JP2531192Y2 - 噴霧容器の噴霧ポンプ - Google Patents

噴霧容器の噴霧ポンプ

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JP2531192Y2 JP8146090U JP8146090U JP2531192Y2 JP 2531192 Y2 JP2531192 Y2 JP 2531192Y2 JP 8146090 U JP8146090 U JP 8146090U JP 8146090 U JP8146090 U JP 8146090U JP 2531192 Y2 JP2531192 Y2 JP 2531192Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、化粧品や殺虫剤などの手動ポンプ型の噴
霧容器に適用し得る。詳しくは、噴霧釦を付勢部材に抗
して下方に押し下げるとき加圧室の液圧を高め、その液
圧により弁部を開き、該加圧室の内容液を前記噴霧釦の
噴出口から噴出する噴霧ポンプに関する。
従来の技術 従来、この種の噴霧ポンプでは、たとえば第3図に示
すように内容液を収納した容器本体aにシリンダbを取
り付け、そのシリンダb内に上端に噴霧釦cを装着した
第1ピストン部材dと第2ピストン部材eとを軸方向に
連設しかつ付勢部材fを介して往復動自在に組み付けて
構成する。そして、前記噴霧釦cを前記付勢部材fに抗
して押し下げる往動作用により、前記シリンダb内の加
圧室gの内圧を前記第1ピストン部材dの大シール部j
と前記第2ピストン部材eの小シール部kにより高め、
その内圧により前記第2ピストン部材eを下降させ前記
加圧室gの出口に設けた弁部hを開いてその内容液を吐
出し、内圧が一定以下になると付勢部材fで弁部hを閉
じ、前記噴霧釦cを前記付勢部材fで上方に復帰させる
復動作用により、加圧室gを負圧化して前記加圧室gの
入口に設けたボール弁iを開いて前記容器本体a内の内
容液を吸い上げる構成としていた。
考案が解決しようとする課題 ところで、噴霧容器を初めて使用する場合、加圧室g
には空気があって、その空気を排出しなければ室内に内
容液を入れることができない。しかし、上述したように
加圧室gの液圧を高め、その液圧により弁部hを開くい
わゆる蓄圧構造とした場合には、噴霧釦cを完全に押し
下げても加圧室gの加圧状態を解除できず、加圧空気が
残るため、噴霧釦cを付勢部材fで押し上げても加圧室
gの負圧化が不充分となりやすく、加圧室gへの液体流
入が少ない。
このため、従来のこの種の噴霧容器では、初めて使用
する場合、加圧室の空気を排出するために噴霧釦を多数
回押し下げなければならず、使い勝手が悪い問題点があ
った。
そこで、この考案の目的は、噴霧容器の使用始めに際
し、加圧室の空気の排出のために噴霧釦を多数回押し下
げる手間を省き、使い勝手の良い噴霧ポンプを提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成させるために、この考案は、外周に上
大シール部および下大シール部を有し、中心穴に弁座を
設ける第1ピストン部材と、外周に小シール部を有し、
上端に弁部を一体に設ける第2ピストン部材と、前記上
大シール部および前記下大シール部でシールして前記第
1ピストン部材を押下げ位置と復帰位置との間で摺動自
在に収納する第1シリンダと、前記第1シリンダより小
径で、前記第2ピストン部材を摺動自在に収納する第2
シリンダと、前記下大シール部と、前記小シール部とで
仕切って前記第1シリンダと第2シリンダとの内部に形
成する加圧室と、前記第2ピストン部材を付勢してその
弁部を前記弁座に押し当てる付勢部材とからなり、前記
第1シリンダに前記第1ピストン部材の押下げ位置で容
器本体の内外を連通し、その復帰位置で前記上大シール
部と下大シール部間を容器本体内に連通する横穴と、前
記第1ピストン部材の押下げ位置で前記加圧室を前記上
大シール部と下大シール部間に連通する連通溝とを設け
てなることを特徴とする。
作用 そして、噴霧容器の使用始めに際し、第1ピストン部
材を第2ピストン部材と一緒に付勢部材に抗して押下げ
ると、それらの下降につれて加圧室内容積を狭小化して
内圧を高め、その内圧の高まりにより第2ピストン部材
を下降して弁部を開き、加圧室の加圧空気を中心穴を通
して排出する。排出に伴い内圧が弱まると前記付勢部材
で第2ピストン部材を押し上げ、弁部を閉じる。そして
第1ピストン部材が押下げ位置になると、加圧室を上大
ピストン部と下大ピストン部間に連通溝を介して連通
し、加圧室の加圧空気を前記上大ピストン部と下大ピス
トン部間へ逃し、加圧状態を解除する。そして、第1ピ
ストン部材等の押下力を解除すると、付勢部材で第1ピ
ストン部材および第2ピストン部材を一緒に押上げ、加
圧室を負圧化してその加圧室に内容液を吸引する。第1
ピストン部材の復帰位置で前記上大シール部と下大シー
ル部間へ逃した加圧空気を横穴を通して排出する。
実施例 以下、図面を参照しつつ、この考案の一実施例につい
て説明する。第1図はこの考案による噴霧ポンプの概略
構成を示す。噴霧ポンプ50は、第1シリンダ4および第
2シリンダ5を備え、内部に第1ピストン部材1、第2
ピストン部材2、付勢部材3などを組み付ける。それら
第1シリンダ4および第2シリンダ5は、中途の段部6
で接続して上下に一体に連設する。前記第1シリンダ4
は、上部に段部4aを経て拡径部4bを設けるとともにその
上端にフランジ4cを設ける。前記拡径部4bには、半径方
向に貫通して横穴4dを形成する。該第1シリンダ4の下
端部には、前記段部6の直上の内周面に連通溝4eを形成
する。一方、前記第2シリンダ5は、前記第1シリンダ
4より小径で、下端に液吸上管7の上端をはめ付けて接
続する。前記第2ピストン部材2は、上端部に弁部2aを
一体に備え、下端部外周に小シール部2bを形成する。ま
た、該第2ピストン部材2の中間部には直径方向に貫通
して横穴2cを設け、外周に開口する。該横穴2cは内部通
路2dと連通し、その内部通路2dは下方を該第2ピストン
部材2の下端に開口する。前記横穴2cを開口する第2ピ
ストン部材2の外周に該横穴2cを密閉する弁体8を装着
する。その弁体8は、たとえばゴム材などからなり、円
筒形状に形成する。そして該第2ピストン部材2は、前
記小シール部2bを前記第2シリンダ5内に摺動自在に収
納し、下端に付勢部材3の一端を押し当てる。その付勢
部材3の他端は、前記第2シリンダ5内の底に押し当て
る。前記第1ピストン部材1は、管状で、下部外周に上
大シール部1aおよび下大シール部1bを所定間隔をあけて
設け、前記第1シリンダ4内に摺動自在に収納する。該
第1ピストン部材1の中心穴1cには、中途に弁座1dを形
成する。その弁座1dに前記付勢部材3で押し上げた第2
ピストン部材2の弁部2aを押し当てる。また、前記下大
シール部1bと前記第2ピストン部材2の小シール部2bで
仕切って前記第1シリンダ4と前記第2シリンダ5の内
部には、加圧室10を形成する。上述した噴霧ポンプ50
は、ホルダ部材15を備え、それに前記第1シリンダ4の
フランジ4cをはめつける。そのホルダ部材15は、平板部
15aの中央に中心穴15bを設けるとともに、外周に周壁15
cを垂下してキャップ状とし、その内周面にメネジを設
ける。また、平板部15aの上面から上向きにガイド筒15d
を一体に突出する。前記中心穴15bの下端縁に前記第1
ピストン部材1の肩部1eを前記付勢部材3の付勢力によ
り押し当てるとともに、中心穴15bを通して上部を外部
へ突出し、上端に噴霧釦16を装着する。前記ホルダ部材
15は、容器本体17の首部に着脱自在に設け、該ホルダ部
材15で支持して前記噴霧ポンプ50を取り付ける。前記容
器本体17は、たとえば合成樹脂材料により瓶形に形成
し、首部外周に図示しないオネジを設け、内部に化粧
品、薬剤などの内容液を収納する。
しかして、前記噴霧釦16を押し下げ、前記第1ピスト
ン部材1および前記第2ピストン部材2を付勢部材3に
抗して一緒に押し下げると、前記加圧室10内の容積を狭
小化して加圧室の空気圧を高める。すると、その空気圧
により前記第2ピストン部材2が下降して弁部2aを開
く。そして、加圧室10内にある空気を中心穴1cを通して
噴霧釦16の噴出口から外部へ排出する。加圧空気を排出
するに伴い加圧室10の内圧が弱まると、前記付勢部材3
で第2ピストン部材2を押し上げて前記弁部2aを閉じ
る。その後、第2図に示すように前記第1ピストン部材
1が上大シール部1aを段部4aに突き当てて押下げ位置に
なると前記下大シール部1bが前記連通溝4eの内側に位置
する。そして連通溝4eを介して前記加圧室10を前記上大
シール部1aと下大シール部1b間に連通し、加圧室10の加
圧空気を連通溝4eを通してそれら上大シール部1aと下大
シール部1b間へ逃して加圧室10の加圧状態を解消する。
そして、噴霧釦16の押下げ力を解除すると、前記付勢部
材3の付勢力により前記第1ピストン部材1および第2
ピストン部材2を一緒に押し上げる。かかる復動作用時
に、前記第2シリンダ5および加圧状態を解消した加圧
室10を十分に負圧化し、該第2シリンダ5内に内容液を
吸い上げるとともにその内容液を前記弁体8を開いて加
圧室10内に吸入する。そして、上大シール部1aが前記横
穴4dを通り過ぎると、その上大シール部1aと下大シール
部1b間に前記横穴4dが連通する。その後、前記第1ピス
トン部材1の肩部1eが前記中心穴15bの下端縁に突き当
って復帰位置となる。
なお、前記横穴4dは、前記第1ピストン部材1の押下
げ位置で、前記中心穴15bを介して容器本体17の内外を
連通させ、容器本体17内の負圧化を防止する。また、こ
の考案に係る噴霧ポンプは、通常の使用時において前記
第1ピストン部材1aが押下げ位置になると、前記加圧室
10の加圧液を前記連通溝4eを通して前記上大シール部1a
と下大シール部1b間へ逃す。また、前記第1ピストン部
材1aが復帰位置になると、前記逃した液を該横穴4dを通
して容器本体17内へ排出する。
考案の効果 以上のことから、この考案に係る噴霧ポンプによれ
ば、最初の使用に際し、第1ピストン部材の押下げ位置
で下大シール部と上大シール部間を加圧室に連通溝で連
通して加圧空気をそれら下大シール部と上大シール部間
へ逃し、復帰位置でその逃した加圧空気を横穴を通して
容器本体内へ排出するので、加圧室の加圧状態を解消し
て多くの空気を排出でき噴霧釦の押し下げ回数を少なく
することができ、使い勝手を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である噴霧ポンプを取り付
けた噴霧容器の概略構成図、第2図はその噴霧ポンプを
押下げた状態の説明図、第3図は従来の噴霧容器の概略
構成図を示す。 1……第1ピストン部材、1a……上大シール部、1b……
下大シール部、1c……中心穴、1d……弁座、2……第2
ピストン部材、2a……弁部、3……付勢部材、4……第
1シリンダ、4d……横穴、4e……連通溝、5……第2シ
リンダ、10……加圧室。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に上大シール部および下大シール部を
    有し、中心穴に弁座を設ける第1ピストン部材と、外周
    に小シール部を有し、上端に弁部を一体に設ける第2ピ
    ストン部材と、前記上大シール部および前記下大シール
    部でシールして前記第1ピストン部材を押下げ位置と復
    帰位置との間で摺動自在に収納する第1シリンダと、前
    記第1シリンダより小径で、前記第2ピストン部材を摺
    動自在に収納する第2シリンダと、前記下大シール部と
    前記小シール部とで仕切って前記第1シリンダと第2シ
    リンダとの内部に形成する加圧室と、前記第2ピストン
    部材を付勢してその弁部を前記弁座に押し当てる付勢部
    材とからなり、 前記第1シリンダに前記第1ピストン部材の押下げ位置
    で容器本体の内外を連通し、その復帰位置で前記上大シ
    ール部と下大シール部間を容器本体内に連通する横穴
    と、前記第1ピストン部材の押下げ位置で前記加圧室を
    前記上大シール部と下大シール部間に連通する連通溝と
    を設けてなる、 噴霧容器の噴霧ポンプ。
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