JPH0369248B2 - - Google Patents

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JPH0369248B2
JPH0369248B2 JP61048624A JP4862486A JPH0369248B2 JP H0369248 B2 JPH0369248 B2 JP H0369248B2 JP 61048624 A JP61048624 A JP 61048624A JP 4862486 A JP4862486 A JP 4862486A JP H0369248 B2 JPH0369248 B2 JP H0369248B2
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JP
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pressing body
cord
ratchet
wall
reel
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JP61048624A
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Keizo Oota
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NIIMYA SHOKO KK
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NIIMYA SHOKO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長尺の柄管の基端部に原動機を取付
けると共に、先端部にギヤーハウジングを介して
回転体を取付け、該回転体より半径方向に導出し
たコードを回転体の回転時の遠心力を利用して草
等の刈払作業を行う刈払機のコード繰出し装置に
関するものである。
〔従来技術と問題点〕
従来、この種の刈払機においては、刈払作業に
よつて先端部が損耗して短くなつたコードの繰出
し手段として、回転体の回転を止め、コード導出
の係止を解いてコードの先端を把持して適宜の長
さに引出すもの(例えば特公昭54−17651号公報
参照)、或いは回転体の回転を止めずに、コード
を巻回したリールに設けた押圧体を地面等に押付
けて回転体とリールとの係止を解き、リールの遠
心力により一ステツプあてリールを回転させてコ
ードを自動的に繰出すもの(例えば特開昭57−
5608号公報参照)等がある。
ところで、前者の手段は、回転体の回転を止
め、手作業でコードを引出すので、その繰出し作
業が面倒であるという欠点があり、後者の手段
は、刈払機の運転を継続したまま、押圧体を地面
等へ押付けることにより自動的にコードが繰出さ
れて能率的ではあるが、遠心力を利用しているの
で、一ステツプあてのコード繰出しの係止機構が
正常に作動せず、不要な長さの繰出しをすること
があり、また回転体の回転継続中の作業のため危
険を伴う等の欠点がみられた。
以上の点に鑑み、本出願人はさきに第6図に示
すコード繰出し装置を提案した(特願昭60−
110248号、昭和60年5月24日出願)。
即ち、原動機により出力軸1を介して駆動され
る回転体2内に、上記出力軸1に回転自在かつ軸
方向に摺動自在にしてスプリング3により下方に
付勢されるコード4を巻回したリール5を設け、
該リール5の上部フランジ6と回転体2の上部内
壁とに夫々対向してリール5をコード巻回の緩み
方向に回転させる鋸歯状の歩進爪7,8を設ける
と共に、リール5の下部フランジ9と回転体2の
下部内壁とに夫々対向して係合用のテーパー面を
有する凹凸部10,11を設け、前記リール5の
下部に回転体2の下面より突出する押圧部12を
設けたものであり、コード4の繰出しに当つて
は、刈払機の運転を止め、押圧部12を一体に地
面等に押付ければ、リール5はスプリング3に抗
して上昇し、凹凸部10,11の係合を解くと共
に歩進爪7,8の協同作用によつて、リール5が
コード巻回の緩み方向に自動的に一ステツプ回動
して止り、地面への押圧を解いて運転を再開すれ
ば、コード4の上記緩んだ分がリール5の回転遠
心力により自動的に繰出されるものである。
よつて、コードの繰出しは前記従来の二例に比
し、容易にして確実であるが、次のような問題点
のあることが見出された。
(a) リール5の上部及び下部の各フランジ6,9
に夫々歩進爪7、係合用の凸部10並びに押圧
部12を設けているので、リール5の成形加工
が面倒であること。
(b) リール5が上部及び下部の各フランジ6,9
を有する工形のものであるので、特にコード4
を回転体2よりその直径方向に各1本あて導出
した場合には(コード4は全長の中央よりU字
状に屈折して、該屈折部をリールの胴部に固定
して同一方向に巻回される)、2本のコードが
交錯して自動繰出しの円滑性が損われること。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、原動機により出力軸を介して駆動さ
れる回転体と、該回転体に内装され、上記出力軸
に回転自在かつ軸方向に摺動自在にしてスプリン
グにより回転体の下方へ突出するように付勢され
る押圧体と、該押圧体の外周に設けたリールと、 前記回転体の上部内壁と押圧体の上部内周壁と
に夫々対向して押圧体をコード巻回の緩み方向に
回動させる鋸歯状のラチエツトを複数個設けると
共に、回転体の下部内壁と押圧体の外周壁に形成
した鍔の下面とに夫々対向して係合用の鋸歯状の
ラチエツトを複数個設けた刈払機のコード繰出し
装置にして、前記押圧体を断面U字形の筒状に形
成し、前記リールに中間仕切板を形成して前記押
圧体の外周に着脱自在に取付け、 前記押圧体外周壁のラチエツトと回転体下部内
壁のラチエツトの各テーパー面が当接した際に、
押圧体上部内周壁のラチエツトが回転体上部内壁
のラチエツトより間隙dだけ先行するように各ラ
チエツトの位相を設定すると共に、回転体の下部
内壁と押圧体の鍔下面に設けた各ラチエツトに前
記間隙dに等しい平坦面を形成したことにある。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明を実施した刈払機の斜視図であ
り、13はグリツプ13aを有する長尺の柄管、
14は柄管13の基端部に取付けた原動機、15
は柄管13の先端部に取付けたギヤーハウジン
グ、16はギヤーハウジング15内の出力軸を介
して回転する回転体を示し、該回転体16は原動
機14よりクラツチ機構、柄管13内を挿通する
駆動軸及びチエーンホイール等の伝導機構(図示
せず)を介して回転するように構成されている。
而して、上記回転体16は、第2図の縦断面図
に示すように、上記ギヤーハウジング15内の出
力軸17のボス部17aを嵌着した合成樹脂製の
上部ケース18と、該上部ケース18にその外周
壁に対向して設けた2個の係止爪18aに係脱す
る係止爪19aを介して着脱自在に装着される合
成樹脂製の下部ケース19と、該下部ケース19
の中央部に穿設したガイド穴19bを介して上下
動可能に外方へ突出する合成樹脂製の押圧体20
と、該押圧体20の外周壁に着脱自在に嵌合する
コード巻回の合成樹脂製のリール21とから構成
されている。
而して、上記押圧体20、断面U字形の筒状を
なし、その底壁20aの中央部には環状のガイド
壁20bを形成し、該カイド壁20b内に上記出
力軸17のボス部17aに螺着したガイド軸22
が嵌挿されると共に、ガイド壁20bの外周に沿
い底壁20aと上部ケース18の内壁との間にコ
イルスプリング23を介装し、押圧体20を下部
ケース19より外方へ突出するよう付勢してい
る。
また押圧体20は、第3図Aの平面図、Bの側
面図、Cの縦断面図、Dの背面図に示すように、
外周に鍔20cが形成され、該鍔20cの下面に
は等間隔に8個の鋸歯状のラチエツト20dが平
坦面20d1(遊び)を介在して環状に形成され、
さらに鍔20cの上方の押圧体20の外周壁には
等間隔に8個の凸部20eを形成すると共に、内
周壁上方には等間隔に8個の鋸歯状のラチエツト
20fが環状に形成されている。
前記上部ケース18の内壁中央部には、押圧体
20の内周壁に形成したラチエツト20fと協同
して押圧体20を一ステツプあて回動させる8個
の鋸歯状のラチエツト18bを環状に形成し、ま
た下部ケース19の内壁中央部には、押圧体20
の鍔20cの下面に形成したラチエツト20dと
協同する8個の鋸歯状のラチエツト19cが平坦
面19c1(遊び)を介在して環状に形成されてい
る。
前記リール21は、胴部21a、上部フランジ
21b、下部フランジ21c及び中間仕切板21
dを有し、中間仕切板21dに全長の中央折曲部
を固定した2本の合成樹脂製のコード24の各1
本を中間仕切板21dの上下の胴部21aに分割
して巻回し、各1本のコード24の一端を下部ケ
ース19の外周壁に嵌着したスリツトを有するア
イレツト25より外方へ導出している。
この際、コード24はリール21の回転方向、
即ち回転体16の回転方向と逆方向にリール21
に巻回し、コード24の導出部に回転遠心力が作
用しても巻回が緩まないようにされている。
またリール21の胴部21aの内周壁には、第
4図の平面図にも示すように、縦方向に複数の凹
部21eを等間隔に形成し、該各凹部21eに前
記押圧体20の外周壁に形成した各凸部20eが
嵌合して、リール21が押圧体20に着脱自在に
取付けられ、押圧体20と共に同一方向に回転す
る。
次に、前記各ラチエツト18b,20f及び1
9c,20dの協同作用を第5図に示す展開図に
より説明する。
第5図Aは、コイルスプリング23により押圧
体20が下方に付勢され、押圧体20のラチエツ
ト20fが上部ケース18のラチエツト18bよ
り離脱し、押圧体20のラチエツト20dが下部
ケース19のラチエツト19cに各テーパー面が
当接した状態を示している。
そして、上記ラチエツト19cと20dとの各
テーパー面の当接状態では回転体16が矢印方向
に回転すると、ラチエツト19はラチエツト20
dの平坦面20d1(遊び)をスライドしてラチエ
ツト20dの垂直辺に当接し、回転体16の回転
と共に押圧体20及び該押圧体20の凹凸嵌合さ
れているリール21が同方向に一体的に回転し、
アイレツト25より導出したコード24の回転遠
心力により刈払作業が行われる。
なお、同図に示すように、ラチエツト18bと
20fの鋸歯状のテーパー面は、リール21の回
転方向をコード24の巻回が緩む方向に形成する
と共に、間隙dだけ位相を異に形成してある。
また、ラチエツト19cと20dの鋸歯状のテ
ーパー面に介在した平坦面19c1,20d1(遊び)
は前記間隙dに等しく形成してある。
第5図B〜Dはコード24の繰出し操作の態様
を示している。
回転体16の回転を止めて(原動機14をアイ
ドリング状態とする。この際、押圧体20は慣性
により、そのラチエツト20dがラチエツト19
cの平坦面19c1(遊び)をスライドしてラチエ
ツト19cのテーパー面に当接している。)押圧
体20の底壁20aの外面を地面等に押付ける
と、第5図Bに示すように、押圧体20はコイル
スプリング23に抗して矢印方向に上昇し、その
ラチエツト20dが下部ケース19のラチエツト
19cより離脱し、ラチエツト20fが上部ケー
ス18のラチエツト18bに間隙d分だけ当接す
る。
なお、各ラチエツトに付した符号〜は係合
関係を明瞭にするためのものである。
押圧体20の地面等への押付けを強めると、第
5図Cに示すように、ラチエツト20fは18b
の鋸歯状のテーパー面に沿い摺動して一ステツプ
だけ進む。したがつて、押圧体20は一ステツプ
だけ矢印方向に回転することとなるので、リール
21も同方向に回転し、コード24の巻回が緩
む。
次に、押圧体20の押付けを解くと、第5図D
に示すように、押圧体20はコイルスプリング2
3の付勢により矢印方向に降下するが、そのラチ
エツト20dのテーパー面が下部ケース19のラ
チエツト19cのテーパー面に前記間隙dを残し
て当接し、次いで間隙dだけ左方へ摺動して止ま
り、第5図Aの状態に復帰する。
そして、回転体16の回転を再開すると、コー
ド24の前記緩んだ分がリール21の回転に伴う
遠心力によりアイレツト25から自動的に繰出さ
れる。
この際、コード24の各1本が前記のように、
リール21の中間仕切板21dにより分割して胴
部21aに巻回されているので、交錯することな
く円滑に繰出される。
なお、本実施例では、各ラチエツトを8個とし
たが、一ステツプ当りのコードの繰出し長さを考
慮した適宜の個数にすることも可能である。
〔効果〕
本発明は次の効果を有する。
(a) リールはラチエツトを形成した押圧体に着脱
自在に嵌合されるので、構造が簡素化され、リ
ールの成形が極めて容易である。
(b) リールは中間仕切板を有し、導出方向を異に
するコードを分割して巻回するので、コードの
自動繰出しが極めて円滑に行われ、また回転体
へのリールの組付けも容易に行える。
(c) コードが損耗した際に、回転体より突出する
押圧体を地面等に押付けるという簡単な操作に
より、所定長のコードを自動的に繰出すことが
できる。
(d) コードの繰出し時には回転体の回転を止める
ので、危険がなく、また一ステツプ当りの長さ
に相当するコード繰出が確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した刈払機の斜視図、第
2図は回転体の縦断面図、第3図Aは押圧体の平
面図、同図Bは側面図、同図Cは縦断面図、同図
Dは背面図、第4図はリールの平面図、第5図A
〜Dはコード繰出しの説明図、第6図は従来例の
縦断面図である。 16……回転体、18……上部ケース、18b
……ラチエツト、19……下部ケース、19c…
…ラチエツト、20……押圧体、20c……鍔、
20d……ラチエツト、20e……凸部、20f
……ラチエツト、21……リール、21d……中
間仕切板、21e……凸部、23……コイルスプ
リング、24……コード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原動機により出力軸を介して駆動される回転
    体と、該回転体に内装され、上記出力軸に回転自
    在でありかつ軸方向に摺動自在にしてスプリング
    により回転体の下方へ突出するように付勢される
    押圧体と、該押圧体の外周に設けたリールと、前
    記回転体の上部内壁と押圧体の上部内周壁とに
    夫々対向して押圧体をコード巻回の緩み方向に回
    動させる鋸歯状のラチエツトを複数個設けると共
    に、回転体の下部内壁と押圧体の外周壁に形成し
    た鍔の下面とに夫々対向して係合用の鋸歯状のラ
    チエツトを複数個設けた刈払機のコード繰出し装
    置にして、前記押圧体を断面U字形の筒状に形成
    し、前記リールに中間仕切板を形成して前記押圧
    体の外周に着脱自在に取付け、前記押圧体外周壁
    のラチエツトと回転体下部内壁のラチエツトの各
    テーパー面が当接した際に、押圧体上部内周壁の
    ラチエツトが回転体上部内壁のラチエツトより間
    隙dだけ先行するように各ラチエツトの位相を設
    定したことを特徴とする刈払機のコード繰出し装
    置。
JP61048624A 1985-05-24 1986-03-07 刈払機のコ−ド繰出し装置 Granted JPS62208213A (ja)

Priority Applications (4)

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JP61048624A JPS62208213A (ja) 1986-03-07 1986-03-07 刈払機のコ−ド繰出し装置
US06/866,503 US4672798A (en) 1985-05-24 1986-05-23 Apparatus for cutting grass
AU57870/86A AU578004B2 (en) 1985-05-24 1986-05-23 Apparatus for cutting grass
EP86401092A EP0203011B1 (en) 1985-05-24 1986-05-23 Apparatus for cutting grass

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