JP2532151B2 - 酸素透過性硬質コンタクトレンズ - Google Patents
酸素透過性硬質コンタクトレンズInfo
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- JP2532151B2 JP2532151B2 JP2052291A JP5229190A JP2532151B2 JP 2532151 B2 JP2532151 B2 JP 2532151B2 JP 2052291 A JP2052291 A JP 2052291A JP 5229190 A JP5229190 A JP 5229190A JP 2532151 B2 JP2532151 B2 JP 2532151B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は酸素透過性硬質コンタクトレンズに関する。
さらに詳しくは特定の化合物を構成成分とする共重合体
からなる酸素透過性硬質コンタクトレンズに関する。
さらに詳しくは特定の化合物を構成成分とする共重合体
からなる酸素透過性硬質コンタクトレンズに関する。
[従来の技術] 従来、コンタクトレンズとしては、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートあるいはビニルピロリドンを主成分
とする含水性の軟質コンタクトレンズと、メチルメタク
リレート(MMA)、フッ化アルキルメタクリレートある
いはシリコーンメタクリレートを主成分とする非含水性
の硬質コンタクトレンズが市販されている。
チルメタクリレートあるいはビニルピロリドンを主成分
とする含水性の軟質コンタクトレンズと、メチルメタク
リレート(MMA)、フッ化アルキルメタクリレートある
いはシリコーンメタクリレートを主成分とする非含水性
の硬質コンタクトレンズが市販されている。
しかしながら、上記従来の含水性の軟質コンタクトレ
ンズは酸素透過性が低いために長時間の装用が困難であ
るか、強度が低くて使用に耐えがたいものであった。
ンズは酸素透過性が低いために長時間の装用が困難であ
るか、強度が低くて使用に耐えがたいものであった。
また、従来のMMAを主成分とする非含水性の硬質コン
タクトレンズは、酸素透過性が殆どないために角膜生理
上長時間の連続装用が困難であるという大きな欠点を有
している。従来のシリコーンメタクリレートを主成分と
する硬質コンタクトレンズは、MMAを主成分とするもの
に比べると酸素透過性が優れているものの、まだ連続装
用を行なうには不十分であり、また水濡れ性に劣り、さ
らに脂質などにより汚染されやすいという欠点を有して
いる。
タクトレンズは、酸素透過性が殆どないために角膜生理
上長時間の連続装用が困難であるという大きな欠点を有
している。従来のシリコーンメタクリレートを主成分と
する硬質コンタクトレンズは、MMAを主成分とするもの
に比べると酸素透過性が優れているものの、まだ連続装
用を行なうには不十分であり、また水濡れ性に劣り、さ
らに脂質などにより汚染されやすいという欠点を有して
いる。
近年、上記のような問題を解決する目的でシリコーン
メタクリレートの含有量を増加させたり、フッ素原子を
含有させたものが提案されている。例えば特公昭62−87
69号公報及び特開昭59−28127号公報明細書にはフッ化
アルキル(メタ)アクリレートとシロキサニルアルキル
(グリセロール)(メタ)アクリレートからなる酸素透
過性硬質コンタクトレンズが提案されている。また、特
開昭60−131518号公報、特開昭61−57612号公報、特開
昭61−281116号公報、特開昭61−281216号公報、特開昭
61−285426号公報及び特開昭62−54220号公報明細書に
はシロキサニルプロピロキシエチル(メタ)アクリレー
トとアルキル(メタ)アクリレートまたはアルキルイタ
コネートからなる酸素透過性硬質コンタクトレンズが提
案されている。また特開昭61−87102号公報及び特開昭6
2−38419号公報明細書にはフッ化アルキルシロキサニル
(グリセロール)(メタ)アクリレートからなる酸素透
過性硬質コンタクトレンズが開示されている。
メタクリレートの含有量を増加させたり、フッ素原子を
含有させたものが提案されている。例えば特公昭62−87
69号公報及び特開昭59−28127号公報明細書にはフッ化
アルキル(メタ)アクリレートとシロキサニルアルキル
(グリセロール)(メタ)アクリレートからなる酸素透
過性硬質コンタクトレンズが提案されている。また、特
開昭60−131518号公報、特開昭61−57612号公報、特開
昭61−281116号公報、特開昭61−281216号公報、特開昭
61−285426号公報及び特開昭62−54220号公報明細書に
はシロキサニルプロピロキシエチル(メタ)アクリレー
トとアルキル(メタ)アクリレートまたはアルキルイタ
コネートからなる酸素透過性硬質コンタクトレンズが提
案されている。また特開昭61−87102号公報及び特開昭6
2−38419号公報明細書にはフッ化アルキルシロキサニル
(グリセロール)(メタ)アクリレートからなる酸素透
過性硬質コンタクトレンズが開示されている。
また、米国特許第4,711,943号には、アミド構造とシ
ロキサン構造を併せもつ素材からなり、含水率15〜60
%、酸素透過性25×1010cm3・cm/cm2・sec・cmHg以上、
引き裂き強度1.0g/mm2以上、伸度80%以上の含水性の軟
質コンタクトレンズが開示されている。
ロキサン構造を併せもつ素材からなり、含水率15〜60
%、酸素透過性25×1010cm3・cm/cm2・sec・cmHg以上、
引き裂き強度1.0g/mm2以上、伸度80%以上の含水性の軟
質コンタクトレンズが開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のシリコーンメタクリレートの含
有量を増加させたり、フッ素原子を含有させたもの、さ
らにはシリコーンメタクリレートとフッ素原子を共存さ
せたもののいずれにおいても酸素透過性を増加させると
水濡れ性が低下し、装用中にレンズが曇ったり、脂質な
どにより汚染されやすくなるという関係が有り、酸素透
過性と水濡れ性を維持しつつ、機械的強度、透明性、耐
汚染性もあわせもつ酸素透過性硬質コンタクトレンズの
出現が待望されている。
有量を増加させたり、フッ素原子を含有させたもの、さ
らにはシリコーンメタクリレートとフッ素原子を共存さ
せたもののいずれにおいても酸素透過性を増加させると
水濡れ性が低下し、装用中にレンズが曇ったり、脂質な
どにより汚染されやすくなるという関係が有り、酸素透
過性と水濡れ性を維持しつつ、機械的強度、透明性、耐
汚染性もあわせもつ酸素透過性硬質コンタクトレンズの
出現が待望されている。
従って本発明の目的は高酸素透過性のみならず水濡れ
性に優れ、装用性の良好な硬質コンタクトレンズを提供
することにある。
性に優れ、装用性の良好な硬質コンタクトレンズを提供
することにある。
本発明のもう一つの目的は、機械加工性に優れ、高い
機械的強度を有する硬質コンタクトレンズを提供するこ
とにあり、更に本発明の他の目的は、耐汚染性、透明性
に優れた硬質コンタクトレンズを提供することにある。
機械的強度を有する硬質コンタクトレンズを提供するこ
とにあり、更に本発明の他の目的は、耐汚染性、透明性
に優れた硬質コンタクトレンズを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を重
ね、特定の単量体単位を構成成分とする共重合体からな
る硬質コンタクトレンズが高い酸素透過性、良好な水濡
れ性及び耐汚染性を有し、かつ硬度および透明性をも満
足することを見出し、本発明に至った。
ね、特定の単量体単位を構成成分とする共重合体からな
る硬質コンタクトレンズが高い酸素透過性、良好な水濡
れ性及び耐汚染性を有し、かつ硬度および透明性をも満
足することを見出し、本発明に至った。
即ち本発明は式(I): で表わされるシロキサニルアミド単位とフッ素を含有す
る単量体単位を必須構成成分とする共重合体からなる酸
素透過性硬質コンタクトレンズである。ここでR1はメチ
ル基または水素原子を、R2は水素原子または炭素数1〜
15の炭化水素基を表わし、nは1〜3の整数であり、
X1,X2,X3はそれぞれ同一または異なって、メチル基、
トリメチルシロキシ基、Si原子数が16個以下のオルガノ
シロキシ基またはZ基を表わし、Z基は式(II): で表わされる基である。但し、式(II)においてR1、
R2、nは上記に同じであり、X4,X5はそれぞれ同一また
は異なって、メチル基、トリメチルシロキシ基、Si原子
数が16個以下のオルガノシロキシ基または上記と同じZ
基である。ここでSi原子数が多い程酸素透過性が向上す
るが、同時に柔らかく脆いものとなるため、アミド基1
個あたり1〜10個程度のSi原子を有するものが好まし
い。
る単量体単位を必須構成成分とする共重合体からなる酸
素透過性硬質コンタクトレンズである。ここでR1はメチ
ル基または水素原子を、R2は水素原子または炭素数1〜
15の炭化水素基を表わし、nは1〜3の整数であり、
X1,X2,X3はそれぞれ同一または異なって、メチル基、
トリメチルシロキシ基、Si原子数が16個以下のオルガノ
シロキシ基またはZ基を表わし、Z基は式(II): で表わされる基である。但し、式(II)においてR1、
R2、nは上記に同じであり、X4,X5はそれぞれ同一また
は異なって、メチル基、トリメチルシロキシ基、Si原子
数が16個以下のオルガノシロキシ基または上記と同じZ
基である。ここでSi原子数が多い程酸素透過性が向上す
るが、同時に柔らかく脆いものとなるため、アミド基1
個あたり1〜10個程度のSi原子を有するものが好まし
い。
本発明に係る共重合体は本質的に式(I′): [式中、R1、R2及びnは前記に同じ。X1、X2及びX3は
それぞれ同一または異なって、メチル基、トリメチルシ
ロキシ基、Si原子数が16個以下のオルガノシロキシ基ま
たは式(II′)で表わされるZ′基である。
それぞれ同一または異なって、メチル基、トリメチルシ
ロキシ基、Si原子数が16個以下のオルガノシロキシ基ま
たは式(II′)で表わされるZ′基である。
(式中、R1、R2及びnは前記に同じ。X4及びX5はそれ
ぞれ同一または異なって、メチル基、トリメチルシロキ
シ基、Si原子数が16個以下のオルガノシロキシ基、また
は上記に同じZ′基である)]で示される単量体とフッ
素を含有する単量体を共重合することにより得られる。
ぞれ同一または異なって、メチル基、トリメチルシロキ
シ基、Si原子数が16個以下のオルガノシロキシ基、また
は上記に同じZ′基である)]で示される単量体とフッ
素を含有する単量体を共重合することにより得られる。
式(I′)で表わされる単量体としては例えば一般式
(III): (但し、R1、R2は前記に同じ) で示される単量体が挙げられる。より具体的にはN−
[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルアク
リルアミド、N−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルメタクリルアミド、N−メチル−N−[ト
リス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルアクリル
アミド、N−メチル−N−[トリス(トリメチルシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N−プロピル
−N−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピ
ルアクリルアミド、N−プロピル−N−[トリス(トリ
メチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミド、
N−ヘプチル−N−[トリス(トリメチルシロキシ)シ
リル]プロピルアクリルアミド、N−ヘプチル−N−
[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタ
クリルアミド、N−トデシル−N−[トリス(トリメチ
ルシロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−ド
デシル−N−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]
プロピルメタクリルアミド等が例示される。
(III): (但し、R1、R2は前記に同じ) で示される単量体が挙げられる。より具体的にはN−
[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルアク
リルアミド、N−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルメタクリルアミド、N−メチル−N−[ト
リス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルアクリル
アミド、N−メチル−N−[トリス(トリメチルシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N−プロピル
−N−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピ
ルアクリルアミド、N−プロピル−N−[トリス(トリ
メチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミド、
N−ヘプチル−N−[トリス(トリメチルシロキシ)シ
リル]プロピルアクリルアミド、N−ヘプチル−N−
[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタ
クリルアミド、N−トデシル−N−[トリス(トリメチ
ルシロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−ド
デシル−N−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]
プロピルメタクリルアミド等が例示される。
また別の単量体の例として例えば式(IV): (但し、R1、R2は前記に同じ) で示される単量体が挙げられる。より具体的にはN−
[メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル
アクリルアミド、N−[メチルビス(トリメチルシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N−メチル−
N−[メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル]プロ
ピルアクリルアミド、N−メチル−N−[メチルビス
(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルア
ミド等を例示することができる。
[メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル
アクリルアミド、N−[メチルビス(トリメチルシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N−メチル−
N−[メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル]プロ
ピルアクリルアミド、N−メチル−N−[メチルビス
(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルア
ミド等を例示することができる。
その他の例としては、例えばN−[トリス(ペンタメ
チルジシロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N
−[トリス(ペンタメチルジシロキシ)シリル]プロピ
ルメタクリルアミド、N−メチル−N−[トリス(ペン
タメチルジシロキシ)シリル]プロピルアクリルアミ
ド、N−メチル−N−[トリス(ペンタメチルジシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N−[ビス
(トリメチルシロキシ)モノ(ペンタメチルジシロキ
シ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−[ビス(ト
リメチルシロキシ)モノ(ペンタメチルジシロキシ)シ
リル]プロピルメタクリルアミド、N−メチル−N−
[ビス(トリメチルシロキシ)モノ(ペンタメチルジシ
ロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−メチル
−N−[ビス(トリメチルシロキシ)モノ(ペンタメチ
ルジシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N
−[モノ(トリメチルシロキシ)ビス(ペンタメチルジ
シロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−[モ
ノ(トリメチルシロキシ)ビス(ペンタメチルジシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N−メチル−
N−[モノ(トリメチルシロキシ)ビス(ペンタメチル
ジシロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−メ
チル−N−[モノ(トリメチルシロキシ)ビス(ペンタ
メチルジシロキシ)シリス]プロピルメタクリルアミド
などが挙げられる。また1分子中に式(I)で表わされ
る基を2個以上含有する単量体でもよい。
チルジシロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N
−[トリス(ペンタメチルジシロキシ)シリル]プロピ
ルメタクリルアミド、N−メチル−N−[トリス(ペン
タメチルジシロキシ)シリル]プロピルアクリルアミ
ド、N−メチル−N−[トリス(ペンタメチルジシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N−[ビス
(トリメチルシロキシ)モノ(ペンタメチルジシロキ
シ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−[ビス(ト
リメチルシロキシ)モノ(ペンタメチルジシロキシ)シ
リル]プロピルメタクリルアミド、N−メチル−N−
[ビス(トリメチルシロキシ)モノ(ペンタメチルジシ
ロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−メチル
−N−[ビス(トリメチルシロキシ)モノ(ペンタメチ
ルジシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N
−[モノ(トリメチルシロキシ)ビス(ペンタメチルジ
シロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−[モ
ノ(トリメチルシロキシ)ビス(ペンタメチルジシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、N−メチル−
N−[モノ(トリメチルシロキシ)ビス(ペンタメチル
ジシロキシ)シリル]プロピルアクリルアミド、N−メ
チル−N−[モノ(トリメチルシロキシ)ビス(ペンタ
メチルジシロキシ)シリス]プロピルメタクリルアミド
などが挙げられる。また1分子中に式(I)で表わされ
る基を2個以上含有する単量体でもよい。
これらの単量体のなかでも、酸素透過性と硬度の点で
メタクリルアミド系の単量体がより好ましく、N−[ト
リス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリ
ルアミド、N−メチル−N−[トリス(トリメチルシロ
キシ)シリル]プロピルメタクリルアミドが更に好まし
い。またこれらの単量体は1種を使用してもよいし、2
種以上を混合して使用してもよい。
メタクリルアミド系の単量体がより好ましく、N−[ト
リス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリ
ルアミド、N−メチル−N−[トリス(トリメチルシロ
キシ)シリル]プロピルメタクリルアミドが更に好まし
い。またこれらの単量体は1種を使用してもよいし、2
種以上を混合して使用してもよい。
これらの単量体は例えば、シランカプリング剤である
一般式(V): R2−NHCH2CH2CH2Si(OCH3)3 (V) (但し、R2は前記に同じ) と、対応するシラノールのアルキルエーテルとの共加水
分解・縮合反応によって中間体を得、更に(メタ)アク
リロイルクロライドと反応させることによって得ること
ができる。
一般式(V): R2−NHCH2CH2CH2Si(OCH3)3 (V) (但し、R2は前記に同じ) と、対応するシラノールのアルキルエーテルとの共加水
分解・縮合反応によって中間体を得、更に(メタ)アク
リロイルクロライドと反応させることによって得ること
ができる。
これらの単量体は分子末端にシランまたはシロキサン
結合を有するために高い酸素透過性が有り、また他端に
は二重結合を有するために他の不飽和結合を有する単量
体と共重合させることが可能である。該単量体は更に分
子中に親水性のアミド結合を有するために親水性単量体
との相溶性が有り、重合して得られる共重合体の親水度
は公知のシリコーン化合物の場合よりも大きい傾向が有
る。
結合を有するために高い酸素透過性が有り、また他端に
は二重結合を有するために他の不飽和結合を有する単量
体と共重合させることが可能である。該単量体は更に分
子中に親水性のアミド結合を有するために親水性単量体
との相溶性が有り、重合して得られる共重合体の親水度
は公知のシリコーン化合物の場合よりも大きい傾向が有
る。
本単量体を酸素透過性硬質コンタクトレンズにするに
は、式(I′)で示される単量体とフッ素を含む単量体
を共重合し、得られた共重合体から公知の方法、例えば
切削、研磨法によればよい。また、上記共重合を型内で
実施してコンタクトレンズを得ることも可能である。
は、式(I′)で示される単量体とフッ素を含む単量体
を共重合し、得られた共重合体から公知の方法、例えば
切削、研磨法によればよい。また、上記共重合を型内で
実施してコンタクトレンズを得ることも可能である。
本発明の硬質コンタクトレンズは式(I′)で示され
る単量体を30〜80重量%、好ましくは35〜70重量%、フ
ッ素を含む単量体を70〜20重量%、好ましくは65〜30重
量%で実施するのが、目的とするコンタクトレンズを得
るうえで好ましい。
る単量体を30〜80重量%、好ましくは35〜70重量%、フ
ッ素を含む単量体を70〜20重量%、好ましくは65〜30重
量%で実施するのが、目的とするコンタクトレンズを得
るうえで好ましい。
上記のフッ素を含む単量体の例としては、フッ化アル
キル(メタ)アクリレート類、フッ化ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレート類、フッ化アルキルイタコネー
ト類、フッ化アルキルフマレート類、フッ化スチレン類
などが挙げられる。
キル(メタ)アクリレート類、フッ化ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレート類、フッ化アルキルイタコネー
ト類、フッ化アルキルフマレート類、フッ化スチレン類
などが挙げられる。
フッ化アルキル(メタ)アクリレートの例としては例え
ば、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、2,2,2
−トリフルオロエチルアクリレート、2,2,3,3−テトラ
フルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフ
ルオロプロピルアクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロピルメタクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロピルアクリレート、2,2,2−トリフルオロ−1
−トリフルオロメチルエチルメタクリレート、2,2,2−
トリフルオロ−1−トリフルオロメチルエチルアクリレ
ート、2,2,3,3−テトラフルオロ−t−アミルメタクリ
レート、2,2,3,3−テトラフルオロ−t−アミルアクリ
レート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリ
レート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルアクリレ
ート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−t−ヘキシルメ
タクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−t−ヘ
キシルアクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオ
ロペンチルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタ
フルオロペンチルアクリレート、2,3,4,5,5,5−ヘキサ
フルオロ−2,4−ビス(トリフルオロメチル)ペンチル
メタクリレート、2,3,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−2,4−
ビス(トリフルオロメチル)ペンチルアクリレート、2,
2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロヘプチルメタ
クリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオ
ロヘプチルアクリレート、2−ヒロドキシ−4,4,5,5,6,
7,7,7−オクタフルオロ−6−トリフルオロメチルヘプ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,7,7,
7−オクタフルオロ−6−トリフルオロメチルヘプチル
アクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7,8,9,
9,9−ドデカフルオロ−8−トリフルオロメチルノニル
メタクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7,8,
9,9,9−ドデカフルオロ−8−トリフルオロメチルノニ
ルアクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7,8,
8,9,9,10,11,11,11−ヘキサデカフルオロ−10−トリフ
ルオロメチルウンデシルメタクリレート、2−ヒドロキ
シ−4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,11,11,11−ヘキサデ
カフルオロ−10−トリフルオロメチルウンデシルアクリ
レートなどが挙げられる。またフッ化アルキルイタコネ
ート類、フッ化アルキルフマレート類、フッ化スチレン
類の例としては例えばビス−2,2,2−トリフルオロエチ
ルイタコネート、t−ブチル−(2,2,2−トリフルオロ
−1−トリフルオロメチル)エチルフマレート、イソプ
ロピル−(1,1,2,2−テトラヒドロパ−フルオロ)オク
チルフマレート、プンタフルオロスチレンなどが挙げら
れる。これらの中でも炭素数が5から10の2,2,2−トリ
フルオロエチルメタクリレートや2,2,2−トリフルオロ
−1−トリフルオロメチルエチルメタクリレートなどが
好ましい。またこれらの化合物は1種を使用してもよい
し、2種以上を混合して使用してもよい。
ば、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、2,2,2
−トリフルオロエチルアクリレート、2,2,3,3−テトラ
フルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフ
ルオロプロピルアクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロピルメタクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロピルアクリレート、2,2,2−トリフルオロ−1
−トリフルオロメチルエチルメタクリレート、2,2,2−
トリフルオロ−1−トリフルオロメチルエチルアクリレ
ート、2,2,3,3−テトラフルオロ−t−アミルメタクリ
レート、2,2,3,3−テトラフルオロ−t−アミルアクリ
レート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリ
レート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルアクリレ
ート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−t−ヘキシルメ
タクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−t−ヘ
キシルアクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオ
ロペンチルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタ
フルオロペンチルアクリレート、2,3,4,5,5,5−ヘキサ
フルオロ−2,4−ビス(トリフルオロメチル)ペンチル
メタクリレート、2,3,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−2,4−
ビス(トリフルオロメチル)ペンチルアクリレート、2,
2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロヘプチルメタ
クリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオ
ロヘプチルアクリレート、2−ヒロドキシ−4,4,5,5,6,
7,7,7−オクタフルオロ−6−トリフルオロメチルヘプ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,7,7,
7−オクタフルオロ−6−トリフルオロメチルヘプチル
アクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7,8,9,
9,9−ドデカフルオロ−8−トリフルオロメチルノニル
メタクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7,8,
9,9,9−ドデカフルオロ−8−トリフルオロメチルノニ
ルアクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7,8,
8,9,9,10,11,11,11−ヘキサデカフルオロ−10−トリフ
ルオロメチルウンデシルメタクリレート、2−ヒドロキ
シ−4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,11,11,11−ヘキサデ
カフルオロ−10−トリフルオロメチルウンデシルアクリ
レートなどが挙げられる。またフッ化アルキルイタコネ
ート類、フッ化アルキルフマレート類、フッ化スチレン
類の例としては例えばビス−2,2,2−トリフルオロエチ
ルイタコネート、t−ブチル−(2,2,2−トリフルオロ
−1−トリフルオロメチル)エチルフマレート、イソプ
ロピル−(1,1,2,2−テトラヒドロパ−フルオロ)オク
チルフマレート、プンタフルオロスチレンなどが挙げら
れる。これらの中でも炭素数が5から10の2,2,2−トリ
フルオロエチルメタクリレートや2,2,2−トリフルオロ
−1−トリフルオロメチルエチルメタクリレートなどが
好ましい。またこれらの化合物は1種を使用してもよい
し、2種以上を混合して使用してもよい。
更に水濡れ性を改善するためにメタクリル酸、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、N−ビニルピロリドン、ジメチルアクリ
ルアミドなどの親水性単量体を追加したり、エチレング
リコールジメタクリレート、エチレングリコールジアク
リレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコールジア
クリレート,テトラデカエチレングリコールジメタクリ
レート、テトラデカエチレングリコールジアクリレー
ト,アリルメタクリレート、アリルアクリレート、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、1,3−ブタンジオールジ
メタクリレート,1,3−ブタンジオールジアクリレート,
1,4−ブタンジオールジメタクリレート,1,4−ブタンジ
オールジアクリレート,1,6−ヘキサンジオールジメタク
リレート,1,6−ヘキサンジオールジアクリレート,1,9−
ノナンジオールジメタクリレート,1,9−ノナンジオール
ジアクリレート,1,10−デカンジオールジメタクリレー
ト,1,10−デカンジオールジアクリレート,ネオペンチ
ルグリコールジメタクリレート,ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート,2,2′−ビス[p−(γ−メタクリロ
キシ−β−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]プロパン
などの架橋剤を加えてもよい。なかでも、1,10−デカン
ジオールジメタクリレートを使用すると機械強度に優れ
たコンタクトレンズとなるので、本発明の酸素透過性硬
質コンタクトレンズを得るうえで好適である。上記架橋
剤は通常0.1〜20重量%で用いられ、好ましくは0.5〜15
重量%で用いられる。
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、N−ビニルピロリドン、ジメチルアクリ
ルアミドなどの親水性単量体を追加したり、エチレング
リコールジメタクリレート、エチレングリコールジアク
リレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコールジア
クリレート,テトラデカエチレングリコールジメタクリ
レート、テトラデカエチレングリコールジアクリレー
ト,アリルメタクリレート、アリルアクリレート、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、1,3−ブタンジオールジ
メタクリレート,1,3−ブタンジオールジアクリレート,
1,4−ブタンジオールジメタクリレート,1,4−ブタンジ
オールジアクリレート,1,6−ヘキサンジオールジメタク
リレート,1,6−ヘキサンジオールジアクリレート,1,9−
ノナンジオールジメタクリレート,1,9−ノナンジオール
ジアクリレート,1,10−デカンジオールジメタクリレー
ト,1,10−デカンジオールジアクリレート,ネオペンチ
ルグリコールジメタクリレート,ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート,2,2′−ビス[p−(γ−メタクリロ
キシ−β−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]プロパン
などの架橋剤を加えてもよい。なかでも、1,10−デカン
ジオールジメタクリレートを使用すると機械強度に優れ
たコンタクトレンズとなるので、本発明の酸素透過性硬
質コンタクトレンズを得るうえで好適である。上記架橋
剤は通常0.1〜20重量%で用いられ、好ましくは0.5〜15
重量%で用いられる。
本発明において、N−[トリス(トリメチルシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、2,2,2−トリ
フルオロエチルメタクリレート及び1,10−デカンジオー
ルジメタクリレートを必須構成成分として含む共重合体
は、本発明で目的とする酸素透過性硬質コンタクトレン
ズを得るうえで好適な共重合体である。
シ)シリル]プロピルメタクリルアミド、2,2,2−トリ
フルオロエチルメタクリレート及び1,10−デカンジオー
ルジメタクリレートを必須構成成分として含む共重合体
は、本発明で目的とする酸素透過性硬質コンタクトレン
ズを得るうえで好適な共重合体である。
さらに、本発明においては、酸素透過性、透明性、耐
汚染性などのコンタクトレンズとして必要な特性に大き
な悪影響を与えない範囲(通常はシロキサニルアミド単
位とフッ素を含む単量体から構成される共重合体の50重
量%以下)でアルキル(メタ)アクリレート類、シリコ
ーン(メタ)アクリレート類、有機酸ヒニル類、スチレ
ン化合物類、アリル化合物類などを共用してもよい。
汚染性などのコンタクトレンズとして必要な特性に大き
な悪影響を与えない範囲(通常はシロキサニルアミド単
位とフッ素を含む単量体から構成される共重合体の50重
量%以下)でアルキル(メタ)アクリレート類、シリコ
ーン(メタ)アクリレート類、有機酸ヒニル類、スチレ
ン化合物類、アリル化合物類などを共用してもよい。
これらのなかでは、酸素透過性、強度、水濡れ性及び
耐汚染性の観点から炭素数4〜19のアルキル(メタ)ア
クリレート類が好ましく使用される。
耐汚染性の観点から炭素数4〜19のアルキル(メタ)ア
クリレート類が好ましく使用される。
これらのアルキル(メタ)アクリレート類の例として
は、例えば、メチルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、イソ
プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、
t−ブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、
イソブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、
t−アミルメタクリレート、t−アミルアクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ラウリルア
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、シクロヘ
キシルアクリレートなどが挙げられる。これらの中でも
炭素数が4から10のメチルメタクリレートやシクロヘキ
シルメタクリレートなどが好ましい。またこれらの化合
物は1種を使用してもよいし、2種以上を混合して使用
してもよい。
は、例えば、メチルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、イソ
プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、
t−ブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、
イソブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、
t−アミルメタクリレート、t−アミルアクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ラウリルア
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、シクロヘ
キシルアクリレートなどが挙げられる。これらの中でも
炭素数が4から10のメチルメタクリレートやシクロヘキ
シルメタクリレートなどが好ましい。またこれらの化合
物は1種を使用してもよいし、2種以上を混合して使用
してもよい。
また式(I′)で示される単量体とフッ素を含有する
単量体との混合物に、必要に応じて色素を添加し、公知
の重合方法により共重合体とすることもできる。
単量体との混合物に、必要に応じて色素を添加し、公知
の重合方法により共重合体とすることもできる。
重合方法として、重合触媒を用いる場合には例えば、
ベンゾイルパーオキサイド、2,2′−アゾビスイソブチ
ロニトリル、2,2′−アゾビスメチルイソブチレート、
2,2′−アゾビスジメチルバレロニトリルなどの触媒が
使用できる。重合触媒の添加割合は全混合物に対して0.
01〜5重量%が好ましい。
ベンゾイルパーオキサイド、2,2′−アゾビスイソブチ
ロニトリル、2,2′−アゾビスメチルイソブチレート、
2,2′−アゾビスジメチルバレロニトリルなどの触媒が
使用できる。重合触媒の添加割合は全混合物に対して0.
01〜5重量%が好ましい。
これ以外に光重合、放射線重合などの重合方法を採用
してもよい。
してもよい。
コンタクトレンズを得るには上記重合体から切削、研
磨することによりレンズを製作してもよいし、モールド
の中で上記単量体の混合物を直接重合することによりレ
ンズを製作してもよい。これらの方法により高度な酸素
透過性を持ち十分な水濡れ性を有しかつ脂質などにより
汚染されにくい酸素透過性硬質コンタクトレンズを得る
ことができる。
磨することによりレンズを製作してもよいし、モールド
の中で上記単量体の混合物を直接重合することによりレ
ンズを製作してもよい。これらの方法により高度な酸素
透過性を持ち十分な水濡れ性を有しかつ脂質などにより
汚染されにくい酸素透過性硬質コンタクトレンズを得る
ことができる。
[実施例] 次に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらにより何ら制限されるものではない。
明はこれらにより何ら制限されるものではない。
実施例中、「部」はすべて重量部を表わし、各物性の
測定は下記の要領で測定した。
測定は下記の要領で測定した。
酸素透過係数:理化精機工業(株)製の製科研式フイル
ム酸素透過率計 ビッカース硬度:(株)明石製作所製の微小硬度計(型
式MVK−F) 接触角:エルマ光学(株)製のゴニオメーター式接触角
測定器(G−1型) 接触角の数値は水濡れ性の尺度であり、数値の小さいほ
うが水濡れ性が良好であることを示す。
ム酸素透過率計 ビッカース硬度:(株)明石製作所製の微小硬度計(型
式MVK−F) 接触角:エルマ光学(株)製のゴニオメーター式接触角
測定器(G−1型) 接触角の数値は水濡れ性の尺度であり、数値の小さいほ
うが水濡れ性が良好であることを示す。
耐汚染性:共重合体から採取した直径13mm、厚さ1ミリ
の試験片を、0.1重量%のリゾチーム(和光純薬製、鶏
卵白)を含有する生理食塩水に室温で48日間浸漬し、そ
の後取り出して風乾した。該試験片の浸漬前後の可視光
線(波長400nm)の透過率を日立製作所製ダブルビーム
分光光度計228A型で測定した。透過率の減少率の低いも
のほど汚染されにくいことを示す。
の試験片を、0.1重量%のリゾチーム(和光純薬製、鶏
卵白)を含有する生理食塩水に室温で48日間浸漬し、そ
の後取り出して風乾した。該試験片の浸漬前後の可視光
線(波長400nm)の透過率を日立製作所製ダブルビーム
分光光度計228A型で測定した。透過率の減少率の低いも
のほど汚染されにくいことを示す。
参考例1 3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル
アミンの合成 1000mlの三角フラスコに市販の3−アミノプロピルト
リエトキシシラン(信越化学工業(株)製、LS3150)2
5.0gとメトキシトリメチルシラン(信越化学工業(株)
製、LS510)71.0gを蒸留水500g中に加えて室温でマグネ
チックスターラーで16時間攪拌した。静置後、上層を分
液し、下層のエチルエーテル抽出液とあわせ、50℃でロ
ータリーエバポレーターによりエチルエーテルを蒸発さ
せた。残液を真空蒸留し、107℃/2mmHgの留分18.3gを得
た。
アミンの合成 1000mlの三角フラスコに市販の3−アミノプロピルト
リエトキシシラン(信越化学工業(株)製、LS3150)2
5.0gとメトキシトリメチルシラン(信越化学工業(株)
製、LS510)71.0gを蒸留水500g中に加えて室温でマグネ
チックスターラーで16時間攪拌した。静置後、上層を分
液し、下層のエチルエーテル抽出液とあわせ、50℃でロ
ータリーエバポレーターによりエチルエーテルを蒸発さ
せた。残液を真空蒸留し、107℃/2mmHgの留分18.3gを得
た。
得られた留分は低粘度の無色透明な液体でガスクロマ
トグラフィー(FID検出器、シリコンSE−30カラム、3mm
φ×3m、カラム温度70℃→200℃、昇温5℃/分)で定
量分析を行なったところ97.5重量%が単一の成分であっ
た。また、ガスクロー質量分析の結果、m/e=353に親ピ
ークがあり、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルアミンであることが確認された。
トグラフィー(FID検出器、シリコンSE−30カラム、3mm
φ×3m、カラム温度70℃→200℃、昇温5℃/分)で定
量分析を行なったところ97.5重量%が単一の成分であっ
た。また、ガスクロー質量分析の結果、m/e=353に親ピ
ークがあり、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルアミンであることが確認された。
N−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル
メタクリルアミドの合成 上記で得た3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルアミン36.6gをエチルエーテル200mlに溶解
し、これにピリジン9.5gを加えた後、氷浴で0〜5℃に
冷却した。別にメタクリル酸クロライド12.6gをエチル
エーテル30mlに溶解したメタクリル酸クロライド溶液を
分液ロートにとり、約1時間で滴下した。その後そのま
ま16時間攪拌を続けた。この反応混合物に水200mlを加
えて攪拌後、上層を分液した。この上層は、下層をエチ
ルエーテル抽出液で抽出した液と合一し、加熱によりエ
チルエーテルを除去した。残液をさらに真空蒸留し、16
5℃/2mmHgの留分36.6gを得た。
メタクリルアミドの合成 上記で得た3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルアミン36.6gをエチルエーテル200mlに溶解
し、これにピリジン9.5gを加えた後、氷浴で0〜5℃に
冷却した。別にメタクリル酸クロライド12.6gをエチル
エーテル30mlに溶解したメタクリル酸クロライド溶液を
分液ロートにとり、約1時間で滴下した。その後そのま
ま16時間攪拌を続けた。この反応混合物に水200mlを加
えて攪拌後、上層を分液した。この上層は、下層をエチ
ルエーテル抽出液で抽出した液と合一し、加熱によりエ
チルエーテルを除去した。残液をさらに真空蒸留し、16
5℃/2mmHgの留分36.6gを得た。
この物質は粘稠な無色透明の固体であった。前述のガ
スクロマトグラフィーで定量分析を行なったところ98.8
重量%が単一の成分であった。さらにこの物質のガスク
ロー質量分析法による解析でm/e=421に親ピークが確認
された。またこの物質の赤外線吸収スペクトルおよびガ
スクロマトグラムはそれぞれ第1図および第2図のよう
であった。赤外線吸収スペクトルは二重結合の吸収であ
る1660cm-1と1620cm-1に、Si−O−Si結合の吸収である
1050cm-1に、メチル基の吸収である2950cm-1に、S−CH
3の結合の吸収である1250cm-1および840cm-1にそれぞれ
ピークをもつものであった。
スクロマトグラフィーで定量分析を行なったところ98.8
重量%が単一の成分であった。さらにこの物質のガスク
ロー質量分析法による解析でm/e=421に親ピークが確認
された。またこの物質の赤外線吸収スペクトルおよびガ
スクロマトグラムはそれぞれ第1図および第2図のよう
であった。赤外線吸収スペクトルは二重結合の吸収であ
る1660cm-1と1620cm-1に、Si−O−Si結合の吸収である
1050cm-1に、メチル基の吸収である2950cm-1に、S−CH
3の結合の吸収である1250cm-1および840cm-1にそれぞれ
ピークをもつものであった。
これらのことからこの物質はN−[トリス(トリメチ
ルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミドである
ことが確認された。
ルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミドである
ことが確認された。
参考例2 N−メチル−3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルアミンの合成 1000mlの三角フラスコに市販の3−(N−メチル)ア
ミノプロピルトリメトキシシラン(チッソ(株)製、M8
620)25.0gとメトキシトリメチルシラン(信越化学工業
(株)製、LS510)81.0gを蒸留水500g中に加えて室温で
マグネチックスターラーで16時間攪拌した。静置後、上
層を分液し、下層のエチルエーテル抽出液とあわせ、50
℃でロータリーエバポレーターによりエチルエーテルを
蒸発させた。残液を真空蒸留し、101℃/3mmHgの留分15.
0gを得た。
ル]プロピルアミンの合成 1000mlの三角フラスコに市販の3−(N−メチル)ア
ミノプロピルトリメトキシシラン(チッソ(株)製、M8
620)25.0gとメトキシトリメチルシラン(信越化学工業
(株)製、LS510)81.0gを蒸留水500g中に加えて室温で
マグネチックスターラーで16時間攪拌した。静置後、上
層を分液し、下層のエチルエーテル抽出液とあわせ、50
℃でロータリーエバポレーターによりエチルエーテルを
蒸発させた。残液を真空蒸留し、101℃/3mmHgの留分15.
0gを得た。
得られた留分は低粘度の無色透明な液体でガスクロマ
トグラフィー(FID検出器、シリコンSE−30カラム、3mm
φ×3m、カラム温度70℃→200℃、昇温5℃/分)で定
量分析を行なったところ98.1重量%が単一の成分であっ
た。また、ガスクロー質量分析の結果、m/e=367に親ピ
ークがあり、N−メチル−3−[トリス(トリメチルシ
ロキシ)シリル]プロピルアミンであることが確認され
た。
トグラフィー(FID検出器、シリコンSE−30カラム、3mm
φ×3m、カラム温度70℃→200℃、昇温5℃/分)で定
量分析を行なったところ98.1重量%が単一の成分であっ
た。また、ガスクロー質量分析の結果、m/e=367に親ピ
ークがあり、N−メチル−3−[トリス(トリメチルシ
ロキシ)シリル]プロピルアミンであることが確認され
た。
N−メチル−N−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルメタクリルアミドの合成 上記で得たN−メチル−3−[トリス(トリメチルシ
ロキシ)シリル]プロピルアミン32.6gをエチルエーテ
ル200mlに溶解し、これにピリジン11gを加えた後、氷浴
で0〜5℃に冷却した。別にメタクリル酸クロライド1
4.5gをエチルエーテル45mlに溶解したメタクリル酸クロ
ライド溶液を分液ロートにとり、約1時間で滴下した。
その後そのまま16時間攪拌を続けた。この反応混合物に
水200mlを加えて攪拌後、上層を分液した。この上層
は、下層のエチルエーテル抽出液と合一して加熱により
エチルエーテルを除去した。残液をさらに真空蒸留し、
155℃/3mmHgの留分33.0gを得た。
ル]プロピルメタクリルアミドの合成 上記で得たN−メチル−3−[トリス(トリメチルシ
ロキシ)シリル]プロピルアミン32.6gをエチルエーテ
ル200mlに溶解し、これにピリジン11gを加えた後、氷浴
で0〜5℃に冷却した。別にメタクリル酸クロライド1
4.5gをエチルエーテル45mlに溶解したメタクリル酸クロ
ライド溶液を分液ロートにとり、約1時間で滴下した。
その後そのまま16時間攪拌を続けた。この反応混合物に
水200mlを加えて攪拌後、上層を分液した。この上層
は、下層のエチルエーテル抽出液と合一して加熱により
エチルエーテルを除去した。残液をさらに真空蒸留し、
155℃/3mmHgの留分33.0gを得た。
この物質は粘稠な無色透明の液体で屈折率は20℃にお
いて1.435であった。また、前述のガスクロマトグラフ
ィーで定量分析を行なったところ98.5重量%が単一の成
分であった。さらにこの物質のガスクロー質量分析法に
よる解析でm/e=435に親ピークが確認された。この物質
の赤外線吸収スペクトルおよびガスクロマトグラムはそ
れぞれ第3図および第4図のようであった。赤外線吸収
スペクトルは二重結合の吸収である1640cm-1に、Si−O
−Si結合の吸収である1060cm-1に、メチル基の吸収であ
る2950cm-1および1400cm-1に、Si−CH3の結合の吸収で
ある1250cm-1および840cm-1にそれぞれピークをもつも
のであった。
いて1.435であった。また、前述のガスクロマトグラフ
ィーで定量分析を行なったところ98.5重量%が単一の成
分であった。さらにこの物質のガスクロー質量分析法に
よる解析でm/e=435に親ピークが確認された。この物質
の赤外線吸収スペクトルおよびガスクロマトグラムはそ
れぞれ第3図および第4図のようであった。赤外線吸収
スペクトルは二重結合の吸収である1640cm-1に、Si−O
−Si結合の吸収である1060cm-1に、メチル基の吸収であ
る2950cm-1および1400cm-1に、Si−CH3の結合の吸収で
ある1250cm-1および840cm-1にそれぞれピークをもつも
のであった。
またこの物質の元素分析値はつぎのとおりであった。
C17H41O4NSi4 理論値(%) 実測値(%) C 46.8 46.7 H 9.5 9.6 N 3.2 3.2 実施例1 参考例1で得られた、N−[トリス(トリメチルシロ
キシ)シリル]プロピルメタクリルアミド30部、メチル
メタクリレート10部、2,2,2−トリフルオロエチルメタ
クリレート50部およびエチレングリコールジメタクリレ
ート10部を混合し、これに重合触媒として2,2′−アゾ
ビスジメチルバレロニトリル0.15部を加えた。この混合
物を20mlのポリプロピレン製試験管にとり、気相部の窒
素置換を行なった後、密栓した。
キシ)シリル]プロピルメタクリルアミド30部、メチル
メタクリレート10部、2,2,2−トリフルオロエチルメタ
クリレート50部およびエチレングリコールジメタクリレ
ート10部を混合し、これに重合触媒として2,2′−アゾ
ビスジメチルバレロニトリル0.15部を加えた。この混合
物を20mlのポリプロピレン製試験管にとり、気相部の窒
素置換を行なった後、密栓した。
これを循環式恒温水槽に入れ、35℃で65時間、40℃で
24時間、50℃で5時間重合を行なった。更にこの試験管
を循環式乾燥器に移して80℃で2時間、100℃で1時
間、最後に110℃で1時間の加熱重合を行なった。
24時間、50℃で5時間重合を行なった。更にこの試験管
を循環式乾燥器に移して80℃で2時間、100℃で1時
間、最後に110℃で1時間の加熱重合を行なった。
得られた重合体は無色透明であった。この重合体から
切削・研磨により硬質コンタクトレンズが得られた。
切削・研磨により硬質コンタクトレンズが得られた。
本重合体の物性値を第1表に示す。
実施例2 参考例2で得られたN−メチル−N−[トリス(トリ
メチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミド30
部、メチルメタクリレート10部、2,2,2−トリフルオロ
エチルメタクリレート50部およびエチレングリコールジ
メタクリレート10部とを混合し、これに重合触媒として
の2,2′−アゾビスジメチルバレロニトリル0.2部を加え
てポリプロピレン製試験管に入れ、窒素置換した。この
試験管を、40℃に64時間、続いて50℃に5時間、80℃に
2時間、100℃に1時間、120℃に1時間加熱して重合さ
せた。研磨法により、硬質コンタクトレンズを得た。こ
の重合体の物性は第1表のようである。
メチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミド30
部、メチルメタクリレート10部、2,2,2−トリフルオロ
エチルメタクリレート50部およびエチレングリコールジ
メタクリレート10部とを混合し、これに重合触媒として
の2,2′−アゾビスジメチルバレロニトリル0.2部を加え
てポリプロピレン製試験管に入れ、窒素置換した。この
試験管を、40℃に64時間、続いて50℃に5時間、80℃に
2時間、100℃に1時間、120℃に1時間加熱して重合さ
せた。研磨法により、硬質コンタクトレンズを得た。こ
の重合体の物性は第1表のようである。
実施例3〜13 第1表の組成の混合液を調製し、実施例1と同様の重
合操作により重合体を得た。この重合体の物性は第1表
のようであった。
合操作により重合体を得た。この重合体の物性は第1表
のようであった。
実施例14 参考例1のN−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルメタクリルアミドの合成の際の真空蒸留の
釜残液(1分子中にメタクリルアミド基を2個以上含有
する化合物)をシリコーンモノマーとして、第1表の組
成で実施例1と同様の重合操作により重合体を得た。こ
の重合体の物性は第1表のようであった。
ル]プロピルメタクリルアミドの合成の際の真空蒸留の
釜残液(1分子中にメタクリルアミド基を2個以上含有
する化合物)をシリコーンモノマーとして、第1表の組
成で実施例1と同様の重合操作により重合体を得た。こ
の重合体の物性は第1表のようであった。
比較例1 3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロ
キシ)シラン30部、メチルメタクリレート10部、2,2,2
−トリフルオロエチルメタクリレート50部およびエチレ
ングリコールジメタクリレート10部とを混合し、実施例
1と同様に操作した。これにより得られた重合体は第1
表のようである。
キシ)シラン30部、メチルメタクリレート10部、2,2,2
−トリフルオロエチルメタクリレート50部およびエチレ
ングリコールジメタクリレート10部とを混合し、実施例
1と同様に操作した。これにより得られた重合体は第1
表のようである。
実施例15−23 第2表の組成の混合液を調製し、実施例1と同様の重
合操作により共重合体を得た。この共重合体より切削・
研磨法により、ベースカーブ7.50mm、直径8.8mm、パワ
ー−3.00の硬質コンタクトレンズを作製した。このレン
ズを島津製オートグラフAGS−50Aを用いてレンズの直径
方向から200mm/分の速度で破壊するまで圧縮する試験を
行った。その結果を第2表に示した。
合操作により共重合体を得た。この共重合体より切削・
研磨法により、ベースカーブ7.50mm、直径8.8mm、パワ
ー−3.00の硬質コンタクトレンズを作製した。このレン
ズを島津製オートグラフAGS−50Aを用いてレンズの直径
方向から200mm/分の速度で破壊するまで圧縮する試験を
行った。その結果を第2表に示した。
以上の例から本発明の硬質コンタクトレンズは酸素透
過性、水濡れ性、耐汚染性及び機械強度において優れて
いることが明らかである。
過性、水濡れ性、耐汚染性及び機械強度において優れて
いることが明らかである。
[発明の効果] 本発明の硬質コンタクトレンズは本質的にシロキサニ
ルアミド単位とフッ素単量体単位からなる共重合体から
成っている。本発明により、酸素透過性、水濡れ性、機
械的強度さらにはタンパク質や脂質等に対する耐汚染
性、透明性等に優れた硬質コンタクトレンズを提供する
ことができる。
ルアミド単位とフッ素単量体単位からなる共重合体から
成っている。本発明により、酸素透過性、水濡れ性、機
械的強度さらにはタンパク質や脂質等に対する耐汚染
性、透明性等に優れた硬質コンタクトレンズを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の参考例1で調製したN−[トリス(ト
リメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミド
の赤外吸収スペクトルであり、第2図はそのガスクロマ
トグラムである。 第3図は本発明の参考例2で調製したN−メチル−N−
[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタ
クリルアミドの赤外吸収スペクトルであり、第4図はそ
のガスクロマトグラムである。
リメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリルアミド
の赤外吸収スペクトルであり、第2図はそのガスクロマ
トグラムである。 第3図は本発明の参考例2で調製したN−メチル−N−
[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタ
クリルアミドの赤外吸収スペクトルであり、第4図はそ
のガスクロマトグラムである。
Claims (3)
- 【請求項1】式(I): [但し、R1はメチル基または水素原子を、R2は水素原子
または炭素数1〜15の炭化水素基を表わし、nは1〜3
の整数であり、X1,X2,X3はそれぞれ同一または異なっ
て、メチル基、トリメチルシロキシ基、Si原子が数16個
以下のオルガノシロキシ基またはZ基を表わし、Z基は
式(II): (但し、R1、R2、nは上記に同じでX4,X5はそれぞれ同
一または異なって、メチル基、トリメチルシロキシ基、
Si原子数が16個以下のオルガノシロキシ基またはZ基で
ある) で表わされる基である] で示されるシロキサニルアミド単位とフッ素を含有する
単量体単位を必須構成成分とする共重合体からなる酸素
透過性硬質コンタクトレンズ。 - 【請求項2】R1がメチル基である請求項1記載の酸素透
過性硬質コンタクトレンズ。 - 【請求項3】R2が水素原子である請求項1または2記載
の酸素透過性硬質コンタクトレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2052291A JP2532151B2 (ja) | 1989-03-10 | 1990-03-02 | 酸素透過性硬質コンタクトレンズ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-58788 | 1989-03-10 | ||
JP5878889 | 1989-03-10 | ||
JP2052291A JP2532151B2 (ja) | 1989-03-10 | 1990-03-02 | 酸素透過性硬質コンタクトレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0315019A JPH0315019A (ja) | 1991-01-23 |
JP2532151B2 true JP2532151B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=26392896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2052291A Expired - Fee Related JP2532151B2 (ja) | 1989-03-10 | 1990-03-02 | 酸素透過性硬質コンタクトレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532151B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4103175B2 (ja) * | 1998-05-20 | 2008-06-18 | 東レ株式会社 | 眼用レンズ用ポリマーの製造法 |
JP6132723B2 (ja) * | 2013-09-25 | 2017-05-24 | 信越化学工業株式会社 | ラジカル重合性基含有シリコーン化合物及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-03-02 JP JP2052291A patent/JP2532151B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0315019A (ja) | 1991-01-23 |
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