JP2531121Y2 - 巻取軸のチャッキング装置 - Google Patents
巻取軸のチャッキング装置Info
- Publication number
- JP2531121Y2 JP2531121Y2 JP3346691U JP3346691U JP2531121Y2 JP 2531121 Y2 JP2531121 Y2 JP 2531121Y2 JP 3346691 U JP3346691 U JP 3346691U JP 3346691 U JP3346691 U JP 3346691U JP 2531121 Y2 JP2531121 Y2 JP 2531121Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- winding shaft
- chuck member
- chucking device
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、フィルム、紙、シート
等のウェブを取り扱う装置に用いる巻取装置、例えば、
スリッターの巻取装置において、巻取軸を所定位置に取
付けるためのチャッキング装置に関する。
等のウェブを取り扱う装置に用いる巻取装置、例えば、
スリッターの巻取装置において、巻取軸を所定位置に取
付けるためのチャッキング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、スリッター等の巻取装置におい
て、エアシャフト等の巻取軸に紙管を装着し、その上に
フィルム等のウェブを巻取り、その巻取り量が所定値に
達すると、巻取軸の少なくとも一端を外し、紙管を交換
するという動作を行っている。図６（ａ）、（ｂ）は巻
取軸の一端を取り外し可能に保持する従来のチャッキン
グ装置１を概略的に示すものである。このチャッキング
装置１は、巻取軸２の一端に取付けた軸受３の半分を収
容する凹部４ａを備えた支持部材４と、その凹部４ａに
収容された軸受３の反対側の半分を覆うことができるよ
う一端を中心として回動して開閉可能なフタ５と、その
フタ５を閉位置に固定するハンドル６等を有している。
このチャッキング装置１では、（ａ）に示すようにフタ
５を開いた状態とすることにより、巻取軸２の一端を軸
受３と共に支持部材４の凹部４ａに出し入れすることが
でき、また、（ｂ）に示すように、フタ５をかぶせハン
ドル６をねじ込むことにより、フタ５を所定位置に固定
して軸受３を固定することができる。
て、エアシャフト等の巻取軸に紙管を装着し、その上に
フィルム等のウェブを巻取り、その巻取り量が所定値に
達すると、巻取軸の少なくとも一端を外し、紙管を交換
するという動作を行っている。図６（ａ）、（ｂ）は巻
取軸の一端を取り外し可能に保持する従来のチャッキン
グ装置１を概略的に示すものである。このチャッキング
装置１は、巻取軸２の一端に取付けた軸受３の半分を収
容する凹部４ａを備えた支持部材４と、その凹部４ａに
収容された軸受３の反対側の半分を覆うことができるよ
う一端を中心として回動して開閉可能なフタ５と、その
フタ５を閉位置に固定するハンドル６等を有している。
このチャッキング装置１では、（ａ）に示すようにフタ
５を開いた状態とすることにより、巻取軸２の一端を軸
受３と共に支持部材４の凹部４ａに出し入れすることが
でき、また、（ｂ）に示すように、フタ５をかぶせハン
ドル６をねじ込むことにより、フタ５を所定位置に固定
して軸受３を固定することができる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
装置では、巻取軸の取り付けや取り外しに当たって、ハ
ンドル６を緩めてフタ５を開いたり，フタ５をかぶせた
後ハンドル６を締め込むという作業を必要とし、時間が
かかるという問題があった。
装置では、巻取軸の取り付けや取り外しに当たって、ハ
ンドル６を緩めてフタ５を開いたり，フタ５をかぶせた
後ハンドル６を締め込むという作業を必要とし、時間が
かかるという問題があった。
【０００４】本考案はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、ワンタッチで巻取軸の軸受の取り付けや取り外し
を可能とする巻取軸のチャッキング装置を提供すること
を目的とする
ので、ワンタッチで巻取軸の軸受の取り付けや取り外し
を可能とする巻取軸のチャッキング装置を提供すること
を目的とする
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するため、従来の一端を回動可能に設けられたフタに
代えて、凹部内に収容された軸受の外周の一部を拘束す
る位置にチャック部材を設け、該チャック部材を、前記
軸受の軸線にほぼ平行に移動させる駆動装置によって、
前記凹部に対する軸受の出し入れに干渉しない位置に移
動させるよう構成したものである。
決するため、従来の一端を回動可能に設けられたフタに
代えて、凹部内に収容された軸受の外周の一部を拘束す
る位置にチャック部材を設け、該チャック部材を、前記
軸受の軸線にほぼ平行に移動させる駆動装置によって、
前記凹部に対する軸受の出し入れに干渉しない位置に移
動させるよう構成したものである。
【０００６】
【作用】本考案は上記の構成であるので、駆動装置によ
ってチャック部材を後退させることによって、支持部材
の凹部に対して巻取軸端部の軸受を出し入れすることが
でき、また、その凹部に巻取軸の軸受を装着した状態で
前記駆動装置を作動させることによって、チャック部材
が前進し、凹部内にセットされている軸受の外周の一部
を拘束する位置に移動し、軸受を固定できる。
ってチャック部材を後退させることによって、支持部材
の凹部に対して巻取軸端部の軸受を出し入れすることが
でき、また、その凹部に巻取軸の軸受を装着した状態で
前記駆動装置を作動させることによって、チャック部材
が前進し、凹部内にセットされている軸受の外周の一部
を拘束する位置に移動し、軸受を固定できる。
【０００７】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の好適な実施例
を説明する。図１はスリッターの巻取装置に本考案を適
用した一実施例を示すもので（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は
それぞれ異なる作動状態を示している。図１において、
１１は巻取軸、１２はその巻取軸１１の一端に取り付け
られた軸受、１３はその軸受１２を着脱可能に保持する
チャッキング装置である。このチャッキング装置１３
は、軸受１２を、その軸線に対して直角方向に出し入れ
可能に収容する凹部１４ａを備えた支持部材１４と、そ
の凹部１４ａ内に収容された軸受１２の外周の一部を拘
束するように配置されたチャック部材１５と、チャック
部材１５を、凹部１４ａに対する軸受１２の出し入れに
干渉しない位置に移動させるよう、軸受１２の軸線にほ
ぼ平行に移動させるエアシリンダ等の駆動装置１６と、
その駆動装置１６を操作する操作装置（例えば押しボタ
ン等）等を有している。
を説明する。図１はスリッターの巻取装置に本考案を適
用した一実施例を示すもので（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は
それぞれ異なる作動状態を示している。図１において、
１１は巻取軸、１２はその巻取軸１１の一端に取り付け
られた軸受、１３はその軸受１２を着脱可能に保持する
チャッキング装置である。このチャッキング装置１３
は、軸受１２を、その軸線に対して直角方向に出し入れ
可能に収容する凹部１４ａを備えた支持部材１４と、そ
の凹部１４ａ内に収容された軸受１２の外周の一部を拘
束するように配置されたチャック部材１５と、チャック
部材１５を、凹部１４ａに対する軸受１２の出し入れに
干渉しない位置に移動させるよう、軸受１２の軸線にほ
ぼ平行に移動させるエアシリンダ等の駆動装置１６と、
その駆動装置１６を操作する操作装置（例えば押しボタ
ン等）等を有している。
【０００８】図２はこのチャッキング装置１３を更に詳
細に示す断面図、図３は図２のＡ−Ａ矢視断面図、図４
はチャック部材１５の断面図、図５はその正面図であ
る。支持部材１４は、凹部１４ａと同一軸線を有する穴
１４ｂを有する円筒部１４ｃを有し、この円筒部１４ｃ
を装置フレーム１８に嵌合させて取り付けられている。
なお、この支持部材を装置フレーム１８と一体に形成し
てもよい。チャック部材１５は、軸受１２の外周の一部
を拘束するための押え部１５ａと支持部材１４の穴１４
ｂに摺動可能に保持された円筒部１５ｂを有しており、
この円筒部１５ｂが穴１４ｂ内で軸方向に移動すること
により、押え部１５ａが軸受１２から後退した位置（図
２の実線位置）と、軸受１２の外周を拘束する位置（図
２の二点鎖線位置）に移動可能である。なお、穴１４ｂ
内面には、円筒部１５ｂが滑らかに摺動するよう、適当
な軸受材料、例えばフッ素樹脂等からなる無潤滑すべり
軸受を設けている。また、押え部１５ａの先端内面に
は、案内用のテーパ面１５ｃが形成されている。
細に示す断面図、図３は図２のＡ−Ａ矢視断面図、図４
はチャック部材１５の断面図、図５はその正面図であ
る。支持部材１４は、凹部１４ａと同一軸線を有する穴
１４ｂを有する円筒部１４ｃを有し、この円筒部１４ｃ
を装置フレーム１８に嵌合させて取り付けられている。
なお、この支持部材を装置フレーム１８と一体に形成し
てもよい。チャック部材１５は、軸受１２の外周の一部
を拘束するための押え部１５ａと支持部材１４の穴１４
ｂに摺動可能に保持された円筒部１５ｂを有しており、
この円筒部１５ｂが穴１４ｂ内で軸方向に移動すること
により、押え部１５ａが軸受１２から後退した位置（図
２の実線位置）と、軸受１２の外周を拘束する位置（図
２の二点鎖線位置）に移動可能である。なお、穴１４ｂ
内面には、円筒部１５ｂが滑らかに摺動するよう、適当
な軸受材料、例えばフッ素樹脂等からなる無潤滑すべり
軸受を設けている。また、押え部１５ａの先端内面に
は、案内用のテーパ面１５ｃが形成されている。
【０００９】次に、上記構成のチャッキング装置の動作
を図１により説明する。図１（ａ）はチャック部材１５
を後退させ、巻取軸を外した状態を示している。この凹
部１４ａに巻取軸１１の軸受１２を、その軸線に直角方
向に移動させて装着し（図１（ｂ）参照）、次いで、駆
動装置１６を押しボタン等によって作動させ、チャック
部材１５を前進させる。これにより、図１（ｃ）に示す
ように、チャック部材１５の押え部１５ａが凹部１４ａ
内にセットされた軸受１２の外周を拘束し、軸受１２は
定位置に固定される。巻取軸１１の取り外しに際して
は、駆動装置１６によってチャック部材１５を後退さ
せ、巻取軸１１の軸受１２を凹部１４ａから取り出せば
よい。
を図１により説明する。図１（ａ）はチャック部材１５
を後退させ、巻取軸を外した状態を示している。この凹
部１４ａに巻取軸１１の軸受１２を、その軸線に直角方
向に移動させて装着し（図１（ｂ）参照）、次いで、駆
動装置１６を押しボタン等によって作動させ、チャック
部材１５を前進させる。これにより、図１（ｃ）に示す
ように、チャック部材１５の押え部１５ａが凹部１４ａ
内にセットされた軸受１２の外周を拘束し、軸受１２は
定位置に固定される。巻取軸１１の取り外しに際して
は、駆動装置１６によってチャック部材１５を後退さ
せ、巻取軸１１の軸受１２を凹部１４ａから取り出せば
よい。
【００１０】
【考案の効果】以上のように、本考案では支持部材に形
成した凹部に収容する軸受の外周の一部を拘束するチャ
ック部材を、駆動装置によって移動させるように構成し
たので、駆動装置によるチャック部材の移動によって、
凹部に収容した軸受の固定及び解除を行うことができ、
巻取軸の支持部材に対する取り付け、取り外し作業を極
めて簡単に且つ敏速に行うことができるという効果を有
している。
成した凹部に収容する軸受の外周の一部を拘束するチャ
ック部材を、駆動装置によって移動させるように構成し
たので、駆動装置によるチャック部材の移動によって、
凹部に収容した軸受の固定及び解除を行うことができ、
巻取軸の支持部材に対する取り付け、取り外し作業を極
めて簡単に且つ敏速に行うことができるという効果を有
している。
【図１】スリッターの巻取装置に本考案を適用した一実
施例を示すもので（ａ）、（ｂ）、（ｃ）はそれぞれ異
なる作動状態を示す概略斜視図
施例を示すもので（ａ）、（ｂ）、（ｃ）はそれぞれ異
なる作動状態を示す概略斜視図
【図２】図１に示すチャッキング装置を更に詳細に示す
断面図
断面図
【図３】図２のＡ−Ａ矢視断面図
【図４】上記実施例に用いるチャック部材の断面図
【図５】図４のチャック部材の正面図
【図６】従来のチャッキング装置を示すもので、
（ａ）、（ｂ）はそれぞれ異なる作動状態を示す概略斜
視図
（ａ）、（ｂ）はそれぞれ異なる作動状態を示す概略斜
視図
【符号の説明】 １１ 巻取軸 １２ 軸受 １３ チャッキング装置 １４ 支持部材 １４ａ 凹部 １５ チャック部材 １５ａ 押え部 １５ｂ 円筒部 １６ 駆動装置
Claims (1)
- 【請求項１】 巻取軸の端部に取付けた軸受を、その軸
線に対して直角方向に出し入れ可能に収容する凹部を備
えた支持部材と、前記凹部内に収容された軸受の外周の
一部を拘束するように配置されたチャック部材と、該チ
ャック部材を、前記軸受の凹部に対する出し入れに干渉
しない位置に移動させるよう、前記軸受の軸線にほぼ平
行に移動させる駆動装置とを有する巻取軸のチャッキン
グ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3346691U JP2531121Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 巻取軸のチャッキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3346691U JP2531121Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 巻取軸のチャッキング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04119634U JPH04119634U (ja) | 1992-10-26 |
| JP2531121Y2 true JP2531121Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31916132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3346691U Expired - Lifetime JP2531121Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 巻取軸のチャッキング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2531121Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102325073B1 (ko) * | 2021-05-14 | 2021-11-10 | 김명기 | 와인딩용 샤프트 오토 클램핑 장치 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP3346691U patent/JP2531121Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102325073B1 (ko) * | 2021-05-14 | 2021-11-10 | 김명기 | 와인딩용 샤프트 오토 클램핑 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04119634U (ja) | 1992-10-26 |
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