JP2530773Y2 - 電圧計測装置 - Google Patents

電圧計測装置

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JP2530773Y2
JP2530773Y2 JP2879491U JP2879491U JP2530773Y2 JP 2530773 Y2 JP2530773 Y2 JP 2530773Y2 JP 2879491 U JP2879491 U JP 2879491U JP 2879491 U JP2879491 U JP 2879491U JP 2530773 Y2 JP2530773 Y2 JP 2530773Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、交流入力電圧から形成
した基準電圧を用いて交流入力電圧の電圧計測を行う電
圧計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、架空配電系統に設けた柱上真空
開閉器等の自動区分開閉器では、この近傍に配設した制
御装置によって開閉制御されるが、この制御装置に対す
る電源は配電線から電源変圧器で降圧してとるのが普通
であり、この場合、制御装置には安定した電圧を供給す
る必要があるため、従来より、電源変圧器からの出力電
圧をリアルタイムで計測することが行われている。
【0003】例えば、図2は架空配電系統の一部を示し
たものであり、配電線1を複数の区間に区切る区分開閉
器2毎に制御装置3を設け、区分開閉器2の両側の配電
線1にそれぞれ電源変圧器4A,4Bを分岐接続して、
この電源変圧器4A,4Bでそれぞれ降圧(例えば66
00V/100V)した交流入力電圧Va,Vbを制御
装置3に供給するようにしている。
【0004】従来、制御装置3には、図3に示すような
電圧計測装置が設けられ、一方の電源変圧器4Aから出
力された交流入力電圧Vaを入力端子a,b間に、他方
の電源変圧器4Bから出力された交流入力電圧Vbを入
力端子b,c間にそれぞれ入力するようになっている。
【0005】ここで、5は入力端子a,b間に接続され
一方の入力電圧Vaの電圧有無を検出する電圧検出リレ
ーAのリレーコイル、6は入力端子b,c間に電圧検出
リレーAの常閉接点7を介して接続された電圧切換リレ
ーXのリレーコイルであり、このリレーXの常開接点8
が前記常閉接点7に並列接続されると共に、リレーXの
切換接点9の常閉側端子及び常開側端子がそれぞれ入力
端子a,cに接続されている。
【0006】10は1次側が切換接点9の共通端子と入
力端子b間に接続された基準電圧用変圧器、11及び1
2はそれぞれの1次側が入力端子a,b間及び入力端子
b,c間に接続された計測電圧用変圧器、13は基準電
圧用変圧器10の2次側に接続された基準電圧発生器で
あり、変圧器10の2次側出力より基準電圧VDを発生
して出力する。14,15は計測電圧用変圧器11,1
2の2次側出力をそれぞれ整流,平滑して出力する平滑
回路、16は平滑回路14,15からの平滑出力VA,
VBを基準電圧発生器13からの基準電圧VDと比較し
て電圧計測値を計算し出力する電圧計測回路である。
【0007】なお、区分開閉器2は制御装置3の開閉制
御部(図示せず)で開閉制御され、配電線1を通して電
圧が一定時間継続して印加された時に投入動作し、この
電圧が消失した時に遮断動作するようになっている。
【0008】そして、停電状態から例えば図2の実線矢
印で示す向きに送電が行われた場合、制御装置3にはま
ず電源変圧器4Aからの入力電圧Vaが入力され、これ
が入力端子a,b間に印加されることにより、リレーA
のリレーコイル5が励磁され、その常閉接点7がオフに
なり、その後制御装置3により区分開閉器2が投入動作
して電源変圧器4Bからの入力電圧Vbが入力されて
も、リレーXが切り換え動作することはなく、切換接点
9及び変圧器10を介して入力電圧Vaが基準電圧発生
器13に入力される。この入力電圧Vaは変圧器11を
介して平滑回路14にも入力され、この平滑出力VAが
基準電圧発生器13からの基準電圧VDと共に電圧計測
回路16に入力され、電圧計測値が得られる。
【0009】また、停電状態から図2の破線矢印で示す
向きに送電が行われた場合は、制御装置3に最初に電源
変圧器4Bからの入力電圧Vbが入力され、これが入力
端子b,c間に印加されることにより、常閉接点7を介
してリレーXのリレーコイル6が励磁され、その常開接
点8のオンにより自己保持されると共に、切換接点9が
入力端子c側に切り換わり、入力電圧Vbが切換接点9
及び変圧器10を介して基準電圧発生器13に入力され
る。
【0010】そして、入力電圧Vbが変圧器12を介し
て平滑回路15に入力され、この平滑出力VBが電圧計
測回路16において基準電圧発生器13からの基準電圧
VDと比較され、電圧計測値が得られる。図4は入力電
圧Va,Vbから基準電圧VDを形成する過程を、図5
は入力電圧Va,Vbから計測電圧つまり平滑出力V
A,VBを形成する過程をそれぞれ簡単に示したもので
ある。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】前記電圧計測装置にあ
っては、制御装置3に安定した電圧を供給するために2
個の電源トランス4A,4Bを設け、早く入力された方
の入力電圧を基準電圧発生器13の入力としているが、
前述した配電系統の場合、落雷等による瞬停や事故停電
等が生じる環境条件であるため、これらの停電によって
装置への入力電圧Va,Vbが不安定になり、その都度
電圧切換リレーXが切り換わることになる。
【0012】このため、切換接点9の切り換えに伴って
基準電圧発生器13への入力が切り換わり、基準電圧V
Dが不安定になり、正確な電圧計測値が得られなくなる
問題を生じる。
【0013】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、基準電圧の変動に伴う不正確な電圧計測を回
避できる電圧計測装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案の電圧計測装置においては、交流入力電圧か
ら基準電圧を発生して出力する基準電圧発生器と、2種
の交流入力電圧のうち早く入力された方に切り換えてこ
の入力電圧を基準電圧発生器に供給する電圧切換リレー
と、入力電圧を平滑して出力する平滑回路と、この平滑
回路の出力電圧を基準電圧と比較して電圧計測値を出力
する電圧計測回路とを備える以外に、電圧切換リレーの
切り換え動作中を検出して電圧計測回路の計測値を排除
するリレー動作検出回路を設ける。
【0015】
【作用】このような構成にあっては、電圧切換リレーに
よって2種の交流入力電圧のうち一方の入力状態から他
方の入力状態に切り換わった場合、基準電圧発生器への
入力が変動し、これより出力される基準電圧が不安定に
なるが、この電圧切換リレーの切り換え動作時、リレー
動作検出回路が検出動作するため、電圧計測回路の計測
値が排除され、基準電圧の異常による不正確な電圧計測
が回避される。
【0016】
【実施例】実施例につき、図1を用いて説明する。な
お、前記と同一記号は同一もしくは相当するものを示す
ものとする。17は入力端子b,c間に接続され他方の
入力電圧Vbの電圧有無を検出する電圧検出リレーBの
リレーコイル、18は電圧切換リレーXの常開接点19
からこのリレーXの動作中を検出するリレー動作検出回
路であり、常開接点19のオン及びオフによって起動す
るワンショットマルチバイブレータあるいは微分回路等
で構成され、リレーXの動作後一定時限だけ検出信号を
出力する。
【0017】20は両電圧検出リレーA,Bのそれぞれ
の常開接点21,22に接続された電圧リレーインター
フェース、23は電圧計測回路であり、従来と同様に平
滑回路14,15からの平滑出力VA,VBを基準電圧
発生器13からの基準電圧VDと比較して電圧計測値を
出力する以外に、リレー動作検出回路18から検出信号
が出力されている間は電圧計測値の出力を停止する機
能、並びに平滑回路14,15からの平滑出力VA,V
Bの有無と電圧リレーインターフェース20からの接点
信号のオンオフとの不一致を検出して電圧計測値の出力
を停止する機能が備えられている。
【0018】したがって、停電状態より入力電圧Vbが
入力された場合や、2種の入力電圧Va,Vbのうち一
方から他方に入力状態が切り換わった場合等のように、
電圧切換リレーXが動作した際、基準電圧発生器13へ
の入力変動により基準電圧VDが不安定になるが、この
時、リレー動作検出回路18より電圧切換リレーXの動
作に伴って検出信号が出力されるため、電圧計測回路2
3では、この検出信号が出力されている一定時限,すな
わち基準電圧VDが安定するまでの間、電圧計測値を排
除し、不正確な電圧計測値の出力が回避される。
【0019】このため、前記配電線1における瞬停や事
故停電等によって不正確な電圧計測が行われることがな
くなる。また、電圧リレーインターフェース20より出
力された接点信号において、例えば一方の入力電圧Va
は入力されていなくそのリレーAの接点21がオフなの
に、平滑回路14より平滑出力VAが出力されている場
合、これは明らかに異常であるため、電圧計測回路23
において電圧計測値が排除され、不正確な電圧計測値の
出力が回避される。
【0020】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。2種の交流
入力電圧を切り換える電圧切換リレーの動作時にこれを
検出したリレー動作検出回路からの検出信号により電圧
計測回路における電圧計測値を排除するようにしたの
で、電圧切換リレーの動作により基準電圧が不安定にな
ることによる不正確な電圧計測を回避でき、電圧計測の
信頼性が高まるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電圧計測装置の1実施例を示す回
路ブロック図である。
【図2】配電系統の一部のブロック図である。
【図3】従来例の回路ブロック図である。
【図4】基準電圧の形成過程の説明図である。
【図5】計測電圧の形成過程の説明図である。
【符号の説明】
A,B 電圧検出リレー X 電圧切換リレー 13 基準電圧発生器 14,15 平滑回路 18 リレー動作検出回路 23 電圧計測回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流入力電圧から基準電圧を発生して出
    力する基準電圧発生器と、2種の交流入力電圧のうち早
    く入力された方に切り換えて当該入力電圧を前記基準電
    圧発生器に供給する電圧切換リレーと、前記入力電圧を
    平滑して出力する平滑回路と、該平滑回路の出力電圧を
    前記基準電圧と比較して電圧計測値を出力する電圧計測
    回路とを備えた電圧計測装置において、前記電圧切換リ
    レーの切り換え動作中を検出して前記電圧計測回路の電
    圧計測値を排除するリレー動作検出回路を設けたことを
    特徴とする電圧計測装置。
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