JP5020194B2 - 防風雪柵 - Google Patents

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Description

本発明は、道路等に沿って設置され、強風や積雪から車両や通行人を防護するための防風雪柵に関するものである。
一般に、強風や積雪から車両を防護するために道路等に沿って設置される防風雪柵として、景観を配慮し又見通しを良くするために透視性を有するポリカーボネート、アクリル樹脂等の合成樹脂板やガラス板等からなる防風雪板が提案されている。
しかしながらかかる合成樹脂板やガラス板等からなる防風雪板は暴風及び車両の衝突等により破壊する恐れがあり、又破壊するとその破片が飛散して二次災害を発生する恐れがあるため、防風雪板として、繊維を編みこんだものや、板に多数の透孔を形成されたもの等のネット状部材が用いられることがある。
このようなネット状部材を用いたものとして、例えば、パイプに防雪ネットの張り方向にボルトを貫設して柱状体を形成するとともに、ボルト貫通孔の中間でパイプにスリットを具備せしめ、防雪ネットの端部をスリットの反対側からパイプに巻回して該スリットに挿入し、パイプをボルトに螺合したナットにより締着したことを特徴とする防雪ネットの固定構造が提案されている。
この防風ネットの固定構造は、防雪ネットに局部的な力を作用させることなく強い接続強度で固定するとともに、簡単な構造により部材コスト面や施工性に優れたものである。
特開2005−163429号公報
しかしながら、前記の防風ネットの固定構造には次のような問題点があった。すなわち、強風や雪等により防雪ネットの中央が弛むような大きな力がかかった場合、防雪ネットの固定箇所においてボルトが貫通した箇所は強固に固定されているが、それ以外の箇所では一般的には中央部側に引っ張られ、位置ずれする恐れがある。従って、防風ネットは強固に固定されているものの、局所的に弛みが生じ、防風ネットのばたつき等が起こり易くなり、又、一般的にこのような防雪ネットを巻き直しても、局所的な弛みが解消しにくいものであった。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、ネット状部材の端部を強固に固定してネット状部材の張設する際の作業性を向上させると共に、ネット状部材に弛みが生じにくい防風雪柵を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわちこの発明に係る防風雪柵は、間隔を空けて立設された支柱間に保持部材を介してネット状部材が左右方向に張設され、前記保持部材は、上下方向に延びる奥広の収納溝と、前記収納溝の開口側に配置される圧接部材と、前記圧接部材を背面側から開口側に押圧する押圧部材とを備え、収納溝内に挿入されたネット状部材の端部が、圧接部材により収納溝の内壁に圧接されると共に、圧接部材と押圧部材との間に挟着されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、間隔を空けて立設された支柱間に保持部材を介してネット状部材が左右方向に張設され、前記保持部材は、上下方向に延びる奥広の収納溝が形成された張設部材と、前記収納溝の開口側に配置される圧接部材と、前記圧接部材を背面側から開口側に押圧する押圧部材とを備え、収納溝内に挿入されたネット状部材の端部が、圧接部材により収納溝の内壁に圧接されると共に、圧接部材と押圧部材との間に挟着されているので、収納溝内でネット状部材の端部を強固に保持することができる。又、圧接部材及び押圧部材の上下方向の長さを適宜設定することによって、ネット状部材の端部を上下方向に亘って強固に支持することができる。
本発明に係る防風雪柵において、前記保持部材に張設部材が付設されると共に、支柱に取付けられた張設ボルトが張設部材に貫通され、該張設ボルトの先端に取付けられたナットの締め付けにより張設部材が張設ボルトに沿って支柱側に移動可能となされ、もってネット状部材が左右方向に張設されるようになされれば、支柱に対して、張設されるネット状部材と締め付け用のナットが同じ側面側に配置されることになり、ナットの締付作業をしながらネット状部材の張り具合を容易に確認することができるため、ネット状部材の張設時の作業性を向上させることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
すなわち、図1は本発明に係る防風雪柵の第1の実施形態を示す正面図、図2は図1のA−A断面の拡大横断面図、図3は図2の主要部の拡大図、図4は図2の保持部材の変形を示す主要部の横断面図、図5は図1のB−B断面の拡大横断面図、図6は本発明に係る防風雪柵の第2の実施形態を示す主要部の横断面図、図7は本発明に係る防風雪柵の第1の実施形態の変形を示す斜視図である。
図面において、1は支柱、2はネット状部材2はネット状部材2の両端部21が支持される保持部材であり、本発明に係る防風雪柵Pは、支柱1、ネット状部材2、支持部材3とから主に構成され、ネット状部材2は保持部材3を介して支柱1の間に張設されているものである。
図1は、ネット状部材2を張設した状態を示す正面図であり、ネット状部材2の両端部21は保持部材3によって保持され、保持部材3を支柱1側に移動することによりネット状部材2が左右方向に張設され、もって防風雪柵Pが形成されるものである。
図2は図1のA−A断面の主要部を示す拡大横断面図、図3は図2の主要部の拡大図である。まず支柱1は、断面H型となされた鋼材であって、前後のフランジ11,11とこのフランジ11,11とを連結する板状部12とからなる。
支柱1の板状部12には、透孔13が設けられ、この透孔13を貫通して張設ボルト5が取付けられると共に、張設ボルト5のねじ部51が張設部材4を貫通している。このねじ部51の先端には、ナットAが取付けられ、このナットAを締め付けて張設部材4に当接させ、更にナットAを締め付けて支柱1側に移動させることにより、張設部材4は連動して張設ボルト5に沿って支柱1側に移動可能となる。
張設部材4は、断面略矩形の長尺体であり、左右側面に透孔41が設けられ張設ボルト5が貫通されると共に、保持部材3に向けて上下方向に延びる嵌合突条41が突設されている。嵌合突条41が、保持部材3に設けられ張設部材4側に向けて開口した上下方向に延びる蟻溝状の嵌合溝31と嵌合することにより、張設部材4は保持部材3に付設される。そして、嵌合突条41は嵌合溝31内を上下方向にスライド可能となされている。これにより、まず張設部材4を張設ボルト5を介して支柱1に取付けた後に、続いて保持部材3の嵌合溝31に張設部材4の嵌合突条41を嵌合させながら、保持部材3を上方から下方にスライドさせて、張設部材4を保持部材3に付設させることが可能となる。
張設部材4を保持部材3に固定する際は、張設部材4の内側から保持部材3に向けて固定ビスBを挿入してビス止めする等、適宜固定手段を選択することができる。
図7は、本実施形態に係る防風雪柵Pの変形を示すものであり、防風雪柵Pの設置場所が傾斜地である場合、張設部材4が保持部材3を上下方向にスライド可能であることを利用して、傾斜地の勾配に沿って、支柱1を挟んで隣合うネット状部材2を正面視階段状に配置することができる。
保持部材3は、図2〜3に示すように、上下方向に延びる奥広の収納溝32が形成され、収納溝32はネット状部材2側に向けて開口している。この収納溝32の内部には、開口33側に圧接部材6が配置され、底部34側に押圧部材7が配置されている。圧接部材6は、断面略円形の棒状に形成され収納溝32の長さと同程度となされている。又、押圧部材7は、圧接部材6側に圧接部材6の外周面に沿って断面円弧状の凹陥面71が上下方向に亘って形成されている。
又、保持部材3は、収納溝32の底部34の外側に上下方向に延びるナット摺動溝35を備えている。ナット摺動溝35は、溝内の上下方向に摺動可能に配置されたナットCを備えると共に、開口部は奥部より狭く形成され、ナットCが開口部から抜け出さないようになされている。又、ナット摺動溝35の奥部から底部34を貫通して収納溝32に向けて透孔38が形成されている。そして、ナット摺動溝35の開口部側から押圧ボルト8がナットCに螺入され、さらに透孔38を貫通して収納溝32の開口33に向けて取付けられている。そして、ナットCの横幅はナット摺動溝35の側壁間の距離寸法とほぼ同程度となされ、押圧ボルト8がナットBに螺入した際、共回りしないようになされている。
次に、ネット状部材2の端部21の保持方法について詳しく説明する。まず、ネット状部材2の端部21は保持部材3の収納溝32の開口33から挿入され、収納溝32の一方の内壁36と圧接部材6の間を通り、次に、圧接部材6と押圧部材7との間を通り、そして、他方の内壁37と圧接部材6の間を通って、再び開口33を通って収納溝32の外側に達するように配置されたものである。尚、ネット状部材2の両端部21を収納溝32に挿入する方法は、前記の如く、収納溝32の内部に予め圧接部材6及び押圧部材7を配置し、その後ネット状部材2の端部21を収納溝32の内部に配置したものでもよく、或いは、ネット状部材2の端部21を折り返して折り返し部を設け、この折り返し部を収納溝32に挿入すると共に、前記折り返し部の内部に圧接部材6を挿入する方法でもよい。後者の場合は、圧接部材6の端部を先細り形状とし、前記折り返し部の内部に挿入しやすい形状としてもよい。
続いて、保持部材3において、透孔38を貫通して取付けられた押圧ボルト8を収納溝32の開口33側に向けて更に螺入させる。これにより、押圧ボルト8のねじ先端は押圧部材7を押圧して収納溝32の開口33側に移動させるため、ネット状部材2の端部21は、押圧部材7と圧接部材6との間で挟着される。更に押圧ボルト8を螺入させると、押圧部材7を介して圧接部材6が収納溝32の開口33側に移動する。収納溝32の内壁36、37の間の間隔は開口33から奥部に向けて徐々に拡がるようになされると共に、圧接部材6の直径は開口33の幅寸法より長くなされている。これにより、圧接部材6は、収納溝32の内壁36、37の間隔を押し広げるように押圧し、圧接部材6と内壁36、37との間に配置されたネット状部材2の端部21は、圧接部材6により収納溝3の内壁36、37に圧接され、ネット状部材2の両端部21は上下方向に亘って強固に保持される。
ネット状部材2の端部21を収納溝32の内部に保持させる際、特にネット上部材2の材質が比較的剛性の低いものである場合は、端部21の収納溝32の内部に配置させた後に、収納溝32の開口33から外側に出ている端部21を引き出す方向に引っ張り、収納溝32の内部のネット状部材2にしわ等の配置状態の偏りが生じないようにして、ネット状部材2の端部21を挟着・圧接させると、端部21の上下方向に亘って保持状態に偏りが生じにくくなり、好ましい。
次に、ネット状部材2の張設方法について詳しく説明する。図2に示すように、まず、ネット状部材2の端部21が保持された保持部材3を張設部材4及び張設ボルト5を介して支柱1に取付ける。次に、張設ボルト5に取付けられたナットAを締め付けて張設部材4を支柱1側に移動させると、保持部材3も連動して支柱1側に移動するため、これにより、ネット状部材2が左右方向に張設される。
ネット状部材2の端部21は、収納溝32の内部において、圧接部材6により内壁36、37に圧接されている。このネット状部材2の端部21とこの圧接部材6及び内壁36、37と間に生じる摩擦力Fにより、ネット状部材2の端部21は収納溝32から容易には引き出されず、ネット状部材2を左右方向に強固に張設することができる。又、ネット状部材2の端部21は、押圧部材7と圧接部材6との間で挟着されている。この構造により、ネット状部材2の端部21が前記摩擦力Fを超える力で引っ張られた場合においても、ネット状部材2の端部21の全体が収納溝32から抜け出されにくくなる。つまり、張設作業時において、ネット状部材2の先端部を保持うする必要はないため、張設作業の作業性を向上させることができる。
一般に、ネット状部材2を張設した際、ネット状部材の自重や雪等の付着により、ネット状部材2の上方は比較的弛みやすいので、ネット状部材2の上方をより強固に張設する場合、或いは張設後のネット状部材2の弛みを解消して張り直す場合等、ネット状部材2の張設具合を調節できるように、支柱1の板状部12に上下方向に複数の張設ボルト5が取付けられ、その張設ボルト5に応じて複数の張設部材4が取付けられている形態がより好ましい。
張設ボルト5は、本形態では、支柱1側に頭部52が配置され、ねじ部51が張設部材4を貫通すると共に、ねじ部51の先端にナットAが取付けられたものであり、支柱1に対して張設されるネット状部材2と締め付け用のナットAとが同じ側面側に配置されている。これにより、ナットAの締付作業をしながらネット状部材2の張り具合を容易に確認することができるため、ネット状部材2の張設具合の調節等がより容易となり張設作業の作業性を向上させることができる。尚、必要に応じて、張設ボルト5のねじ部51と頭部52とを反転させて用いたもの、すなわち、頭部52が張設部材4側に配置され、ねじ部51が張設部材4及び支柱1の板状部12を貫通され、板状部12の反対側からナットAを取付けて締め付けるように構成した形態でもよい。
又、支柱1に対して両側面にネット状部材2を張設する際は、図5に示すように、張設ボルト5として、両側にねじ部51設けたものを支柱1に固定し、両ねじ部51にそれぞれ張設部材4を取付けた形態でもよく、あるいは支柱1の板状部12の上下においてそれぞれ逆方向に取付けられた張設ボルト5に張設部材4を取付けた形態でもよい。いずれにおいても、支柱1を挟んで両側に張設されたネット状部材2の前後方向の取付け位置を合わせることができるので好ましい。
ネット状部材2は、端部21が収納溝32の内部で保持される程度の可とう性があれば特にネットに限定されるものではなく、布状のもの、合成樹脂製のシート状のもの、可とう性のシートにパンチング加工を施したもの等、適宜のものを用いてよい。例えば高強度の延伸ポリオレフィンテープ、ポリエステル繊維等を芯材として用い、芯材を網状に織り込んでEVA、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂等を被覆したものや、先に樹脂被覆した芯材を網状に織り込んでから交点を加熱融着して形成したネット等を用いれば、ネットが分解される恐れが少なく、また風圧による伸びがほとんどなく長期に亘ってネットのたるみが発生する恐れの小さいネット状部材2を得ることができる。
ネット状部材2の開口率は、50%以上となると防風雪の効果が得にくくなり、0〜50%の範囲とすれば防風雪柵として十分な効果が得られるが、開口率が低すぎると道路利用者は周囲の眺望が得られず、また圧迫感や閉塞感を感じることから、30〜50%の開口率として防風雪の効果と周囲の眺望や採光の確保とを両立させるのが好ましい。またネット状部材2の色調は、特に限定されるものではなく適宜の色調としてもよいが、周囲の景観との調和を図ることができ、また斜め方向からの防風雪柵外への良好な眺望が得られる灰色、黒色、又はそれに近い色調としておくのが好ましい。
支柱1は、本形態の如く、断面H型となされれば、ネット状部材2を張設する際、保持部材3及び張設部材4の一部を支柱1の内側に配置させることができるため、防風雪柵の正面側から見て支柱1と保持部材3との隙間を隠蔽し、外観を向上させることができるので好ましいが、本形態に限定されず、丸パイプ、角パイプ等を適宜用いることができる。
保持部材3は、大きな風圧が加わるネット状部材2を支持することを考慮すると金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム、ステンレス、鉄鋼等のパイプ、形材からなる長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。張設部材4についても同様に金属材料を用いるのが好ましく、パイプ、板状体、形材、各種アングル材を用いることができる。
圧接部材6についても同様に金属材料を用いるのが好ましく、パイプ、板状体、形材からなる長尺体を適宜長さに切断したもの適宜用いることができる。また、圧接部材の断面形状は本形態では略円形であるが、断面形状を開口方向に幅広となされた楕円形状とし、圧接効果を高めるようにしてもよい。押圧部材7についても同様に金属材料を用いるのが好ましく、パイプ、板状体、形材からなる長尺体を適宜長さに切断したもの適宜用いることができる。
図4は、図2における保持部材3の変形を示す主要部の横断面図である。この変形に係る保持部材3は、図2に示された保持部材3と比べて、主に、押圧ボルト8が螺入される収納溝32の底部34の形態が異なるものであり、その他の部分は図2に示された保持部材3と同様な形態である。
すなわち、図4に示された保持部材3は、収納溝32の底部34の外側にナット摺動溝35を備えていないものであり、又ナット摺動溝35の底部に設けられた透孔38の代わりに、収納溝32の底部34を貫通するねじ孔39が形成され、押圧ボルト8がねじ孔39に螺合するようになされたものである。
図6は本発明に係る防風雪柵の第2の実施形態を示す主要部の横断面図である。この形態に係る防風雪柵の保持部材3は、図2に示された保持部材3と比べて、主に、圧接部材6及び押圧部材7の形態が異なるものであり、その他の部分は図2に示された保持部材3と同様な形態である。
すなわち、図6に係る保持部材3において、圧接部材6は、収納溝32の内壁36、37と対向する圧接面61、62を備え、この圧接面61、62の開口33側への傾斜角度は、内壁36、37の開口33側への傾斜角度と略一致するようになされている。これにより、図2の保持部材3と比べて、ネット状部材2の端部21が圧接部材6により内壁36、37に圧接される際、圧接される面積が広くなり、よって収納溝32の内部でネット状部材2の端部21をより強固に保持することができる。
又、この形態に係る圧接部材6において、背面側には上下方向に亘って凹陥部63が形成され、対向する押圧部材7の前面側には凹陥部63の形状に合致する突条72が上下方向に延設されている。これにより、図2の保持部材3と比べ、ネット状部材2は押圧部材7と圧設部材6と間でより強固に挟着される。
本発明に係る上記実施形態は、支柱1の間でネット状部材2を左右方向に張設したものであるが、例えば、防風雪柵の側端部等で、支柱1の間の間隔が比較的狭く設定される場合等のネット状部材2の上下方向に張設した方が設置しやすい場合や、より安定的に張設できる場合は、ネット状部材2を上下方向に張設してもよい。この場合は、支柱1の間において、上下に横材を取付け、この横材に保持部材を取付け、この保持部材を介して横材の間にネット状部材2を上下方向に張設してもよい。また、支柱1の間に、矩形状の枠体を取付け、この枠体の上下部にそれぞれ保持部材を取付け、この保持部材を介してネット状部材2を上下方向に張設してもよい。
本発明によれば、保持部材によりネット状部材の端部を強固に保持することができるので、防風雪柵用のネット状部材の張設ばかりでなく、例えば、植物を栽培している畑地等の周囲に張り巡らされて鳥獣の侵入を防止するためのネットやシート等の張設にも、好適に利用することができる。
本発明に係る防風雪柵の第1の実施形態を示す正面図である。 図1のA−A断面の拡大横断面図である。 図2の主要部の拡大図である。 図2の保持部材の変形を示す主要部の拡大横断面図である。 図1のB−B断面の拡大横断面図である。 本発明に係る防風雪柵の第2の実施形態を示す主要部の横断面図である。 本発明に係る防風雪柵の第1の実施形態の変形を示す斜視図である。
符号の説明
1 支柱
2 シート状部材
21 端部
3 保持部材
32 収納溝
33 開口
34 底部
35 ナット摺動溝
36、37 内壁
4 張設部材
5 張設ボルト
6 圧設部材
7 押圧部材
71 凹陥面
8 押圧ボルト
A、B、C ナット

Claims (2)

  1. 間隔を空けて立設された支柱間に保持部材を介してネット状部材が左右方向に張設され、前記保持部材は、上下方向に延びる奥広の収納溝と、前記収納溝の開口側に配置される圧接部材と、前記圧接部材を背面側から開口側に押圧する押圧部材とを備え、収納溝内に挿入されたネット状部材の端部が、圧接部材により収納溝の内壁に圧接されると共に、圧接部材と押圧部材との間に挟着されていることを特徴とする防風雪柵。
  2. 前記保持部材に張設部材が付設されると共に、支柱に取付けられた張設ボルトが張設部材に貫通され、該張設ボルトの先端に取付けられたナットの締め付けにより張設部材が張設ボルトに沿って支柱側に移動可能となされ、もってネット状部材が左右方向に張設されるようになされたことを特徴とする請求項1に記載の防風雪柵。
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