例のものよりも高い位
置にある分だけ小ループ10aに作用しやすい。
作用効果を発揮するが、第1実施例のものよりも高い位
置にある分だけ小ループ10aに作用しやすい。
上記実施例では環状に隣接して並んだ接続片の方向に
同じ配置でリード線案内部の高低差を形成しているが、
高低差の配置は各リード線案内部によって任意に設けて
も本発明の作用効果は変わらない。
同じ配置でリード線案内部の高低差を形成しているが、
高低差の配置は各リード線案内部によって任意に設けて
も本発明の作用効果は変わらない。
なお本発明は、コンミテータセグメントの配設状態が
違うコンミテータでも、接続片が隣接して並ぶものであ
れば同様に適用できる。
違うコンミテータでも、接続片が隣接して並ぶものであ
れば同様に適用できる。
発明の効果 本発明によれば、前記構成および作用を有するので、
各接続片に巻き掛けて接続されるリード線が隣接部分ど
うしで接触し合い、ヒュージング作業などの影響で裸に
なっている部分でショート状態となることを確実に防止
することができ、歩留りが格段に向上する。
各接続片に巻き掛けて接続されるリード線が隣接部分ど
うしで接触し合い、ヒュージング作業などの影響で裸に
なっている部分でショート状態となることを確実に防止
することができ、歩留りが格段に向上する。
第1図は本発明の第1実施例を示すコンミテータの斜視
図、第2図はその要部を示す横断面図、第3図は本発明
の第2実施例を示すコンミテータの斜視図、第4図はそ
の要部を示す横断面図、第5図は従来のコンミテータを
示す斜視図である。 1……本体 2……コンミテータセグメント 3……接続片 4……リード線案内部 H……高位置の案内面 L……低位置の案内面。
図、第2図はその要部を示す横断面図、第3図は本発明
の第2実施例を示すコンミテータの斜視図、第4図はそ
の要部を示す横断面図、第5図は従来のコンミテータを
示す斜視図である。 1……本体 2……コンミテータセグメント 3……接続片 4……リード線案内部 H……高位置の案内面 L……低位置の案内面。
Claims (1)
- 【請求項1】本体の外面に複数のコンミテータセグメン
トが隣接して環状に配設され、それら各コンミテータセ
グメントに設けたフック状の接続片にリード線が巻き掛
けられるコンミテータにおいて、前記各接続片の両側の
前記各コンミテータセグメントに形成されているリード
線案内部を、隣接する一方のコンミテータセグメント側
と他方のコンミテータセグメント側とにおいて互いに高
低差があるように形成したことを特徴とするコンミテー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61135701A JP2532387B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | コンミテ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61135701A JP2532387B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | コンミテ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62293954A JPS62293954A (ja) | 1987-12-21 |
JP2532387B2 true JP2532387B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=15157874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61135701A Expired - Lifetime JP2532387B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | コンミテ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532387B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE8815711U1 (de) * | 1988-12-19 | 1990-04-12 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kommutatorlamelle |
JP5508974B2 (ja) * | 2010-07-20 | 2014-06-04 | 株式会社デンソー | モータ |
JP2012110209A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-06-07 | Mitsuba Corp | コンミテータ、コンミテータの製造方法および電動モータ |
JP2019154166A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 株式会社デンソー | 電機子及び回転電機 |
-
1986
- 1986-06-11 JP JP61135701A patent/JP2532387B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62293954A (ja) | 1987-12-21 |
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