JP2531371Y2 - 成形耐火物取付け用目地材 - Google Patents
成形耐火物取付け用目地材Info
- Publication number
- JP2531371Y2 JP2531371Y2 JP1991007955U JP795591U JP2531371Y2 JP 2531371 Y2 JP2531371 Y2 JP 2531371Y2 JP 1991007955 U JP1991007955 U JP 1991007955U JP 795591 U JP795591 U JP 795591U JP 2531371 Y2 JP2531371 Y2 JP 2531371Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint material
- refractory
- sheet
- joint
- mortar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、取鍋等による溶鋼精錬
に際して、溶鋼中にガスを吹き込むために使用する上部
ノズルれんがをノズル受けれんがに装着する場合のよう
に、成形耐火物を他の耐火物構造体に組み立てる際に使
用する目地材に関する。
に際して、溶鋼中にガスを吹き込むために使用する上部
ノズルれんがをノズル受けれんがに装着する場合のよう
に、成形耐火物を他の耐火物構造体に組み立てる際に使
用する目地材に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、取鍋等において上部ノズルれん
が5のノズル受けれんが50への従来の装着の態様を示
すもので、同図に示すように、ノズルれんが5の表面に
目地材51として耐火モルタルを一定の厚みで塗布して
下方から装着していた。
が5のノズル受けれんが50への従来の装着の態様を示
すもので、同図に示すように、ノズルれんが5の表面に
目地材51として耐火モルタルを一定の厚みで塗布して
下方から装着していた。
【0003】また、特開昭63−157756号公報に
は、図4に示す目地材51として黒鉛質シートと耐火モ
ルタルとを用いることが開示されている。
は、図4に示す目地材51として黒鉛質シートと耐火モ
ルタルとを用いることが開示されている。
【0004】この目地材として耐火モルタルを使用する
場合には、耐火モルタルへの添加水分の違いによって、
モルタル自体の粘性の差と、作業員の個人差によって塗
布量の差を生じせしめ目地厚みを不適当にし、この目地
材の厚みの不均一が地金差しや漏鋼事故を発生させる原
因となっている。
場合には、耐火モルタルへの添加水分の違いによって、
モルタル自体の粘性の差と、作業員の個人差によって塗
布量の差を生じせしめ目地厚みを不適当にし、この目地
材の厚みの不均一が地金差しや漏鋼事故を発生させる原
因となっている。
【0005】更に、耐火モルタルの使用は、その塗布の
ための時間を要し、また、作業環境の悪化と取付け時の
剥落等の問題を生じる。
ための時間を要し、また、作業環境の悪化と取付け時の
剥落等の問題を生じる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案において解決す
べき課題は、成形耐火物を他の耐火物構造体に組み込む
際に使用する目地材としてのモルタル使用による上記問
題を解消することにあって、耐火物成形体を耐火物構造
体に組み込むに当たって、目地材の粘性や目地厚さの均
一化、作業能率,環境の改善を行うことができる目地材
を得ることにある。
べき課題は、成形耐火物を他の耐火物構造体に組み込む
際に使用する目地材としてのモルタル使用による上記問
題を解消することにあって、耐火物成形体を耐火物構造
体に組み込むに当たって、目地材の粘性や目地厚さの均
一化、作業能率,環境の改善を行うことができる目地材
を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の目地材は、シー
ト状耐火物の両面に不粘着シート材を張り合わせた構造
を有する。
ト状耐火物の両面に不粘着シート材を張り合わせた構造
を有する。
【0008】シート状耐火物としては、骨材に耐火性粉
末、たとえば金属酸化物,金属炭化物,金属窒化物等か
ら選ばれる一種以上のものを、任意に適量の繊維と共に
使用し、アルミナや粘土,カーボン,低融点金属粉等を
適宜添加してシート状に成形したものである。
末、たとえば金属酸化物,金属炭化物,金属窒化物等か
ら選ばれる一種以上のものを、任意に適量の繊維と共に
使用し、アルミナや粘土,カーボン,低融点金属粉等を
適宜添加してシート状に成形したものである。
【0009】また、樹脂バインダーと共に非金属酸化
物、たとえば硼素酸化物,燐酸酸化物等も用いて製造さ
れる。
物、たとえば硼素酸化物,燐酸酸化物等も用いて製造さ
れる。
【0010】不粘着シート材としては、ビニル,ビニロ
ンその他の合成樹脂膜やセロハン紙,硫酸紙,和紙等の
紙類が使用できる。
ンその他の合成樹脂膜やセロハン紙,硫酸紙,和紙等の
紙類が使用できる。
【0011】
【作用】本考案の耐火物シートが、従来の塗布モルタル
に代わる接着材及びシール材として機能し、不粘着材
が、耐火物シートの補強材及びノズル取外し時の剥離材
となり、作業能率,環境の改善を目的とした目地材とし
て均一な厚さと材質を維持する。
に代わる接着材及びシール材として機能し、不粘着材
が、耐火物シートの補強材及びノズル取外し時の剥離材
となり、作業能率,環境の改善を目的とした目地材とし
て均一な厚さと材質を維持する。
【0012】
【実施例】図1は本考案の目地材の一般構成を示す図で
ある。
ある。
【0013】同図において、目地材1は、シート状耐火
物2とその上面をビニルシート3によって覆っており、
下面は硫酸紙4である。
物2とその上面をビニルシート3によって覆っており、
下面は硫酸紙4である。
【0014】図2は本考案の目地材を図3のノズルれん
が5の上部目地材10〔同図の(a)〕と下部目地材2
0〔同図の(b)〕とに分離して形成した例を示す。
が5の上部目地材10〔同図の(a)〕と下部目地材2
0〔同図の(b)〕とに分離して形成した例を示す。
【0015】図3は図2の上部目地材10の取付け位置
A及び下部目地材20の取付け位置Bを示す。
A及び下部目地材20の取付け位置Bを示す。
【0016】本考案の目地材1をノズルれんが5に取り
付けるに際しては、ビニルシート3を剥がし、シート状
耐火物側をノズルれんが5の表面に軽く押しつけること
で接着可能である。
付けるに際しては、ビニルシート3を剥がし、シート状
耐火物側をノズルれんが5の表面に軽く押しつけること
で接着可能である。
【0017】ビニルシート3を付けたままの場合は、ノ
ズルれんが5の表面に巻きつけた後、硫酸紙4のところ
を粘着テープで止めて固定する。
ズルれんが5の表面に巻きつけた後、硫酸紙4のところ
を粘着テープで止めて固定する。
【0018】
【考案の効果】本考案によって以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0019】(1)従来のモルタルのように、添加水分
の違いからくる粘性や作業上の個人差による目地厚の不
均一がなく、均質な目地構造を有する耐火物構造体を得
ることができる。
の違いからくる粘性や作業上の個人差による目地厚の不
均一がなく、均質な目地構造を有する耐火物構造体を得
ることができる。
【0020】(2)目地材の取付け作業が簡単で、作業
量を軽減でき、作業環境が改善できる。
量を軽減でき、作業環境が改善できる。
【0021】(3)使用する目地材の形状が定まり、機
械による取扱いが簡単で、また作業も単純化されるの
で、耐火物構造体への耐火物成形体の組込みの自動化を
図ることができる。
械による取扱いが簡単で、また作業も単純化されるの
で、耐火物構造体への耐火物成形体の組込みの自動化を
図ることができる。
【図1】本考案実施例の目地材の積層構造例を示す説明
図である。
図である。
【図2】目地材の形状の例を示す図である。
【図3】図2の目地材のノズルへの取付け位置を示す図
である。
である。
【図4】従来の耐火モルタルを使用した状態を示す説明
図である。
図である。
1 目地材 2 シート状耐火物 3 ビニルシート 4 硫酸紙 5 ノズルれんが 10,20 目地材 50 ノズル受けれんが 51 目地材 A,B 目地材取付け位置
Claims (1)
- 【請求項1】 シート状耐火物の両面に不粘着シート材
を張り合わせてなる成形耐火物取付け用目地材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991007955U JP2531371Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 成形耐火物取付け用目地材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991007955U JP2531371Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 成形耐火物取付け用目地材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106338U JPH04106338U (ja) | 1992-09-14 |
JP2531371Y2 true JP2531371Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31899304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991007955U Expired - Lifetime JP2531371Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 成形耐火物取付け用目地材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531371Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU683644B2 (en) * | 1993-10-15 | 1997-11-20 | Shinagawa Refractories Co., Ltd. | Packing material for refractory |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016749B2 (ja) * | 1979-07-26 | 1985-04-27 | 富士通株式会社 | 集積回路用パツケ−ジ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016749U (ja) * | 1983-07-11 | 1985-02-04 | 川崎炉材株式会社 | 溶融金属容器の内張り材 |
JPS6420943A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-24 | Toshiba Corp | Precision-positioning table |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP1991007955U patent/JP2531371Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016749B2 (ja) * | 1979-07-26 | 1985-04-27 | 富士通株式会社 | 集積回路用パツケ−ジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04106338U (ja) | 1992-09-14 |
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