JP2530835Y2 - 可撓索条フェンスにおける索条張設装置 - Google Patents

可撓索条フェンスにおける索条張設装置

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JP2530835Y2
JP2530835Y2 JP1991062439U JP6243991U JP2530835Y2 JP 2530835 Y2 JP2530835 Y2 JP 2530835Y2 JP 1991062439 U JP1991062439 U JP 1991062439U JP 6243991 U JP6243991 U JP 6243991U JP 2530835 Y2 JP2530835 Y2 JP 2530835Y2
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cable
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flexible cable
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且 上坂
昇二 横川
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、道路、公園、広場等
で使用される、所定間隔をあけて起立された複数本の支
柱間に鎖、ワイヤロープ、繊維ロープ等の可撓索条を張
支した可撓索条フェンスにおいて、上記索条を所望張力
に張設するための索条張設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば公園等に設けられる鎖フェ
ンスは、所定間隔をあけて起立された複数本の支柱の各
側面にフックを突設し、一方の支柱のフックに鎖の一端
を、他方の支柱のフックに鎖の他端をそれぞれ係止して
鎖をたわんだ状態に張支した構造のものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の鎖フェ
ンスでは、支柱間隔が広い場合鎖のたわみが大きくなっ
て、フェンスとしての仕切り作用がほとんど失われるば
かりでなく、外観不良となり、また地形に合わせて各支
柱間の間隔及び鎖の長さにバラツキがあるため、各鎖の
たわみが不均一となって外観を損う等の欠点があった。
本案は、可撓索条の張力を調整して外観の向上を図るこ
とを課題とし、第1考案は更に鎖端の環をそのまま利用
してハンガーバーを挿通することによって、複数の鎖製
可撓索条を同時に且つ一緒に張設することができるよう
にすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願第1考案は、所定間隔をあけて起立された複数
本の支柱間に鎖製可撓索条を張支した可撓索条フェンス
において、上記可撓索条の少くとも一端がわの支柱にお
いて、該支柱の側部に設けられた相対する内側面に上下
方向の複数本の係止溝条を有する溝部に嵌合したナット
板を介して調整ネジを上記索条の長手方向に進退自在に
螺合し、上記調整ネジを、該調整ネジの進退により上記
索条を緩張自在に連動するように、上記溝部に挿入した
該索条の一端の環に挿通したハンガーバーに係合させ
た、可撓索条フェンスにおける索条張設装置を提案し、
【0005】本願第2考案は、所定間隔をあけて起立さ
れた複数本の支柱間に少くとも2本の可撓索条を互に上
下間隔をあけて張支した可撓索条フェンスにおいて、上
記2本の索条の各中間部分を、ネジ部材及びそれと螺合
するナット部材を有する調整ネジ手段により該ネジ部材
を上記索条と交叉方向に向けた状態で連継し、上記ネジ
部材とナット部材の螺合進退により上記両索条の中間部
分を近接又は離間させるようにした、可撓索条フェンス
における索条張設装置を提案する。以下本願考案の実施
例について説明する。
【0006】
【実施例】図1、2、3は、所定間隔をあけて起立され
た支柱(1)…間に2本の鎖(2)(2)、…をそれぞ
れ上下間隔をあけて張支し、各鎖(2)…の左右両端を
各支柱(1)…の内部に設けられた張設装置(A)によ
りそれぞれ張設した例である。
【0007】上記張設装置(A)の構造は次のようであ
る。まず、上記支柱(1)…は、各左右両側部に支柱全
長にわたって図3に示すような横断面ほぼU字状の溝部
(3)(3)、…をその溝口を左右側方へ向けた状態
で、それぞれ設けてあり、これら各溝部(3)の相対す
る内側面に、上下方向へ延長する複数本の係止溝
(4)…を互に平行に設けてある。このような溝部
(3)内の下部において、広幅の縦板と狭幅の横板から
なるアングル状受け板(5)を、その縦板の両側端部を
任意の相対する係止溝(4)、(4)に摺動自在に係
合すると共に、該縦板に螺合された固定ボルト(6)の
先端を溝部(3)の奥内面に圧接することにより固定
し、一方、上記2本の鎖(2)、(2)の各一端の環に
1本のハンガーバー(7)を挿通し、該ハンガーバー
(7)を垂直に立てて上記溝部(3)内に挿入して上記
受け板(5)上にのせ、また矩形のナット板(8)、
(8)を上記ハンガーバー(7)の溝口がわに位置する
相対する係止溝条(4)、(4)に摺動自在に係合する
と共に、両ナット板(8)、(8)に調整ネジ(9)、
(9)を溝口がわからそれぞれ螺合し、これら両調整ネ
ジ(9)、(9)の先端を上記ハンガーバー(7)の
上、下両端近くの側面に当接させている。
【0008】(10)、(10)は上記ハンガーバー
(7)の上、下両端部に被嵌され、ネジ(11)、(1
1)で固定されたチャンネル状ガイド板で、そのチャン
ネル溝内に上記調整ネジ(9)、(9)を保持してハン
ガーバー(7)側面に対向させる。(12)、(12)
は上記ハンガーバー(7)の側面に突設したストッパー
で、上記ガイド板(10)、(10)との間で上記鎖
(2)、(2)の一端の環を保持する。
【0009】他方の支柱(1)の対応する溝部(3)に
も、本例では、上記と同一構造の張設装置を設け、これ
に上記鎖(2)、(2)の他端を連結してある。
【0010】鎖(2)、(2)の張力を調整するには、
鎖(2)、(2)を張支する左右支柱(1)、(1)の
一方又は両方において、その溝部(3)の溝口からドラ
イバーを挿入し、その回し操作により上記調整ネジ
(9)、(9)を進退させ、進出時には上記ハンガーバ
ー(7)を溝部(3)奥へ前進させて鎖(2)、(2)
を張り、後退時にはハンガーバー(7)を鎖(2)、
(2)の重量に引かれて後退させ、鎖(2)、(2)を
たるませることとなり、このように調整ネジ(9)、
(9)の操作により所望の張力に調整する。
【0011】図4、5、6は、所定間隔をあけて起立さ
れた複数本の支柱(1a)…における各隣り合う2本の
支柱(1a)、(1a)、…に、2本の鎖(2a)、
(2a)、…の各両端をそれぞれ所定上下間隔をあけて
連結し、これら2本の鎖(2a)、(2a)、…の各中
間部分を張設装置(Aa)により連継して張設した例で
ある。この場合支柱への可撓索条の取付構造は適宜の手
段とされ、上述の索条張設手段を配設したものも適用で
きる。
【0012】上記張設装置(Aa)は、2枚の円板(1
3a)、(14a)を、その各板面の直径方向2ヶ所に
突設されたボス(15a)(15a)、(16a)(1
6a)をネジ(17a)、(17a)により連結するこ
とにより、所要間隔をあけて平行に接合し、一方の円板
(13a)における上記ボス(15a)、(15a)と
直角の直径方向線上に突設されたナットブロック(8
a)に、上記両鎖(2a)、(2a)の各中間の環に挿
入された頭つき調整ネジ(9a)を螺合し、それにより
両鎖(2a)、(2a)を中間部においてほぼX字状に
連継してある。(18a)、(19a)は上記ボス(1
5a)(15a)、(16a)(16a)から下の鎖
(2a)に向けて突出された鎖ガイド突起で、該下の鎖
(2a)と上の鎖(2a)との間隔を保持している。
【0013】本装置においても、ドライバーの回し操作
により調整ネジ(9a)を進退させると、両鎖(2
a)、(2a)の中間部分が鎖の張設方向に対して直角
方向に近接又は離間して所望の張力に調整される。
【0014】図7は上記図4、5、6に対する張設装置
の他の例(Ab)で、ネジ(22b)…により蓋板(2
1b)で着脱自在に閉成された箱形ケース(20b)内
に、左ネジフックボルト(9b)及び右ネジフックボル
ト(9’b)をバックル(8b)の両端部にそれぞれ螺
合してなるターンバックル型調整ネジ手段を配置し、可
撓索条としてのワイヤロープ(2b)、(2b)を上記
ケース(20b)内に互に平行に摺動自在に貫通すると
共に、両ロープ(2b)、(2b)の中間部分を上記フ
ックボルト(9b)、(9’b)のフックにそれぞれ係
止し、他の構造は図4、5、6と実質的に同一である。
本例では蓋板(21b)をあけてバックル(8b)を回
すことにより両フックボルト(9b)、(9’b)をロ
ープ(2b)、(2b)と交叉方向に進退させて両ロー
プの中間部分を近接又は離間させ、それにより張力を調
整する。
【0015】図8のさらに他の実施例(Ac)は、左ネ
ジフックボルト(9c)及び右ネジフックボルト(9’
c)を、ケース(20c)内面に突設されたブラケット
(23c)、(23’c)の通し孔にそれぞれ摺動自在
に貫通突出させ、突出端部にそれぞれナット(8c)、
(8’c)を螺合し、他の構造は図7と実質的に同一で
ある。本例では、ナット(8c)、(8’c)を回すこ
とにより張力を調整する。
【0016】
【考案の効果】本願第1考案の可撓索条フェンスにおけ
る索条張設装置によれば、鎖端の環をそのまま利用して
ハンガーバーを挿通し、調整ネジの回し操作により複数
の鎖製可撓索条を一括して同時に緊張又は所望のたわみ
状態に任意に張力を調整することができ、それにより各
可撓索条を均一の張支状態に張設することができ、外観
の向上も図ることができるのである。
【0017】本願第2考案の可撓索条フェンスにおける
索条張設装置によれば、少くとも2本の可撓索条の中間
部分を連継する調整ネジ手段におけるネジ部材とナット
部材の螺合進退操作により両可撓索条の中間部分を近接
又は離間させて両索条を所望の張力に調整することがで
き、それにより各可撓索条を支柱間の中間部分で均一の
張支状態に張設することができ、外観の向上も図ること
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】鎖フェンスの一部の正面図である。
【図2】図1における支柱の一部切欠拡大正面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】他の鎖フェンスの一部の正面図である。
【図5】図4における索条張設装置の拡大垂直断面図で
ある。
【図6】図5のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】索条張設装置の他の実施例の一部切欠拡大正面
図である。
【図8】索条張設装置のさらに他の実施例の同上正面図
である。
【符号の説明】
1、1a 支柱 2、2a 鎖 2b、2c ワイヤーロープ3 溝部 4 係止溝条 7 ハンガーバー 8 ナット板 8a ナットブロック 8b、8c バックル 9、9a 調整ネジ 9b、9c 左ネジフックボルト 9’b、9’c 右ネジフックボルト
フロントページの続き (72)考案者 横川 昇二 東京都大田区蒲田5丁目44番14号 株式 会社横川環境デザイン事務所内 (56)参考文献 実公 昭37−19975(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をあけて起立された複数本の支
    柱間に鎖製可撓索条を張支した可撓索条フェンスにおい
    て、 上記可撓索条の少くとも一端がわの支柱において、該支
    の側部に設けられた相対する内側面に上下方向の複数
    本の係止溝条を有する溝部に嵌合させたナット板を介し
    調整ネジを上記索条の長手方向に進退自在に螺合し、
    上記調整ネジを、該調整ネジの進退により上記索条を緩
    張自在に連動するように、上記溝部に挿入した該索条の
    一端の環に挿通したハンガーバーに係合させた、 可撓索条フェンスにおける索条張設装置。
  2. 【請求項2】 所定間隔をあけて起立された複数本の支
    柱間に少くとも2本の可撓索条を互に上下間隔をあけて
    張支した可撓索条フェンスにおいて、 上記2本の索条の各中間部分を、ネジ部材及びそれと螺
    合するナット部材を有する調整ネジ手段により該ネジ部
    材を上記索条と交叉方向に向けた状態で連継し、上記ネ
    ジ部材とナット部材の螺合進退により上記両索条の中間
    部分を近接離間させるようにした、 可撓索条フェンスにおける索条張設装置。
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