JP2531305B2 - 車体のモジユ―ル組付構造 - Google Patents
車体のモジユ―ル組付構造Info
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- JP2531305B2 JP2531305B2 JP2404364A JP40436490A JP2531305B2 JP 2531305 B2 JP2531305 B2 JP 2531305B2 JP 2404364 A JP2404364 A JP 2404364A JP 40436490 A JP40436490 A JP 40436490A JP 2531305 B2 JP2531305 B2 JP 2531305B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンダモジユールとアツ
パモジユールとに分割して構成し、これらを組付けて車
体を構成する車体のモジユール組付構造に関する。
パモジユールとに分割して構成し、これらを組付けて車
体を構成する車体のモジユール組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のフロア及びボデーサイド
は、ルーフ、エンジンコンパートメント等と共に、閉断
面構造の各種強度部材を骨格部材としており、この骨格
部材に順次各種パネル材を結合してホワイトボデーを構
成し、これを塗装工程、組付工程に順次移送して最終的
に各種の機能部品、内装部品を組み付けるようにしてい
る。
は、ルーフ、エンジンコンパートメント等と共に、閉断
面構造の各種強度部材を骨格部材としており、この骨格
部材に順次各種パネル材を結合してホワイトボデーを構
成し、これを塗装工程、組付工程に順次移送して最終的
に各種の機能部品、内装部品を組み付けるようにしてい
る。
【0003】しかしながらこのホワイトボデーの組立及
び組付工程では、それぞれのメインラインにおいて前記
の要領で順次に組立作業が行われるため、メインライン
が長大化してそれだけ設備が大型化、拡大化してコスト
的に不利となる。また、フロア、ボデーサイドが予め構
成されてしまうと、組付工程でフロア内側、ボデーサイ
ド内側に各種部品を組付ける場合に、作業者がキヤビン
内に入り込んで、あるいはボデーサイドの車体開口部よ
り手作業で行わなければならず、多大な労力と時間とを
要してしまう。
び組付工程では、それぞれのメインラインにおいて前記
の要領で順次に組立作業が行われるため、メインライン
が長大化してそれだけ設備が大型化、拡大化してコスト
的に不利となる。また、フロア、ボデーサイドが予め構
成されてしまうと、組付工程でフロア内側、ボデーサイ
ド内側に各種部品を組付ける場合に、作業者がキヤビン
内に入り込んで、あるいはボデーサイドの車体開口部よ
り手作業で行わなければならず、多大な労力と時間とを
要してしまう。
【0004】これを改善する車体構造として、図6に示
される如く、車体をロツカ部180及びフロントピラー
下部181でアンダモジユール182とアツパモジユー
ル184とに2分割し、これらのアンダモジユール18
2とアツパモジユール184とを結合することにより車
体を構成する、所謂車体のモジユール組付構造が実開昭
64−28377号公報に開示されている。
される如く、車体をロツカ部180及びフロントピラー
下部181でアンダモジユール182とアツパモジユー
ル184とに2分割し、これらのアンダモジユール18
2とアツパモジユール184とを結合することにより車
体を構成する、所謂車体のモジユール組付構造が実開昭
64−28377号公報に開示されている。
【0005】ところで、図7に示される如く、車両に
は、急減速時にシートに着座した乗員に加わる慣性力に
よる車両前方への移動を阻止するシートベルト装置19
0が取付けられている。このシートベルト装置190
は、乗員拘束用のウエビング192を層状に巻き取る巻
取装置194を備えており、この巻取装置194は、ア
ツパモジユール184側のセンタピラー186の下部へ
取付けられている。また、巻取装置194から引き出さ
れたウエビング192は、その中間部がセンタピラー1
86に沿って車両上方へ配設され、センタピラー186
の上部に設けられたスリツプジヨイント196に巻き掛
けられている。ウエビング192の先端部は、アンダモ
ジユール182側のロツカ部(ロツカ下部180A)へ
アンカプレート198を介して取付けられている。
は、急減速時にシートに着座した乗員に加わる慣性力に
よる車両前方への移動を阻止するシートベルト装置19
0が取付けられている。このシートベルト装置190
は、乗員拘束用のウエビング192を層状に巻き取る巻
取装置194を備えており、この巻取装置194は、ア
ツパモジユール184側のセンタピラー186の下部へ
取付けられている。また、巻取装置194から引き出さ
れたウエビング192は、その中間部がセンタピラー1
86に沿って車両上方へ配設され、センタピラー186
の上部に設けられたスリツプジヨイント196に巻き掛
けられている。ウエビング192の先端部は、アンダモ
ジユール182側のロツカ部(ロツカ下部180A)へ
アンカプレート198を介して取付けられている。
【0006】ウエビング192の中間部には、タングプ
レート200が挿通されており、このタングプレート2
00を車両のセンタコンソール近傍に設けられたバツク
ル((図示省略)へ係合させるととにより、装着状態と
なる。
レート200が挿通されており、このタングプレート2
00を車両のセンタコンソール近傍に設けられたバツク
ル((図示省略)へ係合させるととにより、装着状態と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造では、巻取装置194及びスリツプジヨイント1
96は、アツパモジユール184側に取付けられ、アン
カプレート198は、アンダモジユール182側に取付
けられるため、シートベルト装置190の組付け作業
は、アツパモジユール184とアンダモジユール182
との組付後でなければ行うことができない。このため、
組付工程の自由度がなく、作業効率が悪いという問題点
が生じる。
来構造では、巻取装置194及びスリツプジヨイント1
96は、アツパモジユール184側に取付けられ、アン
カプレート198は、アンダモジユール182側に取付
けられるため、シートベルト装置190の組付け作業
は、アツパモジユール184とアンダモジユール182
との組付後でなければ行うことができない。このため、
組付工程の自由度がなく、作業効率が悪いという問題点
が生じる。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、シートベルト
装置の取付けをアツパモジユールのみとして、組付工程
の自由度を増加させ、作業効率を向上することができる
車体のモジユール組付構造を得ることが目的である。
装置の取付けをアツパモジユールのみとして、組付工程
の自由度を増加させ、作業効率を向上することができる
車体のモジユール組付構造を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車体のモジ
ユール組付構造は、アンダボデーを構成しロツカ下部を
備えたアンダモジユールと、ルーフ廻り及びドア開口部
廻りを構成すると共にロツカ上部及びセンタピラーを備
えたアツパモジユールと、を組付けて車体を構成する車
体のモジユール組付構造であって、前記アンダモジユー
ルのロツカ下部のセンタピラーと対応する位置を車両下
方へ凹陥させると共に前記センタピラーの下部を前記ロ
ツカ下部方向へ膨出させ、この膨出部にシートベルト装
置のウエビングの先端部を係止するためのアンカプレー
トを取付けたことを特徴としている。
ユール組付構造は、アンダボデーを構成しロツカ下部を
備えたアンダモジユールと、ルーフ廻り及びドア開口部
廻りを構成すると共にロツカ上部及びセンタピラーを備
えたアツパモジユールと、を組付けて車体を構成する車
体のモジユール組付構造であって、前記アンダモジユー
ルのロツカ下部のセンタピラーと対応する位置を車両下
方へ凹陥させると共に前記センタピラーの下部を前記ロ
ツカ下部方向へ膨出させ、この膨出部にシートベルト装
置のウエビングの先端部を係止するためのアンカプレー
トを取付けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、センタピラーの下部をロツカ
下部へ膨出させ、凹陥されたロツカ下部へ嵌合させるよ
うにしたので、シートベルト装置のウエビングの先端部
を係止するアンカプレートの取付位置がアツパモジユー
ルとなる。また、ウエビングの中間部を支持する部材
(例えばスリツプジヨイント)は、通常センタピラーの
上部に取付けられているので、シートベルト装置は全て
アツパモジユール側の構成部品となる。
下部へ膨出させ、凹陥されたロツカ下部へ嵌合させるよ
うにしたので、シートベルト装置のウエビングの先端部
を係止するアンカプレートの取付位置がアツパモジユー
ルとなる。また、ウエビングの中間部を支持する部材
(例えばスリツプジヨイント)は、通常センタピラーの
上部に取付けられているので、シートベルト装置は全て
アツパモジユール側の構成部品となる。
【0011】従って、アツパモジユール単体の状態で、
シートベルト装置を組付けることができ、アツパモジユ
ールとアンダモジユールとの組付後の作業を削減するこ
とができる。すなわち、作業工程の自由度が増し、作業
効率を向上することができる。
シートベルト装置を組付けることができ、アツパモジユ
ールとアンダモジユールとの組付後の作業を削減するこ
とができる。すなわち、作業工程の自由度が増し、作業
効率を向上することができる。
【0012】
【実施例】図5には本実施例に係る車体10が示されて
いる。なお、図中矢印FRは車両前方向を、矢印UPは
車両上方向を示す。
いる。なお、図中矢印FRは車両前方向を、矢印UPは
車両上方向を示す。
【0013】車体10は、アツパモジユール(以下UP
RMと云う)12及びアンダーモジユール(以下UND
RMと云う)16の2分割されたモジユールが結合され
て構成されている。
RMと云う)12及びアンダーモジユール(以下UND
RMと云う)16の2分割されたモジユールが結合され
て構成されている。
【0014】UPRM12は、車体10のルーフパネル
18、フロントピラー20、センタピラー22、クオー
タピラー24、カウルアウタパネル26、リアエンドパ
ネル28、クオータパネル30、ホイールハウスアウタ
部32、ロツカ上部40等から構成され、車体10の主
にルーフ部及びサイドボデー部を構成している。
18、フロントピラー20、センタピラー22、クオー
タピラー24、カウルアウタパネル26、リアエンドパ
ネル28、クオータパネル30、ホイールハウスアウタ
部32、ロツカ上部40等から構成され、車体10の主
にルーフ部及びサイドボデー部を構成している。
【0015】一方UNDRM16は、フロントフロアパ
ネル42、フロントサイドメンバ44、カウルインナパ
ネル46、フロントピラーインナロア部52、リアフロ
アパネル56、ホイールハウスインナ部60、ロツカ下
部64等から構成されている。
ネル42、フロントサイドメンバ44、カウルインナパ
ネル46、フロントピラーインナロア部52、リアフロ
アパネル56、ホイールハウスインナ部60、ロツカ下
部64等から構成されている。
【0016】UPRM12は、上記構成部材がスポツト
溶接等により予め結合されており、一方、UNDRM1
6も上記構成部材がスポツト溶接等により予め結合され
ている。
溶接等により予め結合されており、一方、UNDRM1
6も上記構成部材がスポツト溶接等により予め結合され
ている。
【0017】このようにして構成されたUPRM12と
UNDRM16とは、カウルアウタパネル26とカウル
インナパネル46との結合、フロントピラー20の下部
とフロントピラーインナロア部52との結合、ロツカ上
部40とロツカ下部64との結合及びホイールハウスア
ウタ部32とホイールハウスインナ部60との結合等に
よって一体的な車体10が形成されるようになってい
る。
UNDRM16とは、カウルアウタパネル26とカウル
インナパネル46との結合、フロントピラー20の下部
とフロントピラーインナロア部52との結合、ロツカ上
部40とロツカ下部64との結合及びホイールハウスア
ウタ部32とホイールハウスインナ部60との結合等に
よって一体的な車体10が形成されるようになってい
る。
【0018】図1及び図3に示される如く、ドア開口下
部に対応するロツカ上部40は、ロツカアウタUPRM
70、ロツカインナUPRM72が結合されることによ
って閉断面が形成されている。また、ドア開口下部に対
応するロツカ下部64は、ロツカアウタアツパ74、ロ
ツカアウタアンダ76及びロツカインナ78が結合され
ることによって閉断面が形成されている。
部に対応するロツカ上部40は、ロツカアウタUPRM
70、ロツカインナUPRM72が結合されることによ
って閉断面が形成されている。また、ドア開口下部に対
応するロツカ下部64は、ロツカアウタアツパ74、ロ
ツカアウタアンダ76及びロツカインナ78が結合され
ることによって閉断面が形成されている。
【0019】図1及び図2に示される如く、ロツカ上部
40のセンタピラー22下部は、車両下方へ延長される
と共に車両内側へ膨出されている(膨出部41)。すな
わち、センタピラーアウタ80の車両内側に向けられた
面には、ロツカリインフオースアウタ82の上部が重ね
合わされている。このロツカリインフオースアウタ82
は車両下方へいくに従い除々に車両内側へ屈曲され、セ
ンタピラーアウタ80とによって閉断面84が形成され
ている。この閉断面84内には、前記ロツカリインフオ
ースアウタ82の車両外側に向けられた面に重ね合わさ
れるようにロツカアウタUPRM70が結合されてい
る。このロツカアウタUPRM70と前記ロツカリイン
フオースアウタ82との下端部は、車両外方向へ略直角
に屈曲されてフランジ86が形成され、ロツカインナU
PRM72の車両外方向端部に形成されたフランジ87
と結合されている。
40のセンタピラー22下部は、車両下方へ延長される
と共に車両内側へ膨出されている(膨出部41)。すな
わち、センタピラーアウタ80の車両内側に向けられた
面には、ロツカリインフオースアウタ82の上部が重ね
合わされている。このロツカリインフオースアウタ82
は車両下方へいくに従い除々に車両内側へ屈曲され、セ
ンタピラーアウタ80とによって閉断面84が形成され
ている。この閉断面84内には、前記ロツカリインフオ
ースアウタ82の車両外側に向けられた面に重ね合わさ
れるようにロツカアウタUPRM70が結合されてい
る。このロツカアウタUPRM70と前記ロツカリイン
フオースアウタ82との下端部は、車両外方向へ略直角
に屈曲されてフランジ86が形成され、ロツカインナU
PRM72の車両外方向端部に形成されたフランジ87
と結合されている。
【0020】ロツカインナUPRM72の車両内方向端
部に形成されたフランジ72Aには、ロツカリインフオ
ースインナ88の下端部に形成されたフランジ88Aが
結合されている。このロツカリインフオースインナ88
は、車両内側に膨出するように矩形状に屈曲され、その
上端部がセンタピラーインナ90と重ね合わされて結合
されている。すなわち、前記膨出部41と同一空間を有
する膨出部88Bが形成される。ロツカリインフオース
インナ88の車両外側に向けられた面には、アンカリイ
ンフオース92が重ね合わされて結合され、図4に示さ
れる、シートベルト装置96のウエビング97の先端部
が係止されるアンカプレート98が取付けられている。
部に形成されたフランジ72Aには、ロツカリインフオ
ースインナ88の下端部に形成されたフランジ88Aが
結合されている。このロツカリインフオースインナ88
は、車両内側に膨出するように矩形状に屈曲され、その
上端部がセンタピラーインナ90と重ね合わされて結合
されている。すなわち、前記膨出部41と同一空間を有
する膨出部88Bが形成される。ロツカリインフオース
インナ88の車両外側に向けられた面には、アンカリイ
ンフオース92が重ね合わされて結合され、図4に示さ
れる、シートベルト装置96のウエビング97の先端部
が係止されるアンカプレート98が取付けられている。
【0021】図4に示される如く、シートベルト装置9
6は、ウエビング97を層状に巻き取る巻取装置99を
備えており、センタピラー22の下部(ロツカリインフ
オースインナ88の上部)に取付けられている。この巻
取装置99から引き出されたウエビング97の中間部
は、センタピラー22に沿って車両上方へ配設され、セ
ンタピラー22の上部に設けられたスリツプジヨイント
100に巻き掛けられている。ウエビング97はスリツ
プジヨイント100に巻き掛けられた後、先端部が車両
下方へと配設され、前記アンカプレート98へ係止され
る構造となっている。
6は、ウエビング97を層状に巻き取る巻取装置99を
備えており、センタピラー22の下部(ロツカリインフ
オースインナ88の上部)に取付けられている。この巻
取装置99から引き出されたウエビング97の中間部
は、センタピラー22に沿って車両上方へ配設され、セ
ンタピラー22の上部に設けられたスリツプジヨイント
100に巻き掛けられている。ウエビング97はスリツ
プジヨイント100に巻き掛けられた後、先端部が車両
下方へと配設され、前記アンカプレート98へ係止され
る構造となっている。
【0022】なお、スリツプジヨイント100に巻き掛
けられたウエビング97には、タングプレート102が
挿通され、図示しないバツクルとの係合用となってい
る。
けられたウエビング97には、タングプレート102が
挿通され、図示しないバツクルとの係合用となってい
る。
【0023】すなわち、シートベルト装置96を構成す
る部材は、全てUPRM12側に取付けられるため、U
PRM12の単体の状態でシートベルト装置96の組付
けを完了させることができることになる。
る部材は、全てUPRM12側に取付けられるため、U
PRM12の単体の状態でシートベルト装置96の組付
けを完了させることができることになる。
【0024】一方、ロツカ下部64のセンタピラー22
に対応する部分は、車両下方に向けて凹陥されている。
この凹陥部95(図1参照)においては、ロツカアウタ
アツパ74とロツカインナ78との結合のために立設さ
れたフランジ74A、78Aが車両内側へ除々に変位さ
れており、ロツカアウタアツパ74の上面が広くとら
れ、前記UPRM12側のロツカ上部40との組付時に
車両内側に膨出された部分(ロツカリインフオースイン
ナ88の膨出部88B)が載置されるようになってい
る。また、この凹陥部95に対応するロツカ下部64の
閉断面内には、ロツカリインフオース97が介在され
て、補強されている。
に対応する部分は、車両下方に向けて凹陥されている。
この凹陥部95(図1参照)においては、ロツカアウタ
アツパ74とロツカインナ78との結合のために立設さ
れたフランジ74A、78Aが車両内側へ除々に変位さ
れており、ロツカアウタアツパ74の上面が広くとら
れ、前記UPRM12側のロツカ上部40との組付時に
車両内側に膨出された部分(ロツカリインフオースイン
ナ88の膨出部88B)が載置されるようになってい
る。また、この凹陥部95に対応するロツカ下部64の
閉断面内には、ロツカリインフオース97が介在され
て、補強されている。
【0025】以下に本実施例の作用を説明する。UPR
M12とUNDRM16とは、それぞれ単体の状態で組
付可能な部品を組付けておく。この組付可能な部品とし
てUPRM12には、シートベルト装置96がある。
M12とUNDRM16とは、それぞれ単体の状態で組
付可能な部品を組付けておく。この組付可能な部品とし
てUPRM12には、シートベルト装置96がある。
【0026】シートベルト装置96の組付手順は、ま
ず、その巻取装置99をセンタピラー22の下部へ取付
ける。次にセンタピラー22の上方へスリツプジヨイン
ト100を取付け、センタピラー22の下方の膨出部8
8Bへアンカプレート98を取付ける。
ず、その巻取装置99をセンタピラー22の下部へ取付
ける。次にセンタピラー22の上方へスリツプジヨイン
ト100を取付け、センタピラー22の下方の膨出部8
8Bへアンカプレート98を取付ける。
【0027】次に、ウエビング97を巻取装置99から
引き出してセンタピラー22に沿って車両上方へ配設
し、スリツプジヨイント100へ巻き掛ける。巻き掛け
られたウエビング97を、再度車両下方へ配設し、先端
部をアンカプレート98へ係止する。なお、スリツプジ
ヨイント100に巻き掛けられたウエビングの中間部に
は、タングプレート102挿通させておく。
引き出してセンタピラー22に沿って車両上方へ配設
し、スリツプジヨイント100へ巻き掛ける。巻き掛け
られたウエビング97を、再度車両下方へ配設し、先端
部をアンカプレート98へ係止する。なお、スリツプジ
ヨイント100に巻き掛けられたウエビングの中間部に
は、タングプレート102挿通させておく。
【0028】以上でシートベルト装置96の組付は完了
し、ウエビング97は、巻取装置99内のぜんまいばね
(図示省略)によって巻取装置99へと巻き戻され、弛
みなくセンタピラー22に沿って配設される。
し、ウエビング97は、巻取装置99内のぜんまいばね
(図示省略)によって巻取装置99へと巻き戻され、弛
みなくセンタピラー22に沿って配設される。
【0029】UPRM12及びUNDRM16のその他
の部品の組付が完了すると、UPRM12をUNDRM
16の上方から垂下させ、UPRM12とUNDRM1
6とを組付ける。このとき、センタピラー22の下部の
膨出部88Bは、ロツカ下部64に設けられた凹陥部9
5へ嵌合される。従って、ロツカ上部40とロツカ下部
64とは、隙間なく組付けることができる。
の部品の組付が完了すると、UPRM12をUNDRM
16の上方から垂下させ、UPRM12とUNDRM1
6とを組付ける。このとき、センタピラー22の下部の
膨出部88Bは、ロツカ下部64に設けられた凹陥部9
5へ嵌合される。従って、ロツカ上部40とロツカ下部
64とは、隙間なく組付けることができる。
【0030】本実施例によれば、センタピラー22の下
部をロツカ下部64方向へ膨出させ(膨出部41)、ア
ンカプレート98の取付位置をUPRM12と対応させ
たので、シートベルト装置96の全ての部品をUPRM
12の構成部品とすることができ、このシートベルト装
置96をUPRM12の単体の状態で組付けることがで
きる。
部をロツカ下部64方向へ膨出させ(膨出部41)、ア
ンカプレート98の取付位置をUPRM12と対応させ
たので、シートベルト装置96の全ての部品をUPRM
12の構成部品とすることができ、このシートベルト装
置96をUPRM12の単体の状態で組付けることがで
きる。
【0031】このため、UPRM12とUNDRM16
との組付後の作業を削減することができ、作業効率を向
上することができる。
との組付後の作業を削減することができ、作業効率を向
上することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る車体のモ
ジユール組付構造は、シートベルト装置の取付けをアツ
パモジユールのみとして、組付工程の自由度を増加さ
せ、作業効率を向上することができるという優れた効果
を有する。
ジユール組付構造は、シートベルト装置の取付けをアツ
パモジユールのみとして、組付工程の自由度を増加さ
せ、作業効率を向上することができるという優れた効果
を有する。
【図1】本実施例に係るセンタピラー下部を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】本実施例のシートベルト装置の組付状態を示す
概略図である。
概略図である。
【図5】本実施例に係る2分割された車体のモジユール
構造を示す分解斜視図である。
構造を示す分解斜視図である。
【図6】従来の車体のモジユール構造を示す分解斜視図
である。
である。
【図7】従来のシートベルト装置の組付状態を示す概略
図である。
図である。
10 車体 12 アツパモジユール(UPRM) 16 アンダモジユール(UNDRM) 22 センタピラー 40 ロツカ上部 41 膨出部 64 ロツカ下部 88 ロツカリインフオースインナ 88B 膨出部 95 凹陥部 96 シートベルト装置 98 アンカプレート
Claims (1)
- 【請求項1】 アンダボデーを構成しロツカ下部を備え
たアンダモジユールと、ルーフ廻り及びドア開口部廻り
を構成すると共にロツカ上部及びセンタピラーを備えた
アツパモジユールと、を組付けて車体を構成する車体の
モジユール組付構造であって、前記アンダモジユールの
ロツカ下部のセンタピラーと対応する位置を車両下方へ
凹陥させると共に前記センタピラーの下部を前記ロツカ
下部方向へ膨出させ、この膨出部にシートベルト装置の
ウエビングの先端部を係止するためのアンカプレートを
取付けたことを特徴とする車体のモジユール組付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404364A JP2531305B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 車体のモジユ―ル組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404364A JP2531305B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 車体のモジユ―ル組付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04221277A JPH04221277A (ja) | 1992-08-11 |
JP2531305B2 true JP2531305B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=18514041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2404364A Expired - Lifetime JP2531305B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 車体のモジユ―ル組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531305B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3269880B2 (ja) * | 1993-07-02 | 2002-04-02 | 本田技研工業株式会社 | フレーム構成部材の製造方法 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP2404364A patent/JP2531305B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04221277A (ja) | 1992-08-11 |
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