JP2530789Y2 - 油中ガス監視装置 - Google Patents
油中ガス監視装置Info
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- JP2530789Y2 JP2530789Y2 JP1991095980U JP9598091U JP2530789Y2 JP 2530789 Y2 JP2530789 Y2 JP 2530789Y2 JP 1991095980 U JP1991095980 U JP 1991095980U JP 9598091 U JP9598091 U JP 9598091U JP 2530789 Y2 JP2530789 Y2 JP 2530789Y2
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Landscapes
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は油入電気機器たとえば油
入変圧器などに使用されている油の劣化状態を、常時監
視するのに使用する油中ガス監視装置に関する。
入変圧器などに使用されている油の劣化状態を、常時監
視するのに使用する油中ガス監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁油のような油の劣化の状態を知るた
めに、その油の中のガス(たとえば水素ガス)の量を計
測することが行なわれている。その計測を連続して行な
うために、高分子膜からなる透過膜を用いた油−ガス分
離装置を使用することがある。
めに、その油の中のガス(たとえば水素ガス)の量を計
測することが行なわれている。その計測を連続して行な
うために、高分子膜からなる透過膜を用いた油−ガス分
離装置を使用することがある。
【0003】図3は従来装置を示し、測定対象の油入電
気機器、たとえば油入変圧器1の側壁に、バルブ2を有
するパイプ3を連結し、そのパイプ3の先端に油−ガス
分離装置4を取り付ける。油−ガス分離装置4は、油室
5と、これとは透過膜6を介して隔てられたガス室7
と、ガス室7にあるガスセンサ8とによって主として構
成されてある。
気機器、たとえば油入変圧器1の側壁に、バルブ2を有
するパイプ3を連結し、そのパイプ3の先端に油−ガス
分離装置4を取り付ける。油−ガス分離装置4は、油室
5と、これとは透過膜6を介して隔てられたガス室7
と、ガス室7にあるガスセンサ8とによって主として構
成されてある。
【0004】透過膜6は各室5,7のフランジ9,10
に挾まれているパッキン11,12の間に挿入され、固
定されている。13は両フランジ9,10を締め付ける
ためのボルト、14はそのナットである。
に挾まれているパッキン11,12の間に挿入され、固
定されている。13は両フランジ9,10を締め付ける
ためのボルト、14はそのナットである。
【0005】油入変圧器1内で放電、過熱などの異常状
態が発生すると、水素ガスその他の可燃性ガスあるいは
二酸化炭素ガスなどが発生する。これらのガスが油中拡
散により油室5に到達すると、ここから透過膜6を介し
てガス室7へ抽出される。そしてヘンリーの法則にした
がい、油中のガス濃度と、ガス室7のガス濃度が平衡す
るまで抽出が行われ、その平衡値をガスセンサ8を介し
て測定する。
態が発生すると、水素ガスその他の可燃性ガスあるいは
二酸化炭素ガスなどが発生する。これらのガスが油中拡
散により油室5に到達すると、ここから透過膜6を介し
てガス室7へ抽出される。そしてヘンリーの法則にした
がい、油中のガス濃度と、ガス室7のガス濃度が平衡す
るまで抽出が行われ、その平衡値をガスセンサ8を介し
て測定する。
【0006】ところでここに使用される透過膜6はポリ
イミド、フッ素樹脂のような高分子からなる膜が一般に
使用されているが、この種の膜はゴムなどからなるパッ
キン11,12との密着性が悪く、そのためガス室7内
のガスがパッキンと透過膜6との間から漏出してしまう
ことがある。このような漏出現象が発生すると、ガス濃
度の検知精度が低下することは避けられない。
イミド、フッ素樹脂のような高分子からなる膜が一般に
使用されているが、この種の膜はゴムなどからなるパッ
キン11,12との密着性が悪く、そのためガス室7内
のガスがパッキンと透過膜6との間から漏出してしまう
ことがある。このような漏出現象が発生すると、ガス濃
度の検知精度が低下することは避けられない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、ガス室内の
ガスの漏出を防止し、ガス濃度の測定精度を高めること
を目的とする。
ガスの漏出を防止し、ガス濃度の測定精度を高めること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、油室と、前記
油室とは高分子膜からなる透過膜を介して隔てられたガ
ス室と、前記ガス室にあるガスを検出するガスセンサと
を備え、前記透過膜は油室とガス室の各フランジ間にパ
ッキンを介して挾むことによって固定した油一ガス分離
装置を有する油中ガス監視装置において、前記パッキン
の外側の箇所にあって、前記両フランジに密着して挾ま
れるように、ガス漏れ防止用のシール部材を設けたこと
を特徴とする。
油室とは高分子膜からなる透過膜を介して隔てられたガ
ス室と、前記ガス室にあるガスを検出するガスセンサと
を備え、前記透過膜は油室とガス室の各フランジ間にパ
ッキンを介して挾むことによって固定した油一ガス分離
装置を有する油中ガス監視装置において、前記パッキン
の外側の箇所にあって、前記両フランジに密着して挾ま
れるように、ガス漏れ防止用のシール部材を設けたこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】油室とガス室の両フランジに挾まれるようにガ
ス洩れ防止用のシール部材を設けたことによって、ガス
室内のガスの漏出が阻止されるようになる。シール部材
としてゴム、Oリングなどが使用されるが、これらのシ
ール部材は、フランジを構成する金属類とは密着性が良
好であるため、シール部材とフランジとの間からのガス
の漏出は確実に回避できるようになる。
ス洩れ防止用のシール部材を設けたことによって、ガス
室内のガスの漏出が阻止されるようになる。シール部材
としてゴム、Oリングなどが使用されるが、これらのシ
ール部材は、フランジを構成する金属類とは密着性が良
好であるため、シール部材とフランジとの間からのガス
の漏出は確実に回避できるようになる。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図1によって説明する。な
お図3と同じ符号を付した部分は同一または対応する部
分を示す。本考案にしたがい、両パッキン11,12の
外側にあって、両フランジ9,10に挾まれるようにガ
ス洩れ防止用のシール部材15を設ける。
お図3と同じ符号を付した部分は同一または対応する部
分を示す。本考案にしたがい、両パッキン11,12の
外側にあって、両フランジ9,10に挾まれるようにガ
ス洩れ防止用のシール部材15を設ける。
【0011】以上の構成によれば、ガス室7に抽出され
たガスはパッキン12によりその漏出が防止されるばか
りでなく、シール部材15によってもその漏出が防止さ
れるようになる。そしてシール部材15はフランジ9,
10との密着性が良好であるから、長期にわたってその
漏出の防止が維持されるようになる。
たガスはパッキン12によりその漏出が防止されるばか
りでなく、シール部材15によってもその漏出が防止さ
れるようになる。そしてシール部材15はフランジ9,
10との密着性が良好であるから、長期にわたってその
漏出の防止が維持されるようになる。
【0012】次に本考案の実験例について説明する。透
過膜6としてポリイミド膜(厚さ50μm)を透過有効
面積を189平方センチメートルとし、油中水素ガス濃
度500ppmの場合の透過測定を計測した。経過日数
に対するガス室7内のガス濃度の変化を示したのが図2
である。なおこのガスの濃度は熱伝導式の水素ガスセン
サを用いて行った。
過膜6としてポリイミド膜(厚さ50μm)を透過有効
面積を189平方センチメートルとし、油中水素ガス濃
度500ppmの場合の透過測定を計測した。経過日数
に対するガス室7内のガス濃度の変化を示したのが図2
である。なおこのガスの濃度は熱伝導式の水素ガスセン
サを用いて行った。
【0013】図中曲線Aは本考案による特性図であり、
曲線Bは図3に示す構成による特性図である。これから
理解されるように従来構成を利用した場合は、ガス室内
のガス濃度が低く、水素ガスの漏洩が顕著に現われてい
る。これに対し本考案によるときは、ヘンリーの法則に
従った平衡値が得られることが判明する。
曲線Bは図3に示す構成による特性図である。これから
理解されるように従来構成を利用した場合は、ガス室内
のガス濃度が低く、水素ガスの漏洩が顕著に現われてい
る。これに対し本考案によるときは、ヘンリーの法則に
従った平衡値が得られることが判明する。
【0014】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、従
来構成に見られるようなガス室でのガスの漏洩を長期に
わたって確実に防止することができ、もって、ガス室の
ガス濃度が油中のガス濃度に正確に追従し、したがっ
て、油中ガス濃度を正確に測定することができる効果を
奏する。
来構成に見られるようなガス室でのガスの漏洩を長期に
わたって確実に防止することができ、もって、ガス室の
ガス濃度が油中のガス濃度に正確に追従し、したがっ
て、油中ガス濃度を正確に測定することができる効果を
奏する。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の効果を説明するためのもので、水素ガ
ス濃度の経過日数に対する変化を示す特性図である。
ス濃度の経過日数に対する変化を示す特性図である。
【図3】従来例の断面図である。
1 油入電気機器 4 油−ガス分離装置 5 油室 6 透過膜 7 ガス室 8 ガスセンサ 9 フランジ 10 フランジ 11 パッキン 12 パッキン 15 シール材
Claims (1)
- 【請求項1】 油室と、前記油室とは高分子膜からなる
透過膜を介して隔てられたガス室と、前記ガス室にある
ガスを検出するガスセンサとを備え、前記透過膜は油室
とガス室の各フランジ間にパッキンを介して挾むことに
よって固定した油一ガス分離装置を有する油中ガス監視
装置において、前記パッキンの外側の箇所にあって、前
記両フランジに密着して挾まれるように、ガス漏れ防止
用のシール部材を設けてなる油中ガス監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095980U JP2530789Y2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 油中ガス監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095980U JP2530789Y2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 油中ガス監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523131U JPH0523131U (ja) | 1993-03-26 |
JP2530789Y2 true JP2530789Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=14152312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991095980U Expired - Fee Related JP2530789Y2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 油中ガス監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530789Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007225399A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Aisin Seiki Co Ltd | 試験試料調製装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3072353U (ja) * | 2000-03-14 | 2000-10-13 | 株式会社タカラ | 水中玩具 |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP1991095980U patent/JP2530789Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0523131U (ja) | 1993-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |