JP2531651Y2 - 高周波溶着装置 - Google Patents

高周波溶着装置

Info

Publication number
JP2531651Y2
JP2531651Y2 JP1990059817U JP5981790U JP2531651Y2 JP 2531651 Y2 JP2531651 Y2 JP 2531651Y2 JP 1990059817 U JP1990059817 U JP 1990059817U JP 5981790 U JP5981790 U JP 5981790U JP 2531651 Y2 JP2531651 Y2 JP 2531651Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
peripheral wall
folded portion
pressing
pressing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990059817U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0419402U (ja
Inventor
守 藤田
義行 市沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP1990059817U priority Critical patent/JP2531651Y2/ja
Publication of JPH0419402U publication Critical patent/JPH0419402U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531651Y2 publication Critical patent/JP2531651Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing Of Containers (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願考案は,合成樹脂製容器胴部の開口部に,金属層
を有する合成樹脂製蓋体を高周波誘導加熱により溶着す
る装置に関するものである。
〔従来の技術〕
高周波誘導加熱による溶着装置は,第5図に示すよう
に,蓋体3の中央凹部6に加圧体14を嵌合した状態で,
複数に分割された押圧部材1を容器の軸心に向かって移
動させ,この押圧部材1で蓋体3の折返し部7を押圧す
る。次に,加熱コイル10に高周波電流を流す。この電流
によって蓋体3の金属層が誘導加熱され,その熱で蓋体
3および胴部9の合成樹脂材を溶融して両者を溶着させ
るものである。
そして,この従来技術における押圧部材1は,蓋体3
の折返し部7の外面全域を押圧するものとしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
こうした従来技術における問題は,蓋体3と胴部9と
の密な溶着が必ずしも確実に達成されないことである。
従来技術にあっては,前記した如く押圧部材1で折返し
部7の外面全域を押圧するものとしているため,必然的
に単位面積当たりの押圧力におのずと限界が生じ,よっ
て溶着時において蓋体3と胴部9との密着性が不足する
からである。
本願考案はこうした問題に鑑み創案されたもので,蓋
体3と胴部9との密な溶着を確実に達成することの出来
る高周波溶着装置を提供することをその課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのための手段として,中央部分に周壁4と底壁5と
で形成される中央凹部6を有すると共に,周端部に折返
し部7を形成して嵌合溝8を有する蓋体3と,上端部を
嵌合溝8に嵌合させて蓋体3と組付く胴部9とを高周波
誘導加熱によって溶着する装置において,折返し部7を
周壁4より短くすると共に、蓋体3と胴部9との組付き
部分に対する複数に分割された押圧部材1による軸心に
向かう押圧箇所を、折返し部7直下の胴部9の周壁4が
嵌入している部分に設定した。
尚,押圧部材1に,折返し部7をも押圧すべく,切欠
き段部2を形成すると良い。
〔作用〕
本願考案に係る高周波溶着装置は,折返し部7直下の
胴部9上端部を強圧すべく設定したので,その胴部9上
端部と蓋体3周壁4とを強固に密着させることが出来る
(第1図参照)。従来技術にあっては,折返し部7の外
面全域を押圧していたので,単位面積当たりの押圧力が
不足し,かつこの押圧力で折返し部7と胴部9上端部お
よび胴部9上端部と周壁4という二箇所の密着を行うこ
ととしていたため押圧力が分散し,その全域が不十分な
押圧力で不十分に接触していたが,本願考案にあっては
胴部9上端部を直接押圧することとしたので,その胴部
9上端部と蓋体周壁4とに大きな押圧力を作用させるこ
とが出来,よって両者を確実に密着させて溶着すること
が出来ている。
すなわち、蓋体3と胴部9との溶着前の組付き状態を
安定させると共に、溶着達成後の後加工を不要とすべ
く、胴部9の上端部が嵌合する嵌合溝8を蓋体3に設け
た構成において、従来は、嵌合溝8を形成する折返し部
7が胴部9の上端部を覆って外側に位置するので、押圧
部材1の押圧力を、この折返し部7に作用させる外な
く、このため上記した不都合が生じていたのである。そ
こで、本願考案は、折返し部7を周壁4よりも短くする
ことにより、折返し部7の直下に、周壁4が嵌入してい
る胴部9の上端部分を露出位置させ、この折返し部7の
直下に位置した胴部9の上端部分に押圧部材1の押圧力
を直接作用させるようにしたものであり、これにより溶
着前の蓋体3と胴部9との組付き状態の安定した保持
と、溶着達成後の後加工の不要と云う利点を維持したま
ま、蓋体3と胴部9との強固で密な溶着を確実に達成で
きるようにしているのである。
又、押圧部材1に,折返し部7をも押圧すべく,切欠
き段部2を形成することによって,胴部9上端部と蓋体
周壁4とを密に溶着することが出来るのみでなく,容器
上端部の変形を防止することが出来る(第2図参照)。
すなわち,押圧部材1で胴部9上端部を押圧すると,胴
部9上端部はその押圧力で外方に湾曲変形して蓋体折返
し部7を押し出そうとするが,押圧部材1に切欠き段部
2を形成して折返し部7が変形しないように押圧するこ
ととしているので,容器の形状が正確に保たれる。
〔実施例〕
第1図に本願考案の一実施例を示す。これは,胴部9
上端部のみを押圧するものである。この胴部9上端部を
押圧することによって,その押圧された部分が蓋体周壁
4に強く当接し,両者の密な溶着が達成されるものであ
る。
第2図に本願考案の他の実施例を示す。これは,折返
し部7をも押圧すべく切欠き段部2を形成したものであ
る。切欠き段部2の切欠きの深さは,折返し部7の肉厚
よりやや大きい程度に設定している。こうすることによ
って,胴部9上端部を強力に周壁4に押圧した状態で切
欠き段部2が折返し部7を適度な力で押圧し,容器の変
形を防止することが出来ている。
第3図は,本願考案のの一実施例を示すもので、本装
置においては,まず容器を載置台16上に置いた後上昇
し,加圧体14を蓋体3の中央凹部6に嵌入して押圧する
ことによって蓋体3を胴部9に嵌合する。次に昇降装置
11の作動によって昇降体15を下降し,その昇降体15に当
接している弾性体12を縮径する。弾性体12には複数の縦
割溝13が形成されており,よって弾性変形による縮径が
可能である。この弾性体12の下端部には本願考案に係る
切欠き段部2を有する押圧部材1が複数組付けられてお
り,弾性体12の縮径に伴い容器の軸心に向かって移動し
て容器上端部を押圧する。この状態で加熱コイル10に高
周波電流を流して蓋体3の金属層を誘導加熱し,その熱
で蓋体3および胴部9の合成樹脂を溶融し,両者を溶着
するものである。
第4図は、本願考案の他の実施例を示すものである。
この装置において複数の押圧部材1は進退装置17によっ
て容器の軸心に向かって進退移動するものである。
第3図に示した装置は昇降装置11の縦移動を押圧部材
1の横移動に変換するものであり,第4図に示した装置
は進退装置17の横移動をそのまま押圧部材1に伝達する
ものである。
〔考案の効果〕
このように本願考案は、押圧部材1で胴部上端部を直
接強圧することとしているので、従来の折返し部を押圧
するものと比較して、胴部上端部と蓋体周壁とをより密
着することが可能で,これによって蓋体と胴部とを密に
かつ強固に溶着することが出来る。
又,押圧部材に切欠き段部を形成したことによって,
折返し部も押圧することが出来るので、溶着時における
容器上端部の変形を未然に防止することが出来る等,多
くの優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図,第2図は
他の実施例を示す要部断面図,第3図は本考案の押圧部
材を組付けた装置を示す断面図,第4図は本考案の押圧
部材を組付けた他の装置を示す断面図,第5図は従来技
術を示す要部断面図である。 符号の説明 1:押圧部材,2:切欠き段部,3:蓋体,4:周壁,5:底壁,6:中
央凹部,7:折返し部,8:嵌合溝,9:胴部,10:加熱コイル,1
1:昇降装置,12:弾性体,13:縦割溝,14:加圧体,15:昇降
体,16:載置台,17:進退装置。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に周壁(4)と底壁(5)とで形成
    される中央凹部(6)を有すると共に、周端部に折返し
    部(7)を形成して嵌合溝(8)を有する蓋体(3)
    と、上端部を前記嵌合溝(8)に嵌合させて前記蓋体
    (3)と組付く胴部(9)とを、高周波誘導加熱によっ
    て溶着する装置において、前記折返し部(7)を周壁
    (4)より短くすると共に、前記蓋体(3)と胴部
    (9)との組付き部分に対する複数に分割された押圧部
    材(1)による軸心に向かう押圧箇所を、前記折返し部
    (7)直下の胴部(9)の周壁(4)が嵌入している部
    分に設定して成る高周波溶着装置。
  2. 【請求項2】押圧部材(1)に、蓋体(3)の折返し部
    (7)をも押圧すべく、切欠き段部(2)を形成した請
    求項1記載の高周波溶着装置。
JP1990059817U 1990-06-06 1990-06-06 高周波溶着装置 Expired - Fee Related JP2531651Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990059817U JP2531651Y2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 高周波溶着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990059817U JP2531651Y2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 高周波溶着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0419402U JPH0419402U (ja) 1992-02-18
JP2531651Y2 true JP2531651Y2 (ja) 1997-04-09

Family

ID=31586648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990059817U Expired - Fee Related JP2531651Y2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 高周波溶着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2531651Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59134109A (ja) * 1983-01-12 1984-08-01 東洋製罐株式会社 ヒ−トシ−ル法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0419402U (ja) 1992-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5200587A (en) Induction heating coil with conical base
US3159695A (en) Process for pneumatic formation of thermoplastic foils
US5013878A (en) Induction heat sealing lap-seamed containers to non-metallic closures
JP2531651Y2 (ja) 高周波溶着装置
US4782993A (en) Process for manufacturing twin layer bottoms with filling of the hollow space
CN1243777A (zh) 环-面异种金属高频加热压力钎焊方法及设备
US4994637A (en) Induction coil with lapped joint
JPH072485B2 (ja) 容器のシール装置
JP2711467B2 (ja) 筒状容器の高周波溶着装置
KR102424187B1 (ko) 복합 재료로 구성된 캔 리드의 제조 방법
JPH01176002U (ja)
US4602732A (en) Method of sealing an aluminum cover to a drip coffeemaker hot water generator aluminum casting
CN211219126U (zh) 一种焊接头及焊接机
JPS5859039A (ja) 容器の組立て方法と装置
JP2926130B2 (ja) 高周波溶着装置
JP2912679B2 (ja) 高周波溶着装置
US3476905A (en) Welding of mountings on hollow sheet-metal bodies
JP2002178071A (ja) 調理用容器の製造方法
JP4323768B2 (ja) 真空部を有する容器の製造方法
JPS6050022B2 (ja) モノブロック型蓄電池の溶着密封方法並にその溶着密封装置
JPH0734666Y2 (ja) プラスチック材の溶着装置
JPS6036092B2 (ja) コンデンサの封口方法
JPH0476869B2 (ja)
JPS63206213A (ja) 金属製二重カップの製造方法
JPS58194531A (ja) 紙缶における端板固着方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees