JP2532105Y2 - 紐状刈刃式刈払機 - Google Patents
紐状刈刃式刈払機Info
- Publication number
- JP2532105Y2 JP2532105Y2 JP341291U JP341291U JP2532105Y2 JP 2532105 Y2 JP2532105 Y2 JP 2532105Y2 JP 341291 U JP341291 U JP 341291U JP 341291 U JP341291 U JP 341291U JP 2532105 Y2 JP2532105 Y2 JP 2532105Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- string
- cutting blade
- bobbin
- shaped
- film
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、草刈り等に使用され
る紐状刈刃式刈払機に係り、詳しくは紐ヘッド内におけ
る紐状刈刃の発熱による溶着及び切断を防止することが
できる紐状刈刃式刈払機に関するものである。
る紐状刈刃式刈払機に係り、詳しくは紐ヘッド内におけ
る紐状刈刃の発熱による溶着及び切断を防止することが
できる紐状刈刃式刈払機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紐状刈刃式刈払機では、紐状刈刃として
のナイロンコードが、先端側において硬い草等に当たっ
て、巻き付いたとき、強い引張力を受けて、基端側がボ
ビンに強く締め付けられ、ナイロンコードの巻回部分同
士が相互摺動し、発熱する。このため、ナイロンコード
の表面が溶融し、ナイロンコードの溶着あるいは切断と
いった問題が生じる。
のナイロンコードが、先端側において硬い草等に当たっ
て、巻き付いたとき、強い引張力を受けて、基端側がボ
ビンに強く締め付けられ、ナイロンコードの巻回部分同
士が相互摺動し、発熱する。このため、ナイロンコード
の表面が溶融し、ナイロンコードの溶着あるいは切断と
いった問題が生じる。
【0003】そこで、実開昭60−141734号公報
は、ナイロンコードの表面に潤滑性被覆層が形成される
紐状刈刃式刈払機を開示する。
は、ナイロンコードの表面に潤滑性被覆層が形成される
紐状刈刃式刈払機を開示する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、潤滑性被覆層
がナイロンコードの表面に形成されている場合、ナイロ
ンコードが、草に衝突したときに、滑り易くなり、ナイ
ロンコードの切れ味が低下してしまう。
がナイロンコードの表面に形成されている場合、ナイロ
ンコードが、草に衝突したときに、滑り易くなり、ナイ
ロンコードの切れ味が低下してしまう。
【0005】請求項1の考案の目的は、紐状刈刃の巻回
部分同士の溶着及び切断を防止しつつ、良好な切れ味を
確保することができる紐状刈刃式刈払機を提供すること
である。請求項2の考案の目的は、溶着防止効果を一層
高めることができる紐状刈刃式刈払機を提供することで
ある。
部分同士の溶着及び切断を防止しつつ、良好な切れ味を
確保することができる紐状刈刃式刈払機を提供すること
である。請求項2の考案の目的は、溶着防止効果を一層
高めることができる紐状刈刃式刈払機を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の前提
となる紐状刈刃(28)式刈払機(10)では、紐状刈刃(28)
は、ボビン(22)に巻回されるとともに、遠心力によりボ
ビン放射方向外方へ伸び出るようになっている。そし
て、請求項1の刈払機(10)では、帯状フィルム(32)は、
前記紐状刈刃(28)とは別の材質から成るとともに潤滑性
を有し、かつ、復元力により幅方向へ丸くなってボビン
放射方向外側に隣接する前記紐状刈刃(28)を分離自在に
被覆している。
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の前提
となる紐状刈刃(28)式刈払機(10)では、紐状刈刃(28)
は、ボビン(22)に巻回されるとともに、遠心力によりボ
ビン放射方向外方へ伸び出るようになっている。そし
て、請求項1の刈払機(10)では、帯状フィルム(32)は、
前記紐状刈刃(28)とは別の材質から成るとともに潤滑性
を有し、かつ、復元力により幅方向へ丸くなってボビン
放射方向外側に隣接する前記紐状刈刃(28)を分離自在に
被覆している。
【0007】請求項2の紐状刈刃(28)式刈払機(10)で
は、帯状フィルム(32)は前記紐状刈刃(28)を半円弧状に
被覆している。
は、帯状フィルム(32)は前記紐状刈刃(28)を半円弧状に
被覆している。
【0008】
【作用】請求項1の考案において、ボビン(22)の回転に
伴って、紐状刈刃(28)及び帯状フィルム(32)は、遠心力
を受け、先端側よりボビン(22)から離れ、ボビン放射方
向外方へ伸び出していく。遠心力によりボビン(22)から
巻回を解かれて、ボビン放射方向外方へ伸び出している
帯状フィルム(32)の部分は、空気抵抗等のボビン(22)の
回転方向後方への紐状刈刃(28)からの大きな分離力を受
けるので、紐状刈刃(28)から分離する。したがって、紐
状刈刃(28)は、帯状フィルム(32)による被覆を解除され
た状態で草等に直接、衝突し、草等を刈る。一方、紐状
刈刃(28)と共にボビン(22)になお巻回状態にある帯状フ
ィルム(32)の部分は、ボビン(22)の回転方向後方への紐
状刈刃(28)からの分離力は小さいので、紐状刈刃(28)か
ら分離することなく、大きな復元力で幅方向に丸まって
紐状刈刃(28)に被覆している。
伴って、紐状刈刃(28)及び帯状フィルム(32)は、遠心力
を受け、先端側よりボビン(22)から離れ、ボビン放射方
向外方へ伸び出していく。遠心力によりボビン(22)から
巻回を解かれて、ボビン放射方向外方へ伸び出している
帯状フィルム(32)の部分は、空気抵抗等のボビン(22)の
回転方向後方への紐状刈刃(28)からの大きな分離力を受
けるので、紐状刈刃(28)から分離する。したがって、紐
状刈刃(28)は、帯状フィルム(32)による被覆を解除され
た状態で草等に直接、衝突し、草等を刈る。一方、紐状
刈刃(28)と共にボビン(22)になお巻回状態にある帯状フ
ィルム(32)の部分は、ボビン(22)の回転方向後方への紐
状刈刃(28)からの分離力は小さいので、紐状刈刃(28)か
ら分離することなく、大きな復元力で幅方向に丸まって
紐状刈刃(28)に被覆している。
【0009】遠心力によりボビン放射方向外方へ伸び出
して回転している紐状刈刃(28)が、先端側において硬い
草等に衝突して、それに巻き付くと、紐状刈刃(28)は、
大きな引張力を受け、ボビン(22)に巻回状態にある紐状
刈刃(28)の巻回部分同士は、ボビン(22)に強く締め付け
られて、相互に密着状態になる。しかし、帯状フィルム
(32)は、ボビン放射方向外側に存在する巻回状態の紐状
刈刃(28)の部分に幅方向に丸まってそれを被覆している
ので、紐状刈刃(28)がボビン(22)に締め付けられる際、
潤滑性の帯状フィルム(32)が、紐状刈刃(28)の巻回部分
同士の間に介在し、帯状フィルム(32)及び紐状刈刃(28)
の相互摺動は円滑となる。
して回転している紐状刈刃(28)が、先端側において硬い
草等に衝突して、それに巻き付くと、紐状刈刃(28)は、
大きな引張力を受け、ボビン(22)に巻回状態にある紐状
刈刃(28)の巻回部分同士は、ボビン(22)に強く締め付け
られて、相互に密着状態になる。しかし、帯状フィルム
(32)は、ボビン放射方向外側に存在する巻回状態の紐状
刈刃(28)の部分に幅方向に丸まってそれを被覆している
ので、紐状刈刃(28)がボビン(22)に締め付けられる際、
潤滑性の帯状フィルム(32)が、紐状刈刃(28)の巻回部分
同士の間に介在し、帯状フィルム(32)及び紐状刈刃(28)
の相互摺動は円滑となる。
【0010】請求項2の考案では、帯状フィルム(32)
は、紐状刈刃(28)の巻回部分においてボビン放射方向外
側の紐状刈刃(28)を半円弧状に覆う。したがって、硬い
草等への紐状刈刃(28)の巻き付きに因る紐状刈刃(28)の
引張時には、帯状フィルム(32)の部分同士及び紐状刈刃
(28)の部分同士の相互摺動は回避され、異なる材料から
成る紐状刈刃(28)と帯状フィルム(32)との相互摺動のみ
が行われる。
は、紐状刈刃(28)の巻回部分においてボビン放射方向外
側の紐状刈刃(28)を半円弧状に覆う。したがって、硬い
草等への紐状刈刃(28)の巻き付きに因る紐状刈刃(28)の
引張時には、帯状フィルム(32)の部分同士及び紐状刈刃
(28)の部分同士の相互摺動は回避され、異なる材料から
成る紐状刈刃(28)と帯状フィルム(32)との相互摺動のみ
が行われる。
【0011】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図4は刈払機10の先端部の構造図である。操作桿
12はほぼ直線状に延び、操作桿12の基端側及び先端側に
はそれぞれエンジン(図示せず)及びギヤ装置14が取り
付けられている。紐ヘッド16はギヤ装置14の下部に取り
付けられる。ハウジング18は、下方へ突出するギヤ装置
14の駆動軸20に一体回転的に嵌合し、ボビン22は、ハウ
ジング18内に収容されて、駆動軸20に一体回転的に嵌合
している。蓋24はハウジング18の下部開口にかぶせら
れ、ボルト26は、駆動軸20の下端部に螺着して、蓋24を
駆動軸20に締め付け、ボビン22がハウジング18から抜け
るのを阻止する。エンジンの回転動力は、操作桿12内の
伝動軸(図示せず)及びギヤ装置14を介してギヤ装置14
の駆動軸20へ伝達され、紐ヘッド16は駆動軸20と一体的
に回転する。刈刃としてのナイロンコード28は、ボビン
22に巻回され、ハウジング18の側壁に装着されている口
金30の通孔に挿通されて、先端部をハウジング18の外部
へ伸び出させている。
する。図4は刈払機10の先端部の構造図である。操作桿
12はほぼ直線状に延び、操作桿12の基端側及び先端側に
はそれぞれエンジン(図示せず)及びギヤ装置14が取り
付けられている。紐ヘッド16はギヤ装置14の下部に取り
付けられる。ハウジング18は、下方へ突出するギヤ装置
14の駆動軸20に一体回転的に嵌合し、ボビン22は、ハウ
ジング18内に収容されて、駆動軸20に一体回転的に嵌合
している。蓋24はハウジング18の下部開口にかぶせら
れ、ボルト26は、駆動軸20の下端部に螺着して、蓋24を
駆動軸20に締め付け、ボビン22がハウジング18から抜け
るのを阻止する。エンジンの回転動力は、操作桿12内の
伝動軸(図示せず)及びギヤ装置14を介してギヤ装置14
の駆動軸20へ伝達され、紐ヘッド16は駆動軸20と一体的
に回転する。刈刃としてのナイロンコード28は、ボビン
22に巻回され、ハウジング18の側壁に装着されている口
金30の通孔に挿通されて、先端部をハウジング18の外部
へ伸び出させている。
【0012】図1はボビン22における帯状フィルム32の
巻回部分を含む範囲の構造図、図2は帯状フィルム32を
その復元性に抗して幅方向へ拡開した状態図である。帯
状フィルム32は、ナイロンコード28とは別の材料から成
るとともに、潤滑性を有し、極めて薄くなっている。帯
状フィルム32は、ハウジング18内ではナイロンコード28
のボビン放射方向内側に隣接してナイロンコード28に沿
って延び、ボビン放射方向外側の方へ幅方向に丸まる復
元性を有し、その復元性によりボビン放射方向外側のナ
イロンコード28を半円弧状に被覆している。したがっ
て、ナイロンコード28の巻回部分は、間に帯状フィルム
32を介在されて、相互接触を回避されている。
巻回部分を含む範囲の構造図、図2は帯状フィルム32を
その復元性に抗して幅方向へ拡開した状態図である。帯
状フィルム32は、ナイロンコード28とは別の材料から成
るとともに、潤滑性を有し、極めて薄くなっている。帯
状フィルム32は、ハウジング18内ではナイロンコード28
のボビン放射方向内側に隣接してナイロンコード28に沿
って延び、ボビン放射方向外側の方へ幅方向に丸まる復
元性を有し、その復元性によりボビン放射方向外側のナ
イロンコード28を半円弧状に被覆している。したがっ
て、ナイロンコード28の巻回部分は、間に帯状フィルム
32を介在されて、相互接触を回避されている。
【0013】図3は紐ヘッド16の回転中におけるハウジ
ング18の外部のナイロンコード28及び帯状フィルム32の
状態を示している。紐ヘッド16の回転に伴って、ナイロ
ンコード28は、遠心力によりハウジング18の外部へ伸び
出し、紐ヘッド16と共に回転する。一方、帯状フィルム
32は、紐ヘッド16のハウジング18の外側では、紐ヘッド
16の回転方向後方への分離力を受け、回転方向後方へナ
イロンコード28から分離する。その後、帯状フィルム32
は、草に衝突し、ハウジング18からの突出部分の根元に
おいてちぎれる。
ング18の外部のナイロンコード28及び帯状フィルム32の
状態を示している。紐ヘッド16の回転に伴って、ナイロ
ンコード28は、遠心力によりハウジング18の外部へ伸び
出し、紐ヘッド16と共に回転する。一方、帯状フィルム
32は、紐ヘッド16のハウジング18の外側では、紐ヘッド
16の回転方向後方への分離力を受け、回転方向後方へナ
イロンコード28から分離する。その後、帯状フィルム32
は、草に衝突し、ハウジング18からの突出部分の根元に
おいてちぎれる。
【0014】実施例の作用について説明する。刈払い作
業では、紐ヘッド16の回転に伴って、ナイロンコード28
は、遠心力を受け、図3に示されるように、ハウジング
18の外部へ大きく伸び出して、紐ヘッド16と共に回転し
ている。また、帯状フィルム32は、ハウジング18の外部
において空気抵抗等の紐ヘッド16の回転方向後方への大
きな分離力を受け、この分離力によりナイロンコード28
から分離する。したがって、ナイロンコード28は、帯状
フィルム32による被覆を解除された状態で草等に直接、
衝突し、草等を刈る。一方、ハウジング18内における帯
状フィルム32の巻回部分は、紐ヘッド16の回転方向後方
へのナイロンコード28からの分離力は小さいので、図1
に示されるように、復元性により幅方向に丸まってボビ
ン放射方向外側のナイロンコード28を半円弧状に被覆し
ている。
業では、紐ヘッド16の回転に伴って、ナイロンコード28
は、遠心力を受け、図3に示されるように、ハウジング
18の外部へ大きく伸び出して、紐ヘッド16と共に回転し
ている。また、帯状フィルム32は、ハウジング18の外部
において空気抵抗等の紐ヘッド16の回転方向後方への大
きな分離力を受け、この分離力によりナイロンコード28
から分離する。したがって、ナイロンコード28は、帯状
フィルム32による被覆を解除された状態で草等に直接、
衝突し、草等を刈る。一方、ハウジング18内における帯
状フィルム32の巻回部分は、紐ヘッド16の回転方向後方
へのナイロンコード28からの分離力は小さいので、図1
に示されるように、復元性により幅方向に丸まってボビ
ン放射方向外側のナイロンコード28を半円弧状に被覆し
ている。
【0015】遠心力により外方へ伸び出して回転してい
るナイロンコード28が、先端側において硬い草等に衝突
して、それに巻き付くと、ナイロンコード28は、大きな
引張力を受け、ボビン22におけるナイロンコード28の巻
回部分は、紐ヘッド16に急に締め付けられて、相互に密
着状態になる。しかし、帯状フィルム32が、ナイロンコ
ード28を半円弧状に被覆して、ナイロンコード28の巻回
部分の間に介在するので、ナイロンコード28がボビン22
に締め付けられる際、ナイロンコード28の部分同士及び
帯状フィルム32の部分同士の相互接触はなく、相互接触
はナイロンコード28と帯状フィルム32との間のみとな
る。帯状フィルム32は潤滑性を有するので、ナイロンコ
ード28と帯状フィルム32との相互摺動は円滑になり、こ
れにより、発熱が抑制され、ナイロンコード28の溶着及
び切断の事態は回避される。また、相互摺動が異種材料
同士のナイロンコード28と帯状フィルム32との間のみに
おいて行われる結果、発熱によりたとえ溶融しても、溶
融による固着も抑制される。
るナイロンコード28が、先端側において硬い草等に衝突
して、それに巻き付くと、ナイロンコード28は、大きな
引張力を受け、ボビン22におけるナイロンコード28の巻
回部分は、紐ヘッド16に急に締め付けられて、相互に密
着状態になる。しかし、帯状フィルム32が、ナイロンコ
ード28を半円弧状に被覆して、ナイロンコード28の巻回
部分の間に介在するので、ナイロンコード28がボビン22
に締め付けられる際、ナイロンコード28の部分同士及び
帯状フィルム32の部分同士の相互接触はなく、相互接触
はナイロンコード28と帯状フィルム32との間のみとな
る。帯状フィルム32は潤滑性を有するので、ナイロンコ
ード28と帯状フィルム32との相互摺動は円滑になり、こ
れにより、発熱が抑制され、ナイロンコード28の溶着及
び切断の事態は回避される。また、相互摺動が異種材料
同士のナイロンコード28と帯状フィルム32との間のみに
おいて行われる結果、発熱によりたとえ溶融しても、溶
融による固着も抑制される。
【0016】
【考案の効果】請求項1の考案では、紐状刈刃の巻回部
分は、潤滑性の帯状フィルムに被覆され、引張時では、
帯状フィルムが紐状刈刃の巻回部分の間に介在するの
で、紐状刈刃及び帯状フィルムの巻回部分の相互摺動は
円滑となり、発熱が抑制されて、紐状刈刃の溶融及び切
断を防止することができる。また、紐状刈刃の伸び出し
部分では、ボビンの回転方向への分離力により帯状フィ
ルムは紐状刈刃から分離されて、帯状フィルムによる被
覆を解除された紐状刈刃が、草に直接、衝突し、草を刈
ることになるので、良好な切れ味を維持することができ
る。
分は、潤滑性の帯状フィルムに被覆され、引張時では、
帯状フィルムが紐状刈刃の巻回部分の間に介在するの
で、紐状刈刃及び帯状フィルムの巻回部分の相互摺動は
円滑となり、発熱が抑制されて、紐状刈刃の溶融及び切
断を防止することができる。また、紐状刈刃の伸び出し
部分では、ボビンの回転方向への分離力により帯状フィ
ルムは紐状刈刃から分離されて、帯状フィルムによる被
覆を解除された紐状刈刃が、草に直接、衝突し、草を刈
ることになるので、良好な切れ味を維持することができ
る。
【0017】請求項2の考案では、紐状刈刃の巻回部分
では、帯状フィルムは、ボビン放射方向外側の紐状刈刃
を全周にわたってではなく半円弧状に被覆しているの
で、全周被覆の場合のような帯状フィルムの部分同士の
相互摺動を回避され、帯状フィルムは、両側において紐
状刈刃の部分と相互摺動する。これにより、紐状刈刃の
引張時では、異質の材料同士が相互に摺動することにな
るので、発熱による相互の溶着を一層抑制することがで
きる。
では、帯状フィルムは、ボビン放射方向外側の紐状刈刃
を全周にわたってではなく半円弧状に被覆しているの
で、全周被覆の場合のような帯状フィルムの部分同士の
相互摺動を回避され、帯状フィルムは、両側において紐
状刈刃の部分と相互摺動する。これにより、紐状刈刃の
引張時では、異質の材料同士が相互に摺動することにな
るので、発熱による相互の溶着を一層抑制することがで
きる。
【図1】ボビンにおける帯状フィルムの巻回部分を含む
範囲の構造図である。
範囲の構造図である。
【図2】帯状フィルムをその復元性に抗して幅方向へ拡
開した状態図である。
開した状態図である。
【図3】紐ヘッドの回転中におけるハウジングの外部の
ナイロンコード及び帯状フィルムの状態を示す図であ
る。
ナイロンコード及び帯状フィルムの状態を示す図であ
る。
【図4】刈払機の先端部の構造図である。
10 刈払機 22 ボビン 28 ナイロンコード(紐状刈刃) 32 帯状フィルム
Claims (2)
- 【請求項1】 紐状刈刃(28)が、ボビン(22)に巻回され
るとともに、遠心力によりボビン放射方向外方へ伸び出
る刈払機(10)において、前記紐状刈刃(28)とは別の材質
から成るとともに潤滑性を有する帯状フィルム(32)が、
復元力により幅方向へ丸くなってボビン放射方向外側に
隣接する前記紐状刈刃(28)を分離自在に被覆しているこ
とを特徴とする紐状刈刃式刈払機。 - 【請求項2】 前記帯状フィルム(32)は前記紐状刈刃(2
8)を半円弧状に被覆していることを特徴とする請求項1
記載の紐状刈刃式刈払機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP341291U JP2532105Y2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 紐状刈刃式刈払機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP341291U JP2532105Y2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 紐状刈刃式刈払機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0494933U JPH0494933U (ja) | 1992-08-18 |
JP2532105Y2 true JP2532105Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=31732317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP341291U Expired - Lifetime JP2532105Y2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 紐状刈刃式刈払機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532105Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007023758A1 (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-01 | Sakuji Yamada | 刈払機用回転刃およびこれを用いた刈払機 |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP341291U patent/JP2532105Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007023758A1 (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-01 | Sakuji Yamada | 刈払機用回転刃およびこれを用いた刈払機 |
JP5042838B2 (ja) * | 2005-08-22 | 2012-10-03 | 策次 山田 | 刈払機用回転刃およびこれを用いた刈払機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0494933U (ja) | 1992-08-18 |
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