JP2531522Y2 - 型締装置 - Google Patents

型締装置

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JP2531522Y2
JP2531522Y2 JP1995009140U JP914095U JP2531522Y2 JP 2531522 Y2 JP2531522 Y2 JP 2531522Y2 JP 1995009140 U JP1995009140 U JP 1995009140U JP 914095 U JP914095 U JP 914095U JP 2531522 Y2 JP2531522 Y2 JP 2531522Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は射出成形機の型開閉
動作を確実に、かつ効率的に行う型締装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来中型以上(目安として200トン以
上)の射出成形機における型締装置は、その発生すべき
力が大きくなければならないために油圧式が採用されて
いる。しかし金型の開閉動作に要する力と、金型の締め
付けに要する力の比は約1:10〜1:20と大きいた
め、この力を拡大するために種々な方式が考案されてい
る。
【0003】さて図3及び図4によりハイドロメカニカ
ル方式と呼ばれる複合型締装置について説明すると、図
3は射出成形機の型開閉及び型締動作のシーケンスとそ
の動作内容を示したものであり、図4は従来の複合型締
装置の構造と油圧回路の概略を示したものである。図に
おいて型閉加速から型閉低速まで、即ち図3のステージ
1〜4は、固定盤1に設けられた型開閉シリンダ4にソ
レノイドバルブ11のAポートから油圧源14の圧油を
提供して、可動盤2を加速→高速→減速→低速の順で固
定盤1側に移動させる。また型締昇圧及び型締保持、即
ち図3のステージ5,6の動作は次のようにして行われ
る。即ち、コア金型7とキャビティ金型7aが密着する
と、タイバー3の先端部に加工されたネジ溝部3aは、
可動盤2に摺動自在に装着された型締ラム5aの中心孔
を挿通し、ハーフナット6との係合位置に達している。
ここでソレノイドバルブ13のAポートより油圧源16
の圧油をシリンダ6aに供給することにより、ハーフナ
ット6はタイバー3のネジ溝部3aと噛み合う。
【0004】次にソレノイドバルブ12のBポートより
油圧源15の圧油が型締シリンダ5に供給され、型締ラ
ム5aが図面左方向に移動し、ハーフナット6に力を加
える。この時点ではタイバー3のネジ溝部3aとハーフ
ナット6は強固に噛み合っており、タイバー3の強大な
力で引っ張られ、型締力を発生する。また降圧動作をす
るステージ7では、型締シリンダ5に供給されていた圧
油をタンクに解放すると共に、ソレノイドバルブ13の
Bポートよりシリンダ6aに圧油を供給し、ハーフナッ
ト6を開きタイバー3のネジ溝部3aとの噛合いを解
く。
【0005】次に離型動作のステージ8は、成形された
成形品をキャビティ金型7aより引き離すためのステー
ジであり、このステージ8では低速で速度安定性があ
り、しかも比較的大きな力(型締力の7%〜10%)を
要する。この離型から型開停止までの動作、即ちステー
ジ8〜12は、型開閉シリンダ4にソレノイドバルブ1
1のBポートより圧油を供給して行われる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の油圧式の型開閉装置では、位置精度が出しにくいこと
から、高速区間を型密着位置及び型停止位置の近くまで
伸ばすことができず、その分サイクル時間が長くなり、
更に型開停止の位置精度が悪いため、成形品取出機との
連動に問題の生じる場合があった。また油圧式であるた
め、作動効率が悪く、消費エネルギーが大きくなり、加
減速の動作がスムーズに行われない等の欠点があった。
本考案は図4のような油圧式のために発生する課題を解
決することを目的としてなされたもので、電動モータの
モータ軸を直接ボールスクリュに伝達する機構と、モー
タ軸の回転を減速して伝達する機構と、電磁クラッチ等
の切換え機構とを有し、動作を円滑に精度よく行おうと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、固定
金型を保持する固定盤と、移動金型を保持する可動盤
と、同可動盤を固定盤に対し進退動作させる手段と、前
記可動盤を固定盤に接近し、固定金型と移動金型が型閉
じした後、固定盤と結合固定されて型締めを行うタイバ
ーとを備え、前記結合固定はタイバーとほぼ直角方向に
開閉するハーフナット又はハーフリングにより行う型締
装置において、前記可動盤を固定盤に対し進退動作させ
る手段としてボールスクリュを用い、電動機のモータ軸
の回転を直接ボールスクリュに伝達する機構と、モータ
軸の回転を減速して伝達する機構を備え、両機構間を電
磁クラッチ等で切換えるように構成し、型開閉動作はモ
ータ軸の回転を直接ボールスクリュに伝達して高速低ト
ルクの運転を行わせ、離型時には電磁クラッチを切換
え、モータ軸の回転を減速してボールスクリュに伝達
し、低速高トルク運転をするようにしてなるもので、こ
れを課題解決のための手段とするものである。
【0008】
【作用】本考案は電動機を使って型締昇圧、保持及び降
圧を除く型開閉動作を行い、これによって位置精度、エ
ネルギーロスの問題点が解決される。即ち、モータ軸の
回転を直接ボールスクリュに伝達する機構と、モータ軸
の回転を減速して伝達する機構を備え、両機構間を電磁
クラッチ等で切換えるように構成し、通常の型開閉用動
作時は、モータ軸の回転を直接ボールスクリュに伝達し
て高速、低トルクの運転を行わせ、離型時には電磁クラ
ッチを切換え、モータ軸の回転を減速してボールスクリ
ュに伝達し、低速、高トルクの運転を行う。また型締昇
圧、保持及び降圧動作は油圧を使い、従来と同様にタイ
ロッドとハーフナットを作動させて行う。
【0009】
【実施の形態】以下本考案を図面の実施の形態について
説明すると、図1は本考案の実施の形態に係る型締装置
の型開閉機構を概略を示す。図2は同装置に使われるパ
ワーユニットの例を示してある。図1において、固定盤
1にはボールスクリュ21の基端部がベアリング23を
介して回転自在に支持されており、可動盤2の対向位置
には前記ボールスクリュ21と噛合うナット22が固定
され、ボールスクリュ21を回転させることにより可動
盤2が前後進できる構造となっている。またボールスク
リュ21の基端は固定盤1から外部に突出し、その端面
にプーリ41が取付けられ、ボールスクリュ21はプー
リ41、ベルト40を介してパワーユニット30の2本
の出力軸端のプーリ36a及び36bに連結されてい
る。
【0010】パワーユニット30の構造を図2にて説明
すると、ギアボックス32にサーボモータ31が取付け
られ、この出力を直接プーリ36bに伝達するか、解除
するかを選択する電磁クラッチ35bを設ける。また一
方では、サーボモータ31の出力を減速してプーリ36
aに伝達するための歯車列33a,33b,33c,3
3dが設けられると共に、減速された出力をプーリ36
aに伝達するか、解除するかを選択する電磁クラッチ3
5aが設けられる。なお、図2中34a〜34gはベア
リングである。また本実施の形態は2段減速の例である
が、減速比により1段或いは遊星ギア等の手段もとられ
る。
【0011】次に作用を説明すると、図3における型閉
加速から型閉低速までの動作、即ちステージ1〜4、並
びに型開加速から停止までの動作、即ちステージ9〜1
2はクラッチ35bがON、クラッチ35aはOFFの
状態で運転され、型開閉動作は高速、低トルクの下で行
われる。即ち、サーボモータ31の出力は直接プーリ3
6bに伝達されてベルト40を駆動し、このとき他方の
プーリ36aはプーリ36bによって駆動されているベ
ルト速度と同期して空転する。また図3における離型動
作をするステージ8では、クラッチ35bがOFF、ク
ラッチ35aがONとされ、低速、高トルクの状態で離
型がなされる。サーボモータ31の出力は歯車列33
a,33b,33c,33dによって減速され、電磁ク
ラッチ35aを介してプーリ36aに伝達されてベルト
40を駆動する。この時一方のプーリ36bは、プーリ
36aによって駆動されているベルト速度と同期して空
転する。このようにしてクラッチを切換えることによ
り、低速、高トルク及び高速、低トルクの両運転が可能
となる。
【0012】以上の実施の形態におけるモータの制御に
は、サーボモータを用いた位置閉ループ制御がなされ、
かつ図示しないボールスクリュの回転角を検出するパル
スジェネレータが装備され、位置検出値として利用され
る。しかし位置精度を若干犠牲にすれば、前記位置検出
値でクラッチの切換え及び速度を変えるインバータ制御
も可能となる。また前記実施の形態中、減速側の電磁ク
ラッチ35aは離型時に使用されるだけであり、その回
転方向は一方向であることあら、これに代わるワンウェ
イクラッチを利用することも可能である。なお、図1に
示した実施の形態において、タイバー3、ハーフナット
6、型締シリンダ5等は4セット組み付けられ、ボール
スクリュ21、減速機付高速モータ30等は対角に2セ
ット組み付けられている。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明した如く本考案は、モー
タ軸の回転を直接ボールスクリュに伝達して(高速低ト
ルク)型開閉動作を行い、電磁クラッチを切換え、モー
タ軸の回転を減速してボールスクリュに伝達して(低減
高トルク)離型動作を行うことにより、動作が円滑で位
置精度が出し易く、省エネルギーが達成されると共に、
型開閉精度が向上し、サイクル短縮につながる。また型
停止位置精度も向上して、取出機のチャックミスが防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す型締装置の平面断面
図である。
【図2】図1におけるパワーユニットの断面図である。
【図3】型締動作のシーケンス図である。
【図4】従来の型締装置とその油圧回路を示す配管図を
含む断面図である。
【符号の説明】
1 固定盤 2 可動盤 3 タイバー 6 ハーフナット 8 減速機付高速モータ 21 ボールスクリュ 22 ナット 23 ベアリング 30 パワーユニット 32 ギヤボックス 33a,33b,33c,33d 歯車 34a,34b,34c,34d,34e,34f,3
4g ベアリング 35a,35b 電磁クラッチ 36a,36b プーリ 40 ベルト 41 プーリ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型を保持する固定盤と、移動金型
    を保持する可動盤と、同可動盤を固定盤に対し進退動作
    させる手段と、前記可動盤を固定盤に接近し、固定金型
    と移動金型が型閉じした後、固定盤と結合固定されて型
    締めを行うタイバーとを備え、前記結合固定はタイバー
    とほぼ直角方向に開閉するハーフナット又はハーフリン
    グにより行う型締装置において、前記可動盤を固定盤に
    対し進退動作させる手段としてボールスクリュを用い、
    電動機のモータ軸の回転を直接ボールスクリュに伝達す
    る機構と、モータ軸の回転を減速して伝達する機構を備
    え、両機構間を電磁クラッチ等で切換えるように構成
    し、型開閉動作はモータ軸の回転を直接ボールスクリュ
    に伝達して高速低トルクの運転を行わせ、離型時には電
    磁クラッチを切換え、モータ軸の回転を減速してボール
    スクリュに伝達し、低速高トルク運転することを特徴と
    する型締装置。
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JPH08683U JPH08683U (ja) 1996-04-23
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JPH11320602A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機の電動機
WO2002062556A1 (fr) * 2001-02-02 2002-08-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dispositif de fermeture electrique

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CN102416460B (zh) * 2010-09-28 2015-11-25 青木伸藏 铸造机

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