JP2530852B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

Info

Publication number
JP2530852B2
JP2530852B2 JP62116883A JP11688387A JP2530852B2 JP 2530852 B2 JP2530852 B2 JP 2530852B2 JP 62116883 A JP62116883 A JP 62116883A JP 11688387 A JP11688387 A JP 11688387A JP 2530852 B2 JP2530852 B2 JP 2530852B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
vehicle speed
filament
relay
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62116883A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63284045A (ja
Inventor
弘文 山岸
君雄 熊谷
博 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Ichikoh Industries Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP62116883A priority Critical patent/JP2530852B2/ja
Publication of JPS63284045A publication Critical patent/JPS63284045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530852B2 publication Critical patent/JP2530852B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車速に応じたバルブ位置の制御が可能な車
両用前照灯に係り、特にメインフィラメント点灯時にお
けるバルブ位置の制御に関する。
〔従来の技術〕
かかる車両用前照灯としては従来例えば第3図に示す
ようなものがある(実開昭57−170339号公報参照)。こ
の車両用前照灯は、半楕円形状のリフレクタ1の前面に
光源であるバルブ2を設けるとともに該バルブ2を駆動
装置であるソレノイド3の可動部4に連結する一方、車
両のスピードメータ5の軸6に設けたジェネレータ7の
出力信号を増幅する増幅器8に前記ソレノイド3のコイ
ル9を接続させ車速に応じて可動部4を駆動し、バルブ
2の位置を調整するようになっている。尚、10はレン
ズ、11はスピードメータワイヤー、12はリターンスプリ
ングである。従って、この車両用前照灯によれば、車速
が上がるにつれてジェネレータ7の出力電流が増加し、
コイル9がリターンスプリング12の附勢力に抗して可動
部4を図中右方向に引き込むため、バルブ2がリフレク
タ1の頂部寄りに移動する。この場合、リフレクタ1で
反射した光は平行光に近い光線となって遠方までの視認
を可能ならしめる。他方、車速が低下すると、ジェネレ
ータ7の出力電流が減少し、コイル9の引張力に打ち勝
ってリターンスプリング12が可動部4を押し戻すのでバ
ルブ2はレンズ10寄りに移動する。この場合は照射範囲
が広がり、車両直前の広範囲の安全確認が可能となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、かかる車両用前照灯にあってはメインフィ
ラメント(走行ビーム用フィラメント)の点灯時に、高
速走行に適した配光特性を得ることができないという問
題がある。その理由は次の通りである。
第4図に示す車両用前照灯のバルブ2は、その内部に
走行ビーム用のメインフィラメント14と、すれ違いビー
ム用のディマーフィラメント15を有する所謂H4バルブで
あり、メインフィラメント14をリフレクタ1の焦点位置
(正確には焦点のやや頂部寄り)に配してその反射光14
Rがほぼ平行光となるようにする一方、ディマーフィラ
メント15を焦点に対してレンズ寄りに配して反射光15R
が下向きになるようにしている。またディマーフィラメ
ント15の下には遮光板16を設け、ディマーフィラメント
15の光がリフレクタ1の下方部分で反射することがない
ようにし、上向きの光の発生を防止している。このよう
な2つのフィラメント14,15を備えるバルブ2を前記従
来技術のように車速に応じて駆動させた場合、ディマー
フィラメントの点灯時は車速に応じた配光特性を得られ
るものの、メインフィラメント14の点灯時には当該メイ
ンフィラメント14の位置がリフレクタ1の焦点位置から
大きく離隔してしまう。そして、メインフィラメント1
が焦点よりレンズ寄りになれば、反射光は下向きになっ
て高速走行に適した遠距離視認が難しくなり、また、メ
インフィラメント14の位置がリフレクタ焦点よりも大き
く頂部寄りになると反射光が拡散しすぎて、やはり遠距
離視認の難しい配光特性になってしまう。
そこで本発明の目的は、メインフィラメント点灯時に
遠方視認性の良い配光特性を得ることができる車両用前
照灯を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成して従来技術の問題点を解決するた
め、本発明に係る車両用前照灯はメインフィラメントと
ディマーフィラメントを備えるバルブと、車速検出手段
からの車速信号に基づき当該バルブを車速に応じた位置
へ駆動するバルブ駆動手段と、ディマーフィラメントへ
の電源供給時は前記バルブ駆動手段を介して車速に応じ
た位置へバルブを移動させる一方、メインフィラメント
への電源供給時は車速信号に基づくことなくバルブを予
め設定した位置へ移動させ当該位置を保持するよう前記
バルブ駆動手段を制御する制御切換手段を設けた。
〔実施例〕 第2図は本発明に係る車両用前照灯のバルブ駆動部を
例示するものである。同図において、20はメインフィラ
メント21とディマーフィラメント22の2つのフィラメン
トを備えるバルブで、このバルブ20はスライダ23に固定
されており、モータ24によって回転するスクリュー25に
よってスライダ23が光軸方向に前進後退動することによ
り前記各フィラメント21,22の位置が変わるようになっ
ている。26,27はバルブの位置検出用リミットスイッチ
で、スライダ23の一部に突設した押圧板28が接触するこ
とにより後述するように制御回路をOFFする。29は、フ
ィラメント21,22への給電状態によりモータ24の作動を
切換制御する制御部で、前記リミットスイッチ26,27が
出力するON,OFF信号S1の他、車速センサからの車速信号
S2、フィラメント21,22への電源供給を切換える給電切
換スイッチ40(第1図参照)からの給電切換信号S3を入
力し、バルブ20を所定位置に移動させるようモータ24を
制御する。尚、31はレンズ、32はリフレクタ、33はハウ
ジングである。
第1図は、本発明に係る車両用前照灯の構成例を示す
回路図である。
同図において35はスピードメータケーブル等、車速を
検出できる場所に設けた車速センサで、車速に比例した
パルス幅の車速信号S1を出力する。制御部29内に設けら
れたF−Vコンバータ36は、この車速信号S1を入力して
周波数に比例した電圧を得、当該電圧が所定値以上とな
ったとき(すなわち車速が設定速度以上となったとき)
にONし、AND回路37に入力するようになっている。一
方、38はフィラメントへ電源を供給するためのライトス
イッチ、40はメインフィラメントとディマーフィラメン
トへの給電を切換える給電切換スイッチで、41はメイン
フィラメント用端子、42はディマーフィラメント用端子
である。メインフィラメント用端子41の出力はバッファ
43に入力し、バッファ43の出力はOR回路44に入力する。
また、ディマーフィラメント用端子42の出力は前記AND
回路37に入力し、その出力はインバータ45を介してOR回
路44に入力するとともにリレー駆動回路46に入力してリ
レー47を駆動する。OR回路44の出力は他方のリレー駆動
回路50に入力してリレー51を駆動する。尚、54はバッテ
リ、26,27は前記リミットスイッチ、24はモータ、48,52
はリレー接点、49a,49b,53a,53bはリレー端子、R1,R2,R
3は抵抗である。
次に場合を分けて本回路の作動を説明する。
(I)ライトスイッチ38がON、給電切換スイッチ40がデ
ィマーフィラメント用端子42に接続している場合(すれ
違いビームの場合)で、車速が設定値以上のとき。
この場合、AND回路37の入力bの信号レベルはH、入
力aはHで、AND回路の出力はHとなり、リレー駆動回
路46が働いてリレー47が作動し、リレー接点48がリレー
端子49aに接続する。この時バッファ43の出力はL、イ
ンバータ45の出力はLであるためOR回路44の出力はLで
あり、リレー51は作動せず、リレー接点52はリレー端子
53bと接続したままである。従って、バッテリ54の電流
は、リレー端子49a→リレー接点48→モータ24→リレー
接点52→リレー端子53b→アースと流れ、モータ24をCW
(又はCCW)に回転させる。この結果、バルブ20は第2
図矢印B方向に移動し、リミットスイッチ27をOFFして
停止する。
(II)ライトスイッチ38がON、給電切換スイッチ40がデ
ィマーフィラメント用端子42に接続している場合(すれ
違いビームの場合)で、車速が設定値以下となったと
き。
この場合、AND回路37の入力aはLとなるから、リレ
ー47に電流が流れずリレー接点48はリレー端子49bと接
続する。一方、インバータ45の出力はHとなるから、OR
回路44の出力はHとなる。この時、リミットスイッチ26
はONであるからリレー51に電流が流れ、リレー接点52が
リレー端子53aと接続して、バッテリ54→リレー端子53a
→リレー接点52→モータ24→リレー接点48→リレー端子
49b→アースと電流が流れる。この結果、モータ24はCCW
(又はCW)に回転し、バルブ20を第2図矢印A方向へ移
動させ、ミリットスイッチ26がOFFして停止する。
(III)ライトスイッチ38がON、給電切換スイッチ40が
メインフィラメント用端子41に接続した場合(走行ビー
ムの場合)。
この場合、AND回路37の入力bはLとなるため、AND回
路37の出力は必ずLとなる。従って、リレー47に電流は
流れずリレー接点48はリレー端子49bと接続したままで
ある。一方、バッファ43の出力はHとなるため、OR回路
44の出力はHとなる。従って、バルブ20が第2図矢印の
B側あるときあるいはABの中間にあるとき(すなわち、
それまで車速が設定値以上だったとき)はリミットスイ
ッチ26がONの状態にあるため、リレー51が作動してリレ
ー接点52がリレー端子53aと接続する。この結果、前記
(II)と同様にバルブ20は第2図矢印A方向に移動して
リミットスイッチ26をOFFして停止する。他方、走行ビ
ームに切換えるまでの車速が設定値以下であってリミッ
トスイッチ26が既にOFFしている時はリレー51は作動せ
ず、従ってバルブ20も移動しない。
この様に、この車両用前照灯は、すれ違いビームの時
は車速に応じてバルブを光軸に沿って前後に駆動し、走
行ビームに切換えた時は車速に拘わらずバルブ20を予め
設定した位置に戻して遠方視認性に優れた配光特性とす
ることができる。尚、制御部29はマイクロプロセッサで
構成しても良い。その場合には、バルブ駆動量も段階的
により細かく制御できる。またバルブの駆動手段はモー
タ以外にも、ソレノイド等を利用して構成しても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る車両用前照灯は、
ディマーフィラメント点灯時(すれ違いビーム時)は車
速に応じてバルブを光軸に沿って移動させるとともに、
メインフィラメント点灯時(走行ビーム時)は車速に拘
わらずバルブを所定位置に戻すようにしたから、特にメ
インフィラメント点灯時に高速走行に適した配光特性、
すなわち遠方視認性の良い配光特性となり車両運転時の
安全性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両用前照灯の一例を示す回路
図、第2図は本発明に係る車両用前照灯の駆動部を例示
する部分断面図、第3図は従来の車両用前照灯の構成例
を示す図、第4図はバルブ位置と反射光の関係を示す前
照灯の断面図である。 20……バルブ 21……メインフィラメント 22……ディマーフィラメント 24……モータ 25……スクリュー 26,27……リミットスイッチ 35……車速センサ 38……ライトスイッチ 40……給電切換スイッチ 41……メインフィラメント用端子 42……ディマーフィラメント用端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインフィラメントとディマーフィラメン
    トを備えるバルブと、車速検出手段からの車速信号に基
    づき当該バルブを車速に応じた位置へ駆動するバルブ駆
    動手段と、ディマーフィラメントへの電源供給時は前記
    バルブ駆動手段を介して車速に応じた位置へバルブを移
    動させる一方、メインフィラメントへの電源供給時は車
    速信号に基づくことなくバルブを予め設定した位置へ移
    動させ当該位置を保持するよう前記バルブ駆動手段を制
    御する制御切換手段を設けたことを特徴とする車両用前
    照灯。
JP62116883A 1987-05-15 1987-05-15 車両用前照灯 Expired - Lifetime JP2530852B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62116883A JP2530852B2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 車両用前照灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62116883A JP2530852B2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 車両用前照灯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63284045A JPS63284045A (ja) 1988-11-21
JP2530852B2 true JP2530852B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=14697998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62116883A Expired - Lifetime JP2530852B2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 車両用前照灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530852B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534076B2 (ja) * 1987-09-30 1996-09-11 本田技研工業株式会社 車両用ヘッドランプ制御装置
DE4311669C2 (de) * 1993-04-08 2002-06-13 Bosch Gmbh Robert Einrichtung zum Einstellen der Leuchtweite von Scheinwerfern bei Fahrzeugen
JP4653044B2 (ja) * 2006-09-04 2011-03-16 スタンレー電気株式会社 車両前照灯
JP2007019046A (ja) * 2006-10-27 2007-01-25 Sanyo Tekunika:Kk 車両用前照灯
TWM512139U (zh) * 2015-03-12 2015-11-11 Chun Kuang Optics Corp 發光系統
US10247392B2 (en) 2015-06-30 2019-04-02 Chun Kuang Optics Corp. Luminous system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63284045A (ja) 1988-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1216620A (en) Vehicle headlamp beam control
JP2530852B2 (ja) 車両用前照灯
US4208615A (en) Automatic headlamp control system
EP0055227A1 (en) Automatic headlight beam switching device for automotive vehicles
US4890037A (en) Apparatus for controlling a vehicle headlamp
GB2076763A (en) Pivotable Vehicle Rear View Mirror
JPH0247526Y2 (ja)
JPS6064044A (ja) 自動車用ヘッドライト制御装置
KR100199575B1 (ko) 차속도감응식 전조등 조정장치
JP2780197B2 (ja) ヘッドランプの制御装置
KR19980040432U (ko) 차량 정지시 전조등 자동소등장치
KR0120323B1 (ko) 자동차의 전조등 방향 자동조절 장치
KR0167531B1 (ko) 차량용 헤드램프 자동광량조절장치
JP2534076B2 (ja) 車両用ヘッドランプ制御装置
JPS5897536A (ja) 車両用ヘツドランプビ−ム切換装置
JPH07246873A (ja) 車両用前照灯
ES476122A1 (es) Mejoras en los circuitos de control de los motores electri- cos
JPH0532263B2 (ja)
KR0138387B1 (ko) 주변조명에 의한 인테리어 램프 점등장치
KR100231539B1 (ko) 자동차의헤드램프상하향자동조정장치
KR0166285B1 (ko) 전조등 제어회로
KR200160065Y1 (ko) 차량의 헤드램프용 조사빔 전환장치
KR0120414B1 (ko) 차량용 전조등 제어장치
KR800001683Y1 (ko) 자동차의 전조등 자동조절장치
KR19980036448A (ko) 차속에 따른 전조등 제어장치