JP2531945Y2 - アキュームレータ構造 - Google Patents

アキュームレータ構造

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JP2531945Y2
JP2531945Y2 JP1991014289U JP1428991U JP2531945Y2 JP 2531945 Y2 JP2531945 Y2 JP 2531945Y2 JP 1991014289 U JP1991014289 U JP 1991014289U JP 1428991 U JP1428991 U JP 1428991U JP 2531945 Y2 JP2531945 Y2 JP 2531945Y2
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JP
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piston
tube
outer case
accumulator
gas
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JP1991014289U
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正 長谷川
正信 宮崎
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Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はアウターケース内にピス
トンを摺動自在に嵌装したピストン型アキュームレータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】急制動時にブレーキ力を細かく制御して
タイヤロックを防止し、ブレーキングしながらでもステ
アリング操作ができるようにしたアンチロックブレーキ
システム(ABS)等にピストン型アキュームレータが
用いられている。このアキュームレータにおいて、気体
室側のガスが作動液室に透過してシステム中にエアーが
混入すると、ABSの作動遅れが発生して性能が低下す
るおそれがある。
【0003】そこで、従来においては図3に示すよう
に、有底筒状のアウターケース101内にピストン10
2を摺動自在に嵌装し、このピストン102外周にはシ
ール103,103を嵌装し、またアウターケース10
1の開口部にはキャップ104を装着し、更にこのキャ
ップ104外周にO−リング105を嵌装し、気体室S
1には窒素ガスを封入してプラグボルト106にて封止
するとともに、作動液室S2内に作動油を充填し、また
ピストン102外周のシール103,103間に環状室
107を形成し、この環状室107をアウターケース1
01の側部に形成した孔108を介して大気に開放し、
この大気開放部にフィルタ109を取付けたものがあ
る。
【0004】このアキュームレータにおいては、気体室
S1内のガスがアウターケース101内周とピストン1
02外周との間を通って作動液室S2側に透過しようと
するとき、そのガスは環状室107に入ると、孔108
を介して大気に放出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアキュームレータ構造にあっては、ピストン
02外周に設けた環状室107をアウターケース101
の側部に形成した孔108を介して大気に開放するた
め、環状室107のピストン摺動方向の幅が大きくなっ
て、アキュームレータの全長が長くなるという不都合が
ある本考案の目的は、作動液室へのガスの透過を防止
し、全長の増加を抑えたアキュームレータ構造を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案の請求項1は、ピストンには気体室側に大径凹
部を設け、ピストン外周の両シール間に環状凹部を形成
し、大径凹部内から伸縮自在なチューブの一端を差込ん
で開口を環状凹部に臨ませ、アウターケースの気体室側
の端部に設けたプラグボルトにチューブの他端を回転自
在に取付けて環状凹部を大気に開放するとともに、大径
凹部にチューブの大部分を収納した
【0007】
【作用】ピストン外周の両シール間に形成した環状凹部
を伸縮自在のチューブを介してアウターケースのストロ
ーク方向の側室側端部から大気に開放するようにしたの
で、アキュームレータ全長の増加を招かない。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。ここで図1は本考案を適用したアキュームレー
タの断面図、図2は同アキュームレータの組立手順を示
す断面図である。
【0009】有底筒状のアウターケース1内にはピスト
ン2を摺動自在に嵌装して気体室S1及び作動液室S2
を画成し、ピストン2外周にはO−リング3a,3a
びバックアップリング3b,3bからなるシール3,3
を嵌装し、ピストン2の気体室S1側には、大径凹部2
aを形成し、アウターケース1の開口端部1bにはキャ
ップ4を取付けて、このキャップ4外周にはO−リング
5を嵌装し、気体室S1には窒素ガスを封入してプラグ
ボルト6で封止し、作動液室S2内には作動液を充填し
ている。
【0010】また、ピストン2外周にはシール3,3間
に環状凹部8を形成し、ピストン2の大径凹部2aの内
周下部から環状凹部8に連通する貫通穴2bを開け、大
径凹部2a内から伸縮自在なスパイラルチューブ9の一
端を貫通穴2bに差込んで固着して、その一端の開口9
aを環状凹部8に臨ませ、大径凹部2a及び気体室S1
内を通じて他端をプラグボルト6に取付けて、環状凹部
8を気体室S1側端部から大気に開放し、更にプラグ
ボルト6にはフィルタ10を取付けている。
【0011】 プラグボルト6に取付けたスパイラスチュ
ーブ9の端部は、プラグボルト6の小径穴6a入口に当
接するストッパ部9bと、プラグボルト6の大径穴6b
側からテーパ状に拡径した拡径部9cとを有する。な
お、6cはフィルタ10を取付けるための溝、11はO
リング、12はシール材である。
【0012】このように構成したアキュームレータにお
いては、図示しないポンプによって高圧作動液が作動液
室S2内に圧送され、所定の圧力で作動液とガスが釣り
合う状態で図示しないソレノイドバルブによりシールさ
れており、高圧作動液が必要になるシステム作動時に
は、ソレノイドバルブがオン状態になって、作動液室S
2から作動液が吐出され、その後、再びシステム作動に
必要な高圧作動液が蓄圧される。
【0013】以上に述べたアキュームレータ構造の作用
を次に説明する。まず、気体室S1内のガスがアウター
ケース1内周とピストン2外周との間を透過すると、ガ
スは環状凹部8内に入り、この環状凹部8からスパイラ
ルチューブ9を介して大気に解放されるので、作動液室
S2には透過しない。そして、スパイラルチューブ9は
伸縮自在であるので、ピストン2の動作には影響を与え
ることがなく、しかもアウターケース1全長を長くする
必要がない。
【0014】次に、このアキュームレータの組立手順に
ついて図2を参照して説明すると、先ず同図(a)に示
すように、ピストン12の大径凹部2a側から貫通穴2
bにスパイラルチューブ9の一端を挿通し溶接にて固着
する。次に、ピストン2にシール3,3を嵌装し、アウ
ターケース1内にスパイラルチューブ9付きピストン2
を挿通し、スパイラルチューブ9の端部をアウターケー
ス1のガス封入孔1aから外に出す。
【0015】 この後 、同図(b)に示すように、プラグ
ボルト6をスパイラルチューブ9の端部に被せながらア
ウターケース1のガス封入孔1aに螺着し、スパイラル
チューブ9の端部プラグボルト6の小径穴6aにスト
ッパ部9bがプラグボルト6に当接するまで挿通する。
【0016】その後、同図(c)に示すように、スパイ
ラルチューブ9の先端を拡径して拡径部9cを形成し、
スパイラルチューブ9の端部をプラグボルト6に回転自
在に取付け、アウターケース1の開口端部1bにキャッ
プ4を嵌装し、アウターケース1の開口端部1bを加締
めてキャップ4を固定する。 そして、プラグボルト6を
緩めてガス封入孔1aからアウターケース1の気体室S
1内にガスを封入し、再度プラグボルト6をアウターケ
ース1に螺着し、プラグボルト6の溝6cにフィルタ1
0を係止して装着する。
【0017】このようにスパイラルチューブ9の端部
プラグボルト6に対して回転自在に取付けので、プラ
グボルト6の組付時にスパイラルチューブ9が捩れるこ
とがない。
【0018】 また、ピストン2の大径凹部2aにスパイ
ラルチューブ9の大部分を収納するようにしたので、大
径凹部2aを気体室S1の一部とスパイラルチューブ9
収納部とに利用でき、スペースを効率よく活用すること
ができる。そして、スパイラルチューブ9収納のための
余計なスペースを必要としないので、アキュームレータ
の全長を短縮することができる。 更に、ピストン2が移
動しても、スパイラルチューブ9は大径凹部2a内に位
置決めされ、アウターケース1と摺動することがなく、
スパイラルチューブ9の摩耗、破損等に対して有利とな
り、耐久性を向上させることができる。
【0019】
【考案の効果】以上に説明したように本考案によれば、
(A)ピストンに形成した環状凹部とアウターケースの
端部との間を伸縮自在のチューブで接続したので、気体
室からピストン外周側へ洩れたガスは、環状凹部からチ
ューブを通って大気に開放され、作動液室へのガスの透
過を防止するとともに、アキュームレータ全長の増加を
抑えることができる。(B)チューブを大径凹部に収納
したので、大径凹部を気体室の一部とチューブ収納部と
に利用でき、スペースを効率よく活用することができ
る。そして、チューブ収納のための余計なスペースを必
要としないので、アキュームレータの全長を短縮するこ
とができる。また、ピストンが移動しても、チューブは
大径凹部内に位置決めされ、アウターケースと摺動する
ことがないので、チューブの摩耗、破損等に対して有利
となり、耐久性を向上させることができる。(C)プラ
グボルトにチューブの端部を回転自在に取付けたので、
組立時やピ ストン回転時のチューブのねじれを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したアキュームレータの断面図
【図2】同アキュームレータの組立手順を示す断面図
【図3】従来のアキュームレータの断面図
【符号の説明】
1…アウターケース、2…ピストン、2a…大径凹部、
3…シール、5…O−リング、6…プラグボルト、8…
環状凹部、9…スパイラルチューブ、9a…開口、S1
…気体室、S2…作動液室。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターケース内にピストンを摺動自在
    に嵌装して気体室と作動液室とに区画したピストン型ア
    キュームレータにおいて、前記ピストンには前記気体室
    側に大径凹部を設け、前記ピストン外周の両シール間に
    環状凹部を形成し、大径凹部内から伸縮自在なチューブ
    の一端を差込んで開口を前記環状凹部に臨ませ、前記ア
    ウターケースの気体室側の端部に設けたプラグボルトに
    前記チューブの他端を回転自在に取付けて前記環状凹部
    を大気に開放するとともに、前記大径凹部にチューブの
    大部分を収納したことを特徴とするアキュームレータ構
    造。
JP1991014289U 1991-02-20 1991-02-20 アキュームレータ構造 Expired - Lifetime JP2531945Y2 (ja)

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JP1991014289U JP2531945Y2 (ja) 1991-02-20 1991-02-20 アキュームレータ構造
US07/838,497 US5311910A (en) 1991-02-20 1992-02-19 Cap attachment structure for accumulator
DE4205199A DE4205199C2 (de) 1991-02-20 1992-02-20 Befestigungsanordnung für ein Verschlußstück eines Druckspeichers

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JPH04105601U JPH04105601U (ja) 1992-09-11
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DE10303988A1 (de) * 2003-02-01 2004-08-19 Hydac Technology Gmbh Verfahren zum Herstellen von Kolbenspeichern

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JPH04105601U (ja) 1992-09-11

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