JP2531578B2 - 股カギからの枝肉取りはずし装置 - Google Patents
股カギからの枝肉取りはずし装置Info
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- JP2531578B2 JP2531578B2 JP6130863A JP13086394A JP2531578B2 JP 2531578 B2 JP2531578 B2 JP 2531578B2 JP 6130863 A JP6130863 A JP 6130863A JP 13086394 A JP13086394 A JP 13086394A JP 2531578 B2 JP2531578 B2 JP 2531578B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、豚、牛等の畜体を股カ
ギに吊って架空コンベアより各処理ステーションに搬送
して処理を行う処理ラインにおける枝肉大ばらしステー
ションにおいて、該枝肉を股カギから取りはずす装置に
関する。
ギに吊って架空コンベアより各処理ステーションに搬送
して処理を行う処理ラインにおける枝肉大ばらしステー
ションにおいて、該枝肉を股カギから取りはずす装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、豚体を処理ラインに沿って搬送
するには、図6に示すような頂角をはさんで斜めに延長
する2本のアーム(b)、(b)の下端部を上向きのカ
ギ部(c)、(c)に形成してなる股カギ(A)を、そ
の頂角部(a)において天井トロリーコンベアのトロリ
ーに吊支し、この股カギの左右カギ部に豚体を吊って行
っており、そして処理ライン最後の大ばらしステーショ
ンには、豚体を背骨に沿って2つ割りした一対の枝肉に
処理されて同じく股カギに吊って搬送されてくる。
するには、図6に示すような頂角をはさんで斜めに延長
する2本のアーム(b)、(b)の下端部を上向きのカ
ギ部(c)、(c)に形成してなる股カギ(A)を、そ
の頂角部(a)において天井トロリーコンベアのトロリ
ーに吊支し、この股カギの左右カギ部に豚体を吊って行
っており、そして処理ライン最後の大ばらしステーショ
ンには、豚体を背骨に沿って2つ割りした一対の枝肉に
処理されて同じく股カギに吊って搬送されてくる。
【0003】そこで、大ばらしステーションでの本作業
に先だって、股カギに吊って搬送されてくる一対の枝肉
を股カギから取りはずさなければならず、従来はこれを
作業員の手作業で行っていた。しかし、枝肉が相当の重
量物であるため、作業員がこれを連続的に遂行するには
体力の消耗にはなはだしいものがあり、これに代る機械
的装置の開発が要望されていた。
に先だって、股カギに吊って搬送されてくる一対の枝肉
を股カギから取りはずさなければならず、従来はこれを
作業員の手作業で行っていた。しかし、枝肉が相当の重
量物であるため、作業員がこれを連続的に遂行するには
体力の消耗にはなはだしいものがあり、これに代る機械
的装置の開発が要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、股カギから
枝肉を確実に取りはずすことのできる装置をうることを
課題とする。
枝肉を確実に取りはずすことのできる装置をうることを
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、第1発明は、架空コンベアの走行自在のトロリ
ーに吊支された股カギの左右カギ部に掛け吊りされた枝
肉が搬送されてくる枝肉取りはずしセクションにおい
て、1つの可動台を上記股カギの走行に支障とならない
位置から股カギの前面へ進退自在に配設し、上記可動台
に、上記股カギの上部および下部に係止すべき2つの係
止部材であって、該股カギの左右傾斜アームにそれぞれ
係合すべき左右のV字状係止溝を水平線上に有する上下
2段の係止部材と、上記股カギを上記上下2段の係止部
材の各係止溝に押しつけ固定する開閉自在のクランプア
ームと、上記股カギにおけるカギ部の曲がりの外周に沿
って上記カギ部に掛けられた枝肉を該カギ部からはずす
方向へ往復移動自在に支持された枝肉はずし部材と、上
記枝肉はずし部材を往復駆動させる駆動手段と、を設け
た、股カギからの枝肉取りはずし装置を提案し、
として、第1発明は、架空コンベアの走行自在のトロリ
ーに吊支された股カギの左右カギ部に掛け吊りされた枝
肉が搬送されてくる枝肉取りはずしセクションにおい
て、1つの可動台を上記股カギの走行に支障とならない
位置から股カギの前面へ進退自在に配設し、上記可動台
に、上記股カギの上部および下部に係止すべき2つの係
止部材であって、該股カギの左右傾斜アームにそれぞれ
係合すべき左右のV字状係止溝を水平線上に有する上下
2段の係止部材と、上記股カギを上記上下2段の係止部
材の各係止溝に押しつけ固定する開閉自在のクランプア
ームと、上記股カギにおけるカギ部の曲がりの外周に沿
って上記カギ部に掛けられた枝肉を該カギ部からはずす
方向へ往復移動自在に支持された枝肉はずし部材と、上
記枝肉はずし部材を往復駆動させる駆動手段と、を設け
た、股カギからの枝肉取りはずし装置を提案し、
【0006】第2発明は、上記第1発明における上下2
段の係止部材に代え、上下2段の係止部材の一方が、上
記股カギの左右傾斜アームにそれぞれ係合すべき左右の
V字状係止溝を水平線上に有するものであり、他方が、
上記左右傾斜アームの各外側にそれぞれ係合すべき外が
わへ傾斜の左右の内開きL字状係止段部を水平線上に有
するものである、股カギからの枝肉取りはずし装置を提
案し、
段の係止部材に代え、上下2段の係止部材の一方が、上
記股カギの左右傾斜アームにそれぞれ係合すべき左右の
V字状係止溝を水平線上に有するものであり、他方が、
上記左右傾斜アームの各外側にそれぞれ係合すべき外が
わへ傾斜の左右の内開きL字状係止段部を水平線上に有
するものである、股カギからの枝肉取りはずし装置を提
案し、
【0007】第3発明は、上記第1発明における上下2
段の係止部材に代え、上下2段の係止部材の一方が、上
記股カギの左右傾斜アームにそれぞれ係合すべき左右の
V字状係止溝を水平線上に有するものであり、他方が、
上記左右傾斜アームの各内側にそれぞれ係合すべき内が
わへ傾斜の左右の外開きL字状係止段部を水平線上に有
するものである、股カギからの枝肉取りはずし装置を提
案し、
段の係止部材に代え、上下2段の係止部材の一方が、上
記股カギの左右傾斜アームにそれぞれ係合すべき左右の
V字状係止溝を水平線上に有するものであり、他方が、
上記左右傾斜アームの各内側にそれぞれ係合すべき内が
わへ傾斜の左右の外開きL字状係止段部を水平線上に有
するものである、股カギからの枝肉取りはずし装置を提
案し、
【0008】第4発明は、上記第1発明における上下2
段の係止部材に代え、上下2段の係止部材の一方が、上
記左右傾斜アームの各外側にそれぞれ係合すべき外がわ
へ傾斜の左右の内開きL字状係止段部を水平線上に有す
るものであり、他方が、上記左右傾斜アームの各内側に
それぞれ係合すべき内がわへ傾斜の左右の外開きL字状
係止段部を水平線上に有するものである、股カギからの
枝肉取りはずし装置を提案する。
段の係止部材に代え、上下2段の係止部材の一方が、上
記左右傾斜アームの各外側にそれぞれ係合すべき外がわ
へ傾斜の左右の内開きL字状係止段部を水平線上に有す
るものであり、他方が、上記左右傾斜アームの各内側に
それぞれ係合すべき内がわへ傾斜の左右の外開きL字状
係止段部を水平線上に有するものである、股カギからの
枝肉取りはずし装置を提案する。
【0009】上記各発明における「股カギ」は、従来よ
り枝肉等の搬送に広く使用されているものであって、頂
角をはさんで2本の傾斜アームを延長すると共に両アー
ムの下端部をそれぞれ上向きに曲げてカギ部に形成した
もので、その頂角部でトロリーに吊支する。以下図面を
参照して本発明の実施例について説明する。
り枝肉等の搬送に広く使用されているものであって、頂
角をはさんで2本の傾斜アームを延長すると共に両アー
ムの下端部をそれぞれ上向きに曲げてカギ部に形成した
もので、その頂角部でトロリーに吊支する。以下図面を
参照して本発明の実施例について説明する。
【0010】
【実施例】処理ラインに沿って天井レール(1)、トロ
リー(2)…およびトロリー走行駆動装置からなる架空
トロリーコンベアが配設され、その所定位置下方の枝肉
取りはずしセクション(S)に、大ばらしステーション
へ延長する腰の高さのローラコンベア(4)が上記トロ
リーコンベアと直交方向に設置されると共に、該ローラ
コンベア(4)の上記トロリーコンベア進行がわの一側
に枝肉取りはずし装置(5)が設置されている。上記ト
ロリー(2)…の各下端から突出されたフック(3)…
に、図6に示す股カギ(A)を頂角部(a)を係止して
それぞれ吊支し、各股カギ(A)の左右カギ部(c)、
(c)に枝肉(m)、(m)を脚先端部を掛けてそれぞ
れ吊った状態で、該枝肉取りはずしセクション(S)の
手前の待機位置(W)に搬送し、そして該待機位置
(W)からトロリー(2)1台づつを間欠的に上記枝肉
取りはずし装置(5)の手前上方の作業位置(P)に送
るのである。
リー(2)…およびトロリー走行駆動装置からなる架空
トロリーコンベアが配設され、その所定位置下方の枝肉
取りはずしセクション(S)に、大ばらしステーション
へ延長する腰の高さのローラコンベア(4)が上記トロ
リーコンベアと直交方向に設置されると共に、該ローラ
コンベア(4)の上記トロリーコンベア進行がわの一側
に枝肉取りはずし装置(5)が設置されている。上記ト
ロリー(2)…の各下端から突出されたフック(3)…
に、図6に示す股カギ(A)を頂角部(a)を係止して
それぞれ吊支し、各股カギ(A)の左右カギ部(c)、
(c)に枝肉(m)、(m)を脚先端部を掛けてそれぞ
れ吊った状態で、該枝肉取りはずしセクション(S)の
手前の待機位置(W)に搬送し、そして該待機位置
(W)からトロリー(2)1台づつを間欠的に上記枝肉
取りはずし装置(5)の手前上方の作業位置(P)に送
るのである。
【0011】上記枝肉取りはずし装置(5)の構造は次
のようである。フレーム(6)上に、上記ローラコンベ
ア(4)の上方へ向けて上向き傾斜する傾斜支持台
(7)を設け、該支持台(7)上に、図5に示す横断面
6角形のレール(8)を敷設し、該レール(8)上に横
断面コ字状の車台(9)を被装すると共に車輪(10)
…をレール(8)の斜側面に当接して走行自在に支持さ
せ、この車台(9)の先端部上面に可動台板(11)を
ネジ(12)…により固定し、該台板(11)に上下2
段の係止板、クランプアームおよび枝肉はずし手段をそ
れぞれ取りつけてある。
のようである。フレーム(6)上に、上記ローラコンベ
ア(4)の上方へ向けて上向き傾斜する傾斜支持台
(7)を設け、該支持台(7)上に、図5に示す横断面
6角形のレール(8)を敷設し、該レール(8)上に横
断面コ字状の車台(9)を被装すると共に車輪(10)
…をレール(8)の斜側面に当接して走行自在に支持さ
せ、この車台(9)の先端部上面に可動台板(11)を
ネジ(12)…により固定し、該台板(11)に上下2
段の係止板、クランプアームおよび枝肉はずし手段をそ
れぞれ取りつけてある。
【0012】まず、上下2段の係止板(13)、(1
4)は、図2、3、4に示すように上記台板(11)の
前端部上面にチャンネル材スペーサ(15)をはさんで
適宜上下間隔をあけた状態で台板(11)と平行に固定
してあり、その上段係止板(13)は、本例では、上記
股カギ(A)の左右傾斜アーム(b)、(b)上部の水
平線上において各アーム外側にそれぞれ係合すべき内側
方へ開いたL字状段部であって、そのL字形の突出部に
外がわへ傾斜の斜辺(16’)、(16’)を有する内
開きL字状係止段部(16)、(16)を前端に設け、
また下段係止板(14)は、本例では、上記左右傾斜ア
ーム(b)、(b)中間部の水平線上においてそれぞれ
係合すべきV状斜辺(18’)、(18’)からなるV
字状係止溝(18)、(18)を前端に設けもので、こ
れら係止段部(16)、(16)および係止溝(1
8)、(18)を上記可動台板(11)の前端からそれ
ぞれ突出させている。
4)は、図2、3、4に示すように上記台板(11)の
前端部上面にチャンネル材スペーサ(15)をはさんで
適宜上下間隔をあけた状態で台板(11)と平行に固定
してあり、その上段係止板(13)は、本例では、上記
股カギ(A)の左右傾斜アーム(b)、(b)上部の水
平線上において各アーム外側にそれぞれ係合すべき内側
方へ開いたL字状段部であって、そのL字形の突出部に
外がわへ傾斜の斜辺(16’)、(16’)を有する内
開きL字状係止段部(16)、(16)を前端に設け、
また下段係止板(14)は、本例では、上記左右傾斜ア
ーム(b)、(b)中間部の水平線上においてそれぞれ
係合すべきV状斜辺(18’)、(18’)からなるV
字状係止溝(18)、(18)を前端に設けもので、こ
れら係止段部(16)、(16)および係止溝(1
8)、(18)を上記可動台板(11)の前端からそれ
ぞれ突出させている。
【0013】上記クランプアーム(19)、(19)は
ベルクランク状のもので、上記係止板(13)、(1
4)の左右両側の軸受台(20)、(20)上に、アー
ムの一端部を台板(11)前端から突出した状態で、台
板(11)と平行の面上で揺動できるようにアーム中間
部においてピン(21)、(21)により支持し、その
際上記両クランプアーム(19)、(19)は、図3の
ようにその先端部を台板(11)前端から前方へ突出し
た待機位置から同図矢印で示す互に内がわへ揺動させた
とき、その先端部を上下の係止板(13)、(14)の
間に入りこませて両クランプアーム先端部で、上記係止
板(13)、(14)に係止された股カギ(A)を抱持
する位置関係にある。
ベルクランク状のもので、上記係止板(13)、(1
4)の左右両側の軸受台(20)、(20)上に、アー
ムの一端部を台板(11)前端から突出した状態で、台
板(11)と平行の面上で揺動できるようにアーム中間
部においてピン(21)、(21)により支持し、その
際上記両クランプアーム(19)、(19)は、図3の
ようにその先端部を台板(11)前端から前方へ突出し
た待機位置から同図矢印で示す互に内がわへ揺動させた
とき、その先端部を上下の係止板(13)、(14)の
間に入りこませて両クランプアーム先端部で、上記係止
板(13)、(14)に係止された股カギ(A)を抱持
する位置関係にある。
【0014】上記クランプアーム(19)、(19)を
揺動させる駆動手段として、図2、3、4においてエア
シリンダ(22)、(22)を、該クランプアームの各
後方においてブラケット(23)、(23)にエアシリ
ンダ後端部において揺動自在に支持し、各シリンダのピ
ストンロッド(24)、(24)先端部を上記クランプ
アーム(19)、(19)の後端部に回転自在に連結し
てある。
揺動させる駆動手段として、図2、3、4においてエア
シリンダ(22)、(22)を、該クランプアームの各
後方においてブラケット(23)、(23)にエアシリ
ンダ後端部において揺動自在に支持し、各シリンダのピ
ストンロッド(24)、(24)先端部を上記クランプ
アーム(19)、(19)の後端部に回転自在に連結し
てある。
【0015】上記枝肉取りはずし手段は次のようであ
る。図2、4において、上記台板(11)の前端部下面
にチャンネル状ブラケット(25)を固定し、該ブラケ
ット(25)の背面にロータリアクチュエーター(2
6)を取りつけると共にその出力軸(27)を前方に突
出し、突出端に作動レバー(28)の一端部を固着し、
該レバー(28)の他端部に枝肉はずし棒(29)を垂
直に突設してある。この場合、上記枝肉はずし棒(2
9)、(29)は、図4のように上記股カギ(A)が上
下の係止板(13)、(14)に係止され且つ上記クラ
ンプアーム(19)、(19)にて抱持された状態にお
ける左右傾斜アーム(b)、(b)の下部内側の待機位
置に常時は位置しているが、上記ロータリアクチュエー
ター(26)の駆動により図4矢印で示すように上記待
機位置から股カギカギ部(c)、(c)の曲りに沿って
仮想線で示すカギ部(c)、(c)尖端外側の位置まで
約180度回転し、それにより上記カギ部(c)、
(c)に掛け吊りされている枝肉を該カギ部(c)、
(c)からはずすこととなる。枝肉をはずした後上記枝
肉はずし棒(29)、(29)はロータリアクチュエー
ター(26)の駆動により上記と逆方向へ約180度回
転して待機位置に戻る。
る。図2、4において、上記台板(11)の前端部下面
にチャンネル状ブラケット(25)を固定し、該ブラケ
ット(25)の背面にロータリアクチュエーター(2
6)を取りつけると共にその出力軸(27)を前方に突
出し、突出端に作動レバー(28)の一端部を固着し、
該レバー(28)の他端部に枝肉はずし棒(29)を垂
直に突設してある。この場合、上記枝肉はずし棒(2
9)、(29)は、図4のように上記股カギ(A)が上
下の係止板(13)、(14)に係止され且つ上記クラ
ンプアーム(19)、(19)にて抱持された状態にお
ける左右傾斜アーム(b)、(b)の下部内側の待機位
置に常時は位置しているが、上記ロータリアクチュエー
ター(26)の駆動により図4矢印で示すように上記待
機位置から股カギカギ部(c)、(c)の曲りに沿って
仮想線で示すカギ部(c)、(c)尖端外側の位置まで
約180度回転し、それにより上記カギ部(c)、
(c)に掛け吊りされている枝肉を該カギ部(c)、
(c)からはずすこととなる。枝肉をはずした後上記枝
肉はずし棒(29)、(29)はロータリアクチュエー
ター(26)の駆動により上記と逆方向へ約180度回
転して待機位置に戻る。
【0016】次に、上記可動台板(11)を上記レール
(8)に沿って進退させる駆動手段として、図1のよう
に上記傾斜支持台(7)の後端部上に突設されたホルダ
ー(30)にエアシリンダ(31)の後端部を支持さ
せ、該シリンダのピストンロッド(32)先端を上記台
板(11)上のブラケット(33)に連結してある(図
3)。上記台板(11)がエアシリンダ(31)の駆動
により前進したときは、作業位置(P)にある枝肉
(m)、(m)を吊った股カギ(A)の傾斜アーム
(b)、(b)に対し上下係止板(13)、(14)が
係止し、台板(11)が後退したときは、空の股カギ
(A)が作業位置(P)から前方へ走行する際に支障と
ならない位置をとる。
(8)に沿って進退させる駆動手段として、図1のよう
に上記傾斜支持台(7)の後端部上に突設されたホルダ
ー(30)にエアシリンダ(31)の後端部を支持さ
せ、該シリンダのピストンロッド(32)先端を上記台
板(11)上のブラケット(33)に連結してある(図
3)。上記台板(11)がエアシリンダ(31)の駆動
により前進したときは、作業位置(P)にある枝肉
(m)、(m)を吊った股カギ(A)の傾斜アーム
(b)、(b)に対し上下係止板(13)、(14)が
係止し、台板(11)が後退したときは、空の股カギ
(A)が作業位置(P)から前方へ走行する際に支障と
ならない位置をとる。
【0017】上例の作用を次に説明する。上記可動台板
(11)が後退した状態で、図1における待機位置
(W)にある枝肉を吊ったトロリー(2)を作業位置
(P)まで移動させ、枝肉(m)、(m)はローラーコ
ンベア(4)上にのせた状態で停止させる。
(11)が後退した状態で、図1における待機位置
(W)にある枝肉を吊ったトロリー(2)を作業位置
(P)まで移動させ、枝肉(m)、(m)はローラーコ
ンベア(4)上にのせた状態で停止させる。
【0018】次に、エアシリンダ(31)の駆動により
台板(11)を上記股カギ(A)の前面に前進させ、そ
れにより股カギの左右傾斜アーム(b)、(b)に上下
2段の係止板(13)、(14)の係止段部(16)、
(16)および係止溝(18)、(18)を係合させ、
ついでエアシリンダ(22)、(22)の駆動によりク
ランプアーム(19)、(19)を内側に揺動させて上
記股カギの傾斜アーム(b)、(b)を係止板(1
3)、(14)がわへ引き寄せ、それにより、まず左右
の枝肉(m)、(m)に重量差があるために股カギ
(A)が左右に傾いている場合、上記上下係止板(1
3)、(14)の内側斜辺(16’)、(16’)およ
びV状斜辺(18’)(18’)、(18’)(1
8’)に傾斜アーム(b)、(b)をすべらすことによ
り股カギ(A)を正姿勢に矯正し、ついで係止段部(1
6)、(16)および係止溝(18)、(18)の各奥
部に上記傾斜アーム(b)、(b)を係止した状態でク
ランプアーム(19)、(19)で抱持することによ
り、股カギ(A)を上下振れ止め、左右振れ止め、前後
振れ止めおよび回り止めの状態に固定する。
台板(11)を上記股カギ(A)の前面に前進させ、そ
れにより股カギの左右傾斜アーム(b)、(b)に上下
2段の係止板(13)、(14)の係止段部(16)、
(16)および係止溝(18)、(18)を係合させ、
ついでエアシリンダ(22)、(22)の駆動によりク
ランプアーム(19)、(19)を内側に揺動させて上
記股カギの傾斜アーム(b)、(b)を係止板(1
3)、(14)がわへ引き寄せ、それにより、まず左右
の枝肉(m)、(m)に重量差があるために股カギ
(A)が左右に傾いている場合、上記上下係止板(1
3)、(14)の内側斜辺(16’)、(16’)およ
びV状斜辺(18’)(18’)、(18’)(1
8’)に傾斜アーム(b)、(b)をすべらすことによ
り股カギ(A)を正姿勢に矯正し、ついで係止段部(1
6)、(16)および係止溝(18)、(18)の各奥
部に上記傾斜アーム(b)、(b)を係止した状態でク
ランプアーム(19)、(19)で抱持することによ
り、股カギ(A)を上下振れ止め、左右振れ止め、前後
振れ止めおよび回り止めの状態に固定する。
【0019】次に、ロータリアクチュエーター(26)
の駆動により枝肉はずし棒(29)、(29)を待機位
置から股カギカギ部(c)、(c)の曲り外周を約18
0度回転させ、それにより該カギ部(c)、(c)に掛
けられている枝肉(m)、(m)の脚部先端をカギ部
(c)、(c)からそれぞれはずす。はずされた枝肉
(m)、(m)はローラコンベア(4)により大ばらし
ステーションに送られる。
の駆動により枝肉はずし棒(29)、(29)を待機位
置から股カギカギ部(c)、(c)の曲り外周を約18
0度回転させ、それにより該カギ部(c)、(c)に掛
けられている枝肉(m)、(m)の脚部先端をカギ部
(c)、(c)からそれぞれはずす。はずされた枝肉
(m)、(m)はローラコンベア(4)により大ばらし
ステーションに送られる。
【0020】次に、上記クランプアーム(19)、(1
9)をエアシリンダ(22)、(22)の駆動により外
方に開き、ついで台板(11)をエアシリンダ(31)
の駆動により下方に後退させ、それにより股カギ(A)
をフリーに開放する。その状態で空になったトロリー
(2)を作業位置(P)から前方へ搬送する。
9)をエアシリンダ(22)、(22)の駆動により外
方に開き、ついで台板(11)をエアシリンダ(31)
の駆動により下方に後退させ、それにより股カギ(A)
をフリーに開放する。その状態で空になったトロリー
(2)を作業位置(P)から前方へ搬送する。
【0021】図7(イ)の上下2段の係止板は、上段係
止板(13a)が外側方へ開いた内がわへ傾斜の斜辺
(17’a)を有する外開きL字状係止段部(17a)
を左右に有し、下段係止板(14a)がV状斜辺(1
8’a)、(18’a)からなるV字状係止溝(18
a)を左右に有するもので、これを図1〜6に示される
枝肉取りはずし装置に装備した構成のものがえられる。
止板(13a)が外側方へ開いた内がわへ傾斜の斜辺
(17’a)を有する外開きL字状係止段部(17a)
を左右に有し、下段係止板(14a)がV状斜辺(1
8’a)、(18’a)からなるV字状係止溝(18
a)を左右に有するもので、これを図1〜6に示される
枝肉取りはずし装置に装備した構成のものがえられる。
【0022】同図(ロ)の上下係止板は、上下の係止板
(13b)、(14b)ともにV字状係止溝(18b)
および(18b)をそれぞれ左右に有するもので、これ
を図1〜6に示される装置に装備した構成のものがえら
れる。
(13b)、(14b)ともにV字状係止溝(18b)
および(18b)をそれぞれ左右に有するもので、これ
を図1〜6に示される装置に装備した構成のものがえら
れる。
【0023】同図(ハ)の上下係止板は、上段の係止板
(13c)が内側方に開いた外がわへ傾斜の内開きL字
状係止段部(16c)を左右に有し、下段の係止板(1
4c)が外側方に開いた内がわへ傾斜の外開きL字状係
止段部(17c)を左右に有するもので、これを図1〜
6の装置に装備した構成のものがえられる。
(13c)が内側方に開いた外がわへ傾斜の内開きL字
状係止段部(16c)を左右に有し、下段の係止板(1
4c)が外側方に開いた内がわへ傾斜の外開きL字状係
止段部(17c)を左右に有するもので、これを図1〜
6の装置に装備した構成のものがえられる。
【0024】
【発明の効果】第1発明の股カギからの枝肉取りはずし
装置によれば、股カギの左右傾斜アームに上下2段の係
止部材の各左右のV字状係止溝をそれぞれ係止させると
共にクランプアームにより上記股カギを抱持すれば、股
カギの左右カギ部にそれぞれ吊った枝肉に重量差がある
ため股カギが左右に傾いている場合、これを正姿勢に矯
正することができると共に、股カギを上下振れ止め、左
右振れ止め、前後振れ止めおよび回り止めの状態に固定
することができ、その状態で枝肉はずし部材を駆動手段
により移動させることにより枝肉を確実に股カギのカギ
部からはずすことができるのである。
装置によれば、股カギの左右傾斜アームに上下2段の係
止部材の各左右のV字状係止溝をそれぞれ係止させると
共にクランプアームにより上記股カギを抱持すれば、股
カギの左右カギ部にそれぞれ吊った枝肉に重量差がある
ため股カギが左右に傾いている場合、これを正姿勢に矯
正することができると共に、股カギを上下振れ止め、左
右振れ止め、前後振れ止めおよび回り止めの状態に固定
することができ、その状態で枝肉はずし部材を駆動手段
により移動させることにより枝肉を確実に股カギのカギ
部からはずすことができるのである。
【0025】第2発明によれば、股カギの左右傾斜アー
ムに、上下の係止部材の一方のV字状係止溝および他方
の内開きL字状係止段部を係止させると共にクランプア
ームにより股カギを抱持することにより上記第1発明と
同一の効果を奏することができるのである。
ムに、上下の係止部材の一方のV字状係止溝および他方
の内開きL字状係止段部を係止させると共にクランプア
ームにより股カギを抱持することにより上記第1発明と
同一の効果を奏することができるのである。
【0026】第3発明によれば、股カギの左右傾斜アー
ムに、上下の係止部材の一方のV字状係止溝および他方
の外開きL字状係止段部を係止させると共に、クランプ
アームにより股カギを抱持することにより、上記第1発
明と同一の効果を奏することができる。
ムに、上下の係止部材の一方のV字状係止溝および他方
の外開きL字状係止段部を係止させると共に、クランプ
アームにより股カギを抱持することにより、上記第1発
明と同一の効果を奏することができる。
【0027】第4発明によれば、股カギの左右傾斜アー
ムに、上下の係止部材の一方の内開きL字状係止段部お
よび他方の外開きL字状係止段部を係止させると共に、
クランプアームにより股カギを抱持することにより、上
記第1発明と同一の効果を奏することができる。
ムに、上下の係止部材の一方の内開きL字状係止段部お
よび他方の外開きL字状係止段部を係止させると共に、
クランプアームにより股カギを抱持することにより、上
記第1発明と同一の効果を奏することができる。
【図1】本装置全体の側面図である。
【図2】可動台板部分の拡大側面図である。
【図3】可動台板部分の拡大平面図である。
【図4】可動台板部分の拡大正面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】股カギの拡大正面図である。
【図7】(イ)上下の係止板の他の実施例の平面図であ
る。 (ロ)上下の係止板のさらに他の実施例の平面図であ
る。 (ハ)上下の係止板の別の実施例の平面図である。
る。 (ロ)上下の係止板のさらに他の実施例の平面図であ
る。 (ハ)上下の係止板の別の実施例の平面図である。
1 天井レール 2 トロリー A 股カギ a 頂角部 b 傾斜アーム c カギ部 m 枝肉 S 枝肉取りはずしセクション 11 可動台板 13、13a、13b、13c 上段係止板 14、14a、14b、14c 下段係止板 16、16c 内開きL字状係止段部 17a、17c 外開きL字状係止段部 18、18a、18b V字状係止溝 19 クランプアーム 26 ロータリアクチュエーター 29 枝肉はずし棒
Claims (4)
- 【請求項1】 架空コンベアの走行自在のトロリーに吊
支された股カギの左右カギ部に掛け吊りされた枝肉が搬
送されてくる枝肉取りはずしセクションにおいて、 1つの可動台を上記股カギの走行に支障とならない位置
から股カギの前面へ進退自在に配設し、 上記可動台に、 上記股カギの上部および下部に係止すべき2つの係止部
材であって、該股カギの左右傾斜アームにそれぞれ係合
すべき左右のV字状係止溝を水平線上に有する上下2段
の係止部材と、 上記股カギを上記上下2段の係止部材の各係止溝に押し
つけ固定する開閉自在のクランプアームと、 上記股カギにおけるカギ部の曲がりの外周に沿って上記
カギ部に掛けられた枝肉を該カギ部からはずす方向へ往
復移動自在に支持された枝肉はずし部材と、 上記枝肉はずし部材を往復駆動させる駆動手段と、を設
けた、股カギからの枝肉取りはずし装置。 - 【請求項2】 上記上下2段の係止部材に代え、上下2
段の係止部材の一方が、上記股カギの左右傾斜アームに
それぞれ係合すべき左右のV字状係止溝を水平線上に有
するものであり、他方が、上記左右傾斜アームの各外側
にそれぞれ係合すべき外がわへ傾斜の左右の内開きL字
状係止段部を水平線上に有するものである、請求項1に
記載の股カギからの枝肉取りはずし装置。 - 【請求項3】 上記上下2段の係止部材に代え、上下2
段の係止部材の一方が、上記股カギの左右傾斜アームに
それぞれ係合すべき左右のV字状係止溝を水平線上に有
するものであり、他方が、上記左右傾斜アームの各内側
にそれぞれ係合すべき内がわへ傾斜の左右の外開きL字
状係止段部を水平線上に有するものである、請求項1に
記載の股カギからの枝肉取りはずし装置。 - 【請求項4】 上記上下2段の係止部材に代え、上下2
段の係止部材の一方が、上記左右傾斜アームの各外側に
それぞれ係合すべき外がわへ傾斜の左右の内開きL字状
係止段部を水平線上に有するものであり、他方が、上記
左右傾斜アームの各内側にそれぞれ係合すべき内がわへ
傾斜の左右の外開きL字状係止段部を水平線上に有する
ものである、請求項1に記載の股カギからの枝肉取りは
ずし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130863A JP2531578B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 股カギからの枝肉取りはずし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130863A JP2531578B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 股カギからの枝肉取りはずし装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07313101A JPH07313101A (ja) | 1995-12-05 |
JP2531578B2 true JP2531578B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=15044469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6130863A Expired - Fee Related JP2531578B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 股カギからの枝肉取りはずし装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531578B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5776900B2 (ja) * | 2011-11-11 | 2015-09-09 | マトヤ技研工業株式会社 | 股鉤からの畜体腿肉取り外し装置 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP6130863A patent/JP2531578B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07313101A (ja) | 1995-12-05 |
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